マンコ

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「まんこ」あるいは「おまんこ」とは、女性器（特に外性器）および性行為を意味する俗語・隠語表現である。元々は関東地方だけに通じる方言であったが、現在では全国的に認知されるようになっている。

男性器を示す「おちんちん」とは異なり、日本国内の多くのテレビ放送局やラジオ放送局で放送禁止用語（自粛）に指定されている（ただし、男性器の場合でも「ちんこ」あるいは「ちんぽ」といった表現の場合は規制されることが多い）。一方で秋元康は数年前に流行した俗語「ニャンニャン」を（標準語では単に猫を指す幼児語であることから）堂々と全国区の夕方5時台の電波に乗せることにまんまと成功する（「夕やけニャンニャン」）。

医学的には外陰部と称される。大陰唇、小陰唇、陰核、膣口、尿道口から形成され、普段は排尿と月経、性行為のために使われる。
自然分娩の場合、ここから新生児が排出される。

女陰・陰門（玉門）とも呼ばれ、閉じた状態を陰裂と言う。古語では陰（ほと）と呼んだ。

大正10年に発行された国語大辞典『言泉』では、「まんこ」は陰門の小見出し扱いだった。
しかし、現在では知名度が逆転し『広辞苑』第六版より正式に収録されるに至っている。

語源・方言

江戸時代に関東地方で生まれた言葉とする説が有力。語源には諸説あり、

1. めのこ（女子）が転じて
2. 万の子を授かる（万子）の意味
3. 万の幸せ（万幸）
4. 仏教の世界観である「曼陀羅」の子という意味
5. 陰門・膣口に場所を表す「処」を付けた（○○処）
6. 体の中心を意味する真処（まこ）
7. 「産む子」が転じて
8. 男女が交わって子が生まれることから男女子（おめこ）
9. 徳川家康の側室・お万の方（長勝院）の女性器が素晴らしかったという話から
10. 「アソコ」がカタカナ読みを変換され「マンコ」

等が代表的。

また、日本各地で様々な方言が使われている。以下50音順に記載する。

• あいべっかい  [静岡県]
• あっぺ  [山形県]
• あっぺこ  [山形県]
• あべちょ  [山形県]
• あんび   [秋田県]
• イペ  [青森県:津軽地方]
• うちまた  [富山県]
• エペ   [青森県:津軽地方]
• エッペ  [青森県:津軽地方]
• おかあわび  [島根県]
• おかいちょ  [岡山県:岡山市]
• おかか  [和歌山県]
• おかま  [群馬県]
• おかんちょ  [福岡県]
• お観音様  [福岡県]
• おこし  [高知県] ※下半身全てを指す。
• おしり  [高知県]
• おそそ  [京都府 奈良県 滋賀県 三重県 徳島県 香川県 北海道:札幌市]
• おだいじちゃん  [三重県:伊賀地方]
• おたべ  [三重県:志摩郡]
• おちゃこ  [四国地方]
• おちゃんこ  [四国地方]
• おちゃんちゃん　[福井県]
• おちゃんぽ  [四国地方]
• おちょこ  [岐阜県 静岡県 埼玉県]
• おちょんこさん  [京都府]
• おちょんちょ  [静岡県:西部]
• おちんちん  [山口県:徳地町]
• おなごびった  [岩手県:盛岡市]
• おはこ   [鹿児島県]
• おぺこ 　[山形県]
• おべっちょ  [山梨県]
• おぺぺ   [山形県]
• おべんちょ  [愛知県 岐阜県 長野県 山梨県]
• おぼぼ   [九州地方]
• お前  [新潟県:佐渡島]
• おまんこ  [関東地方 鹿児島県 高知県 和歌山県 新潟県]
• おまんこぉ  [山梨県]
• おまんじゅ  [青森県 秋田県]
• おまんちょ  [山梨県 岩手県 茨城県 秋田県 北海道]
• おまんまん  [高知県]
• おめこ   [関西地方 四国地方 中国地方 大分県 三重県:南部]
• おめしゃん  [長崎県]
• おめちょこ  [愛媛県]
• おめっちょ  [大分県 広島県]
• おめんちぃ  [茨城県]
• おめんちょ  [島根県]
• かしわもち  [東京都:奥多摩町]
• からげ   [岩手県:平泉町] ※無毛(パイパン)のことを指す。
• さね   [茨城県:西部] ※陰核(クリトリス)のことを指す。
• サマンペ  [北海道:アイヌ語]
• しじこ   [山形県:庄内町]
• スクラップエンジェル [栃木県] ※おまんこの上品な言い方。
• だんべ   [青森県 秋田県 北海道]
• ちゃこ  [四国地方]
• ちゃん  [石川県:七尾市]
• ちゃんぺ  [石川県 富山県 福井県]
• ちゃんま  [和歌山県:南部]
• ちょぼ   [三重県:北部 高知県:中西部]
• チョルボッケ  [北海道:アイヌ語]
• ちょんこ  [千葉県:九十九里方面]
• ちょんち  [静岡県]
• ちょんちょん  [和歌山県 佐賀県 富山県 北海道:釧路市]
• ちょんちょんと  [三重県]
• ちょんべ  [長崎県 佐賀県]
• ちょんぺ  [長崎県]
• ちょんぼ  [高知県:中西部]
• ちんちん  [福岡県]
• ツービ  [東京都:奥多摩町]
• ツンビー  [岐阜県 静岡県]
• トベラ  [熊本県] ※不潔な女性器を指す蔑称。
• はだけ  [富山県] ※子宮のことを指す。
• ばっぺ  [秋田県 山形県]
• ヒー [沖縄県 鹿児島県]
• ヒーアー [沖縄県]
• ぴぃ　[沖縄県:久高島]
• びった  [岩手県:盛岡市]
• びったこ  [岩手県:盛岡市]
• びんこ  [茨城県:北部]
• ベッケァー  [岩手県:平泉町]
• べった  [秋田県:河辺町]
• べっちゃ  [新潟県]
• べっちょ  [千葉県 茨城県 群馬県 長野県:北部 福島県 青森県 秋田県]
• ぺっちょ  [山形県]
• べっちょこ  [宮城県 福島県]
• へっぺ  [岩手県:安代町 北海道] ※性交の意味としても使う。
• ぺっぺ  [山形県]
• ぺっぺこ  [福島県]
• へのご  [宮城県]
• べべ  [徳島県 山梨県:甲府市 富山県]
• べべこ  [宮城県]
• べんちょ  [岐阜県 愛知県 長野県]
• ホ [沖縄県]
• ホーミー [沖縄県]
• ぼたもち  [東北地方]
• ぼぼ  [沖縄県 九州地方 鳥取県]
• ぼぼじょ  [長崎県]
• ぼんぼ  [熊本県]
• まっちょ  [山形県]
• まめ  [鹿児島県:鹿児島市]
• まんこ  [関東地方 福岡県]
• まんじゅ  [宮崎県 鹿児島県 北陸・北海道地方]
• まんじゅう  [鹿児島県]
• まんじゅっこ  [青森県]
• まんじょ  [新潟県:南蒲原群田上町]
• まんじょこ  [新潟県:南蒲原群田上町]
• まんず  [鹿児島県:鹿児島市]
• まんちょ  [山梨県 岩手県 茨城県 秋田県 北海道]
• まんちょこ  [千葉県 鹿児島県]
• まんぺ   [秋田県]
• めこんす  [長崎県]
• めっこ  [愛媛県]
• めっじょ  [鹿児島県]
• めっちょ  [広島県]
• めぼ  [三重県]
• めめ  [三重県]
• めめこ  [大分県]
• めめさん  [熊本県 福岡県]
• めめじょ  [熊本県]
• めんちょ  [島根県 鳥取県 山口県]
• もっちょ  [鹿児島県:奄美地方]
• よしこ   [北海道:小樽地方]

派生表現

性交する事を指して、「おまんこする」「おめこする」などとも言う事がある（名詞の動詞化）。

男性の運気を上昇させる女性の事を「あげまん」、逆に下降させる女性の事を「さげまん」と称する事がある。
この場合の「まん」は「運」を意味し、本来は性的な意味は含まないが、誤解される事の方が多い。

誰とでも気軽に性交を行う女性に対して「ヤリマン」という事がある。

また、上記の逆の意味で男性に対して「あげちん」「さげちん」「ヤリチン」といった表現もある。

その他俗語・派生表現

パイパン

思春期以降の女性や男性の陰部に陰毛が全く、あるいはほとんど生えていない状態のことを指す。
そのような女性や男性そのものを指して言う事もある。日本人女性には比較的少なくないとのデータもある。

コーマン

1991-1996年放送のTV番組「北野ファンクラブ」にて，「まんこ」を業界用語風に言い換えた替え歌が放送され人気になった。こちらも現在では放送自粛対象である。

汚門戸（おもんこ）

江戸時代に生まれた女性器に対する蔑称。

まんまんちゃま、アネモネ

4コマ漫画『臨死!!江古田ちゃん』にて登場人物の一人ラミーちゃんが、女性器を指していう言葉。 

ヘソ下

吾妻ひでお著の漫画『ふたりと5人』等で女性器の事を指して表現された。

おまんまん

主に幼児に対するトイレットトレーニングで便宜的に使用される呼称。「おまた」という場合も。

めちんちん

おちんちんの対義語として1990年代に提唱された。児童向けの性教育に用いられるべく発明された単語。
本来わいせつな意味は含まない。

ワレメ ワレメちゃん

特に少女・幼女の未発達な陰裂を指す事が多い。1971年出版の性教育書「なぜなのママ」にて使用され広まった。

 

※この他にも、性教育向けに提唱され推進された単語として、

・おぱんぽん
・おまぽこ
・おてんてん
・おだいじちゃん
・おちょんちょん

と言った言葉があったが、いずれも定着する事は無かった。

有名なテンプレ

女性器はイヤラシイ形をしているが、個人的にはもっともっとイヤラシイ形をしていてほしかったと思う。

一例を挙げると性的に興奮したら女性器から最長３ｍぐらいまで伸びるような触手を出して男性器に絡み付き
膣内に引き込むといった機能が備わっていてもよかったのではなかろうか。

もし実際に女性器にそうした機能があったとしたら、私は小学６年生ぐらいの色白で髪が長くて大人しい
赤いリボンとフリフリフリルの可愛い服がトレードマークの学校一の人気者の美少女小学生に生まれ変わりたい。

そして学校で授業中エッチなことを考えたために、自分の意に反して膣内から触手がうねうね出てきて
最初はスカートの上から膣口を手で押さえ込もうとするが、押さえつけようとしている手の脇から触手がはみ出してきて
ついにはスカートの裾まで進出し恥ずかしい粘液まみれの触手が生々しい臭気を周囲に漂わせながら
斜め前の席に座っている好きな男子の股間に伸びてゆく場面をクラスメイト全員に見られてしまい
赤面した顔を両手で押さえて泣きじゃくったあげく遠い街の学校に転校したい。

人名

• 萬子媛 - 鹿島藩主鍋島直朝の妻。後陽成天皇の孫で左大臣花山院定好の娘。祐徳稲荷神社を建立。
• 万乎 - 松尾芭蕉の弟子のうち、伊賀蕉門の一人である俳人。
• 紅萬子 - 関西地方を中心に活動する女優。NHKではかつて「まこ」と呼ばれたこともあった。後に改名され現在「紅壱子」（いちこ）と名乗っている。
• マンコ・カパック (Manqu Qhapaq) - 伝説上のインカ帝国初代皇帝。
• マンコ・インカ・ユパンキ (Manqu Inka Yupanki) - インカ帝国第15代にして最後の皇帝。別名マンコ・カパックＩＩ世。
• マンコ (Manco) - スペイン語圏の姓で、隻腕を意味する。
• レオナルド・マンコ (Leonardo Manco) - アルゼンチンの漫画家。
• レイモンド・マンコ (Reimond Manco) - ペルー出身のサッカー選手。日本では「マヌコ」とも呼ばれる。
• フランク・マンコビッチ（Frank Edward Mankovitch）-アメリカ出身のプロ野球選手。日本での登録名は「マニー」。

その他

• 漫湖 - 沖縄県にある干潟。
• マンコ・カパック郡 (Provincia de Manco Kapac) - ボリビア、ラパス県にある行政区画。
• インカ・マンコ・カパック国際空港 (Aeropuerto Internacional Inca Manco Cápac) - ペルー、プーノ県サンロマン郡フリアカにある空港。
• マンコ社 (Manco,Inc) - かつてアメリカに存在したテープメーカー。ドイツのヘンケル社に吸収合併された。
• まんこ（まんこう、まんこりんご） - 紅玉りんごを指す岩手県～青森県の旧南部藩地域の方言。漢字表記は「満紅」。紅玉は開発された当初、統一された名前はなく、全国各地でそれぞれのブランド名を持っていた。これはそれぞれの枝から真っ赤な実が生産性よく沢山なる様子から名付けられた。ちなみにアクセントは平板。
• まんこ - RPGツクールにて作られた伝説のバ神ゲー。モナーを操作しトラップだらけのフィールドを掻い潜る。

関連動画

関連項目

• マンコス (Town of Mancos) - アメリカ、コロラド州にある町。
• マンコス郡 (Distrito de Mancos) - ペルー、ユンガイ県にある行政区画。
• バリュス・マンチョ (Barış Manço) - トルコのロックシンガー。
• なんでもおまんこ - 谷川俊太郎の詩。
• レマン湖 (Lac Léman) - ヨーロッパにある湖。別名ジュネーブ湖。
• ヤキマンコ (Якиманка, Yakimanka) - ロシア、モスクワ市にある地名。正確な発音は「ィャキマンカ」。
• オマーン国(سلطنة عُمان) - 中東の国。
• オマーン湖(Lake Oman) - カナダのサスカチュワン州北部に実在する湖。
• アルマンコブハサミムシ - ハサミムシの一種。
• ウルトラマンコスモス - ウルトラシリーズのひとつである特撮作品。
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