基本データ | |
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正式名称 | スウェーデン王国 Konungariket Sverige |
国旗 | |
国歌 | 古き自由な北の国 |
国花 | セイヨウトネリコ |
国鳥 | クロウタドリ |
公用語 | スウェーデン語(事実上) |
首都 | ストックホルム(Stockholm) |
面積 | 449,964km²(世界第54位) |
人口 | 約900万人(世界第84位) |
通貨 | スウェーデン・クローナ(SEK) |
スウェーデン(英:Sweden)とは、北欧・スカンディナヴィア半島にある国である。
正式名称は「スウェーデン王国」。スウェーデン語ではスヴェーリエ(Sverige、「スヴェーア族の国」の意)という。漢字では瑞典と書かれ、略称は瑞。1995年EUに加盟したが、ユーロはまだ導入されていない。
公用語は事実上スウェーデン語だが、ほとんどの人間が英語を話せる。その英語力は英語を第一言語にしない国の中で世界一と言われるほどである。
社会福祉制度が非常に整った国として知られ、世界各国の注目を浴びている。また時代の変化に合わせて簡単に法律・制度が変えられることから、「社会科学の実験国家」とも呼ばれる。
治安の水準は高かったが、積極的な難民を受け入れ政策の結果、難民による犯罪が増加し、深刻な状況に陥っている(詳細後述)。
毎年年末に注目を浴びるノーベル賞はスウェーデンに本部を置くノーベル財団によって運営され、賞ごとにスウェーデン科学アカデミー(物理学賞・化学賞・経済学賞)、カロリンスカ研究所(医学生理学賞)、スウェーデン・アカデミー(文学賞)、ノルウェー国会(平和賞)によって選出される。
機械製品、鉄鋼・金属加工品、化学製品、森林業製品などの輸出産業を中心とする。
企業ではエリクソン(通信機器メーカー)が有名。携帯電話メーカーのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは、日本のソニーとエリクソン社との合弁会社である。このほかにも、IKEA(家具チェーン)、H&M(衣料チェーン)、ボルボ(自動車)、SAAB(自動車・航空機)、エレクトロラックス(家電)、ボフォース(重火器)、ノーベル(火薬)などが世界的に知られる。
スウェーデン最北の都市キルナは鉄鉱石の産地として知られ、鉄鋼業が盛ん。スウェーデン鋼と呼ばれる鋼材はノルウェーのナルヴィク港から世界中に輸出され、上質の鋼材として高い評価を得ている。
スウェーデングラスが世界的に人気で、コスタボーダ、オレフォスなどのメーカーがある。南東部の都市コスタはクリスタルガラス王国とも呼ばれ、グラス製作の中心地として栄えている。
公務員の比率が非常に高く、労働者全体の実に3分の1が公的部門で働いている(日本は1割程度)。また女性の労働参加率も高く、特に福祉部門への参加が多い。ちなみに軍人は全員が士官で構成され、いわゆる「兵士」は存在しない。
かつて世界第3位の音楽輸出大国とも言われ、ABBAやカーディガンズ、ヨーロッパなど日本でもよく知られるバンドが世界を席捲した。メイヤ、パンドーラー、ナザム(NASUM)、ミレンコリン、No Fun At Allなども有名。現在ではかつてほどの勢いはないが、Lost horizonなどのバンドが注目を集めている。なお前述の通りほとんどの人が英語を話せるので「英語を第一言語としない国の英語曲って発音大丈夫なのぉ~?」なんて日本人アーティストのなんちゃって英語ソングみたいな心配は無用である。
キャラメルの「caramelldansen」(通称:ウッーウッーウマウマ(゚∀゚))や、After Darkの「(åh) NäR Ni Tar Saken I Egna HäNder」(通称:高らかにオナニー)などがニコニコ動画をはじめとする日本のインターネット上で、空耳曲として人気になっている。いずれも日本語の空耳との高い親和性を持つ。
かように日本では空耳ネタとして認識されることの多いスウェーデンの楽曲だが、その一方でスウェーデン発で世界を席捲した空耳もある。それが「Hatten」である。これは元はレバノンのアラビア語楽曲だが、あるとき3人のスウェーデン人によってスウェーデン語の空耳が作られFLASH動画として世界中に広まった。現在でもFLASH創成期の代表的作品として知られる。
なお、「(åh) NäR Ni Tar Saken I Egna HäNder」は時折スウェーデン国歌などと(冗談で)言われるが、実際の国歌は「古き自由な北の国」という歌である。ゆったりとした素晴らしい曲。
伝統的な料理形式として、1700年代に始まったスモーガスボード(smorgasbord、「サンドウィッチのテーブル」の意)がある。これは日本で「バイキング料理」と呼ばれる形式で、数十種類もの料理が並ぶ。スウェーデンのスモーガスボード特有のマナーとして、一皿に一度にたくさんは盛らず、食器の再使用は行わず、使った皿の数が多いほどマナーが良いというものがある。
魚料理も多く、夏の風物詩ザリガニ料理やスモークサーモン、シタビラメ、ニシンの酢漬けなどが食される。肉料理では大鹿(ムース)やトナカイ料理などが特色がある。
菓子ではキャンディーが人気。南部のグレンナ(Gränna)という街はポルカグリース(Polkagris)という紅白のねじりハッカ飴で知られる。また他の北欧諸国同様、サルミアッキ(salmiak)というリコリス菓子が人気だが、日本などでは食欲をそそらない真っ黒い色と「薬の味」「家具の味」などと形容される独特の風味により「世界一不味い飴」として知られる。
「世界一臭い缶詰」シュールストレミング(Surströmming)でも知られる。これはニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させたもので、半年以上発酵させたものは生じた二酸化炭素などのガスで缶が丸く膨らんでパンパンになっている(しかも結構その状態で売られている)。開封の際にガスの勢いで汁が盛大に吹き出すので、屋外での開封が推奨されている。この臭さは酢酸、酪酸、プロピオン酸、硫化水素などに起因する。くさやの6倍以上の臭気を放つとされ、最悪の場合失神することもあるという。
なお、飛行中の気圧低下により内圧の高いシュールストレミング缶が爆発して他の荷物に悪臭が染みついてしまうおそれがあるため、多くの航空会社ではシュールストレミング缶の空輸を禁止している。
日本では「ニルスのふしぎな旅」のセルマ・ラーゲルレーヴや、「長くつ下のピッピ」「やかまし村のこどもたち」のアストリッド・リンドグレーン、「バイキングのビッケ」のルーネル・ヨンソンなどの児童文学作家が知られる。またノーベル文学賞を受賞したペール・ラーゲルクヴィスト(代表作「バラバ」)も著名。
北欧神話の舞台であり、13世紀にアイスランド人のスノッリ・ストゥルルソンが執筆した「ヘイムスクリングラ(heimskringla)」にはスウェーデンの伝説上の王家・ユングリング家のことを記した「ユングリンガ・サガ(Ynglinga saga)」というサガがある。
姓アイウエオ順、記事のある人物・グループは太字
そして今スウェーデンの国民を脅かしている深刻な問題がある。
それは世界でもトップクラスの数の移民を受け入れてきたことによる犯罪の増加と治安の悪化である。
トロルハッテンという町では、移民で構成されたギャングの武装集団が老人介護福祉施設を襲撃し、町の中心部と施設を一日と一晩占拠。ギャング達は施設の職員や老人達から金品を巻き上げ、暴行を加え、最後は施設に放火していった。
警察は人員不足のため、十分なパトロールが出来ず、通りは移民のギャング団によって牛耳られ、そのパトロールですらパトカー一台では破壊される恐れがあるため、二台一組でのパトロールとなっている。2008年にはアパートに対戦車ロケット弾が撃ち込まれるという事態も起こった。ストックホルム郊外においては警察がM72対戦車ロケット弾を押収し、移民のギャングが警察と渡り合えるだけの武力を持ちつつあるのである。数多の都市がゲットーと化し、多くのスウェーデン人は移民の犯罪者による犯行に怯えつつ生きている。
スウェーデン第三位の都市であるマルモでは、2009年の時点で住民の四人に一人がイスラム教徒となっており、2049年までにスウェーデンの人口の過半数をイスラム系が占めると予測する人もいる。
しかし、このような現状はつい最近までスウェーデン国民は知らされていなかった。何故ならスウェーデンのマスコミが報道しなかったためである。理由としてスウェーデンのジャーナリストとその組合によって1987年3月21日に行われた歴史的会合によって特定の記事を制限し「変えうる」という決定がされていたたためである。この取り決めにより、スウェーデンのマスコミは移民の犯罪を報道しない、もしくはスウェーデン人の犯行として報道するようになった。この会合は2007年にテレビで放映されるまで公にならず20年間もメディアを支配していた。そのためスウェーデン人は移民による犯罪の増加を知らずに、そのため政府も何の対策もしてこなかった。それどころか移民の90%が定職につかず、生活保護を受けて暮らしているのに、移民の有り余る時間を何か別のことに使えるように一億クローネという費用をかけてコミュニティセンターを作ろうとしている始末である。90%が無職の移民のための施設を作りだすための費用は税率が高いことでも知られるスウェーデン国民の払った税金なのは言うまでもない。
今ではスウェーデン人の過半数が軍隊による町のパトロールを望んでいるくらいである。しかし国民の望みとは反対に政府の対応は経費削減のために平和時における軍隊の廃止が計画されている。
2010年には移民排斥を唱えるスウェーデン民主党がこうした世論の後押しを受けて、同年9月に行われたスウェーデン総選挙で初めて20議席を獲得した。党首のジミー・オーケソン氏は「税金を納めない移民のただ乗りを認めれば社会福祉制度は崩壊する」と主張している。
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最終更新:2024/05/02(木) 14:00
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