余は各艦がその責務を全うする事を期待する。続け!
ネルソン(艦これ)とは、角川ゲームス開発、DMM.comより提供されている艦隊型育成シミュレーション『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場する艦娘である。
2018年9月9日より開始された晩秋イベント「抜錨!連合艦隊、西へ!」の最終海域突破報酬として初登場した。
イギリス海軍のネルソン級戦艦1番艦「ネルソン」をモデルとした艦娘。名前はナポレオン戦争などで活躍し、トラファルガー海戦の歴史的勝利でその名を残したイギリス海軍の名将、ホレーショ・ネルソン提督に由来する。
外見は金髪のセミロングヘアに碧眼の白人女性。長門や陸奥、Coloradoと並ぶ「ビッグセブン」と呼ばれたことにちなんでか、彼女らと同じような角アンテナ付きカチューシャを装着している。実艦の写真を見ると、艦橋にそのまんまのアンテナ、高射装置などがついているのがわかる。
先行して実装されたウォースパイトやアーク・ロイヤルのようなドレスではなく軍服を着用し、その上からベルトを介して大型の艤装を装着している。今までの戦艦娘の艤装は左右対称の形状が多かったが、ネルソンは元の艦が前部に主砲塔を集中したかのように右手に主砲が集中した大型砲を持っており、一見するとアシンメトリーな外観となっている(艦橋後部に砲塔がついてない艦影の再現であり、同形のリシュリューも同じ形式)。
改になると制服がロービジ柄(低視認性のため、海に近い色合いになっている)になり、艤装マスト部分にレーダーが追加、主砲塔にも機銃が増設される。
←ネルソン改の制服はグレーが差し色に入る
性格はとにかく偉そうな将官といった趣であり、一人称は「余」だ余。秘書艦にして情報を見ようとすると「余に持ってこいと?」と素で疑問を抱いてみたり、元になった艦で問題視されていた『後方ガン無視の主砲配列』についても「この主砲配列には課題があるだと? ブリティッシュジョークも休み休み言え」と言ったりと、自分が本当に偉く、完璧超人であることを信じて疑わないような態度を取るが、改にすると・・・実はそういった態度には自覚はある模様で褒められると素直に喜んでいたりする。
同時に時報も追加され、当然というべきか同じビックセブンで武人肌である長門とは非常に仲が良く(互いに妹自慢もしている)、先輩であるウォースパイトを「レディ」と呼び、大和を見て「美しい」と感想を述べるなど他の艦娘には至って鷹揚で紳士的な態度で接している。意外だが駆逐艦から声を掛けられて笑顔で応じるなど慕われている様子が垣間見える・・・長門、気持ちは解るがそんな必死の表情して声を掛けないように。ちなみに食事は全て提督や他の英国艦が用意しており、提督のフーカデンビーフがお気に入り。そして勿論夜には酒を飲む。ラム酒以外でもスコッチも好み、演習が終われば飲み・・・まあ、何処ぞのアル重や軽空母と違って執務中は飲まないのでオンオフはキチンとしているが。更に言えば彼女たちと違って酒で乱れるような様子は無い事から相当強いようであり、飲み仲間であり絡み上戸でもあるアーク・ロイヤルに水を回すなどコミュニケーションは良好である。
戦闘においては自身が先陣を切って突撃しようとする気概を持っており、武人としての心構えも一流である。酒好きである事が高じてたびたびラム酒を取り出して振る舞おうとする様子が伺える。
母港でのマウスクリック(おさわり)をしていると、提督の踏み込みの甘さを指摘し「余が直々にNelson Touchを教えてやろう!その壁に立て! 行くぞ!」と、提督に教育的指導を行おうとする。
8周年記念セリフでは「そうだ、余が祝福をくれてやろう。顔をこちらに……違う! 頬だ頬!」などと衝撃的なセリフが実装された。卑しい女ずい…
2020年10月末の富士スピードウェイでの『鎮守府鰻祭inFSWフェスティバル』(通称「うなフェス」)でレースクイーン姿で登場。元から豊かな胸部装甲を惜しげもなく披露している。垂れてないぞ。イベント後の通販『二子玉川酒保』でも特設ページでイメージリーダーとして参加した。更に中の人である野水伊織氏も初のネルソンコスプレ(こちらはゲーム時通常の姿)で進行役を担当した。
F1発祥の地出身ゆえの抜擢だろうか(ちなみにもう一人の抜擢はゴトランド)
2021年の三越コラボでは、三越にふさわしい落ち着いた冬の私服姿を披露した。でも同時に発表されたコラボ飲料はノンアルコール…余は酒が飲みたいと思われる
火力が高い代わりに速度が遅い「低速戦艦」に分類されている。
本艦は艦これで初めて、戦闘中に発動する艦娘固有スキルが実装された艦娘である。その名も「Nelson Touch」その威力については後述する。
性能はビッグセブンの名は伊達ではなく、改(Lv50以降)になると最大火力は「112」装甲「104」大和型には及ばないが、長門改二・アイオワの改と同等であり後述のNelson Touchを加味すれば非常に強力・・・だが、回避は戦艦勢でぶっちぎりの最下位である(スペックではネルソンより遅いガングートより低い)これに関しては後述する史実でのネルソン級戦艦の経緯に拠る処が大きい。そのため海域によってはボスまでの長い道中でダメージが蓄積しやすいのでキラ付けしたり、機銃を増設するなどして補っておきたいところ。
なお、長門及び陸奥改、大和型が装備できる51cm連装砲系統は装備出来ない。Nelson Touchの発動を補助する=行動順を繰り上げるために『超長』射程にする場合はイタリア戦艦の381mm系統の砲を使ったり(46cm砲系統はマイナス補正が大きいため、要改修)、随伴する艦の射程に注意したい。
後述のNelson Touchの使い勝手の良さと改装の容易さから所持出来るのは一人のみと限定されていたが、2021年夏イベントで複数持ち可能なドロップ海域が現れた。
ネルソンには試験的に特殊攻撃「Nelson Touch(ネルソンタッチ)」が実装されることが、2018年9月15日より運営ツイッターで発表された(その後、条件は異なるが長門改二・陸奥改二・コロラドとビッグセブン及び金剛改二丙・比叡改二丙に実装されている)
名前の由来は、艦名の由来であるホレーショ・ネルソン提督の得意戦法「ネルソンタッチ」である。艦隊を複縦陣とし、敵艦隊の真横から最大船速で突っ込むことで敵陣を分断、各個撃破を図るという豪快な戦法である。
攻撃内容を簡単に表現するなら「ネルソンを含む3人が同時攻撃を仕掛ける」というもので、使い方によっては敵艦隊を一網打尽にできる強力な能力である。現在の発動条件は以下のようなものが確認されている。ただし、運営側の発表にもある通り今後変更される可能性があることも留意されたい。
この条件を満たしたとき、ネルソンと3番目・5番目に配置された艦娘が一斉攻撃を仕掛ける。また、火力には補正がかかり通常よりも大きなダメージを期待できる。ただし、好き放題使えるわけではなく
このようなデメリットがあることを踏まえた上で、発動を意識した隊列を組み、どの敵のときに発動させるかを十分に検討する必要がある。
しかし最初に実装された特殊砲撃にして、他の追随を許さないメリットも多く、ネルソンがいる鎮守府では最深海域の切り札として起用されるケースが多い。以下は他の特殊砲撃と比べてのメリットである。
また、Nelson Touchが発動すると、ネルソンはそれ専用の形態に変形する。
←これがネルソンタッチだ!
右手に持った主砲付きの大型艤装を腰の位置に装着し、前方めがけ一斉砲撃をブチかますという豪快な形態である。簡単に表現してしまうと「艦の真ん中からお姉さんが生えている」とでも言うべきであろうか。
この形態は実艦HMSネルソンの形態を再現している(ネルソンの身体が艦橋を模す)。
おさわり時に行われる提督へのネルソンタッチが如何なるものかは不明だが、物理的な突撃であれ砲撃であれ、この形態から繰り出されるNelson Touchをカマされた提督はおそらく無事では済まないであろう。
世界の七大戦艦「ビッグセブン」と称されたネルソン級の誕生にはこの称号の発祥に端を発する。
1921年、ネルソン級の元になる戦艦建造計画通称「G3」級戦艦は第一次世界大戦時のロイヤルネイビーとドイツ帝国海軍の一大海戦「ユトランド沖海戦」(ジュットランドととも)の戦訓を基に設計された基準排水量48000t、艦橋前部に集中配置した16インチMk.Ⅰ三連装主砲3基9門、装甲厚356mm、最大速力30ノットという攻防走そろった正しく「ポスト・ユトランド」型戦艦の第一陣として計画された・・・のだが、世界大戦終結による不況に加えて税収の低下や戦争による通商路の破壊のダメージが著しい大英帝国には「G3級」及びそれを上回る「N3級」(18インチ三連装3基9門装備する50000t超の大戦艦)の建造は到底許可されるものではなく、あえなく廃案になった。
事態が一変したのはワシントン海軍軍縮条約締結による戦艦数の保有枠の確定である。日本海軍の「長門」に加えて「陸奥」の保有を許可した代わりにアメリカ海軍は「メリーランド」に加えて建造を中止していたコロラド級戦艦「コロラド」「ウェスト・バージニア」の保有が認められ、イギリスにも2隻の新造を認めさせその際に完成・建造中だった日米双方の戦艦を基準にした条約項目が設けられた
ところが、この項目通りに建造するとなると元設計であった「G3」級では排水量がオーバーしてしまい当然ながら条約違反である(基準排水量40000t超の「フッド」は条約締結時に完成済であり保有排水量による特例で認められた)そのため、再設計するにあたりどの項目を削るべきかで英国海軍上層部で議論された・・・
「砲減らす?」「極東の島国と西の成金ヤローの連中の戦艦相手に減らすとは何事だ!?」
「装甲削る?」「フォークランドやユトランド沖で装甲無い巡洋戦艦がドカドカ沈んだからダメ」
「んじゃ速力落とす?」「・・・まあ仕方ないか」
・・・こんな会話があったか定かではないが、ともかく「G3」級の設計を活かす形でストレッチされたのがネルソン級戦艦「ネルソン」「ロドニー」であり、一番艦「ネルソン」は1925年9月3日進水、1927年9月10日就役(奇しくも季節が初出の18年秋イベント期間中である)、就役と同時に英国本国艦隊『グランド・フリート』旗艦としてロイヤルネイビーの『顔』となった。
そんなネルソン級であるが、元来50000t級の戦艦を無理やり35000t級の規模に押し込めた結果、船体の各所にしわ寄せがくる結果となった。従来の戦艦とは大きく異なるスタイルゆえ将兵側から厳しい意見が出たのも事実である。ただし日本のネット上で語られる「ネルソン級の問題点」は面白おかしくネタとして誇張されたものが含まれており、必ずしもネルソン級の実像を表していないという点にも注意が必要である。例を挙げると
など、史実と照らし合わせると必ずしも正確ではない「欠陥逸話」が広まっている場合がある。特にニコニコ動画の「迷軍艦に乗ろう」シリーズでは実在のネルソン級とは大きく異なる図面を用いてネルソン級の欠点を誇張するなど非常に問題の多い説明が為されている。提督も史実のネルソンを調べる際には気を付けよう。余との約束だぞ!
ネルソン級の設計はベースになった「G3」級と共に世界各国の戦艦設計に大きく影響を与える事となる。日本、アメリカ、ソ連など様々な国で前方集中配置の戦艦が検討されたほか、外観には表れない内部構造においても革新的な様式となっており、ネルソン級で実用化された傾斜装甲による集中防御は後の新戦艦のスタンダードとなった。日本の大和型やアメリカのアイオワ級もこのネルソン無しには生まれ得なかったと言っても過言ではないだろう。
実戦においてもロイヤルネイビーでは随一の火力(欧州の戦艦として唯一の16インチ砲装備)と重装甲(傾斜350mm装甲は多くの新戦艦すら上回る数値)を持つ彼女は積極的に前線に投入された。ネルソンとロドニーは各地を転戦、結果的にネルソン級の姉妹はビッグセブン7隻のうち「最も活躍した艦」となったのである。
2018年初秋イベント 『抜錨!連合艦隊、西へ!』 新規実装艦娘 |
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掲示板
369 ななしのよっしん
2023/09/30(土) 19:46:13 ID: g6uLPNHd5J
妹のロドニーが使うミジンコタッチ(仮称)の絵面がビックリするほど普通なんだけど、これネルソン個人がおもしれー女だったってこと?
370 ななしのよっしん
2023/10/01(日) 11:31:44 ID: eBFTMV6ozQ
>>369
初手からして「おもしれー女」で時が経って「イイ女」の魅力出てきたけど・・・妹が常識人(闇落ち時とは反転して)だから余計に「おもしれー女」感が増した姉w
371 ななしのよっしん
2023/10/09(月) 04:12:18 ID: KwpIFjz6ma
ネルソンの声初めて聞いた時、逆シャアでクェス・パラヤやってた川村万梨阿さんっぽく聞こえたな…声のトーン似てるときがあるような。
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/02(月) 23:00
最終更新:2024/12/02(月) 23:00
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