概要
| ゲーム情報 | |
|---|---|
| ジャンル | リアル系FPS |
| 開発元 | BlackMill Games |
| 販売元 | BlackMill Games |
| 機種 | Windows/Mac OS/Playstation4・5/Xbox Series X・S・ONE |
| 発売日 | 2022/9/14 |
| 価格 (税込) |
3,400円(Steam) |
| 対象年齢 | 18(CERO) |
| その他 | -- |
| ゲームソフトテンプレート | |
BlackMill Gamesが手掛ける、第一次世界大戦を忠実に再現した多人数オンラインゲーム『WW1』シリーズの一つ。『VERDUN』『TANNENBERG』に続く3作目。いわゆるイタリア戦線のうちアルプス地方を舞台にしたイゾンツォの戦いを中心とする戦場で戦うことになる。このためプレイヤーは基本的に影の薄いイタリア王国軍かオーストリア=ハンガリー帝国軍のどちらかに属して戦う(ドイツの介入シナリオでのみドイツ帝国軍として戦える)。
定価は3400円だが、セールになると1000円程度で入手できる。DLCが多数発売されているがすべて服飾やスキン、アクセサリーなどの外見に関わるコンテンツである為ゲームを遊ぶだけならば不要である。
PC版にはSteam版とGame pass版が存在するが、双方のデータの行き来はできないので注意が必要である。テンプレートで示したプラットフォームではすべて日本語に対応している。
『Rising Storm』と類似した、とにかく簡単に人が死ぬゲームである。相手の姿が視認できるような距離から撃たれれば容赦なく即死となるし、砲弾の爆風でふっとばされても、毒ガスでを一定時間吸い続けても容赦なく死ぬ。
FPS初心者は特に常時緊張した状態で臨まないと訳がわからないうちに屍を晒すことになるだろう。しかし逆にいえば初心者でも上級者でもこの点は公平な為、プレイスキルに(比較的)関係なく活躍のチャンスが与えられてるともいえる。
プレイヤーはライフルマン(歩兵)を基本として、6つの職種のいずれかに属してそれぞれの役割に応じて敵を倒し、拠点を制圧していく役目を持つ。それぞれで役割や持てる武器、とれる行動やスキルなどが異なるためそれぞれ違ったプレイを楽しむことができる。また、時代背景的に重機関銃やサブマシンガンはあるにはあるが基本的にボルトアクションライフルなので一発撃つごとに一呼吸必要なのは頭に入れておこう。接敵したときに一発外せば文字通り致命傷になるので狙いは慎重に。
マルチの人数についてだが、日本が属するアジア鯖は中国人が盛んにやっているからか夜は毎日割と盛況である。他の時間帯はヨーロッパや北米サーバーを選べば人はたくさんいるが、Pingがひどいのでよほど腕の良い人以外は避けたほうがよいだろう。つーか日本人少ないんでみんなも買ってアルプスの土になろう!!
命の軽さや、戦場に響き渡る兵士たちの阿鼻叫喚ぶりや、砲弾や爆弾の轟音による制圧など、第一次世界大戦の雰囲気を特に忠実に再現したゲームで、一兵卒として雰囲気を味わうには貴重なゲームといえる。至近距離で戦友がHSされると脳みそがポロリからのコロコロしてきたり、爆発で腕や脚が吹っ飛んでくるのは当たり前なのでグロ耐性のないひとはお気をつけて……。
システム要件
| 最低環境 | 推奨環境 | |
| OS | Windows 10以上 | Windows 10以上 |
| CPU | Core i5 4670K/Ryzen 1400 | Core i7 6700K/Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| グラフィック | GTX970/RADEON R9 290 | GTX1070/RX580 VRAM8GB |
| ストレージ | 30GBの空き容量 | 30GBの空き容量 |
ここ5,6年以内に買ったゲーミングPCならばまず推奨を満たしてはいる。グラフィックはそれなりに要求されているので内蔵グラフィックでのプレイは諦めたほうが良いだろう。
ただ、このゲームはFSR2.1が対応しているので推奨よりやや足りないくらいならば、これを設定すれば快適にプレイすることができる。
Battlefieldとの相違点
勇敢なる兵士諸君!
Mk-V戦車やらMP18やらセミオートライフルやら倒れた兵士が一発で復活するヒロポン注射やらのクソッタレの秘密道具はない!
確かに我々の2丁のマドセン機関銃は照準がガタガタだ! だがそれがなんだ! そんなものは諸君の敢闘精神によって補われるだろう!
――というわけで、基本的なゲームルールをベースに同じ時代を扱い、遥かに有名である『Battlefield 01』との相違点を以下にあげていく
- 弾は有限
→手持ちの弾がつきたら友軍から補給してもらわなければならない。ない場合はバンザイ突撃するしかない - 死にやすく、殺しやすい
→概要でも書いた通り本当に脆い。大概は一撃、二発くらえば容赦なく死亡判定。ただ、これは敵も同じなので、なんであれだけ当てたのに死なないんだよ! ってことはまず起こらないのでそこは公平。 - 対空砲がない
→そのため支援でやってきた敵軍の飛行機には全く手出しできない。銃をぶっ放そうが、グレネード投げようが涼しい顔して襲来する為、諦めて運命を受け入れ、見かけたり音が聞こえたら全力で逃げるか遮蔽物に隠れよう。 - 弾は見えない
→これは小銃弾でも、砲弾でも同じ。音から方向や距離を測って行動する必要がある。ただ、ミニマップでは友軍が死ぬとドクロマークが表示されるのでそれをヒントにするのもアリ - 自動回復はない
→基本的に弾の破片がとんできたり、敵に撃たれても運良く致命傷を免れて重傷を負っても、自動回復はしてくれない。放って置くと失血死してしまうので、自分の包帯でとりあえず応急処置をして、友軍がきたときに包帯をあててもらってようやく完全回復という仕様。なお回復中に撃たれて巻き添えくらうことも - 毒ガスの存在感
→BFでは毒ガスはちょっとしたフレーバーで大した影響力はなかったが、このゲームの毒ガスはとんでもない威力を発揮する。ガスマスクつけるのが遅れれば容赦なく死ぬし、視界が閉ざされるので訳のわからないうちに殺されたりグレネード投げ込まれて死ぬのも珍しくない。マズルフラッシュやかすかな人影を頼りにすすんで行くしかない。あとゼエゼエ言うので聞いててこっちまで息苦しくなる - プレイヤーが操作するのはあくまで生身の人間であること
→これまで書いた通り、弾が当たればふつーに死ぬし、傷は自然回復しないし、疾走すれば息切れするし、リロードはとろいし、息を止められるのも普通の人間と時間は変わらない。我々は総力戦の歯車として徴用された名もなき一般市民でしかないことを忘れてはならない。そういうわけでカジュアル系FPSの感覚でやると本当に痛い目にあうのでそこは肝に銘じておこう。
ただ、こう色々とシビアな点は書いたが、ミニマップや戦況の概要、残弾数やボルト(薬室内の薬莢の残数)、目標の方角などは常に表示されて(設定で切り替え可能)おり、UIは非常に親切。ゲームとしてその点のストレスは極力ないように設計されている。
ゲームの進行・仕様など
防御側は敵の侵攻から攻勢をしのぐことが目標で、マップごとに指定された拠点を守り抜くことが至上命題である。目標は奪還可能な拠点(旗のマーク)と奪還不可能な拠点(ハンドルマーク)にわかれており、後者を死守することが基本戦略となっている。攻勢側がチケット(300又は400)を使い切れば勝利となるが、拠点に敵が残っている場合は延長戦となり、排除するまでゲームは終わらない。
攻撃側はこの反対で、拠点を奪取していくことが目標であり、ハンドルマークの拠点を奪っていくことが最優先目標となる。その拠点に爆弾をしかけ、一定期間経過で破壊され、攻撃側が制圧した扱いとなる。指定された敵の拠点を全て奪うと次のセクターに移行し、セクター全てを奪うと攻撃側の勝利となる。
基本的に防御側がかなり有利で、マップの戦況を見極めながら状況を把握していくことが求められる。
プレイヤーが死亡した場合は一定のクールタイムを置いた後にすぐに参加することができる。
プレイヤーの兵科は概要の通り六種類用意されている。扱える武器についてはレベル制がしかれており、各兵科で経験値を積んでレベルを上げ、所定のミッションをこなすことで順次解放される仕組みになっている。
かなりシビアなゲームなのでミッションをこなすのは一苦労であるが、一応ボット(CPU)だけでプレイできるモードもあるのでそれで自分でプライベートの部屋をたててそこに引きこもって上げてしまうのもアリ。
歩兵(ライフルマン)
一番基本的な兵科。人数制限はなく、この兵科で基本的には戦うことになる。
弾薬の補給から拠点の構築、拠点制圧までなんでも出来る兵科ではあるが、その分プレイヤーには選択と集中が求められる。
初期状態ではライフルのみで、少しレベルが上がると手榴弾、ある程度上がるとグレネードランチャーが仕える。グレネードランチャーは煙幕が出された時や、建物内での戦いでは役に立つのでぜひ入手しておきたい。
突撃兵(アサルト)
サブマシンガンや、大量の手榴弾といった高インパクトな兵器を運用しつつ敵陣を蹂躙し、後続の道を切り開いていくのが大きな役目となる。ヒャッハーしたい人向けでもあるが、サブマシンガンは照準が狂いやすく上手く使わないと逆に撃たれるので場数を踏んで慣れていくことが肝要。
少しレベルがあがると手榴弾が開放され、クレートを設置できるようになるので無限に使えるようになる(味方にも影響するので、もしアサルトでやるときは積極的に設置していこう)。もっとレベルがあがるとサブマシンガンが使えるようになり、慣れればキルゾーンで一方的に歩兵をなぎ倒せるようになる(とはいえ弾数があまり多くはないので限度がある)。
工兵(エンジニア)
スナイパーシールドや鉄条網をしいて味方を設備面で支援していくことが求められる。重機関銃や迫撃砲などといった固定兵器を設置できるのもエンジニアの専売特許で、敵よりもはやくこれらを設置し、陣地を作れるかどうかが勝敗の分かれ目である。
山岳兵(マウンテナー)
山岳戦が主となるこのゲームでは特に重きをなす兵科といえ、双眼鏡や潜望鏡で敵を偵察して、味方側に位置情報を知らせていくのが大事な役目となる。スポットは十数秒ほどで消えてしまうが、あるかないかで特に狙撃兵の効率が全く異なる。
また実質最強兵器ともいわれるトロツキー暗殺セットピッケル(アイスピック)を奮えるのもこの兵科で、アンロックされれば塹壕戦をはじめとして近接戦では無類の力を発揮する。
狙撃兵(マークスマン)
高性能なライフルをもって次々と敵を屠っていくのがお仕事。位置取りをするのが至難の業で、構える前に射殺されてしまうこともしばしば。うまく取れた後もやはり狙われやすいので死亡率は高い。
スコープ付きライフルを扱える唯一の兵科だが、早いもの勝ちである以上責任が生じ持っているのにもかかわらずろくにキル数が稼げないと煽られるので注意。終盤のミッションをこなすと2つ開放されるようになるためある程度自由が効くようになる。
士官(オフィサー)
戦場の勝敗を左右するいちばん大事な職業。定員も2名しかなく責任は極めて重大。電話マークのついているところで支援を養成することが出来、航空支援か砲兵で爆弾を降らせたり、毒ガスをぶちまけたりすることが出来る。攻撃の端緒となり、如何に効率的な支援ができるかが重要となる。
また。笛を吹くことで突撃命令を出すことができ、スポーンまでの待機時間を0にできる。単純に戦場にいる人入りの敵の数に関わるためオフィサーの数が足りていないとその差は決定的になりやすい。あとは所持している拳銃がかなり強く、オフィサーが一番キル数稼いでるゲームもたまにあるほど。
関連リンク
関連項目
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- 0pt


