『迎撃!トラック泊地強襲』とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」において2015年2月6日より実施された期間限定海域(イベント)である。通称2015冬イベント。
事前情報
開催期間は約2週間である。
艦これのプレイサーバー群の中に「トラック泊地」があるが、このサーバーだけ特別にイベントが違うということはないと思われる。多分。
と公表されている。
このうちU-511・香取・天城は海域突破報酬として、朝霜は海域ドロップにて手に入る。
なお、イベントとは直接関係無いが、イベント開始に伴うメンテナンスで、同時に特Ⅰ型駆逐艦5番艦を始めとした一部の駆逐艦娘にバレンタイン限定グラフィックが実装される他、一部の艦娘にバレンタイン用ボイスが追加される。
余談だが時雨以外のバレンタイン限定グラフィック持ち艦娘(睦月・如月・叢雲・浜風)は、改装前でも対応している関係上、ドロップor建造で出会った時にいきなりチョコをくれる嬉しい状態となっている。(時雨のみ「改二」限定であるためドロップ時は普通。)
新システム『作戦難易度【甲・乙・丙作戦】』
以前のイベントでは司令部レベルによって自動的に敵艦隊の強さが変わるという難易度調整システムだったが、今回は参加する提督が任意で難易度を選択できる。
海域ごとに最初に出撃する時に難易度を選択する事になり、以降変更するまでその難易度が続く。
攻略の最中でも難易度を変更する事ができるが、変更した場合は削っている最中のゲージが全回復し、一からのやり直しになる。
丙→乙→甲の順に難易度が高くなり、甲は運営曰く「圧倒的な難易度」。司令部レベルが35以上で乙、レベル80以上で甲が選択できる。丙難易度は全ての司令部レベルで選択可能。
当然、難易度が高くなると敵艦隊の編成も強力なものになる。具体的な内容は個別の海域の記述を参照されたい。なお、難易度を上げると攻略に必要なボス撃沈数が減少する海域もあるため、場合によってはメリットもある。
難易度が違っても「突破報酬で貰える艦娘」は一切変わらないが、そのほかの突破報酬として貰える装備アイテムや消耗品アイテムなどに変化がある。また、海域でドロップする艦娘の内容も違いがあるらしい。
なお、ゲージの破壊を完了して海域をクリアした後では難易度の変更ができない。
例えば乙でクリアした海域はクリア後の掘りのためにその海域に再度出撃する時も必ず乙相当の難易度になるため、「甲のドロップ布陣で掘りをしたい」と考えている場合、最初から甲で攻略しないといけない。
そんな訳で、本格的に掘りに勤しむ提督によって未クリア状態で掘るという手法が考え出されている。これなら「掘りは乙で、クリアは甲で」と言うような難易度分けが可能になる。
ただしレアドロップを狙う以上はボスにS勝利する事が望ましい場合が多いのだが、S勝利=敵艦隊全艦撃沈=ボスも撃沈しているという事なので、繰り返し掘っているとそのうち海域を必ずクリアしてしまう。それを防ぐためには、クリアしてしまいそうになったら難易度を変更して戻す事で敵戦力ゲージをわざと回復させて海域をクリアしないようにすることでいつまでも同じ海域を未クリア状態のまま周回し続ける事が可能。
今まで提督の毛根にダメージを与えるシステムだった戦力ゲージがこのような形でカモられる日が来るとは・・・。
当然ながらクリア後の余力で掘るのとは違うため、掘りに力を入れすぎて資源を浪費しすぎてしまうとイベント本体をクリアできなくなりかねないので注意。
トラック島空襲について
本作戦のモデルとなったトラック島空襲は1944年2月17-18日に行われた。アメリカ側の名称は「へイルストーン作戦」。その名の通り艦載機600機がへイルストーン(雹、霰の意味)の如く空襲。連合艦隊の一大拠点でもあったトラック島を実質無力化した。
2月4日に米軍は地形の把握の為、潜水艦、偵察機を派遣した。それを察知した大本営は決戦の時期を逃したとし撤退を決定。空襲の時点で連合艦隊の主力は既に撤退していたが、逃げ遅れた駆逐艦、巡洋艦、そして補助艦艇の多くが撃沈、陸上施設、航空機の多くも破壊された。米軍側の被害は艦載機20機撃墜、正規空母1隻大破であった。
飛び石作戦(利用価値のある拠点は上陸占領、それ以外は孤立、無力化させる作戦)を実施していた米軍はラバウル同様上陸せず、孤立したトラック島は終戦まで定期的に攻撃を受け続けた。補給の無くなった現地の日本軍は自給自足を行いながら、飢えと戦っていく事となる・・・。
第1海域『泊地周辺の敵潜を叩け!』
提督、わが重要根拠地であるトラック泊地周辺に、かなりの数の敵潜水艦が展開中の模様です。通信量も増大しており、近々に敵の大規模作戦があり、その偵察行動と我が補給線を寸断する狙いがあるものと思われます!
作戦名通り、ボス艦隊を始めとして大半の敵艦艇が潜水艦である。
艦隊に編入できるのは軽巡洋艦と駆逐艦だけであり、それ以外の艦を含んでいる場合「軽巡および駆逐艦の水雷戦隊で!」と表示されて出撃できない。
ボスは潜水ソ級であり、難易度と攻略状況によりノーマル・エリート・フラッグシップの3タイプのいずれかとなる。
通常海域では「鎮守府近海対潜哨戒」=1-5に近い対潜マップ。相手は潜水艦ばかりであるため艦隊・装備編成は対潜装備+単横陣一本でいいのだが、Gマスのみ潜水艦が混じっているだけの初見殺し、もとい水上艦部隊が出てくるので、陣形の選択は間違えないようにしたい。
海域突破報酬は艦娘からのチョコ・給糧艦「間宮」・特注家具職人(甲・乙・丙共通)、改修資材(甲のみ)、烈風(601空)(甲・乙)、烈風(丙のみ)である。特に「艦娘からのチョコ」という季節感のある珍しいアイテムに面食らった提督も少なくないかもしれない。このアイテムである理由はE-1の海域マップを上下逆さまに見ると解るかも・・・?
レアドロップとしては工作艦「明石」や潜水母艦「大鯨」、夏イベント海域突破報酬「時津風」などがある。
道中BGMは『特型駆逐艦』、ボス戦BGMは艦これアニメEDテーマ『吹雪』の2番部分。
第2海域『トラック泊地空襲』
提督、泊地周辺に展開していた敵潜水艦を撃滅に成功しました。傍受した敵通信の符号から、敵機動部隊来襲の可能性があります。泊地からも偵察機を随時発進、海空共に哨戒網を強化してます。連合艦隊も対比せず、全艦出撃準備に入っています。敵情を偵察共に漸減作戦を遂行すべく、有力な先行艦隊を出撃させましょう!
通常艦隊=6隻編成により敵機動部隊撃破を目指す。道中の敵を撃破して敵機動部隊と交戦する点や途中で戦艦ル級flagshipが出現することなど、イメージとしては通常海域「北方海域前面(3-4)」に近いか。
進撃ルートは戦艦ル級flagshipと対峙するルートと回避するルートの2つに大別できる。
前者ではフラルの威力に悩まされる提督が多い一方、後者も空母によるエアカバーがない中を進軍しなければならず、ボス戦では威力不足に悩まされることもあるだろう。
ボスは空母ヲ級flagshipもしくはflagship改(甲・ゲージ破壊可能時のみ)である。
海域突破報酬は給糧艦「伊良湖」(甲・乙・丙共通)、試製51cm連装砲・改修資材(ともに甲のみ)、流星(601空)(甲・乙)、応急修理要員(乙・丙)、天山(601空)(丙のみ)である。
レアドロップとしては本イベントで実装となる駆逐艦「朝霜」をはじめ、秋イベント海域ドロップ艦娘の「朝雲」、通常海域では入手不可能な軽巡洋艦「能代」「大淀」などがある。
道中BGMは『特型駆逐艦』、ボス戦BGMは艦これアニメEDテーマ『吹雪』のラストサビ部分。
第3海域『連合艦隊、抜錨!』
提督、先行艦隊よりトラック泊地に接近中の敵機動部隊の情報が確認されました!複数の空母や戦艦、新型の巡洋艦も伴う大部隊の模様です。ただちに、連合艦隊に全力出撃を明示、泊地に来襲する敵艦隊を迎撃しましょう!
イベント時のみ実装される、第1艦隊+第2艦隊計12隻を運用する連合艦隊マップである。
連合艦隊システムについては初実装時のイベント海域の記事か、Wikiなどの攻略情報を参照されたい。
ボスは甲・乙・丙ともに初登場となる軽巡棲鬼である。甲&乙ゲージ破壊可能時/乙削り時&丙で同グラフィック2つのステータスを持ち、秋イベE-2ボスの駆逐棲姫を一回り強くしたようなボスである。高装甲&耐久でありダメージを与えるのは容易ではないが、火力は軽巡相応であり戦艦ル級elite並みなのでそこまでの脅威ではない。決戦支援や夜戦強化装備などを利用し、有利に戦闘を進めたい。
本イベントでは初となる連合艦隊マップであり、編成次第で道中を2戦+うずしお通過に抑えられる。なお、上下どちらのルートをとってもボス前の戦闘マスでは毎度おなじみ戦艦棲姫と交戦することになる。道中支援を出すこともできるが、基本的には祈ることしかできないだろう。なお、E-5甲作戦に参加しない提督にとって、このE-3ボス前が本イベントにおける戦艦棲姫との唯一の交戦機会となる。
余談だが、「ダイソン」の異名を持つ戦艦棲姫だが、今回はボスではないので別に撃沈する必要は無く、旗艦以外のポジションで登場する事は無いので庇う側に立つ事も無い。
海域突破報酬は本イベント初の報酬艦娘にして久々の新規潜水艦娘である潜水艦「U-511」(甲・乙・丙共通)、艦載ロケットランチャー「WG42」(甲・乙)、勲章(甲は2つ、乙は1つ)、改修資材(甲は4つ、乙は2つ)である。
レアドロップは夏イベント海域突破報酬である駆逐艦「春雨」や通常海域では入手不可能な揚陸艦「あきつ丸」などがある。
道中BGMは『特型駆逐艦』、ボス戦BGMは艦これアニメOPテーマ『海色』の1番部分。
第4海域『敵機動部隊を捕捉せよ!』
提督、トラック泊地に来襲した敵艦隊の第一波は、我が連合艦隊との交戦で大きな被害を受け、後退した模様です。
……ですが、敵の後続本隊が、十分に巨大な戦力として無傷で残っています。第二波の攻撃を受けるより早く、先手をとって索敵艦隊を展開し、敵機動部隊本隊を発見、捕捉に努めましょう!再び敵潜の跳梁も報告されています・・・駆逐艦の護衛も忘れずに!
イベント海域の中で通常艦隊=6隻編成で出撃するマップとしては最後になる海域。
ほとんどの戦闘マスに敵空母が出没するため、空母なしで艦隊を編成すると苦戦を強いられる恐れがある。ただし、道中の敵航空戦力はE-2とそれほど変わらないため、軽空母を1隻連れて行くだけでも道中だけなら容易に制空優勢を維持できるだろう。
なお、本海域にはイベント海域唯一の夜戦マップがある。
ただし、艦隊編成により回避することも可能である上、敵の1・2番艦が空母ヲ級であるため実質6vs4の戦いとなり、提督のトラウマをえぐる場面は少ないと思われる(乙以上だとヲ級はflagshipなので普通に攻撃してくるが、ダメージ計算式の関係上ヲ級の夜戦攻撃はあまり怖くなく、怖いのは3番手の重巡リ級flagshipからである)。
ちなみに、雷巡や空母を含まない艦隊や、史実のトラック島空襲に関連する艦娘を含む艦隊(後者の編成では雷巡や空母を入れてもよい)は敵航空戦力と交戦せずにボスまで進撃することができる。
ボスは3イベント連続の登場となる空母棲姫。
過去のイベントで身に染みている提督も多いだろうが、高火力・高装甲であり、仮にT字不利であっても航空戦・砲撃戦で味方艦娘の中大破が頻発する。加えて、空母ヲ級とは異なり夜戦でも味方戦艦を中破させるほどの威力を持つ攻撃を放つ。
随伴艦として軽母ヌ級も脇を固めるため、タコヤキ新型艦載機搭載型のヲ級が出てくるE2ボスほどではないものの制空権争いは厳しく、空母1隻のみで制空優勢を得るのはかなり難しい。航空戦艦などで補助したり、空母をもう1隻増やすなどの対策が求められる。
一方、制空権を放棄しても弾着観測射撃を行う敵は0(丙削り時のみ)or1隻であるため、割り切って空母を連れず夜戦に注力するのもひとつの手である。ボスは強力であり、通常海域ゆえに手数で攻めるのも難しいが、空母である以上中破させれば昼夜ともに行動不能となるため、早めに中破させて夜戦で止めを刺したい。
海域突破報酬は初めての艦種となる練習巡洋艦「香取」(甲・乙・丙共通)、勲章(甲・乙とも1つずつ)、改修資材(甲は6つ、乙は3つ)である。
レアドロップは「朝霜」や2014年最後の実装艦娘である駆逐艦「山雲」、夏イベント第5海域突破報酬にして追加入手としては最初の機会となる正規空母「雲龍」(全難度でドロップ)、通常海域では高難度海域でしか入手できない潜水艦「伊401」などがある。
道中BGMは『吹雪、出撃す!』、ボス戦BGMは艦これアニメOPテーマ『海色』の2番部分。
第5海域『決戦!連合艦隊、反撃せよ!』
有力かつ複数の空母部隊が、再びトラック泊地に接近中です。
いまこそ、反撃に転じ、連合艦隊全勢力を以って出撃、来襲する敵本隊を撃滅しましょう!敵本隊には、未確認の 新型戦艦も含まれている模様です…十分注意してください。
連合艦隊、出撃! 決戦です!
最終マップだけに難易度は☆13にして過去最難関のマップである。特に甲作戦の難易度は凄まじく、完全にハイエンドユーザー向けのコンテンツとなっている。
丙作戦であってもE-3ボスの軽巡棲鬼がいきなり登場する可能性がある上、道中でもどんなルートを選択したとしても3戦目に空母棲鬼が現れるなど、5-5海域や2014年夏イベントE-6並の難易度である。
とはいえ、連合艦隊による12隻での出撃、削り段階では大破艦が出ても艦隊司令部施設で強引に進行可能、編成や装備の縛りが比較的緩いなどの理由により、資源の消費速度を除けば2014年夏E-6よりは幾らか難易度が落ちるという見方も少なくはない。また第1艦隊に明石または香取、もしくは第2艦隊に低速艦を入れておくとうず潮を回避することが可能で多くの提督はうず潮を回避するルートを選択している。
ボスは初登場となる戦艦水鬼。戦艦棲姫の完全上位互換で、耐久500・装甲200・火力252のぶっ壊れ性能を持ち、大和型やハイパーズですらダメージを通すのが困難である。
通常形態でも充分すぎる強敵だが、甲作戦の最終形態では、随伴が戦艦棲姫2隻・ヲ級flagship(新型)1隻・ネ級elite2隻に変化。反航戦や丁字不利を引いてしまうと戦艦水鬼を撃沈するどころか、随伴の戦艦棲姫を小破させることすら出来ない可能性まである。
交戦形態・攻撃の命中率・クリティカルの発生頻度・砲撃の向かう先など、全ての要素が良い方に転ばないとクリアは厳しく、最終的には究極の運ゲーになる事が否定できないマップ。
しかし従来の最終マップに比べて編成や装備の自由度がかなり高く、「少しでも運ゲを有利にする工夫」をする余地がかなりあるため、運ゲーと言いながらも最後まで頭をひねり続ける必要がある、ある意味最も「ゲーム」をしているマップとも言える。
海域突破報酬は正規空母「天城」(甲・乙・丙共通)、勲章(甲・乙は2つ、丙は1つ)、改修資材(甲は8つ、乙は6つ)、甲種勲章(甲のみ)である。
なお甲種勲章はE-5のクリア難易度が甲でありさえすれば入手できるもので、E-1~5を全て甲でクリアしないといけない訳ではない。仮にE-4までが全て丙であっても貰える。
レアドロップは「まるゆ」などの他、2014年夏イベントでの先行実装以来初の解禁となる「磯風」がある。
道中BGMは『吹雪、出撃す!』、ボス戦BGMは艦これアニメOPテーマ『海色』のラストサビ部分。
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