株式会社吉野家 [非上場] 東京都北区赤羽南一丁目 創業120周年 1899年(明治32年)創業 |
吉野家[ヨシノヤ]とは、他社の追随を許さないその味が定評の、老舗かつ最大手の牛丼チェーンである。
通称「吉牛(よしぎゅう)」。なお「吉」の字は正式には「士+口」ではなく「土+口」。野家。
イオンが展開する電子マネー「WAON」での支払も可能。(2010年4月に全店へ導入完了。)
200円の食事で1ポイント(JMB WAON・イオン JMB カードは1マイル)がたまる。
概要
オレンジの看板で有名な牛丼チェーンである。U型のテーブルで構成されていることが多く、客の回転の速さからあまり家族向けとはいえないし、ゆったりくつろげる店ともいえない。だが、日本のサラリーマンやOL、貧乏学生たちをかげながら支えているレストランであることは間違いない。
また、タイ王国のバンコクには、『牛野家』(ぎゅうのや)という“吉野家に何から何までソックリの店”があることが、インターニュースの調べで判明している。
吉野家の歩み
1899年、当時東京日本橋にあった魚河岸で創業。魚河岸に出入りしている業者や職員向けの店であったため、忙しい彼らのためにスピード重視ですぐに提供できる牛丼を提供する店となった。
(ちなみにこの第1号店は1926年に魚河岸が築地に移転した際に一緒に移転し、現在も営業を続けている)
1970年代に急速な店舗網の拡大を推し進め、牛丼チェーンの存在を世間に認知させた功績は非常に大きい。
だが、その出店費用がかさみ、原料の輸入牛肉も供給不足に陥る。このため、輸入制限対象外で入手しやすくなるために原料の牛肉をフリーズドライ加工して配給した。タレもコストダウンのため粉末のつゆに変更するようになる。しかしこれによって味を落としてしまい客足が遠のいてしまった。
さらに外食産業全体の輸入牛肉の需要増による価格の高騰も重なり急速に経営が悪化。
1980年に120億円の負債を抱えて事実上の倒産をしてしまう。
この後、セゾングループの経営支援を受け再建。
倒産の要因の一つとなった牛肉とつゆを元に戻し、品質を向上させた。
1987年に再建を果たし、倒産のきっかけとなった100億円の債務を完済した。
経営再建後は出店攻勢を再開し、1998年に高知県に初出店を果たして日本の全都道府県への出店を達成した。
牛肉BSE問題で一時期は牛丼を取りやめていたが、現在はやや値上げをして牛丼の販売を再開している。ちなみに、『吉野家』の築地店は牛肉BSE騒動で牛丼の販売が中止されていたなか、唯一牛丼を販売していた(吉野家の一号店という意地とプライドがあったとされる)。ただし、国産牛使用の為価格が並盛で500円と割高であった。また、契約上商品変更のできない公営競技場(いわゆる三競オート)場内の店舗でも同様に国産牛使用で牛丼を販売していた。
現在はデフレ経済下で、「なか卯」「すき家」の防犯・防災対策を怠ってコストダウンを図るなどの無謀経営による強引な値下げ攻勢に押され気味である。これに対抗するため、具材のおよそ半量を牛肉よりも圧倒的に安価な豆腐としらたきに置き換えた「牛鍋丼」を販売、ヘルシーさもあって一定の支持を得たが巻き返しには至らなかった。結果として一人負け状態となり、巻き返しのために、「代用丼」と揶揄されていた豚丼を本場の味に近い「焼味豚丼・十勝仕立て」へと改善して味で勝負する姿勢を見せている。
「キン肉マン」との関係
ジャンプ黄金期を代表する漫画の一つである、「キン肉マン」は主人公・キン肉スグルが牛丼大好きという設定であり、漫画でもたびたび食べている。またアニメでは毎週と言っていいほど、牛丼音頭が流れ、牛丼ブームを巻き起こしたと言っていいほどである(今からすれば「アニメでそんなに効果あるわけないだろ」と思う人もいるだろうが、当時のキン肉マンブームはすごく、アニメは視聴率20%を超えていたほどである)。
アニメの中でキン肉マンが持っているのはオレンジ色の牛丼のどんぶりであり、間違いなく吉野家をイメージしている。原作の作中でも「吉野屋」として名前も出ている。
作者ゆでたまごが、吉野家からタダで食べさせてくれると言う特製丼を送られたという噂話も有名である。この噂の出処は当時の単行本のカバー裏に載っていた作者コメントで、「牛丼を世間に広くアピールしてくれたお礼」として名前入りの丼と湯呑みを貰ったという報告と共に『ついでにY野家さん、このmyどんぶりを持ってったら、全国どこのY野家さんでも牛丼をタダにしてもらえませんかね~?』と書いていたことから。吉野家がこの要求に応じたのかどうかは不明だが、噂の検証としてフジテレビの「トリビアの泉」で実際に丼を持って店舗に行った際は断られている。 じょ○らく でもネタにされてしまった。
ところが最近、吉野家のライバル店とも言えるすき家のCMにキン肉マンが登場するという、前代未聞の事態が起こる。当初はキン肉マンが吉野家を裏切ったと言われていたが、後にゆでたまごの嶋田隆司氏が、Twitterやブログで「『キン肉マン』に出てくる牛丼チェーン店のモデルは(現・ゼンショー傘下の)なか卯である」という真実(あくまでも嶋田氏の弁だが、作中に描かれている牛丼屋には「なか卯」がルーツと思わせる「うどん」の文字が入っている)を話した所、事態は一転し、今度は吉野家が叩かれるという事態になった。(ただし、なか卯モチーフの牛丼が描かれているのは原作漫画の初期だけであり、中期以降やアニメで登場するのは一貫して吉野家モチーフのものである。)
事件?の当事者である吉野家や集英社、或いはすき家を経営するゼンショーは、嶋田氏の暴露に対し、まともなコメントを発していない。嶋田氏の事実誤認を指摘する声もある。ネット界隈では、キン肉マンファンVS吉野家ファンという謎の構図が出来上がり、不毛な戦いが繰り返されている。
吉牛コピペ
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。
豆知識
- 同業他社の松屋の創業者が牛丼の研究をしていた時に、吉野家の味に感銘を受け築地の1号店の常連となった。吉野家がチェーン展開を始める際に2号店の新橋店のスタッフとして誘われたがこれを断り、独自で中華料理屋だった松屋を牛丼屋に転業することになる。
- 同業他社のすき家の創業者は1978年から1982年まで吉野家に勤務していた。1982年に独立してすき家を始める。しかしこの事はすき家としては黒歴史だったらしく、近年までこの事実を否定していた。
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