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DARK SOULS IIIとは、
フロム・ソフトウェア発の
アクションRPGである。
DARK SOULSシリーズの
3作目のナンバリングであり、
Demon'sSoulsから続く
フロムARPGシリーズの5作目にあたる。
製作はフロム・ソフトウェア。
バンダイナムコエンターテインメントが
販売権を所有する
シリーズ伝統のタッグで贈る。
2017年4月20日、DLCを同梱した
「THE FIRE FADES EDITION」が発売。
王 た ち に 玉 座 な し
概要
フロムのお家芸、ハードなRPGの一作。
剣と魔法の中世ヨーロッパ風ハイファンタジーでありながら、人の気配が少なく、醜悪な魔物が跋扈するダークファンタジーであり、その世界観が一層の恐怖感や孤独感、そして達成感を提供する。
マゾゲーと称される困難の多いステージや敵を、何度も敗北し、その経験とアイデアで突破するレトロゲーム的な快感をウリとしたシリーズの系譜である。
特に最初のレベルアップまでの道のりは、間違いなく本作が何たるかを雄弁に語るものとなっている。難易度にめげず、頑張ってほしい。
プレイヤーは多彩なロケーションを探索し、数多くの謎を武器やアイテムのフレーバーテキストによって窺い知る。収集型・探索型RPGとしての側面を備えており、やりこみ甲斐があるのもシリーズおなじみ。フロム脳活性化剤ともいう。
過去作との繋がりはストーリーにおいては薄いものの、NPCの台詞やアイテムの説明、ステージ設計(そして罠といった悪意あるステージギミック)に共通点や伏線、お遊びが仕込まれているため、ニヤリとできる。他方、過去作の登場人物の末路を示唆するロケーションに遭遇して落ち込むこともしばしば。
ストーリー
闇の世界のあるとき、王は“はじまりの火”を手にした。
その熱で生死や差異といった秩序が生まれ、王たちはその力で古龍を駆逐し、世界を繁栄させた。“火の時代”のはじまりである。
だが、“はじまりの火”はいずれ消え失せる運命。
再び闇の世界に戻さぬよう王自身がその火の薪となり、世界を永らえさせた。
そして、火が消えかけるたびに新たな王がその身を焚き、世界を延命させていた。
後に、彼らは『薪の王』と呼ばれるようになる。”継ぎ火が絶えるとき、鐘が響きわたり
古い薪の王たちが、棺より呼び起こされるだろう"深みの聖者、エルドリッチ
ファランの不死隊、深淵の監視者たち
そして、罪の都の孤独な王 巨人のヨーム時は流れ、今また“はじまりの火”が消えつつある。
生死の境界が曖昧になったその時、鐘が鳴り響き、一人の不死人がロスリックにて蘇る。
それは新たに火を継ぐ王なのか、それとも......
システム
デスペナルティ 残り火
「火のない灰」と呼ばれるプレイヤーのHPがゼロになった場合、死ぬ直前の地点にすべてのソウル(通貨・EXP)を残して最後に利用したセーブポイント「篝火」に戻される。
落としたソウルを再取得せずに再度死んでしまうとまるっとロストしてしまうため、効率よく冒険を進めるためには慎重に動かなければならない。
本作では死亡後のHP減少は存在しないが、オンラインにおける協力・敵対プレイが不可能となる。
旧作の生身と同様のオンラインの権利を取り戻すためには火を纏う必要がある。
火を纏うにはボスを討伐した際に得ることができる他、『残り火』なるアイテムを使用する必要がある。火を得ている間は体力ゲージ右の誓約マークに炎が纏わりつき、身体が赤熱しているようなエフェクトがかかる。
また、残り火を保持している間はHP最大値にボーナスが付与されるため、残り火を得ることで攻略にメリットがある点は過去作から進化した点であるといえる。
フォーカスポイント(FP)
いわゆるMP。体力ゲージ下の青いバーが残量となる。
過去作では回数スタック制の魔法だったのが、本作ではリソース消費型に変化。
回復はFP版エスト瓶ともいうべき「ソウルの灰瓶」によって行う。補給可能だが利用回数が限られる消費型アイテムなので、過去作以上に魔法の揃え方が重要となった。
戦技
両手持ち中にL2を押している間に構えを取り、その状態でR1やR2といった右手攻撃をすると、特殊攻撃を放つ。
左手に装備している武器(のアイコン)で行動が変化する。
FPを消費するため乱用はできないが、攻撃力に優れた独自の流派の技から、自己強化や攻撃魔法もどきといった個性あふれる技を発動させることができる。まさに必殺技とも言うべきアクションが可能。
誓約
ゲーム世界での一定の集団に属することでその利益を得られる“誓約”システム。
おなじみの青教や太陽戦士といった協力プレイ用から、敵対プレイや特定の地点でのギミックに関する者までさまざま。
以前は特定の地点・特定の人物に遭わなければ変更できなかったのだが、Bloodborneからシステムが輸入され、本作では装備アイテム扱いとなり、任意で自由に切り替えることができるようになった。
細かい仕様
- ローリング性能向上。Bloodborneのような回避スタイルも可能なレベルにキレがある。ドッスン(装備重量70%オーバー)しなければ十分なレベルの回避運動ができる。
盾受けも相変わらず強いが、スタミナをごっそり奪う危険な大技を備える敵も増えているため、避けと受けを見切る必要が出てきている。 - 直剣や曲剣などに小カテゴリ「双剣」が追加。両手持ち操作時に二刀流になり、モーションが変化。
- 新しいステータス異常「凍傷」が追加。冷気を耐性を超えて受けると割合ダメージが発生する。
- 回復アイテムであるエスト瓶(HP)とソウルの灰瓶(FP)は強化および所持数の振り分けが可能。戦闘スタイルに合わせて配分を吟味しよう。
- 2週目以降限定で配置されるアイテムが存在する。周回プレイでも探索をしっかりすれば幸せの予感…
DLC
ASHES OF ARIANDEL
DLC第一弾。2016年10月25日に配信。
新たなエリア「アリアンデル絵画世界」が追加。緩やかに腐敗が侵食してゆく銀世界が舞台となる。
プレイヤーはこの世界そのものを燃やす火をもたらし、奴隷騎士ゲールの頼みに応じる事が出来るのか?
「腐敗」がテーマである為、登場するロケーションやモブの生理的嫌悪感はかなりのもの。また場所によっては吹雪で視界が悪く、立ち回りに注意が必要。
どこかで見たような吊り橋を渡った先の教会に待つNPC「修道女フリーデ」は本編のある登場人物と関わりがある。そりゃ強い訳ですわ。
THE RINGED CITY
DLC第二弾。2017年3月28日に配信。
新たなエリア「吹き溜まり」「輪の都」が追加。灰が降り積もるこの世の果てを越えた先、古き都で眠り続ける「王女フィリアノール」と「暗い魂」の謎に迫る。
故あって記憶を失くしたNPC「ラップ」と行く先々で遭遇する。誠実な口調で語り掛ける人物だが、記憶を取り戻すとその正体が判明。結局お前かよ!
また道中の沼に生息する「白面の虫」からは、本編の登場人物の過去を示唆する発言が聞ける。
関連動画
PV・トレーラー
実況
RTA
MAD
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関連項目
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