ニコニコ大百科

伝説ってのは突然の死で完成するを体現した経歴

信長は「奇跡の勝利」とか「魔王」なエピソードに事欠かないし、絶頂期で死んだからな。秀吉みたいに晩年に老害晒すこともなかったし、家康みたいに堅実に餅を手に入れたわけでもない。

尾張一の大うつけと呼ばれた小僧が次々と大名を打ち滅ぼして
天下統一目前にして腹心の部下の裏切りを許して炎の中に消えていく
ほんま物語になるために生まれてきたような男やで

「いつでも多数派と戦ってきた」というのもウケる理由だと思う。

信長は本当は体面をかなり気にしたんだけど、とはいえ最終的には何かしらの多数派権威との戦いになる。
日本人は今でもマスクを外せないの見てても分かるけど、多数派に弱い。
秀吉は暴虐の独裁者だからまぁヒーローはムリなんだが、家康がいまいちヒーローになりきれないのは多数派に取り入る世の中とうまく付き合う生き方をしてきたから。
信長は世の中と真正面から戦った。

「信長の天下取り」はとっくに終わってた。
「信長の天下統一」は目前どころか道半ばもいいとこだった。

天下統一をどうとるかにもよるけど、外交的な影響力を駆使して諸侯をひれ伏せさせるという
意味ではほぼほぼ終わっていたよ。ただそれでは旧来の足利政権とあまり変わらないし
もちろん織田信長がここまで有名になることもなかったと思うね。

それに秀吉が叩かれる理由の最たる要因である海外戦争も
もしかしたらやっていた可能性があり、そうなるとその
成果次第では、晩節を汚したみたいに言われていたかもしれん。

やはり、さあこれからだ、というところで突然の死、
それも炎の中に消えるかのように亡くなったのが伝説の完成であったと思う。

>>1260
蘆名、伊達は既に信長と連絡とっているし、基本的に
本能寺直前で反信長を最後まで標榜していたのは上杉くらいだよ。

だから、織田信長が本能寺を経ずに生きていたら、そのまま織田信長の天下統一になっていた
可能性は非常に高い。ただし織田の傘下に入りながらも密かに不満を溜めていた北条や
旧将軍の足利義昭との外交関係、かなり不承不承だった島津の存在も考えると
「第二次室町幕府」くらいの感覚で、信長の死後は長続きしなかったんじゃないかと思う。
信長、信忠まではまあ持ちこたえると思うけど、その次あたりで内乱起こって終了じゃないかな。

堀秀政、蒲生氏郷辺りの次世代の有能組も皆短命だし、森長可＋蘭丸辺りも大名として取り立て化したら宿老から妬まれる「若い新当主の信頼ある側近枠（武田勝頼でいう跡部勝資とか上杉景勝でいう直江兼続とか）」みたいになりそう　秀吉らもそろそろ隠居とか考えるべき年頃か亡くなる時期だし
細川典厩家、京兆家、讃州家みたいな感じで織田尾州家（秀信系）、勢州家（信雄）、濃州家（信孝系）的な感じで分かれて内訌ルートもありえたんだろうか

史実より10年ぐらい長生きしてたら、秀吉と同様に明国へ出兵をやって大敗するという
道を辿る可能性が高いのかね？

フロイスの記録じゃ全国統一後に明に侵攻するみたいなことが書かれていたけど

信長の唐入りは正直可能性としては低いと思う。創作物だと「織田信長が海外侵攻して、はては世界制覇」みたいなのも多いけどね。

そもそも秀吉が唐入りを計画した背景には、中国を征服するという領土欲からではなくて
「断絶していた明との貿易回復」と「対馬及び朝鮮征服からの貿易」であり、
秀吉が寧波を重要視していたことからも、とかくこの計画の核にあるのは「海外貿易」

一方、織田信長には豊臣秀吉が考案していたような貿易や重商主義への傾注は見られない。
秀吉の唐入りは信長由来と言われているが、信長の場合はあくまでフロイスの
伝え聞く話でしかなく、秀吉のような具体的なプランも特にない。

信長による天下統一は本能寺の変がなければ概ね1584年くらいには終わると思うが
言っても「改室町幕府」くらいの立ち位置なので他の大名との内訌や不穏分子もあるだろうし
政権構築に勤しんでいる間に寿命が来るんじゃないかね。

全国統一した直後に病でぽっくり行く可能性もあるからね

晩年だと確か糖尿病にかかった可能性が高いんだっけ？？

後、秀吉と違って信長は元寇あたりのことも知ってそうだから

海外進出は拒んでそう

大寧寺の変で貿易に関するノウハウも吹き飛んだからなぁ
丹羽や滝川といった面々も90年までには軒並み死んじゃうし明智も柴田も6,70代。家臣団再編も必須だけど各々がそれぞれ独自の家臣団形成してるから佐久間信盛みたいな切り捨ても時には求められるかも…

明智光秀の生年は不明だけど、橋場説だと生年は1540年以降なんだよね
豊臣秀吉が1537、丹羽長秀が1535生まれだとすると明智光秀も同じくらいでもおかしくない。

>>1268
織田信忠から忠の字をもらって1646年まで生きてる細川忠興とかいい位置まで行ったかもしれん

>>1273
信長公は、本能寺の変から生還しても今更ながら日明貿易での有形無形の遺産をかき集めて利用したりしないのだろうが、大河ドラマ辺りのイメージ先行という気もするばかりか意外と後期倭寇のそれを利用したかも知れない。
という訳で？『大寧寺の変（大内義隆公御一党の滅亡）』は、『毛利元就』で視聴した。
作中は元より原作小説『山霧』『元就、そして女たち』でも勘合貿易に就いては殆ど触れられておらず、その終焉等は気にも掛けていなかった。
『はくしにもどすけんとうし』は中学日本史の必須事項にせよ、1,557年の防長経略（大内氏完全滅亡）で終止符を打たれたとすれば「いごこないでねかんごうぼうえき」だろうか？
明朝廷は義長殿の相続を簒奪認定して1,556年の再開要請を拒絶しているから、1,556年が正しく「いごこうろたつ（航路建つ）～」と覚えるべきかも…

信長の京料理の話　普段体動かさない位の高い公家とガンガン肉体労働する奴の差みたいなネタあるんだけど　実際どうなんだろう　まぁ真実はともかく、こういう些細なネタは面白い

家康の接待役を光秀に→家康「このメシくっさ　まっず」→信長大激怒で光秀ハゲる→本能寺の変説だっけ
特に含みも接点もない家康が、急に光秀をいじめたくなったとかは流石に脈絡がなさすぎるし、
公家のメシと武家のメシの違いはあるにせよ、接待なんだからそこは光秀空気読め言われてもしゃーない

それじゃなくて京の料理人が信長に京料理出したけど味付けが不評で
適当に味噌盛ったか田舎風の濃い味付けにしたら褒められたとかいう話の方じゃない？

>>1276
大内義隆と信長は割と共通点あるから批判メソッドがだいぶ信長にもあてはまる不思議
・最大版図築いたのに部下に殺される→陶　明智
・変事が起きる前辺りに急に官位が上がる（大内従二位　信長正二位　公家趣味云々言われたら信長もそう批判しないといけなくなる　大内の太宰大弐は少弐氏より上の官位になって北九州攻略の正当化にもなるし兵部卿入日宋貿易もやってた清盛とかも任官した官位で非常に実利的）
・男色云々の史料がないのにやってたとネタにされる
・途中から当主は前線に来なくなるけど版図拡大行動はやってる（月山富田城の戦い以降備後攻略や村上水軍攻め等やってる　紀州攻め以降武田滅ぼしたりしてる）

大内の最大版図って義興じゃないの？

西は少弐に勝ち続き＋肥前は龍造寺胤栄（大内義隆から肥前の代官任命された）支援の形で勢力拡大、尼子には月山富田城で息子殺されてけど布野崩れでリベンジを果たす、東は山名理興に神辺合戦で勝ち、三村家親、庄為資、細川通董が臣従して備後、ほぼ掌握、大田造山城の戦いで石見制圧も目前
と近年はむしろ義隆時代が大内的に一番イケイケだったらしい

黒船の奴らにとって信長は、CIAにとっての岸信介みたいなものだった、って文書が海外から出てきた
そのうち日本語でも話題になるかな

家康が嫡子を切腹させ正室を切ってから、本能寺まで。
秀康は対象外、秀忠は育つかもわからない。

なぜ信長は、養子を家康に押し付けなかったんだ？
神戸・北畠、さらに秀吉にさえ養子を押し付けたのに。
ついでに正室を押し付けてもいい。ちょうど市がいただろうに。

さすがに切れるのが怖い？

※1284
一応部下じゃないからな～家康は

武田戦では家康は信長の言う事をわりと無視してる（今川食い散らしに始まり、大失敗したが三方ヶ原、その後の甲州征伐後の食い散らしなど）し、結構謎な関係

家康からすると姉川なりめちゃくちゃ織田に貢献してて大抵のわがままは通ると思ってたし、一応織田の対等という自負心もあったんだと思う
令和だと、家康は激情細マッチョ野郎で信長は身内情愛型サイコって人物造形になってきて、その2人だと信長がむしろなだめるタイプの関係だった説もある

全盛期の織田軍の火縄銃の装備率はどれくらいなのかね？

後、信長はどれくらい兵站を重視していたの？

後の秀吉が小田原征伐などでかなり兵站重視の侵攻をやっていたことを
みると信長の影響力もあったりするのかな

そもそも戦国時代はほとんどの武将がそれなりに兵站は重要視していた。
兵糧攻めで落ちた城は結構あるけどそのほとんどはとりあえず開幕はたくさん飯蓄えてる。

何故かと言えば飢え死にが身近だったからだと思う。
日本人が兵站を軽視するようになったのは指揮官クラスが人生において飢え死にした人間をあまり見なくなった明治以降

黒船で大遠征ができるようになったからじゃろ

甲州征伐で織田信忠や森長可ら若手がガンガン前進して進むから
兵站重視の信長は内心ヒヤヒヤだったという話があるくらいには重視してた。
結果的には武田を速攻で滅ぼせたんだけどね。

そのせいかは分からんけど、その後一揆多発し河尻さんは……
元々武田領は国人衆の力が強い土地ってのは聞いたことありますね

でも戦の補給は現地調達！って孫氏が言ってたもん！