ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~ 単語

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世界を救った英雄王マルスの名を知らぬ者はいない

だが”その人物”の名を知る者は少ない

戦いの中でを振るマルス

その傍には名だたる英雄たち・・・

そして”その人物”の姿があった

”その人物”はマルス心であり友であった

マルス勝利を支えたであった

歴史書には記されることのない英雄

英雄戦争もう一人の主人公

その名は―

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~は、2010年7月15日任天堂より発売されたニンテンドーDSソフトである。

概要

SFCで発売された「紋章の謎」のリメイクであるが、新・暗黒竜と光の剣の続編であるためストーリー的には紋章の謎の第二部の部分だけが収録されているがプロローグ部分や外伝等が追加されており、前作やGBA作品と同程度のボリュームになっている。

ストーリー上の変更点としては、今作は前作の新・暗黒竜と光の剣の後の話として描かれており、紋章の謎第二部と大筋に変更はないものの今回は紋章の謎削除されたユニットや第一部でのみ仲間になったユニット新・暗黒竜と光の剣で追加されたユニットたちも普通本編に登場する。また、エキストラモードでかつてサテラビューで放送されたBSアカネイア戦記も収録されており(難易度は少し楽になったらしい。ボイスはない。本編のように途中セーブ魔法陣はない)彼らも本編仲間になる。
序盤からサジマジバーツ仲間になるので、もうぎんを換金する必要はない。
リメイク前では仲間にできなかったロシェ以外の騎士団、さらにはマケドニア王子ミシェイル仲間にできる。
しかし、仲間になるユニットの数が70をえる大所帯の割に各マップの出撃が多くても10人ちょっとと非常に少ないため、入れたくても入れられないことが多い。

リメイク前の「紋章の謎」との大きな違いとして、もう1人の主人公マイユニット」がおり、プロローグマイユニットマルス近衛騎士となるまでが描かれ、その後本編に入る。
プロローグではマイユニットと紋章2部初期メンバーのうち2部から登場したキャラが第7小隊として試験を受けるのだが、シーダく説得出来た人は助っ人にして良いと言ってくれるため色々なユニットが助っ人として仲間になる。
プロローグ中はユニットが倒れても撤退扱いとなり(※カジュアルはその章、クラシックではプロローグ中使用不能プロローグメンバーは終了時に一度離解散し、成長が反映された状態で本編の該当章で再び仲間になる。

その後、「英雄」ことプレイヤー分身であるマイユニットとしてという立場で物語に関わるが、本編主人公飽くまでもマルスであり、マイユニット近衛騎士としてマルスの手助けをすることになる。
本編の大きな流れには関わらないが、マルスから相談を持ちかけられたり他の仲間ユニット拠点会話が多数あったりとアリティア騎士団に参加している気分が味わえる。割とネタ豊富。
また、今回はマイユニットに関わる部分の話を外伝として追加されているが、外伝の条件が前作のような死亡者数ではなくターン数や盗賊を逃がさないなどこれまで通りにに戻っており、上手にプレイすれば外伝へ行くことができる。

また、マイユニットに関連するキャラとしてカタリナが追加されており、今回一の全新規追加キャラである。
アリティア軍の軍師を志望しており物語開始時にマイユニと突するというなんともベタな出会い方をした後、プロローグでは軍師として主人公と深く関わり、本編でも外伝ストーリーに関わる、事実上の「ヒロイン」である。
このカタリナ依存系の若干病んでいるドMというFEお約束的にも萌え属性的にも今までにないシロモノなのだが、作中でそうなった理由が描写されていることもあり、リメイク作に浮くことなく染んでいる。

前作との違い

基本システムは前作の新・暗黒竜と光の剣ベースとしているが、細かな点で異なる。

難易度の設定

[ノーマル][ハード][マニアック][ルナティック]に分かれており、前作と異なり敵の力値や装備が強くなるだけではなく敵の数、配置、行動パターンなどに違いがある。
増援の出現ターンまったり、序盤から武器持ちがさりげなくいたり、ハンマーナイトキラーを持っていたり、一人釣りだそうとしたら小隊単位で向かってきたり、2体以上の攻撃範囲に入ると向かってきたりと工夫がされている。
また、ハード以上にすると、これまで通り増援部隊が出てきたターンから動き出し、どこから出てくるかわからない状態だと事故死する危険性がでてくる。
ノーマルは簡単だが、ハードSFC版より難しく、ルナティックともなると文字通りのキチガイ沙汰である。
さらにルナティッククリアするとルナティックをも越える難易度の[ルナティック’]が追加される。
こちらではルナティックと敵の強さが変わらないが戦闘では敵が必ず先制攻撃となる。
なお、難易度によっては入手できないアイテムがあるため注意。

また、FEといえば原則として「死んだ仲間は二度と帰ってこない」が代名詞であるが、死ぬと撤退となり、次のマップでも引き続き使える「カジュアル」というモードが追加された。
FEが初めての人やリセットし続ける時間がい人、マニアック以上に挑戦しようかと言う人は使ってみると良い。
ただし死なずに撤退とはいえゲームクリア時の生存評価にはしっかりと反映されるので要注意。

戦闘・システム・アイテム関係

兵種の一部変更

どの兵種は前作と変わらないが兵種CとD(女性用)の下級にソシアルナイト、上級にジェネラルが追加された。
ソシアルナイトセシルジェネラルシーマがいたことによる変更だと思われるが、どちらも女性に不足しがちなHP・力・守備を補えるのでシーダを始め恩恵を受けられるユニットは非常に多い。
また、前作で反則的な性を誇ったシューターが敵専用に戻っており、ジェイクとベックは違うクラス仲間になり、仲間になる際に自分はもうシューターではない事を話してくれる。
踊り子ももちろん追加されており兵種変更不可クラスとなっている、は使用できるがレイピアは使用できない。

武器の重さの廃止

戦略上、もっとも重要な変更点がこれ。
武器には重さが存在せず、単純に互いの速さのパラメータにより2回攻撃判定が決定する。
非力でも強い武器を使用でき、紋章の謎におけるの不遇は解消されたが、結果的にてつの武器が弱く、はがねの武器が強くなっている。
また、武器重量による速度調整ができなくなっているため、やっつけ負けに注意。

アイテムの追加・削除

「みんなの様子」でアイテムを拾ってくるため、色々なアイテムが追加されている。
武器のほうは新暗黒竜で登場したものは大体追加変更されており、今回は多くが本編中でも拾える。
踊り子レイピアの使用ができなくなり、レディソードの蛮族特効がくなっている。
その他には、アゲインが一人だけになり、専用武器オーラエクスカリバー、オームは新暗黒竜同様条件が緩み、ハマーン以外のは専用が解除されている。また、スターライトが強化されてオーラに迫る強な威力となっている。
敵のほうはスレンドスピアやトマホークなどの強力な間接系武器や魔防無視のグラウァーなど高性武器が追加され、ハードあたりから一部敵が普通に使用してくるため非常に恐ろしい。
仕様の関係上、ドゥラーム(敵)、ウォッチ、細身のくなった。

星のオーブの仕様変更

今回はオーブのかけらに成長率の補正がないらしく(仮にあっても物凄く薄い)、その代わりに持っていると力が少し補正されるという効果になっている(+2or+1×2/1ヶ)。
ちょっと残念だが、そのままでは兵種変更システムを潰してしまうため仕方ないと言えば仕方ない。
また、オーブの効果も全力+2になっており、今回は磨耗防止効果はない。
そのせいか、全キャラとも成長率はやや高めに設定されているようだ。

編成画面のメニュー追加

今作品ではキャラ同士の会話等が追加されており、キャラたちの様々な様子を垣間見ることができる。

会話

が表示され、仲間から、いは仲間同士の話を聞くことが出来る。
どのマップでも重要なヒントが一つ出るほか、「現在の状況」としてジェイガンが状況を説明をしてくれる。
場合によっては世界観や文物等についての解説がされる時もある。
また、仲間になりそうなキャラや特筆すべき点があると他のキャラが出てくる場合がある。
その他、キャラ同士を一定回数一緒に出撃させていると会話が発生しさまざまな掛け合いを聞くことができ、どの場合時を同じくして支援効果が上昇する。

みんなの様子

DSの本体時計と連動して非プレイ時間によって、その章限定で一時的なST上昇する、一人で特訓して経験値入手(99まででレベルは上昇しない)、アイテムを拾ってくるなどがある。

手に入るアイテムは(人名)の武器フライパン(戦いには向かない…)、リフ(傷と同じ効果)などのネタ的な物もかなり多いが、
つらぬきの、必中の、一時的に力を上げるなどのこれまでに特性を持つもの、
トンボとり()、ガラスの武器など実用性とネタを併せもったナイスアイテムも存在する。
稀にだが、特効カミュなど販品よりはるかに強いものもの存在している。
また、ここで拾ってくるアイテムの売値は0Gであり、お金は稼げない。

訓練所

編成画面からプレイでき、お金を払って戦闘キャラを鍛えることができる。
闘技場同様、どちらかが倒れるまで戦闘を続けるのだが、

というところに注意。

今回は闘技場の敵が強く、ハードでは強キャラであるオグマナバールでも勝率五分程度、マニアック以上は勝利することすら厳しいなど闘技場での荒稼ぎは難しいため世話になることもあるだろう。

その他・注意

第17章『グラの落日』のシーマサムソンリメイク前と違い、仲間にした後、グラ兵を倒してしまうと再び敵になってしまう。グラ兵で経験値稼ぎはできないので要注意。

マイユニットメイキング

マイユニットで設定可なのは

であり、作成時にアンナさんから占いという体で、初期パラメータや成長率が変わる。
職は性別を選んだ時点で制限があり、男のペガサスナイトや女の戦士は選べない。
ただし、他のユニット同様の兵種タイプで兵種変更は可であり、シスター等の最初選べない職にもなれる。
(プロローグで1人で戦うマップがあるため、最初に非戦職は選べないのだと思われる)

章の合間に、髪型等を変更するイベントなどがあり、モノによってはマルスジェイガンが噴き出しそうになったりする。(特に頭を丸めた際のマルスの反応は必見)
ユニットとしてはかなりの強さだがマルスと違って強制出撃でもないため、使わなくても問題はない。
自分の分身であるため、マルス同様倒れるとゲームオーバー

登場キャラクター

味方キャラクター

敵キャラクター他

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

ファイアーエムブレムシリーズ
暗黒竜 - 外伝 - 紋章 - 聖戦 - トラキア - 封印 - 烈火 - 聖魔 - 蒼炎 - -
新・暗黒竜 - 新・紋章 - 覚醒 - if - Echoes - 風花雪月 - エンゲージ
♯FE - ヒーローズ - 無双 - 風花雪月無双
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