ニコニコ大百科

今回の震災随分踏み込んだな…

「標準語を流ちょうにしゃべれない人を殺す」

これを描写するとは思わなかったよ。そして五りんはリクの娘か

間違えた。リクの息子ね。

震災をどう表現していくのかと思ったら想像以上に踏み込んできて色々と抉られたし見入ってしまった。落語パートなかったらきつかったかもしれない。

吉原の凄惨な有様を淡々と噺として語る孝蔵、炎上する浅草、増野さんの後悔と悲しみ…それでも生き残った人々は生きていくんだよなあ。
それと前半でコメディリリーフ的な感じになってた村田パパを、震災時に冷静に対処する医者としての姿で描写してるのもよかった。

しかしいつの時代も災害時にデマが飛び交うとかは変わらないんだな…

ここでも何回も議論されている晩年の志ん生をたけしさんが演じること。森山未來さんの老け演技では駄目なのか。
その答えが見つかったような回だった。

震災を目の前にして語る「孝蔵」と、震災を過去の話として語る「志ん生」
同一人物だけども語っている目線は微妙に異なる。
それを東京下町出身のたけしさんに演じさせるというのは非常に重要だったと思う。
「浅草の町が消えた」
「四十年たっても笑いに持っていけない」
この台詞は本当に様々な経験をし、身近に町を感じ、年月を経た人だからこそグッと胸に刺さる言葉だった。

もちろん、森山未來さんなら演じきれるとも思ってはいますが、晩年の志ん生はやはりたけしさんが適任だったと思う。
そのかわり、孝蔵の臨場感や焦燥感は流石森山未來といったところで。阪神淡路大震災を経験されているということを聞いてすごく納得がいった。

日本人か？のところはふるえた

日本人の代表として初めてオリンピックに出て、登録名をJAPANではなくNIPPONでと主張するほどだった四三が日本人かどうか疑われ命も危うくなるとかもうね…
直接の描写は無くてもどんなことが起こってるか伝わる脚本と演出だわ

すごいものを観させてもらった
胸を張って、観てないなんて勿体ないって言えるわ

関東大震災踏み込んだねえ
東日本大震災とSNSデマの警鐘にも思われて強いメッセージ性があるね
ぶっちゃけ言うとデマ関係は入れなくてもいいのに　これはあえて踏み込んできた
しかもより客観的に　何起こってるだ？ていう風に見せてくる
しかもこれ唐突に出てきたわけでもなく
嘉納先生の借金は大陸からの留学生を援助したていうのも伏線になってて
なんてうまい脚本なんだと感嘆するわ
そして凌雲閣は四三くんの大学デビューの象徴だもんな…
ああなんて残酷な伏線だよ
シマちゃんも大きな伏線で
前半後半の村田パパの人間味あふれるキャラづくり
本当今回はいろいろ詰め込んで大放出してて本当すげえわ…
画面作りも競技場のあの開放的で夢を語ったあとの
瓦礫の画面の狭さとかさ…
本当なんか整理つかんけど　すごいもの見た

しかし、女子スポーツの黎明期に夢を見てた1人が、人の知らないところで孝蔵の語るようなあるいはもっとむごい死に方してると描くのか…
こういうシーンでベタな見せ方だと、主人公の腕の中で将来への未練を見せながらガクッて感じなんだろうけど
死体も見つからないとか…残された側の絶望感の描写が刺さりまくったわ…

今回だけでも相当踏み込んできた（無茶苦茶な自警団のワンシーンだけでも察しがつき、凄惨さが伝わる）
衝撃の鬱エピソードだけど、本当に今までの積み重ねがあるからこそ「心に刺さる」内容だった・・・
「それでも人は生きていく」からこそ懲りない人や前を向いていく人も必要になっていくんだろうけど…
キャラも日本もここまでの「どん底」から更に敗戦も経験していくのに、
如何に東京オリンピック実現やそれぞれの大成に向けての明るい道を歩めるようになっていくのか心底気になる

被服廠跡で生き残った人たちのインタビュー
http://www.hiroi.iii.u-tokyo.ac.jp/index-genzai_no_sigoto-tokyo_chokka_jisin-kantojisin_taiken1.html

サイトの作りのせいで若干読みづらいかもしれない

やたらと日付や時計映して地震の到来をちらつかせといて
まさか発生時の描写は「東京じゅうの酒が地面に吸われる!」だったとは思わなかったけどw
その後で朝鮮人狩りとか随分踏み込んだ描写をしてきたなぁ…
実際に当時、香川から来た行商人が方言を理由にリンチされる事件とかも起きてるんだよね
あと「喜びは喜びで思いっ切り声に出さねえと、明るいニュースが少ねーからよ」は
今作屈指の名言のひとつとして心に刻もうと決めた

連投+展開先取りであれだけど、嘉納先生がオリンピックどころか火星に柔道を普及させるという謎の夢を語りだし、
シマちゃんが「もしかしたらうちの子もここで走るかも♪」と胸を膨らませていた神宮のスタジアム、
実際にはオリンピックではなく歴史の教科書でよく見る学徒出陣の壮行会で使用されていて
りくちゃんはちょうどそのあたりの世代にあたるんだよな…

今回は関東大震災のガチ描写を観るに、今後そこも真正面から描いていくことになるんだろうなとは

もう本当に震災全く関係ない嘉納先生の火星人発言だけど、ウェルズの宇宙戦争って当時の日本で翻訳されてたのか？
もしや嘉納先生ガチで宇宙の電波と繋がってしまってたのか？

>>705
ウェルズの作品が翻訳されてたかは知らないが
天狗倶楽部の面々が火星人と戦う小説はあったような
治五郎先生も天狗達に聞かされたか何かで影響受けたんじゃないか

>>705
1915年（大正4年）に「宇宙戦争：科学小説」というタイトルで秋田書院から出版されてる。
国立国会図書館のアーカイブで読むことも可能。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/933678

なので、嘉納先生があらすじを知ってたり読了してることに時期的な矛盾はない。

あんまどうでもいいけど、しまちゃん震災時25歳ってことは四三と初めて会ったときは12、3才やったんだな(現代の換算だともっと下)

>>706
何その絶対面白いヤツ！？
考えてみれば天狗の創設者の押川春浪がバリバリのSF作家だったな。

>>707
結構早い時期に翻訳されてたんだなあ。
後年のラジオドラマでの騒動の印象が強くて。

治五郎先生なら翻訳出てなくても原書で読めそうではある。
あと柔道を教えるってことは、タコ型宇宙人のアレは読んでないのかも。
火星人の概念はもっと前からあったわけだし。

二年前の直虎の時もそうだったけど主人公が交流を深めた市井の人たちが成す術なく死んでいく展開は精神的にキツい…
あとたけし森山の好演の影に隠れがちだけど当時を知らないが関係者でもある神木の格子越しの絶妙な表情が一番光ってたと思う

嘉納しぇしぇーによって、クトゥルフ展開があるとかないとか

火星に関しては、関東大震災から1年も経たない時期に20世紀中の最大接近があったっぽいね。
大接近の周期が15～17年で、これの3回前が前年の最終話で鈴木亮平が火星にいることになってたアレ。

録画したのを見ている最中に新潟で震度６強の地震
再放送はできるのか・・・？

前半と後半でクオリティに落差のある回だった。
後半の震災の描写はまさに圧巻で、清さんの「喜びは喜びで～」のくだりは他の人も言ってるように凄く良かったし、あとは浅草十二階が物語の序盤から何度も登場し、金栗や嘉納や三島が思い出を紡いできた描写があったから、それが燃え落ちてなくなったのは衝撃的で効果的な演出だった。

それに引きかえ前半の100m走のくだりは一体何なんだアレ。茶番にも程がある。はっきり言って花燃ゆ西郷どんレベルだった。
日本記録を出した現役のアスリートが素人のおっさんボコボコにして「どうだ、女は速いだろう」とかやられても「お、おう・・・」としか言いようがないわ。
そもそもあの父親は「嫁入り前の娘が好奇の目に晒される」事に怒っていたのであって「女は男より遅いから」反対していた訳ではなかっただろう。完全に論点がずれている。
女子スポーツの普及の為に世間にアピールすればするほど世間との軋轢は大きくなる。選手をエロ目線で見る輩もいれば「日本女性らしくない、けしからん」と言って中傷してくる輩もいる。人見絹枝もこの後、苦しむ事になる。
そういった軋轢からどうやって選手を守るのかを、金栗はじめ周りの大人達は考えないといけないんじゃないのか？
本質的な問題について一切話し合わず、文科省から「靴下脱ぐな」と言われた問題も何も解決していないのに、めでたしめでたしみたいな雰囲気になっているの本当に頭悪いと思うわ。

よしんば100m走で決着をつけるにしても、相手が素人のおっさんじゃなくて三島弥彦ならまだ納得できた。
三島だったらどっちが勝つか分からないから視聴者もハラハラ出来るし、シマがどっちを応援するのかも気になるし、いくらでも見所が作れた。
元世界ランク1位のボビー・リッグスと戦ったビリー・ジーン・キングを少しは見習えばいいのにと思った。

>>716
それもそれで論点ずれてる。

>>717
上の>>715で書いた通り、そもそも100m走で決着をつけるという展開自体がおかしいので論点がずれているのはわかっています。
ずれているのに目をつぶった上で、仮に100m走の部分を動かせないとしたら、せめてこうしてほしかったという趣旨で書きました。

>>716
あれ、結果が見えなくてハラハラとかそういうシーンじゃないし…。

あのおっさんが本気で「勝てる」と思ってた、それにこそ意味があって
全国一位の女子＜普通の男性という思い込みが支配していた時代背景の説明と、脚が見える衣装のほうが速いという合理的理由の証明と、未だ女子全国一位というものの価値を認めようとしない父親にそれを分からせるための戦いでもあり
…というかこれ説明要る話？

まあ、理解の有無は置いておくとして、
実際あの女子スポーツの問題は解決してない(父親が娘の努力は認めたが自分の非を断固認めていない)のだけど、
実は「解決する話をやる必要が無くなった」という方が近くて
要は関東大震災で滅茶苦茶になったから皆それどころではなくなってる（しかも父親は議論に関係ないところでは真っ当な人間だというフォローも忘れてない）
話をぶった切るのに大震災を使ったと言うとちょっと語弊があるがだいたいそんな感じ。

結局女子の活躍とかの議論は現在でも続いてる根が深い問題で、ドラマの中で「はい解決」とやるのがまず白々しいし、
そもそも後々人見が色々言われてる時点で、もう解決しましたなんて話が出来る訳がない