迷走吶喊バイニーチェとは (メイソウトッカンバイニーチェとは) [単語記事]

迷走吶喊バイニーチェ(めいそうとっかん-)とは、場面大根Pの作品「ぽんこつ冒険者の冒険譚」シリーズのパーティー名である。
由来は四条さんが亜美真美に吹き込まれた「何でもbyニーチェを付ければ哲学的になる」と言う言葉から。
なお、吶喊とは突撃の際に上げる叫び声の事であり、「迷走吶喊」は全力で明後日の方向に突き進む彼らにふさわしい称号であるといえよう。

概要

デュボール王国に存在する冒険者の宿「秋の月亭」を拠点にする冒険者パーティーであり、
英雄的な活躍こそ無いものの、中堅どころの冒険者として徐々に名を上げている。
また、（作中の）現実世界において彼らの冒険譚を収録したリプレイCDが発売されており、
押しも押されぬ歌姫である如月千早の未発表新曲がこっそり収録されていたり、
一介のネットアイドルに過ぎなかった伏兵、サイネリアの魅力などで非常に高い人気を得ている。

メンバー

"人妻"ユメコ・アキヅキサクライ

種族：人間 ♀　年齢：16　技能：シューター・コンジャラー
PL：秋月夢子

「じゃあ『リョウの棒』を握って歩いていきます」

狩人だった父が亡くなり家族を養う為に冒険者になった少女。将来は貴族になる事を目標にしている。
十人もの弟妹達を養うために生活費の全てを仕送りに当てており、彼女自身の生活費はリョウが負担している。どう見ても入ってるよね（家庭に）。
また、自由行動の際に当然の様にリョウと二人で実家に帰ったりザイア神殿に愛妻弁当を届けたりとその行動はラブラブを通り越してすでに所帯じみてすらおり、「お前ら結婚しろ」との声すら上がらない夫婦っぷりである。
なお、比較的常識的な子だったはずが、コボルトのモフモフっぷりの前に暴走したり「リョウの棒」を嬉々として振り回したりと段々暴走を始めている節がある。

プレイヤーとしての彼女はTRPG 初心者であったが、RPや戦術を考える事に積極的で、立派な卓ゲ者に成長しつつある理想的な初心者PLである。
涼への態度は完全にデレデレであり、涼の自宅へ招待されて食事をご馳走になり、涼の親への挨拶を済ませ、そのままお泊りのコンボを決めるなど、既に本丸以外の全ての場所を陥落させている状態である。
PL名が秋月夢子に変わる日もそう遠くは無いだろう。

"駄メイド"ネリア

種族：ドワーフ ♀　年齢：14　技能：ファイター（メイス二刀流）・マギテック
PL：サイネリア（高品質－5）

「お腹が空きました、ネリアです」

メイド養成機関"闇の刻印"出身のメイド…なのだがハウスキーパー技能を持たない駄メイド。
極度の方向音痴で、おつかいで大根を買いに行ったきり帰れなくなり、冒険者を始める。
また、いわゆるハラペコキャラであり、保存食は人より2～3日分多く使う、倒したウルフを試食する、
酒場の料理が旨くなったと生活費を1.5倍にする等その食欲には歪みが無い。尚、料理は全く出来ず、スクランブルエッグから世紀末を出現させるほどの腕前を誇る。

プレイヤーとしての彼女は相当なヘビーユーザーなのだが、自分が出張り過ぎて初心者である貴音、絵理、夢子が操り人形になってしまう事を避けるためにライトユーザーを自称して最低限の役割だけをこなし、後はコメディリリーフや狂言回しに徹する姿勢を見せている。
……はずだったが周りのボケが強烈過ぎるため、最近ではほぼツッコミに回っていたりする。
GMの意図を汲み取ってフォローにまわったり、PT全体の強さのバランスを取るために自身のキャラの成長を気を使われない程度に遅らせるなど理想的な熟練PLである。
意外と家庭的で常識人で細やかな気遣いができる、というギャップに萌える視聴者が多く求婚コメが絶えない。

"民明エルフ"エリー

種族：エルフ ♀　年齢：15　技能：ソーサラー・セージ
PL：水谷絵理

「姓はミズタニ・名はエリー―――見参ッ？美少女魔術師、またの名をモピ星のポロルンガ？」

駄エルフ。或いは廃エルフ。そこそこ良い家柄に生まれ、本を読みながら引きこもり生活をしていたが、
冒険者の手記に影響を受けて（家の金品をすくねて）家出を決行、そのまま冒険者になる。
頭は良く口も回る自称頭脳派なのだが、それらの能力を「ｵﾝﾄﾞｩﾙﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ三世」や「マツケンサンバ哀れみの令」等のデタラメな言霊やそれらの解説という名の妄言の為に費やしているためとてもそうは見えない。
一応、屋敷で引きこもっていた頃は軍略書などの真面目な書物も読んでいたようだが、今の姿からは想像もできない。
また、魔道機文明時代の（狂った）書物の収集が趣味であり、
現在は蔵書を集めた図書館「とあるエリーの禁書目録」を建てる事を目標にして本の収集にますます余念が無い。

プレイヤーとしての彼女はTRPG 初心者なのだが、上記の説明を見れば分かる通り、
とても初心者には見えない程にあらゆる場面でネタを挟んでくる生粋のルーニーである。
また、戦闘では参謀的ポジションに立つ事が多く、なかなかの戦術眼を発揮する。
だが、実はRPを結構恥ずかしがっていたり、楽勝ムードに流されて戦術をミスしたりと所々で初心者らしい部分も見せる･･･のだが、最近ではPLがPCに影響されているフシが時々見受けられる。

とあるエリーの禁書目録

熱血高速合体原人ジョー&ボブ
裸エプロン臨床心理学
タガメの錬金術師
ダンジョン攻略入門書"死ぬが良い大迷宮突破編"
みさくら語大辞典
漢探知入門
実用雑学マニュアル“ムカデの足の数え方”
レーゼルドーン大陸開拓期におけるメイド服とスカートの長さの考察
美味しい紅茶の淹れ方と、塹壕戦術の有用性
スカート捲りに伴う物理エネルギーについての考察（全五巻）

リョウ・アキヅキ

種族：人間 ♂　年齢：17　技能：プリースト（ザイア）・ファイター（メイス）
PL:秋月涼

「さあ、話を進めましょう！僕がこれ以上自分の信仰に疑問を抱く前に！プリースト技能を失う前に！」

幼馴染のユメコが冒険者になると聞いて心配して一緒に冒険者になった少年。
運動神経は悲惨な事になってるが、神官戦士として前衛の一翼を担っている。
最近は神の胃痛の種となる神官が非常に多い中至って真面目な神官であり、『彼自身は』ザイア神の癒しとなっているだろう。
また、ユメコの生活費を負担した上にユメコの実家に仕送りまでしている。嫁を養うのは旦那の義務という事だろうか。
あまりの夫婦っぷりにもげろコメがまったく発生しない。

PLとしての彼はある程度の経験者であり、サイネリア同様あまり出張らずにフォローやツッコミに回る事が多い。
サイネリア（PL）とシジョウ（PC）が優秀なため、夢子との恋愛ネタでいじられる事を除けば珍しく涼の負担が相当軽い。
夢子の項でも書いた通り、本丸以外は全て陥落している状態なのだが夢子の好意には全く気付いていない。本丸だけ宇宙に浮かんでいるのだろうか。

もしかして→イゼル涼ン要塞

シジョウ

種族：ナイトメア ♂　年齢：20　技能：ファイター（槍）・エンハンサー・レンジャー
PL：四条さん

「そこの用心棒が一番強ェんだろ。だったらそいつは―――俺の獲物だ、ってなぁ！」

ナイトメアの傭兵戦士。元はナイトメアと言う事で迫害されていたところをある傭兵団の団長に拾われて一命を取り留める。
本人はそのまま傭兵になるつもりだったが、団長の意向で冒険者として修行する事に。
秋の月亭のマスター、リツコとは傭兵団に拾われた頃からの付き合いであり、幼馴染として尻に敷かれ気味ながらも良好な夫婦関係である。
ややバトルジャンキーの気があるが自身の力量を過信しない冷静さを持つ。
また、情や義に厚く、パーティーの頼れる兄貴分となっている。
シジョウは本当に頼りになるなぁ、シジョウは。
お土産のセンスが壊滅的に悪いという欠点があり、時々リツコに物理的な説教を受けている。

……PLについては今日の四条さんを参照して欲しい、彼女の事が一目で分かるだろう。

チハヤ

種族：ルーンフォーク ♀　年齢：8　技能：グラップラー・セージ・スカウト（投げップラー）
PL:中野のSランクアイドル

「ここの奥にある宝飾品を手に入れれば主様への仕送りが増えます
　　　そうすれば再会した時にきっと褒めて貰える筈…！」

とある理由で人族の味方をするドレイクであるレオンハルト・アウグストの従者であり、人族の領域で見聞を広げて欲しいと言うレオンハルトの意向により冒険者になる。
従者としては家事一般をそつなくこなす真のハウスキーパーであり、主人に危機が迫ったならば自らの身を省みず主人を守ろうとする等従者の鑑である。
また、パーティの一員としては世間知らずで少々天然の気があるが常識人枠として頑張っている。

しかし、パーティに加わった後の行動原理が主に「主様に褒めてもらいたい」であり、レオンハルトから離れている現在は、仕送りを沢山する事で褒めてもらおうと思っているのか所持金が0になってでも仕送りを続け、前金の半分を即仕送りに当てるなどかなりの無茶をしていたりする。

その姿は従者というよりもむしろ忠犬に近い。

PLとしての千早もチハヤ同様比較的常識人……と見せかけて格ゲー関連の言葉を聞くと即暴走を始める暴れ馬であった。
スランプに陥っていた時にPに連れられたゲーセンが目覚めた切っ掛けと言うが、とんでもない奴を目覚めさせてしまった物である。
こちらも今日の如月さんを参照。

バイニーチェの関係者達

リツコ

バイニーチェの拠点である「秋の月亭」の店主、先代である父親から店を受け継いでおり、
先代からのコネと信頼からか、かなりのお偉いから直接依頼が来る事もある。
先代店主とシジョウの傭兵団の団長は懇意だったためにシジョウとは幼馴染であり、バトルジャンキーの気がある彼を心配しつつも信頼して見送っている。
その仲の良さから、常連客からは既に夫婦扱いされており、真のヒロインは彼女であるとの声もある。
店のエンブレムは麦穂と三日月の意匠をあしらったシックなデザイン。

ヤヨイ・サクライ

ユメコの妹であるサクライ家次女、ライフォス神殿で働いており、神の声も聞こえる神官見習いである。
メティシエ神官の起こした誘拐事件に巻き込まれ、危うく生贄にされる所だったが、姉と義兄を始めとしたパーティーたちによって無事助けられる。

NPCなので当然GMである律子が演じているのだが、涼曰く『うっとりする程違和感しか感じない』演技だったようである。

レオンハルト・アウグスト

元々は蛮族領にあるザザングロスという都市にて、そこの領主であるハーティング（ハート様）に仕えていたドレイク。
ザザングロスとハーティング様の詳細は、事務用品Ｐの動画である『いおりんの突っ込み三昧』参照。（先方了承済み）

蛮族の在り方に疑問を持ち、人族の味方をするようになったロリコン。
従者であるチハヤやコボルトたちと共に森に隠れ住んでいたが、たまたま蛮族に見つかった際に起きた事件をきっかけにして移住を決意。チハヤとコボルトをバイニーチェに預け、現在は一人で行動している。ロリコン。
自分について来た従者達、特にチハヤをただの主従関係以上に大事に思っており、彼女のためならば躊躇い無く自らの魔剣を差し出せる程である。ロリコン。
チハヤからの仕送りについては「仕送りするくらいなら服の一つでも自分のために買え」と呆れ気味である。ロリコン。
なお、デュボールでは珍しいルーフェリア信者であり、ちゃんと神聖魔法も使える、信仰理由は「ご本尊がロリだと聞いて」との事。ロリコン。