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ビスマルク（Bismarck）とは、「艦隊これくしょん～艦これ～」に登場する艦娘である。モデルはドイツ第三帝国海軍に所属していた超弩級戦艦『ビスマルク』。史実でのビスマルクについては当該記事を参照されたし。
声優は遠藤綾氏。担当イラストレーターは島田フミカネ氏。某姫様でもなければ黄色の14でもありません。
提督、あなたの概要は規律が緩んでいるようね。私が一から教えてあげるわ
2014年3月14日のホワイトデーアップデートでZ1・Z3たちと同時に実装された艦娘であり、純粋な意味では初となる海外艦娘の一人。
ゲーム中では「Bismarck」と表記される。
実装から4年弱の間、大型艦建造しか入手手段がなかった。大和や大鳳の例に漏れず、個人差はあるが入手には多大な資源を必要とするため、くれぐれも大型艦建造のご利用は計画的に。また、他の大型艦建造限定の艦と違い、同じドイツ艦であるZ1またはZ3を第1艦隊旗艦（秘書艦）にした状態で建造を行わないと出現しないようになっている。
この「Z1またはZ3秘書艦限定」というのが高いハードルとなっており、ビスマルクを手に入れるための道のりはとんでもなく長い（後述）。
しかし、2018年冬イベント「捷号決戦！邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」にて実装後初めてドロップとして設定された。これによりZ1及びZ3未所持でも入手可能になった。
金髪のロングヘアーにやや釣り気味の瞳、他の戦艦勢に負けず劣らずご立派な胸部装甲が特徴的な艦娘。グレーを基調としつつ、ところどころに赤と黒の意匠がこらされた軍服のようなボディースーツを着用しており、頭には軍帽を被っているため、どこか軍人のような印象を受けるルックスをしている。
また、改造することで、衣装に白と黒の帯を用いた迷彩模様「バルチックスキーム」が追加され、右腕にはドイツ軍人の名誉の証である鉄十字（いわゆる『鉄十字章』アイザーネス・クロイツ。『鉤十字』ハーケンクロイツではない←ここ重要）の腕章を身に着けているようになる。
なお、艤装は比叡のようなX字型で、扶桑や山城並に巨大な代物。こちらも改造することで史実を反映したカラーリングに変更される。総じてかっこいい系の艦娘ではあるが、意外と露出度は高い。おまけにはいてない。
性格は一言で形容するなら貴族のお嬢様。我々が抱いているドイツ人のイメージをそのままキャラクターにしたような、勝ち気で誇り高い性格をしており、大の自信家。
ただし、自分より凄そうな物に関しては素直に評価している（大和型、扶桑型の艦橋など）。規律を重んじる真面目な一面を持つ一方で、お肌が荒れるという理由で夜戦を嫌がったり、おやつに甘い物を欲しがるという女の子らしい一面も持っている。
提督に対してはほぼ対等な関係として接しているものの、おさわりすると「気安いわね」とドスを利かせてきたり（正直たまりません）、なかなか一筋縄ではいかないようだ。しかし放置していると構ってくれない事に対してスネるなど、デレ部分も割りと分かりやすい。
提督に対して事あるごとに「○○してもいいのよ？」と言い、自分を褒める事やその他の行為を要求してくるため、一部では「でかい暁」とか言われたり言われてなかったり。
また秘書艦は提督の朝昼晩の食事を用意するのが仕事の一つのはずなのだが、ビスマルクを秘書艦にすると、何故か提督が食事を作ってビスマルクに食べさせる。要求するだけかと思いきや、少なくとも朝と夜についてはビスマルクが食べた感想まで言っているので実際に作って食べさせたようだ。
このようにツン比率多めのツンデレ枠であるが、ケッコンするとこれまた正統派ツンデレのデレっぷりを見せてくれる。以下見たい人は反転
若干上ずった声で恥ずかしがりながら提督の体調を気遣うケッコン専用母港ボイスは必聴。
また、ドイツ艦はそれぞれ提督の事を「提督」と呼ぶか「Admiral」と呼ぶかどちらかで一貫している（Z1・Z3および呂500は「提督」のみ、プリンツ・オイゲンは「Admiralさん」のみ。）が、ビスマルクだけはケッコンするとこの呼び方が変わる。いつもは提督呼ばわりのビスマルクはケッコン専用ボイスでのみ「Admiral」と呼んでくれる。
なお、時報セリフでは戦艦について言及することが多く、未実装のシャルンホルストのことをシャルンと言う愛称で呼んでおり、仲の良さがうかがえる。一方で、妹艦であるティルピッツについては特に触れられていない。
戦争に参加していた時期および地域の違いから、金剛や長門、大和たちとは面識がない模様（実際史実でも接点はない）。
2017年夏のイベントで因縁の相手と云えるアーク・ロイヤル(艦これ)が参戦したが、彼女の時報中での無自覚のコミュニケーションで慌てて逃げる(よりにもよってソードフィッシュで足止めをされるというトラウマもの)という何とも言えない一コマも追加された(自身を沈める要因になった相手なんだから苦手といえば当然なんだが・・・)
ゲーム上の性能としては、金剛型を除けば唯一の高速戦艦（1年以上後にイタリアの高速戦艦が実装されるまでは）であり、改造前の段階で大和や武蔵に次ぐ90という高い耐久を始め、装甲や回避の値も素の金剛型を上回るポテンシャルを持ったパワータイプ。
その一方で、対空値が低いという欠点を持っている（フル改装しても58。これは他の他の戦艦娘たちよりも二回りほど低い）が、敵艦載機への防御については対空兵装や空母の制空力でいくらでもカバー可能である。
なお、以前は陸上タイプの深海棲艦に対して三式弾を装備して攻撃した場合は火力が「火力＋対空」の値で計算されるために、対空が低いビスマルクは不利だった･･･とされていたが、現在は検証によりほぼ否定されている。「火力＋敵装甲値」など諸説あるが、現在最も有力なのは単純に「火力×2.5」となるという説で、いずれにせよ対空の低さを（火力面で）心配する必要は無いようだ。
また、最初の出撃で沈んだ史実を反映してか、運の値も若干低めで、8しか無い。ただし改造すると10と人並みの運になってくれる。
ちなみに、装備制限は同じ高速戦艦である金剛型と共通で、九一式徹甲弾は最近まで装備できなかった。
レアリティは上から2番目の虹レア。改造後にホロ以下から虹レアに昇格する艦娘は他にも多数いるが、改造前から虹レアなのは彼女の他は長門・陸奥・大鳳の3人だけである（改造後も虹レアのままなのも同じ）。
～ビスマルク入手までの道のり～
ビスマルクが現在イベント限定ドロップ等に頼らない入手手段が存在する艦の中で、トップクラスに入手までの道のりが長い艦である。
以下に、一からビスマルクを入手できるまでの道のりを列挙する。
- 遠征を沢山こなして西方海域（第4海域）の遠征にいけるところまで進める。
- なんとかして潜水艦を最低2隻入手する。
- 遠征No27「潜水艦通商破壊作戦」を成功させる（20時間）。
- なんとかして潜水艦をもう1隻入手し3隻にする。
- 遠征No２８「西方海域封鎖作戦」を成功させる（25時間）。
- なんとかして潜水艦をもう1隻入手し4隻にする。
- 遠征No29「潜水艦派遣演習」を成功させる（24時間）。
- 任務「第一次潜水艦派遣作戦」を受注した状態で、遠征No30「潜水艦派遣作戦」を成功させる（48時間）。
- 任務「第二次潜水艦派遣作戦」を受注した状態で、遠征No30「潜水艦派遣作戦」を成功させる（48時間）。
- 任務「潜水艦派遣作戦による技術の継続入手！」を受注した状態で、遠征No30「潜水艦派遣作戦」を2回成功させる（96時間）。
- 任務「潜水艦派遣による海外艦との接触作戦」を受注した状態で、遠征No31「海外艦との接触」を成功させる（2時間）。
- 11の報酬として迎えたZ1を秘書艦にした状態で、大型艦建造で戦艦レシピをビスマルクが出るまで回す。
- グーテンターク！
直接関わる遠征にかかる時間だけで合計263時間、その遠征を出現させるまでの時間、潜水艦を探す時間などを含めればもっとかかるであろう膨大な下準備をこなす必要がある。
そしてここまでやってビスマルク建造のための溶鉱炉の前に立つ資格が貰えるだけなので、そこから膨大な資材をつぎ込んでビスマルクを引き当てるまで溶鉱炉祭りを続けなければならない。オプーナを買う権利もびっくりである。
運が悪いと1回で燃料弾薬鋼材を5000前後消費する大型戦艦レシピを50回や100回は回す事もザラなので、何ヶ月かかるか推測する事すらできない。
現在は4-5-IのS勝利でZ1のドロップが確認されているため、そこでZ1を手に入れられれば遠征関連の前段階をまるっとすっ飛ばしていきなり溶鉱炉を回しにいけるのだが、極低確率な上にボスマス勝利の様に確定ドロップでもないため、新人提督基準で考えるなら数百時間かけて遠征をやりきる事の方が恐らくずっと早い。ショートカットとしてはまるで期待できないだろう。
そしてこれでもレベル1のビスマルクが手に入るだけなので、後述にある最終形態のビスマルクdreiに育て上げるためには改装設計図2枚＝勲章8個が必要。比較的簡単な1-5と2-5だけで勲章を集める場合、勲章8個に4ヶ月かかる。
4ヶ月もあればだいたい1回はイベントが挟まると思われるが、最近はイベント勲章は高難度の後半海域に限定されている向きがあるため、新人提督では手が届かない可能性がある。
zwei
運営Twitterにてさらなる改装も準備中と予告されていた通り、2014/4/23に改二が実装される。他のドイツ艦と同様に、「改二」ではなく「Zwei」（ツヴァイ。ドイツ語で2を意味する）と表記される。
レベル50と改二の中ではかなり早くに改造できるが、その代わりに改装設計図が必要。
本体実装から改二実装までの期間が短かったからか、他の改二ほど派手に変更された訳ではなく、艤装の一部マイナーチェンジと性能の微上昇に留まる。上昇量が微妙すぎたせいか、当初は金剛型の改二などと比べると若干見劣りしてしまう性能ではあったが、2014/6/20のアプデで上方修正が入り、火力は霧島以外の金剛型改二や長門型の改と同等でありながら耐久はそれらを上回る（そして対空が格段に低い）と言う改二の名に恥じない性能になった。
ちなみにZweiの状態で耐久（HP）はなんと96にもなり、大和型と肩を並べるほどになる。ただし大和型とは違い、ケッコンカッコカリによる耐久アップを含めてもHPが100を超える事が無く、99で止まってしまう。戦艦はケッコンカッコカリでHPが8～9ほど増加するのだが、ビスマルクはこのキャップのようなものによって3しか増加しない。
余談になるが、上述通り2014年のホワイトデーアップデートで実装されたビスマルクだが、彼女が実装されることはアプデ当日になるまで一切公表されなかった。
ビスマルク自体、ドイツ海軍の戦艦勢の中では最も知名度があると言っても過言ではないだけに、いきなりの実装には多くの提督たちから驚きの声が上がった。
drei
9/21の運営Twitterにて、「Bismarkの更なる改装」が告知された。
zweiの時点で、やけに改装レベルが低い事（同じ高速戦艦の金剛は「かなり高い練度」のLv75、榛名は「極めて高い練度」のLv80）に加え「まだ塗装パターンが最終状態ではない」事、無印～zweiまで差分絵ばかりだった事などから更なる改装がまだ予定されている可能性が指摘されてはいたが、ついにそれが現実のものとなった。
3回以上改装を行う艦はちとちよに続き3隻目であり、艦種が変わらないまま3回の改装を行う、「3回目の改装」を表す言葉が付く艦はビスマルクが初である。
改装レベルは75と、ボジョレヌーボーのキャッチコピーのごとく上がる一方であった最近の傾向からしたら押さえ気味であるが、なんとzweiで1回改装設計図を使ったにも関わらず、また改装設計図が必要。同一艦での改装設計図2回も初。
それもそのはず、姉妹艦ティルピッツには装備されていた魚雷発射管を追加され、 戦艦で初の雷装を備える艦になる。雷装値自体は巡洋艦クラスに比べたら大した事は無いが魚雷も装備可能であり、そこそこ役に立つ。何よりこれによって夜戦火力が強化される。
これであと開幕爆撃と開幕雷撃ができればレ級の後ろに立つ事ができるのだが、残念ながら甲標的は装備できない。
ステータスはzweiから全体的に一回り強化した感じ。
航空巡洋艦や航空戦艦など、新たな機能を追加された艦は代償に火力が下がったりすることもあったのだが、zwei→dreiで下がる能力は無く、 対空以外は全て金剛型の改二や長門型の改と同等か若干上回るくらいの水準の能力を持つ。索敵が戦艦中トップであるのも、索敵値による羅針盤制御がそこらじゅうにある昨今では地味に嬉しいところ。だが、対空はやはり低め。
耐久もzweiから据え置きの96のままで、ケッコンしてもやはり99で止まる。
最近のイベントでは連合艦隊で出撃するマップがあるのがお約束になったのだが、連合艦隊においては戦艦は基本的に第1艦隊に配備する事になり、ボスへの決定打を与える夜戦を行う第2艦隊には配備しづらい。できなくはないが、高速戦艦限定であり、戦艦を入れられる自由枠自体もそんなに多くないため、殆どの場合夜戦火力で優れる雷巡や重巡が優先される。
しかしビスマルクは別で、高速戦艦であると言う条件をクリアしているのに加え、先述の通り雷装値を備えた事によって夜戦火力が大幅に強化されているため、重巡を差し置いてでも採用する価値があるほどの夜戦火力を持つ。それでいて昼戦の砲撃火力も十分にあり（特に徹甲弾を用いての弾着主砲カットインができるのは重巡には無い利点）、何より耐久が重巡クラスと比べて段違いに高いため、連合艦隊第2艦隊に採用可能な戦艦という非常に重要な役割を持つ事になった。
先述にあるとおりビスマルクそのものを手に入れる段階で合計200時間以上になる遠征をこなした上で大型建造の溶鉱炉に打ち勝つ必要があり、さらにそこから改装設計図を2枚も使って改装を重ねないとこの形態にたどり着く事ができないため、ある意味大和型よりも迎え入れる事が難しいビスマルクdreiだが、自艦隊に配備する事ができればエース級の活躍が約束される。
イラストはフミカネ氏が以前Twitterで公開していたビスマルクの自称落書きを清書したもので、今までの立ち絵とは別物の新規絵になっている。
艤装のカラーリングのグレー部分が濃くなっているが、これはフミカネ氏によると日本のペンキで塗りなおされたifを表現したものらしい
。
中破絵ももちろん新規で、こちらはくっ殺感が半端無いと一部の提督に評判。
なお、海外艦だからか桜の花びらのような表現が描かれていないが、ビスマルクdreiは全艦娘で5隻目となる最高レアリティの桜ホロとなっている。
（桜が無いので背景だけ見ると上から6番目の虹レアのように見えるが、ビスマルクdrei以外で右下の花菱型の紋章マークが赤色なのは他の桜ホロの4隻のみであり、虹レア以下の艦娘は全て青色の花菱紋章である）
ビスマルクの史実、見せてあげるわ！
ヴェルサイユ条約後の長い軍備制限期間の後、「ポケット戦艦」ドイッチュラント級、巡洋戦艦に近いシャルンホルスト級に次いで本格的な超弩級戦艦として建造した、ドイツ史上最大の戦艦。
その艦名はプロイセン・ドイツ帝国で最も名高き「鉄血宰相」ことドイツ帝国首相オットー・エドゥアルト・レオポルト・フュルスト・フォン・ビスマルク＝シェーンハウゼンに由来する。念のため言っておくが、紛うかたなき男である。
そういうわけで、南洋戦線とちょっと関係があるかもしれないしないかもしれない。
史実のビスマルクの詳細については当該記事に書かれるべき事柄ゆえ省き、簡潔に説明することとする。
1936年起工、40年竣工と列強の戦艦の中でも最新鋭の艦の一つであり、38.1cm連装主砲4基を主兵装とする超弩級戦艦である。ただし第二帝国時代のバイエルン級を元にしたため、防御力に不安があったとも言われる。
その最大の活躍は1941年5月、英本土に対する大規模通商破壊作戦「ライン演習」のために出撃し、重巡洋艦＜プリンツ・オイゲン＞とともに英国艦隊に挑んだデンマーク海峡海戦である。
この戦いで世界最大最強（大和と全長で同等）の巡洋戦艦＜フッド＞及び最新鋭（ただし未完成）戦艦＜プリンス・オブ・ウェールズ（POW）＞と対戦した＜ビスマルク＞は＜フッド＞を轟沈させ、POWを中破させた。
しかしこの後ビスマルクは復仇に燃えるグランド・フリートの全力追撃を受けることになる。
航空攻撃、水雷戦の後＜キング・ジョージ5世＞と＜ロドネイ＞に捕捉された＜ビスマルク＞は奮戦むなしく一矢報いる事もできずに戦闘能力を失い、5月27日、リンデマン艦長とともに北海に沈んだ。
余談ではあるが、1941年5月27日のビスマルク沈没に対し太平洋戦争開戦が同年12月8日。同時実装のZ1・Z3らは1940年沈没。
つまり彼女らは、深雪以来となる太平洋戦争を知らない艦娘たちでもあるのだ。。
なお、深雪の沈没は1934年。第二次世界大戦は1939年開戦なので海外組はギリギリで参戦組に入る。
どうなの？関連動画は好転してる？
関連静画か･･･腕が鳴るわね！
お絵カキコ
新しい関連商品が発売したようね
関連コミュニティ・・・なんか手ごわい感じがするわね、入ってみたいわ
さあ、今日も関連項目に繰り出しましょう！・・・え、違うの？
- 艦隊これくしょん～艦これ～
- 艦娘
- 高速戦艦
- ビスマルク（元ネタ）
- オットー・フォン・ビスマルク
- 島田フミカネ
- 海外艦娘
- ドイツ艦娘
- 小さいビスマルク
- アーク・ロイヤル(艦これ)：史実における因縁の相手
- ムツマルク
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