『神様はじめました』とは、鈴木ジュリエッタによって描かれている少女漫画である。
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少女漫画誌「花とゆめ」にて2008年6号から2016年20号まで連載された。
2012年10月から12月まで、大地丙太郎の監督によるアニメ第1期が放映された。2015年1月からほぼ同じスタッフで第2期『神様はじめました◎』が放映された。また3月末には舞台『神様はじめました THE MUSICAL』も公演された。
ジャンルは和風妖怪ラブコメである。
絵は少女漫画絵を残しつつ妖怪的な要素を残しているのが特徴。
中盤以降は、奈々生の神としての成長や、少年漫画のような展開も見られる。何気ない伏線が張られてあったりするので、見返してみるのも良い漫画でもある。
埼玉県川越市が舞台のモデルとっており、公式ホームページではご当地マップも公開されている。
原作漫画の各国語版タイトルがちょっと面白いので列記してみる。
父親の家出によってアパートを追い出され女子高生ホームレスとなった奈々生。
ひょんなことから、公園で出逢った怪しい男に神社を譲られ、神様の仕事を任されてしまう。
本作の主人公(ヒロイン)。物語冒頭にて、父親の夜逃げと家の差し押えにより、女子高生ながらホームレスとなってしまう。犬に襲われていたミカゲを助けた際に、ミカゲ社と土地神の座を譲られた。
神としては未熟で、乙比古に地縛霊クラスと言われるほど神としての力(通力)はなかったが、話が進むにつれ…。性格は明るく、好奇心旺盛。また、自分の気持ちに素直で、恋愛に対しては積極的。幼い頃から災難続きだったせいか、多少の不幸ならば受け止めるたくましさがある。
前述の経験などもあり、家族のあたたかさや、帰る家に対する思い入れが強い。現在はミカゲ社の主として、巴衛たちと家族のような絆を築いている。
本作のヒーロー。奈々生に仕える神使で、元は何百年も生きている野狐という妖怪。
数百年前に死に場所を求めて彷徨っていたところをミカゲに拾われ、ミカゲ社の神使となった。
社を大切にしており、ミカゲが出て行った後も、荒れた社を守り続けていた。
奈々生と出会った当初は、互いに反目し合っていたが、彼女と神使の契約を交わした後は、主である奈々生を優先した行動をとるようになる。性格は、アニメのあらすじによると「性格最悪で凶暴な妖狐」。
奈々生によると、「誤解されやすい奴だけど、優しいところもある」。神使になる以前は、悪羅王と共に文字通り血湧き肉躍る生活をしていたようで、現在もその片鱗が見え隠れする。綺麗な顔しているためか女性にモテやすいが、本人曰く「人間は専門外」とのこと。
元々は天界に住む神であったが、ある出来事をきっかけに下界に下りてきて、ミカゲ社をひらいた。
以来、縁結びの神として人の願いを叶えてきたが、20年前に巴衛を置いて突然行方をくらましてしまう。心優しい性格で、物語冒頭では少しヘタレなところも見せていた…が、アニメOPでは悪い顔を披露している。
今、全国の女子高生を虜にしている超絶人気のビジュアル系スーパーアイドル。黒い翼を持つ堕天使という設定以外謎に包まれたプロフィールである。抜群のルックスと奇抜な言動で女性だけではなく、男性のファンも多い。まさにアイドル界のカリスマである。そのカリスマは留まるところを知らず、音楽の授業で合唱曲をソロで歌った際には、クラスメイトを感涙させていた。…しかし、その正体は烏天狗の鞍馬(くらま)である。
ある事件が原因で、天狗の御山(鞍馬山)から人間界に下山してきた。16年間人間界でもまれてきたため、他の妖怪よりも人間の扱いや知識に秀でている。性格は少しナルシストが入っているが、本質は真面目で義理堅く、責任感が強い。奈々生の通う宇治上高校に転入してきた当初は、奈々生の神籍を狙っていた。改心した後は、ミカゲ社の面々とも仲良くやっている。
聖獣である白蛇の化身であり、格の高い聖神使。神酒造りが得意。元は水の水神であるヨノモリに仕えていたが、主を失った後は、ヨノモリの残した梅の木を眺めながら一人孤独に過ごしていた。奈々生を誘拐し、求婚するが、巴衛の介入により未遂に終わる。後に奈々生と神使の契約を(本人の了解なく)交わした。
神使になる以前は若干性格が歪んだ面も見せていたが、神使となった後は、明るく甘えたがりな性格になる。子どもっぽい言動が目立ち、主である奈々生にはよくなついているが、兄神使である巴衛とは事あるごとに喧嘩をしている。恐いもの知らずで、大胆な発言が飛び出しがちだが、思慮深さも垣間見せる。神使としての気質が強いせいか、Mっ気が日々エスカレートしている模様。
奈々生の友だち。霊感があるが、怖いものは苦手。マイペースな性格で、友人の上島ケイによくツッコミを入れられている。学校で転倒した際、苺の絵が大きくプリントされた下着を身につけているのを磯部らに目撃され、「いちごパンツ」なるあだ名を付けられそうになった。KURAMAのファン。
2012年10月から12月まで、テレビ東京他にて放送された。講釈師(ナレーション)を山崎バニラが担当。
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 |
---|---|---|
テレビ東京 | 2012年10月1日 | 月曜 26:05-26:35 |
AT-X | 2012年10月2日 | 火曜 22:30-23:00 |
テレビせとうち | 火曜 26:10-26:40 | |
TVQ九州放送 | 2012年10月4日 | 木曜 27:00-27:30 |
テレビ愛知 | 木曜 27:05-27:35 | |
テレビ大阪 | 2012年10月5日 | 金曜 26:40-27:10 |
テレビ北海道 | 金曜 27:00-27:30 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 奈々生、神様になる | 大地丙太郎 | 大地丙太郎 | 山本泰一郎 | 山中純子 |
第2話 | 神様、ねらわれる | 佐山聖子 | 菱川直樹 | 野武洋行 | |
第3話 | 神様、縁を結ぶ | 本多康之 | 小野田雄亮 | 本橋秀之 | |
第4話 | 神様、拐かされる | 西森章 | 湖山禎崇 | 石川晋吾 | |
第5話 | 神様、家をうしなう | 米たにヨシトモ | 永岡智佳 | かわむらあきお | |
第6話 | 神様、風邪をひく | 佐山聖子 | 神原敏昭 | 小嶌エリナ・伊藤秀樹 | |
第7話 | 神様、デートに誘う | 本多康之 | 小嶌エリナ・本橋秀之 | ||
第8話 | 神様、海にいく | 伊藤真朱 | 湖山禎崇 | 斎藤大輔・小松香苗 菅野智之 |
|
第9話 | 神様、竜宮城にいく | 佐山聖子 | 伊藤真朱 | 大島美和 | |
第10話 | 巴衛、神使になる 神様、合コンにいく |
小坂春女 山本泰一郎 |
松下周平 | 小澤円・関口亮輔 | |
第11話 | 神使、街にでかける | 西森章 | 神原敏昭 | 小嶌エリナ・伊藤秀樹 | |
第12話 | 奈々生、神様をやめる | 横手美智子 大地丙太郎 |
本多康之 | 永岡智佳 湖山禎崇 |
本橋秀之・しまだひであき 斎藤大輔・小松香苗 |
第13話 | 神様はじめました | 大地丙太郎 | 山本泰一郎 | 山中純子・大島美和 かわむらあきお・野武洋行 |
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最終更新:2024/11/25(月) 06:00
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