Dawnguardとは、Bethesda SoftworksのRPG「The Elder Scrolls V: Skyrim」のダウンロードコンテンツ第一弾である。
Xbox360海外版が2012年6月26日に、Xbox360日本語版が7月31日に、PC海外版が8月3日に、PC日本語版が10月5日にそれぞれリリースされた。PS3日本語版は「Hearthfire」「Dragonborn」と共に2013年3月19日に一斉に配信された。なおPS3日本語版に関しては配信から半年間は半額で提供される。
概要
ドヴァキンはある日、「ドーンガード」というヴァンパイアハンターの一団が活動を開始したことを知る。また時を同じくして、デイドラ退治を専門とする「ステンダールの番人」の本拠地がヴァンパイアの襲撃を受けて壊滅するという不穏な事件が起きていた。
ヴァンパイアは日に日にその攻撃性を増し、時には町や村を襲うまでになっていた。この事態を憂慮し、あるいは興味を持ったドヴァキンはハンターの本拠地、その名もドーンガード砦へと向かう。
ドーンガードのリーダー・イスランに認められたドヴァキンは、早速ヴァンパイア達が不穏な動きを見せるディムホロウ墓地へと向かったのだった……。
DLCを導入後、レベルが10以上あれば、街のガードの噂もしくは勧誘に来るNPCの話により、ドーンガード砦の位置が判明、そこからクエストが開始される。
序盤は必ずドーンガード側の手助けをしなければクエストを進められず、ヴァンパイア側につきたい場合、メインクエストラインの途中で表示される選択肢を選ばなくてはならない。
ただ、どちらについても「太陽の専制という野望に燃えるハルコン卿と、それを阻止せんとするドーンガードの戦い」というよりは「父の野望に翻弄された一人の女性の苦悩と悲しみ、失われた家族の絆」という側面にスポットを当てたストーリーとなっている。
DLCを導入した場合、ゲーム内時間で5日おきに各要塞へヴァンパイアの一団が襲撃してくるようになる(SEでは削除)。リバーウッドやファルクリースのような開放型の街のみならず、ホワイトランやリフテン、ウィンドヘルムのような門で閉鎖された街にも入ってくる。
不死身のNPC以外は戦闘に巻き込まれるとあっさり死んでしまう。特に話術を生かして投資していた店の店主が死んだりすると最悪である。ドーンガード側についた場合は、闇の一党の聖域や、ドーンガード砦など、巻き込まれる人間が少ない場所を根城にした方がいいかも知れない。
登場人物
- セラーナ
- ドヴァキンがヴァンパイアハンターとして最初に向かうダンジョンで助けることになる女性。背中には星霜の書(エルダースクロール)を背負っている。
その正体はヴァンパイアロード・ハルコン卿の娘。「支配と陵辱の王」モラグ・バルの凄惨な儀式を生き残って純血の吸血鬼となった「コールドハーバーの娘」であり、今回の戦いにおいて重要な役割を果たす。
ぶっちゃけドーンガードの主人公であり、ドヴァキンはどちらのルートにおいても彼女の保護者のようなポジション。
欧米ユーザーの間ではスカイリムナンバーワンの萌えキャラと認識されており、日本語訳のお嬢様口調も気品ある中にかわいらしさが見える。このためセラーナと結婚できるパッチを求める声があったり、PC版では結婚可能なMODや美化MODが制作されている。
そのAIは特殊な仕様となっており、周囲の状況に合わせて行動を変える。酒場では酒を片手に楽しげに振る舞う、採掘場ではどこからかツルハシを持ち出して鉱石を掘るなど、生き生きとした動きを見せる。この技術は後に「Fallout4」にも発展の上継承されており、より有機的な立ち振る舞いを見せるNPCの嚆矢と言ってもいいだろう。
ドーンガード
第二紀、リフテン首長の息子が放蕩の末にヴァンパイアとなった際、首長は我が子を幽閉する為に砦を建設し、兵士らに監視させた。しかし後に兵士らは暴走する首長の息子を殺害、首長は激怒して組織の解散を命じるが、彼らはそのままヴァンパイアを狩る組織「ドーンガード」となった。
その後組織力は衰退して解散していたが、イスランはこの砦を本拠地として「ドーンガード」を復活。各地にはびこるヴァンパイアを狩る組織として活動を開始する。
- イスラン
- ドーンガードのリーダー。元ステンダールの番人で、デイドラとその信者を撲滅するために活動していた。非常に慎重で、自分の身を守りながらしたたかに生き抜いてきた。
以前からヴァンパイアの脅威について周囲に訴えていたが、軋轢を招きやすい苛烈な性格のためか、理解を得られないでいた。しかし、ドーンスター南にあった番人の間(ステンダールの番人の本拠地)がヴァンパイア達に破壊され、番人のほとんどが殺されたことにより、本格的にヴァンパイア達に戦いを挑むこととなる。
ドーンガード側でクエストを進めた場合、当初はセラーナに当然いい感情を抱いてはいなかったが、クエストが進行するにつれ徐々にその態度を改めていく。
- ソリーヌ・シュラルド
- ドワーフ(ドゥーマー)の研究にのめり込んでいる女性。イスランからの依頼で仲間として迎えに行くことになる。
ドーンガード砦に常駐後は、ドヴァキンにクロスボウを強化する設計図を各地から集めてくるようクエストを持ちかけてくる。このクエストを達成することで、強化型クロスボウ、爆裂ボルト、ドワーフのクロスボウ、ドワーフの強化型クロスボウなどが作成可能になる。
- ガンマー
- レンジャーとかアニマルテイマーといった類いの仕事をしている人。やはりイスランからの依頼で仲間として迎えに行くことになる。
ドーンガード砦に常駐後は、彼からフォロワーとして連れ歩けるアーマードトロールを買うことができる。また、各地にひそむヴァンパイアを始末するクエストを受けることもできる。
- フロレンティウス・バエニウス
- 輪廻のエイドラ(神)・アーケイの司祭。「アーケイの声が聞こえる」と自称する変人で、だいぶヤバい領域に足を突っ込んでいる。
イスランからは嫌われているが、その実力と電波お告げをかわれてドーンガードに参入する事になる。
魔女ミノーネによりステンダールの番人が洗脳・使役されている遺跡に囚われの身になっていたが、ミノーネの洗脳が唯一きかなかった事から、アーケイの加護は本物なのかも知れない。
人となりはアレだが、錬金術や回復術のトレーナーとしては極めて優秀。またたまにアーケイのお告げを受けて「友達がさらわれたー!」と、ドヴァキンの知己がヴァンパイアに誘拐された事を教え、救助を要請してくる。
- デュラック
- 各地を渡り歩きながら新人を勧誘しているオークの男性。
かつて2人の妻を吸血鬼によって殺され、仇を取るべくドーンガードに加入した過去を持つ。不死属性ではないので最終決戦で死亡する事もあるが、オーク的にはむしろ本望なのかも知れない。
- セラーン
- ブレトン男性。ドーンガードで門前を守っている。
かつてイスランとタッグを組んで活動していたが「方向性の違い」でいったん解散、その後再びイスランに誘われて戻った。
- アグミル
- ノルド男性。
ドーンガード砦に向かう道中で出会い、「一人で行くのは怖かったので一緒に行こう」と誘ってくる。不穏な情勢を憂いてドーンガードに参加しようとし、父愛用の木こりの斧を手に入団試験を受けに来た「少年」。
- イングヤルド、ベレヴァル、ヴォリ、ティルデ
- ドーンガードの女性団員。ボズマーのベレヴァル以外は全員ノルド。
ヴァンパイア
ソリチュード西の孤島の古城に住まう「ヴォルキハル」一族。
スカイリムでも最も古い一族であり、普段は湖の氷の下で待ち伏せし、通り掛かった獲物を「氷を割らずに」湖の中に引きずり込むとも言われている。
一族を率いるのはハルコン卿だが、延臣の間では権力争いが発生しており、必ずしも一枚岩ではない。城内には新鮮な「食事」として人間が飼育されており、食べかすの人骨が地下にうずたかく積まれている。
- ハルコン卿
- 太古から生き続けるヴァンパイアロードにして「ヴォルキハル」一族の長。セラーナの父親。
星霜の書に記された「太陽の専制」の予言を信じ、それを以ってムンダスから太陽を消し去ろうと目論む。しかし彼の野心はやがて暴走を初め、家族すらその野望の手段としか見なさなくなってゆく。
ヴァンパイアのお約束として定命の者(人間)を見下しているが、娘を助けた――というより無事に星霜の書を持ち帰る手助けをした――ドヴァキンには褒美としてヴァンパイアロードの血を与え、一族に加えてくれる。ただし、それを拒むとそのまま完全に最後まで敵対してしまう。
初登場時、ヴァンパイアロードとしての真の姿を見せてくれるが、はっきり言って羽の生えたオークみたいでとてもカッコ悪い。もうちょっとなんとかならなかったのか、アレ……。
- ヴァレリカ
- ハルコン卿の妻にして、セラーナの母親。彼女自身も「コールドハーバーの娘」である。
高度な錬金術・死霊術の知識を持つ。ヴォルキハル城の中庭は彼女が丹精込めた薬草園であり、幼いセラーナにとっては憩いの場所だった。だが一族の生きる道の見解の相違からハルコンと対立、セラーナと星霜の書を封印した上でヴォルキハル城から忽然と姿を消した。娘の事は母として気にかけているが独善的な所があり、再会したセラーナから胸の内を明かされて初めて自分の所業を悔やんだ。
現在はとある事情により、オブリビオンの領域の一部である「ソウル・ケルン」に逃げ込んでいる。ハルコン卿を倒した後はソウル・ケルンから脱出、以後はヴォルキハル城の錬金術工房に居を構える。
- ヴィンガルモ
- ハルコン卿の延臣。アルトマー。
同じく側近のオースユルフと対立しており、水面下で政治的闘争を繰り広げている。気取った理知的な物言いが特徴。ヴァンパイア側でクエストを進めると、既存のNPCやドヴァキンの配偶者をヴァンパイアに変えるという、ちょっと変わったサイドクエストを発注する。
- オースユルフ
- ハルコン卿の延臣。ノルド。
同じく側近のヴィンガルモと対立しており、日々イヤミ合戦を繰り広げている。吸血鬼になってもノルドはノルドといった性格。流石に他のヴァンパイアもウンザリしており「さっさと殺し合ってどっちも死ねばいいのに」と言われる体たらく。
- ガラン・マレシ
- モロウィンドの名門ドレス家の一員だったが、様々なゴタゴタに飽いて夜の住人となった。古代の儀式に詳しく、ドヴァキンに「ブラッドストーンの聖杯」の捜索を依頼してくる。
- フーラ・ブラッドマウス
- 珍しいアニメ声が人気(?)の女ヴァンパイア。筋金入りの武闘派で、政争には全く興味がない。
- ロンシル
- 雑貨販売担当。ヴァンパイアにしては気さくな性格で、ドヴァキンにも親切に接してくれる。へりくだった物言いが目立つせいか、ヴィンガルモからは嫌われている。
- フェラン・サドリ
- 錬金術担当。ドヴァキンに対しても比較的好意的な反応。最近ロンシルを助手に抜擢したらしい。ヴァンパイアの遺物の捜索依頼を出してくる。
- 侍従長ラルガル
- スカイリム各地から「食料」を調達するヴァンパイア。一族にはそれぞれ好みがあるらしく、口に合う「食料」の調達に苦労していると語る。ドヴァキンも自由に「食事」をしていいと許可してくれるが、無駄のないようにとも釘を刺してくる。
- ヘストラ
- 鍛冶担当の女ヴァンパイア。元同胞団だったがメンバーと反りが合わずに離脱、ヴァンパイアとなった。結構前向きな性格で、かつての仲間もためらいなく殺せると自負している。
- サロニア・カエリア、スタルフ
- 「ブラッドストーンの聖杯」入手に際してドヴァキンを暗殺しようとしたヴァンパイア。それぞれヴィンガルモとオースユルフの命を受けている。
- ナマスール、モッドナ
- ヴォルキハル城のテーブルにて「食料」を堪能しているヴァンパイア。ヴァンパイア側では特に出番はないが、ドーンガード側での最終決戦では奮戦する。
その他
- デキソン・エヴィカス
- 聖蚕会に所属する「聖蚕の僧侶」。「星霜の書」を解読できる為に吸血鬼に襲われて誘拐されていた。ドーンガード側では保護、吸血鬼側では吸血の上従僕にする事で、星霜の書を解読してもらえる。
気がせいて準備を怠った為、解読の代償に盲目となってしまうが、これは聖蚕の僧侶が直面する運命だと語る。その後もドヴァキンに視力を失わずに星霜の書を解読する手段を教えてくれる。
- ダーネヴィール
- ソウル・ケルンで、領域の監視を行っているドラゴン。長年に渡り異界に囚われていたためか、その肉体は大きく変質してしまっている。
ヴァレリカを助けに来たドヴァキンと対決することになるが、敗北後はその力を讃えて「征服者」を意味する「クァーナーリン」の称号と、彼自身を召喚するスゥーム(ドラゴンシャウト)を授けてくれる。ソウル・ケルンを離れられない身ではあるが、タムリエルに召喚される短い時間だけ自由に空を飛べることに喜びを見出している。かわいい。
なお、本編でメインクエストを終え、ラスボスを倒していると、そのことにも敬意を払ってくれる。
- ジウブ
- ソウル・ケルンに魂を捕らわれているダンマー。「聖ジウブ」「根絶者ジウブ」。割と日本語訳の台詞がフランクで、ノリは軽い。
紆余曲折の人生の果て、モロウウィンドの害獣クリフ・レーサーを駆除・絶滅させた事で聖人認定を受けた(と語る)。オブリビオン動乱の時にはクヴァッチにおり、そこでドレモラと交戦した結果魂縛されてソウル・ケルンに送られた。自分が死んだ事にも気づいておらず、ソウル・ケルンにも「静かで邪魔も入らないし、いいかも」と適応してしまった。
散逸した自伝用の原稿の回収をドヴァキンに依頼。ただでさえ広いソウル・ケルンを走り回って原稿を集めたドヴァキンに、印刷(?)ホヤホヤの自伝にアミュレットを添えてプレゼントしてくれる。現在は続編の執筆に意欲を燃やしている。
TES3の時点で登場しており、ゲーム冒頭で主人公に話しかけてくるのが彼である。その後TES4にも名前だけ登場しており、思わぬ再会に喜んだコアなファンは少なくない。
- 騎士司祭ギレボル
- 最後のスノーエルフ。「忘れられた谷」へと続くダークフォール洞窟で、アーリエルの聖堂を守っていた。ドワーフ(ドゥーマー)に謀られて盲目の怪物と化したファルマー本来の姿を保っている。
聖堂へと至る巡礼の道を指し示し、ドヴァキンに水差しの儀式を執り行うよう助言してくれる一方、兄の最高司祭ヴィルスールが堕落した事を受け、ドヴァキン達に彼の殺害を依頼してくる。
- カトリア
- サブクエスト『忘却の彼方』にて出会う女性冒険者……の幽霊。
ドワーフ(ドゥーマー)の文化と希少鉱石・エセリウムの研究に打ち込んでいたが、研究成果を弟子に盗まれて激怒。自説を証明する為に遺跡を調査中に地震が発生、落盤に巻き込まれて死亡した。ドヴァキンがその遺跡に赴いた際、生前やり残した研究を完成させて欲しいと同行を申し出てくる。
追加される要素
追加システム
- ウェアウルフ専用PERK
- 「弱すぎて使えない」と大評判だったウェアウルフに大幅な梃入れが入り、更に能力を拡張する事が可能となった。
PERK取得にはウェアウルフ状態で獲物を吸血……というかぶっちゃけ食人をしなければならない。この経験値はウェアウルフ専用で、ドヴァキン自身のレベルには影響しない。
- ヴァンパイアロード
- 通常のヴァンパイアとは違う、強大な力を持った「ヴァンパイアロード」になる事が出来る。
本シリーズのヴァンパイアはモラグ・バルを初めとする複数のデイドラが、死の神であるアーケイへの嫌がらせ半分に創った「病気」である為、感染するとデメリットばかりが大きくメリットなど殆ど無い代物であったが、通常のヴァンパイアのデメリットも緩和されている。特にロードはウェアウルフに比べると攻撃性能ではいささか見劣りするが、いくつもユニークな能力が使え、任意で変身を解き、一日に何度でも変身できるなどの利点も多い。まあ見た目に目を瞑りさえすれば……
こちらも専用PERKが用意されており、取得にはやはり獲物の血を貪ることが必要。
- キャラメイク
- リフテン地下のラクド・フラゴンにて、1000Gでキャラメイクのやり直しをさせてくれるNPCが追加された。
種族などは変更できないものの、手軽にキャラメイクを行う事ができるように。
追加アイテム
- クロスボウ
- ドーンガードが主力武器にしているクロスボウ。速射性は普通の弓に劣り、また専用のボルトが必要だが一発の威力は高い。
クロスボウ、強化型クロスボウは鋼鉄の鍛造術、ドワーフのクロスボウ、ドワーフの強化型クロスボウはドワーフの鍛造術で製作、強化が可能。強化型とつくバージョンは、50ポイントの装甲値を無視する。
- クロスボウボルト
- クロスボウ専用の矢。普通の弓には使えないが、クエストを進行させることで火炎、氷結、衝撃の各属性を持つ爆裂ボルトが作成可能になる。
ちなみに、クロスボウもクロスボウボルトも、ドーンガード側につき、ある程度クエストを進めることによって作成可能となる(各種クロスボウを作成可能なのは、ドーンガード砦内にある鍛冶屋の炉のみ)。
また『Dawnguard』を導入すると、ドゥーマーの遺跡で遭遇するドワーフスフィアを倒した際、その残骸から、ドワーフのクロスボウボルトを回収できるようになる。
- ドラゴンの骨の武器
- ドラゴンプレートの鎧を作る以外に使い道のなかったドラゴンの骨から、新たに剣や斧、メイス、矢などを作成できるようになる。
これらはクエストを進めなくても、『Dawnguard』を導入した時点から鍛冶屋の炉で作成可能になる。性能はデイドラ装備よりも上で、しかも材料をそろえやすい(少なくともデイドラの心臓よりはドラゴンの骨の方が入手が楽)。
- 矢
- 『Dawnguard』を導入すると各種インゴット1個と薪1本から一度に24本作成可能になった。入手性の高いドワーフのインゴットやドラゴンの骨を用いた矢がおすすめ。
- ドーンガードの鎧
- ドーンガード側につくと購入可能になる鎧。全身に装備すると、ヴァンパイアからの攻撃を和らげる効果がある。重装、軽装の二系統あり。
- ヴァンパイアの鎧
- ヴァンパイア達が着ている軽装鎧。特に装備特典はないが、各種エンチャントされたものがランダムに入手できる。
- アーリエルの弓
- ファルマーと化す前のスノーエルフ達に伝わっていた伝説の弓。
「太陽神のエルフの矢」で太陽を撃つと強力な太陽フレアを起こし、周囲の生物(特にアンデッドやヴァンパイア)にダメージを与える(町中で使ってNPCに当たると懸賞金が掛かるので要注意)。
「エルフの血呪の矢」で太陽を撃つと、周囲を暗闇に包み込み、ヴァンパイアが太陽から受けるダメージを減らす。
アーリエルの弓と太陽神のエルフの矢は、ハルコンと対決する際に必要になる。
- エセリウムの装備
- サイドクエスト『忘却の彼方』の報酬として手に入る特殊装備。3種類あるが、ゲーム内で入手できるのはどれか1つとなる。
『エセリウムの冠』は、二つの大立石の加護を同時に持つことができる。
『エセリウムの盾』は、その盾でバッシュ攻撃された者を15秒間霊体に変え、こちらから傷つけることも、相手から傷つけられることもなくなる。
『エセリウムの杖』は、指定した場所にドワーフ・スパイダーもしくはドワーフ・スフィアを召還できる。
- ゼフィール
- サイドクエスト『忘却の彼方』にて出会うカトリアが遺した特殊なドワーフの弓。普通のものより30%速く引くことができる。
追加ダンジョン
- ソウル・ケルン
- ヴォルキハル城の中にある転移門から行けるオブリビオンの領域。主な敵はアンデッド。
「アイディール・マスター」と呼ばれる謎の存在が管理しており、セラーナの母ヴァレリカが幽閉されている。なお、中に入るにはヴァンパイアの王の力を得るか、部分的な魂縛を掛けてもらう必要がある。
暗い上に四方にだだっ広く、目印となるものが少ないので、とても迷いやすい。魂の馬アルヴァクを救出・召喚できるようになるサイドクエストや、モロウィンドからクリフ・レーサーを絶滅させた聖ジウブの手記を回収するサイドクエストが発生する。
- 忘れられた谷
- 終盤、アーリエルの弓を取りに行くことになる山間のスノーエルフの領地。主な敵はファルマー。これまただだっ広い上に高低差が激しく迷いやすい。探索すればファルマーの失われた書物や転移門を開くパラゴンが入手できる。
また、ここにある凍った湖の上ではトレイラーにも登場していた、二体のネームドドラゴン「ヴォスラールム」「ナースラールム」が同時に襲いかかってくる。
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