「夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル」とは、テレビ朝日系列で特別番組として放送されるスポーツバラエティ番組である。
通称は「スポーツ王」、「とんねるずのスポーツ王」「スポーツ王は俺だ!」など。
概要
2000年の放送開始以降、年1,2回放送されているスポーツバラエティ番組。
正月番組として放送され毎年15%ほどの視聴率を安定して記録している。放送枠も初期は2時間半だったが現在では5時間~6時間となっている。2012年以降は夏か秋と冬(正月特番)の年2回放送。
とんねるずとトップアスリートがスポーツで対決するというもので、かつて日本テレビで放送されていた『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』の各種スポーツ真剣対決のコーナーを受け継いだもの。
各スポーツともにショーアップされた上でゲーム性を強めた独自のルールで対決する。
当然そのまま戦えば実力差が出てしまうので、とんねるず側には毎回そのスポーツの得意な芸能人や元プロのOB・OGが助っ人として参加、有利になる道具やルールの使用(金属バットの使用やスコアのハンデ)などハンデが与えられる他、「イカサマ(ズル・インチキ)」のような行為でアスリート側や視聴者を驚かせる(笑わせる・呆れさせる)のも一つの目玉となっている。
対決する競技は基本的に、野球・サッカー・ゴルフ・テニス・卓球の5種目。バドミントンやフェンシングなどが種目になった年もある。
テロップ演出を多用し、特に挑発・野次・煽り・雄叫びなどには力強いフォントでテロップがつけられる。そのため過激な発言や煽りシーンはネタとして汎用性が高く、二次創作に用いられたり、そのシーンのスクリーンショットを活用したTweetなどもよく見受けられる。
対決スポーツ
野球(リアル野球BAN)
東京ドームや西武ドームなど実際の野球場を野球盤に見立ててゲームを行う。担当は石橋。
石橋が「チーム帝京」または「石橋JAPAN」のリーダーとなって、その年日本一になったチームや侍ジャパンの面々と対決する。2009年以降は帝京高校の後輩が助っ人として参加するようになり、チームを鼓舞する合言葉として『帝京魂』が浸透した。
また、メジャーリーグで活躍したフランク・トーマスやマニー・ラミレスが助っ人として参加したこともある。(トーマスは「藤増」マニーは「真膝」、ともに帝京高校出身という強引な設定で)
負けたチームが土下座をしてハンデを付けた上で延長戦を行うのが通例となっている。
他のスポーツに比べてプロ選手側ととんねるず側の壁が少なく、激しい煽り・挑発合戦が繰り広げられたり、プロ選手側が卑怯な手を使うこともある。
詳細は「リアル野球BAN」の記事を参照。
主な出演者(石橋側のみ)
詳細は「リアル野球BAN」の記事を参照。ここでは簡単な説明を記述する。
- 石橋貴明
- チームのリーダー。元野球経験者という事もあり他の種目に比べ好成績を残すことが多い。
- 主なネタは「ぐわらきぃーん」「花は桜木、男は石橋」「ガルルルル・・・」「~の看板まで飛ばす」。
- ゴルゴ松本(TIM)
- チームの元気印。だが、カーブにめっぽう弱く「大したこと無い」と安牌扱いされる。
- 主なネタは「天狗打法」と「こじんまり打法」。
- レッド吉田(TIM)
- チームの仕事人。だが、成績不振を理由に戦力外通告を受けた。「トントントントン ワシントーン!」。
- 出演時には自身の子供たちも一緒に観戦していた。
- 吉岡雄二
- チームの得点源。現役時代の打撃力を金属バットで遺憾なく発揮し、長打を重ねる。
- しかし、後半戦でチャンスに打席が回ってくると…。
- 杉谷拳士
- 野球の上手い芸人(プロ野球選手)。ただし助っ人の役割は果たす。「ヒダリデウテヤ」と言われた人。
- 芸人顔負けの挑発やネタ仕込みから今や野球対決の準レギュラー的扱いとなっている。
- 森本稀哲
- 元祖助っ人。骨折とスランプが重なった年限りで戦力外になっていたが、19年秋の放送で久々に登場。
サッカー
対戦相手はサッカー日本代表の他に、世界のトッププレイヤーや、なでしこジャパンなどとも戦う。
シンプルな「PK戦」以外に、サッカーでボウリングをする「サッカーボウリング」やドリブルからシュートを決める「シュートアウト」、2分間に倒したボウリングのピンの数で競う「インベーダーボウリング」など様々なルールで行われる。
ただし収録でぶっつけ本番な企画があったりと実験的な競技も多く「タワーボレー対決」や「スカイPK」など一度きりで終わってしまった企画も多い。
また、卓球対決の多種目選手ように別種目対決に駆り出されたりもする。
主な出演者(木梨側のみ)
- 木梨憲武
- 生ダラなどで大物選手たちと対戦した経験を活かし戦う。ただし、特殊ルールの競技でミスも目立つ。
- 中山雅史
- PK対決で大事な場面で外す事が多い。失敗が続きインターネットの情報を頼りPKを決める。
- 引退宣言以降、サッカー対決では木梨の相方的ポジションに。
- 中澤佑二
- ボンバーヘッドが自慢だが、代表時代に参加したサッカーボウリングでは全くいい成績を残せなかった
- 前園真聖
- サッカーボウリングで1本しか倒さないというミスを連発。「ミスター一本」というあだ名を付けられる。
テニス
とんねるずが不利になるにつれてOB・OGや「石橋チャレンジ(修造チャレンジの門下生)」、修造・錦織が対戦したことのある世界的トッププレイヤーなどを次々と投入していくのが恒例となっている
石橋は凡ミスをすることが多く修造から叱責・挑発されることが多かったが、コレが悔しかったのか猛練習を重ね、ある程度戦えるまでに成長した。
また、木梨は超特大のデカラケットで妨害を試みるものの、味方のショットを妨害するケースも目立ち、加えてデカラケットは単純に重く、試合が長引くと体力が持たないということで要所で飛び出すスタイルでプレイしている。
ピンチになるととんねるず側は海外のOB選手や期待の若手選手を助っ人として呼び出すのも恒例。
アンドレ・アガシやジョン・マッケンローなど「なんで呼べたの!?」と驚愕するような大物まで登場する。
年齢や運動量の差で始まって以来なかなか勝利できなかったが、19年正月対決にてとんねるずチームが念願の初勝利を飾った。
主な出演者
- 石橋貴明
- 初期は凡ミスで足を引っ張るも修造も驚くレベルで成長、ある程度戦えるように。
- それでも終盤追い込まれると木梨から「触れないで!」と怒られる。
- 木梨憲武
- 不利になるとデカラケットや特殊ラケット(フライパン)への交換を強制させたりして相手を妨害する(ただし、逆に味方が混乱したりするなどあまり役に立ってなかったりする)。
- 松岡修造
- 初期は圧倒的な実力を見せつけていたが、最近はリアクションや挑発のほうが目立っている。
- 自分のミスが目立ってくると気持ちが入り過ぎて自分を叱咤することも。
- 錦織圭
- 2011年以降、自身の怪我で出演できなかった2018年以外は毎回出演している。
- 「エアK」「股抜きショット」など実際の試合で見せた大技も披露してくれる。
- マイケル・チャン
- 対修造・錦織コンビ対策の秘密兵器として石橋に招待され、圧倒的実力でとんねるずチームの後ろを何度も守ってきた最強助っ人。修造に代わって錦織と組み、とんねるずと対決したこともある。
錦織のコーチに就任したのはこのコーナーがきっかけと言われている。 - 大坂なおみ
- 実は助っ人で一度参戦している。木梨や錦織が大坂のお面をつけてプレー・解説していた。
- 石橋チャレンジ
- 「修造チャレンジ」に対抗して石橋が育成した(という設定で登場する)ジュニアの有力選手たち。
- 修造に対して冷たい対応をすることが多い。一度ピンチになった修造チームに強奪されたことがある。
卓球
テニス同様、とんねるず側が不利になるとネットを動かしたり、コートを狭くしたり凸凹にしたり、ラケットをフライパンや羽子板に変更させるのがお約束となっている。
最近は木梨が「アレを使ってみよう!」と発言してからサーブする際に、大量のピンポン玉が降ってきたり、鳩が飛び出したり、炭酸ガスが吹き出してくるなどのびっくりサーブも名物になりつつある。
主な出演者
- 石橋貴明
- うたばんなどの番組で卓球対決が多かったためか、割と戦える。…が大事なところでポカをする。
- 木梨憲武
- 前述のびっくりサーブで相手を驚かせる。…が石橋や助っ人がびっくりしてしまうケースも。
- 福原愛
- 最多出演。引退したため最近は出演は減ったが、結婚ネタでイジられる。
- 吉田沙保里
- レスリング選手なのに福原に次ぐ出演数を誇る。
- 石川佳純・平野美宇
- 福原の後の女子卓球界のエース。出演数が多いため、びっくりサーブやハンデにある程度対応している。
- 水谷隼
- 男子卓球のエース。基本的には対戦相手だが、とんねるずチームの助っ人をすることも。
- 張本智和
- 男子卓球の新星。石橋に「チョレイ!」をイジられる。妹や父をとんねるずチームに引き抜かれては家族対決をさせられるのがお約束となっている。
- 吉村真晴
- 男子卓球有力選手の一人だが、編成の都合でとんねるずチームに参加することが多い。その登場頻度から野球BANの杉谷と同等の扱いらしい。
ゴルフ
ドラコン・バンカーショット・ストローク・ニアピン(ホールインワン)など純粋なゴルフの技術が問われる物から、風船的あてやタイムアタックなどユニークな内容。
また目玉企画としてキャッチング対決というものがあり、コース内の池に浮かべられた浮島に立っている若手芸人やアスリートたち目掛けてアプローチショットを打ち、それを浮島にいる者たちがキャッチすると言うもの。芸人たちが池に飛び込みながらキャッチを狙う姿が見どころと言える。
全体的に種目の難易度が高く、プロ選手チームもなかなか点数が取れなかったり、ホールインワン対決では定められた回数関係なく収録時間ギリギリまで延長したりする。
意外とゴルフ界の中でファンが多いらしく、女子ゴルファーの中にはこの企画に出ることを夢見ていた選手も多いらしい。
主な出演者
- 石橋貴明
- ドラコンなど長距離を飛ばすことには自信あり。ただしミスショットやOBもしばしば。
- ショットや移動の合間に選手たちのプライベート等を聞き出そうとする。
- 木梨憲武
- 他種目に比べると真面目にプレーすることが多い(それでもボケる時はある)。
キャッチング対決では撮れ高と期待して無茶なボールを打ち込んだりもする。 - ホールインワン対決収録後にホールインワンを決めるも、他に誰もおらず祝ってもらえなかった。得意技は5番アイアンでの水切りショット。
- 古閑美保
- 最多出演。現役時代はプロチームで、引退後はとんねるずチームで参加。キャッチング対決では拡声器を片手にキャッチング部隊を叱咤激励するなど、いつも以上に元気になる。
- 石川遼
- プロデビューして間もないころから出演している。度々スーパーショットでとんねるずや視聴者を驚かせる。
- オラキオ
- キャッチング部隊の地味に常連。体操選手としてインターハイ・国体に出場経験がある運動神経抜群の芸人だが、野球経験は少ないため絶好球でもミスをすることがある。
- 高岸宏行(ティモンディ)
- かつてはプロ入りも期待された正真正銘野球の上手い芸人。
当然この企画でもエース級の活躍を見せており、とんねるずや選手からの信頼も厚い。
彼の持ちネタ「やればできる!」は密かに女子ゴルフ界で流行っているらしい。
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