ニコニコ大百科

骨は骨でちゃんと元社会底辺だったと言う理由とそうなってしまう世界設定があるからね
キャラとしての好き嫌いを置いておけば作品のキャラクターとしてはマヨよりもずっとまともよ

たとえガバガバでも設定があるだけマシだぞ
マヨはそれすらないから
まぁ場外戦（Twitter）は骨の方がヤバイが

他の超人六人も損得抜きで総理に付き従う割には、時に親友として総理に物を言うわけでも無し。なろう系で現地調達する便利な太鼓持ちを元の世界から持ち込んだ様、イセスマで例えると太郎が現地調達した取り巻きのみならず持ち込んだスマートホンにまで自分を讃えさせているようなものになっている。六人スマホってとこか

こういう異世界転生・転移物で主人公サイドが俺TUEEEとなっている奴って、読者・視聴者が思わずツッコみたくなるところまで計算に入れた「ボケ」としてやっているパターンと、読者・視聴者が作中の異世界人と一緒に「主人公すごーい！」と本気で褒めたたえてくれると思ってダダ滑りしているパターンがあると思うんだよね。
個人的にはアインズ様もアニメ1期辺りまではてっきり前者だと思ってたからニコニコのコメントでツッコミを楽しんだりしてた。

そして今期のアニメだとのうきんや慎重勇者やけものみちなんかはあからさまに前者として視聴者やそれに近い目線でツッコミを入れてくれるキャラとの間に「漫才」が成り立っている（少なくとも成り立たせようという努力の跡は見える）わけだが、
このアニメはタイトルからしていかにも前者っぽく思わせておいて視聴者がハリセン構えながらwktkしていた所に、マヨ総理と6人の腰巾着が自分がハリセンでツッコまれるとは夢にも思って無い、視聴者から本気で褒めたたえられると思ってそうな顔してやってくるからその落差で余計にそら寒く感じてくる。
異世界物じゃないけどさすおにとかのそれに近いかもしれない。

>>1591
まあ比較対象がマヨな時点で骨もお察しではある

>>1594
なろうは都合が悪くなるとギャグ描写だからって逃げるけど、ギャグ描写のやり方をわかってないから（あるいは作者が大真面目にやらかしてるだけだから）単なる言い訳にしか聞こえないんだよね
敵をぶん殴って空の彼方まで吹っ飛ばして星にするのはギャグ描写だけど、それを見たキャラがすごい腕力ですねって褒めちゃったら、それはもうギャグ描写ではないわけで。
なろう系は大抵こういう場面がある。信者がいうところのギャグ描写で主人公がとんでもない偉業をなし、なぜかそれを事実のように捉えて周りが称賛するパターン。

>>1595
なろう系でギャグ描写のやり方が解っている作品といえば個人的にはこのすばが思い浮かぶが、あれの場合仲間がチート級の能力揃いな反面1人1人それぞれに特定の「長所」以外の部分が全体的に性格面でも能力面でもダメダメな所を主人公のカズマが振り回されたりするからギャグとして成り立っているし、
シリアスなバトルがやりたい時にはこの偏りまくった仲間達をどう活かすか必死に知恵を絞ったりする所で話が盛り上がる。

それに引き換えこのアニメはまずマヨ総理の短所が短所として話に生かされなかったり作中の人物にも視聴者にも短所として批判させない空気を作り上げてしまっている。
そしてマヨ総理以外の6人に至ってはそれぞれに強力な効果を持つレアカード揃いの「手札」でしかなく、いかに難しい盤面だろうがその「手札」のうちのどれかを選べば打開できる事がタイトルの時点で宣言されているから見ていて盛り上がらない。
そしてそんな状態の中でお色気シーンだのマヨ総理に惚れた経緯の過去回想だの出してきて登場人物に対する愛着を視聴者に持たせようとした所でカードの隅に書かれた「フレイバー・テキスト」にしかならない。

このすばの場合作中での扱いと視聴者の評価が一致してるってのもあると思うな
カズマは視聴者サイドから下の上から中の下くらいのよくいる小市民的クズな人物に見えて作中でも基本非の評価と視聴者と作中人物とのズレは少ないけど、
大概のなろう系だったり覇王やこれといったなろう風味のやつは下の上の奴が上の下みたいな扱いを受けてる評価のズレによる違和感が没入感をなくすというか

>>1595
あーすごいわかりやすいわそれ。ギャグみたいな活躍をして、周りにすごいすごいって讃えられるとキャラクターに対する単なる「ヨイショ」にしかなんないんだよね。
何故なら視聴者および読者が「すごい」と思える描写は、その「敵を空の彼方まで吹っ飛ばす」の時点で充分だから。
それだけで、ああ、そのキャラはそこまでの活躍が出来るんだな、っていうことはもうわかる。

この勢いで帝都に一番乗りした手品師に、敵の皇太子をして「流し斬りが完全にはいったのに……」と言わしめて欲しい

>>1597
なろう系に限らず、物語の主人公に求められる要素って読者・視聴者にとって「共感したり同情したりする部分」と「ポジティブな意味で『俺らとは違う』とか『ああなりたい』『見習いたい』と思える部分」をバランスよく備えている事だと思うんだよね。
その点このすばのカズマは主人公としてはドラえもんののび太に近いタイプというか、小市民的クズな中にも作中でちゃんと批判的に扱われる所も含めて同情できる部分のあるクズさだったりして、そんな奴がハチャメチャなトラブルに巻き込まれて右往左往する姿に笑ったり、
ガチなピンチに限られた戦力でなんとか対抗する姿を見て応援したいと思わせてくれる。

一方でマヨ総理は「共感したり同情したりする部分」と「ポジティブな意味で『俺らとは違う』とか『ああなりたい』『見習いたい』と思える部分」の両方が薄っぺらい。
「前総理だった父親の汚職を暴いた」「そのせいで自分の父親を絞首台送りに追い込んでしまった」と言われても話のスケールがでかすぎる上、すぐにエロフが「貴方は悪くない」と慰めてそこで話が終わるから「これを言わせたかっただけか」と同情や共感を抱く余地が無い。

（>>1600の続き）
そして子供がジャガイモに飽きた問題に始まり「こんな事もあろうかと」式に問題が起こる前から解決策を次々に用意し、ギュスターヴの槍で焼け野原になって大勢の死人が出た街を見ても
「これは民主化の過程で避けられないコラテラル・ダメージ」だの「登記簿付けといたからすぐに再建できるから大丈夫」だの言い放って余裕ぶる姿のどこに「見習いたい」と思わせてくれる要素があるのかと。

そもそも飛行機ごと異世界から飛ばされて墜落したところを助けてくれた村の人達が何度も戦争で大勢死人を出すような事をしているのに「自分達はいずれ元の世界に変えるから最後はあの人達が自分でなんとかしなければならない」というのを免罪符にしてどこか他人事のように捉えているくさい所があるし。
マヨ総理と腰巾着共は槍の死人を少数に抑えられたとはしゃぐ前に、その少数の死者の中に自分や仲間を飛行機事故の瓦礫の中から助けてくれた人や、その家族や恋人とかが含まれているかもしれないとか、ちらとでも考えなかったのか。

脳内で「この程度の被害」とか考えるのは別に良いと思うが、それを政治家が口に出しちゃいかんだろう
頭の中では冷酷な計算をしてても、表面上は本気で悲しんでいるような態度を取って衆望を得る
そういうのが政治家じゃないの

これもなろう系にありがち（特に復讐系に多い）だけど、悲しいことや辛いことはストレスになるとかいう理由で描写したがらないのよね
何年間も迫害されたという自分語りだけだったり、あるいは迫害の様子をダイジェストで描写するだけで「数年分の恨み」を説明しきったことにしてしまうから、なろう系に慣れてない視聴者からは全く共感を得られない
そのくせ復讐描写の方はねちっこくやるから、むしろ主人公側のクズさが目立ってしまったり…

マヨも自分が父親を死に追いやった苦悩を何かしらの度に描いて視聴者に印象付けたり、あるいは異世界での出来事によって父の死を思い出す描写を何話にもわたって描いて
どんどん精神的に追い込まれ辛さが限界に達したところで「そんなに自分を責めないで」と言って貰い救われる…とかならそれなりに感動もできそうなもんなのに
あっさり終わっちゃうから、ただ女の子と仲良くなるためのワンステップにしか見えないんだよな

>>1602
この総理ところどころ口が滑ったとしか思えない言動があるんだよな
日常パートで地雷を踏んだてきなニュアンスならまだしも

槍投げ着弾時辺りは自分の戦略的判断によって街を半壊させてしまったわけなので「すまない。この惨状の全ては私の浅慮と不徳さが招いてしまった限りだ……。その責を負い、謗りは受けよう」と猛省するのが一般社会人ムーブ。

で、実際にいわれのない誹謗中傷と殴る蹴るのサンドバックになり、泥に塗れてズタボロになるところまでやって、ようやく同情しても良いかな？と思わせるに足るわけだが。

このサンドバックにする部分を敵にやっちゃうからなぁ。

致命的ミスな筈の槍投げ被害3/1を特に責められる事も無く
それどころか気にしてるエロフに対してなんもかんも国が悪いとか開戦した奴がほざくからね
読み違いとかならまだしもその後の名将（）との戦いで神に等しい先読みとか言わせちゃうもんだからそれも無理
にも拘わらず民・貴族共に支持されるもんだから薄っぺらいなんてものじゃない

>>1603
盾の勇者の成り上がりとかはその辺うまかったよな。
下手したら序盤（アニメなら1・2話）だけで読者・視聴者が即刻切りそうなレベルで主人公が貶められ迫害される過程をこれでもかと描くことで、そこから少しずつ仲間や信用できる相手を得て立ち直っていく姿にカタルシスを覚える事ができた。

>>1605
ズタボロにされる所までは行かなくとも、例えばギュスターヴの槍による火災で家や親を失った子供に「お前達が戦争を仕掛けたせいだ」みたいに責められる→エロフなり他の超人高校生なりが思わず言い返そうとした所をマヨ総理自ら制止する
みたいなやり取りをした上でマヨ総理が「自分の父親を死刑に追い込んでしまったせいで母親から責められた」トラウマをフラッシュバックして落ち込み、
一緒にマヨ総理の父親の失脚に関わった商人辺りが他の人の耳に入らないような場所で「今回はあれでもマヨ総理の指示していた対策のおかげで被害を最低限に抑えられた方だった」という事を言葉で示して元気付けようとするとかしてたら、
マヨ総理にも他の超人高校生にも同情というか多少の人間味くらいは感じられたと思うんだがな。

実は名将ってスキル持ちなんでしょ

>>1600
どこだったか忘れたけど、共感できる主人公と「こうなりたい」と思わせてくれる主人公、っていうのに物語の主人公はタイプとして分かれる、って話を聞いたことがあって。
じゃあ総理はどっちとして描いてるんだっていうとおそらく後者なんだと思うけど（前者として見るにはあまりにも作中想定として完璧超人が過ぎる）
「見習いたい」と思わせてくれるであろう部分が薄っぺらすぎて作者が想定しているであろう「御子神司」という主人公像と受け手が実際見て感じている主人公像が乖離しているんだろうな。
だってどれだけ最強主人公でも結局受け手が見習えるところって精神面だもの。どう転んでも受け手はチートにはなれないんだから。たとえば信念を持ってそれが一貫しているとか、ものすごい努力をしていてそれが作中でも描写されているとか。

作中で実際書かれてる総理の言動って「事なかれ主義」みたいな所があって、この「事なかれ主義」って実際正しいかは置いておいてこういう若者向けの作品の主人公としてはあまり理想的でない考え方なんだけど、
作者がそもそも総理の考えを「事なかれ主義」だと自覚してなさそうなのがね。

原作ではどうか知らんが、今のところアニメを視聴する限りで見えてくる「御子神司」の精神性って

過去に自分が起こした政治的行動に対する「自分の父親を死刑に追い込んでしまった」という十字架の大きさから逃避しようとするあまり、「自分の推し進める政治的方針はいついかなる場面においても絶対的に正しい」という考え方に固執し、自分が元居た国とは文字通り世界感がまるで違う他国にまで強引に押し付け戦乱にまで発展させても尚自己正当化の言葉を吐き続けるマヨラー

だもんな。
少なくともアニメを10話まで見た現時点での自分にはそうにしか見えない。
恐らく時系列的には父親を失脚させるより前に当たるだろう発明家の回想では「父が誕生日にくれた時計」を大切にしていると話していたから猶更。

>>1597
冷酷で思慮の浅い身勝手な悪人を慈悲深く聡明で獻身的な無私の善人と作者がしているからここまで酷評を喰らうねんな。
物語は必ずしも善人を主人公にせず、何なら悪人を据えたり悪党対悪党を描いてもいいけど、作者が登場人物をきちんと批判してな成立たん。
原作は知らんけど作者がマヨの思想に心酔しているのか「今売れ筋のなろう系を書け」と言われていかにもなろうらしい悪いところを完コピできる実力派なのか知らんが

仮に今の人間には理解できない超文明と先進的な政治形態をとっている宇宙人がやってきて
交友した村のトラブルから発展して「今の民主主義じゃ村ごと有罪になる」って超文明で武装した地球人に革命させて
「いずれ地球人もこの政治形態になるから」って革命の被害を肯定してるのを見て善良に見えるかって話
余裕で生き抜きたかったら帝国に見とがめられんようこっそり村を発展させるスローライフものでよかったのでは

終始サムライミサイル路線にして、マヨ総理をやること成すこと空回りする達観クールポンコツキャラにすれば楽しめそう

でもサムライミサイル路線にすると超人じゃないく怪人・・チート主人公になっちゃう

>>1607
個人的には盾もそこまで厚いとは…まぁなろう系としては確かに描写厚い方かな？とは思うが
ねちっこい描写は消せていないので、主人公側「が」ゲスに見えるものが、主人公側「も」ゲスに見えるに変わっただけ感

>>1613
何人もの超人が存在して…って設定が完全にギャグ向きなんだよな
そんな超アイテムどうやって作ったの？→ふふふ発明家に不可能はないのだよ→説明になってねえ！とか
マヨネーズでここにいる全員の心を掴んで見せよう→そんなことできるわけ…→って出来てるぅー！？とかさ
（素人が想像する使い古されたテンプレで悪いが）

さすおにの頃から言われてるけど、半端な知識しかない癖に現代兵器ブチ込んで来るのほんと腹立つ。やられ役にしろ無双の切り札にしろ、シンゴジやヒラコー作品くらい兵器に愛着持って書けよ

ミリオタが見たらキレそうってかキレる

>>1605
本来なら義務も責もないサイタマですらそれをやってるからな
ワンパンマンの場合、大衆がNEETTシャツに扇動されるレベルなのもあれだが

>>1615
超人高校生をギャグとして見るなら、明らかにツッコミ役が足りないんだよな。ボケばっかり流されるから狙ってやってるのか素なのかわからなくて反応が困る。
エルクのような現地人であれば「ツッコミ役」は果たせそうだけど、エルク自体の出番か少ないからな……

>>1607
盾の勇者もそんな褒められたもんじゃない、むしろ酷評されるべきもんだと個人的には思うけどね
復讐ものというかなんというかこの手の作品は徹底的に地獄に落とす必要があるのに、盾の場合親兄弟や親友とかでなくほぼ初対面の、それもあらかさまに悪意を持った的に嵌められるなんてのは地獄としてはあまりにもヌルすぎるし、
何より「盾の勇者は嫌いだけど叛意を起こされたら困る、でも嫌がらせはしまーす」とかいうイミフムーブがね
「叛意を起こされても構わない、むしろ大義名分ができるから起こして欲しいから嫌がらせしまーす」なら十分理解できるんだが