弓とは、ゲーム『モンスターハンター』シリーズの武器カテゴリである。
登場作品は『MH2』『MHP2』『MHF』『MHP2G』『MHP3』『MH3G』『MH4』『MH4G』『MHX』『MHXX』『MHW』。
概要
剣士 |
ハンマー
ガンランス
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---|---|
スラッシュアックス
チャージアックス
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スラッシュアックスF
マグネットスパイク
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ガンナー |
ライトボウガン
ヘビィボウガン
ボウガン
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いろいろおかしいモンスターハンターの武器の中で、一際異彩を放つのがこの弓である。
剣でさえ弾かれてしまう甲殻を普通に貫通する強力な矢。何千発撃ってもなくならない矢。
一瞬で4発5発連射したり、水平斉射したりなどなど……わかっていても、突っ込まざるを得ない要素が満載である。
性能はというと遠距離用武器という括りにありながら比較的近距離戦を強いられる武器である(そのため、ガンナー防具の防御力の低さもあって死亡率が高い)。
(基本的には)剣士ほど近づく必要こそないものの、中距離を維持する立ち回りが要求される。
離れて撃っていてもダメージにならないばかりか怒らせてしまうだけで危険である。
弓は溜め動作(弓を引き絞る)を行う事で、矢の威力や特性を変化させる事ができる。
最大で3段階(場合によっては更に上の4段階目もある)まで溜める事ができ、当然溜めたほうが威力が高い。というか溜めないとカスみたいなダメージしか与えられず、小型モンスターすらなかなか仕留める事ができない始末。
よって3段階目まで溜めて撃つのが基本。また、いつでも有効な攻撃を放てるよう、戦闘の際には溜めを行いながらの立ち回りが必要となる。
ただし、タメ動作はスタミナを消費するため、あまり攻撃にこだわり過ぎると回避に必要なスタミナがなくなってしまう。
ランナースキルを付けるとスタミナ管理が非常に楽になる。強走薬でもいいが長期戦では苦しくなる事を覚えておこう。
ショットには連射・貫通・拡散の3種類(MHXには重射もある)があり、それぞれ適正な距離も変わってくる(貫通が一番遠く、拡散が一番近い。またレベルによっても多少の変化が存在する)。
ビンを用いて攻撃力を上乗せしたり、様々な状態異常攻撃を仕掛ける事ができる(矢の先に毒を塗るようなイメージ)。
……が、如何せん持ち込める量は多くないため、ビンは補助と考え、基本的には地道に攻めていく事を心掛けよう。
ちなみに状態異常攻撃の蓄積値はそこそこ高めで、持ち込めるビンで最低1回は状態異常にできる。閾値の低い相手なら2度目も狙えるが、狙ったタイミングで発動させるには努力が必要だろう。
曲射
『MHP3』では新アクション「曲射」が追加された。
これは矢を撃ち上げた後、狙ったポイントに矢を降らす攻撃である。
・一定の範囲内に多段ヒットし、雑魚の掃討や足止め、飛竜の翼破壊などに効果的な「放散」
・狭い範囲にピンポイントで連続して矢を降らし、正確に弱点に当てる事で大きな火力を発揮する「集中」
・巨大な矢を一本放ち、着弾と同時に爆発して周囲に大ダメージを与える事が出来る「爆裂」
の3種類が存在する。
どれも相手のスタミナを削る事が出来る上にスタン値も付加されている(おかげで同時に実装された新アイテムの減気ビンが目立たない……)ため、極めて強力な攻撃手段となり得るが、「放散」はパーティプレイでは味方の足止めまでしてしまう、「集中」は範囲が狭くポイントに癖があり、的確に当てるのが難しい、「爆裂」は味方を大きく吹き飛ばしてしまうなど欠点もある。ソロであればあまり気にする必要はないが……
また、曲射は攻撃可能な範囲(自キャラからの距離)が通常の射撃の有効射程より遠めに設定されており、使える機会は限られてくる。なのであまり曲射にこだわりすぎると通常攻撃のみで戦った時よりダメージを与えられなかったりする。突進などでモンスターが少々遠くに離れてしまった際に、届かない通常射撃の代わりに使うくらいが丁度いい。
特にこのタイミングであれば、他のハンターがモンスターのそばにいる事もあまりなく、攻撃に巻き込んでしまう危険も小さい。
とにかく、相手にするモンスターや、ソロプレイかパーティプレイか等を考慮し、的確な曲射タイプを選び、的確なタイミングで放つ事を心がけるのがベスト。
モンスターハンター4からの新要素
『MH4』では新アクション「剛射」が追加された。
これは通常の溜め射ちの後にさらにもう1段階上の威力の溜め射ちで素早く追撃する事が出来るというもの。
これにより、モンスターによってはより効果的にダメージを与えれるようになった。
「曲射」と「剛射」は弓の種類によってどちらが使えるかが変わってくるため、状況に応じて選択する必要がある。
また『MH4』では弓の操作タイプに新しいものが追加され、射撃・溜めをRボタンで行えたり、R+X+Aボタンで武器出しと同時に溜めが出来るようになった。
モンスターハンタークロスからの新要素
『MHX』ではショットのタイプに「重射」が追加された。
一点を目掛けて束状(∴状)に矢を放つ事で、減気や部位破壊を効率的に行える。射程はやや短め。
また弓独自のアクションとして「バックダイブ」が追加。連続でバックステップ(B→B)すると、大きく飛び退き、直後の溜めがいきなり三段階で始まるというもの。単なる攻撃手段として使うにはスタミナ消費が嵩むものの素早いチャージが可能となっている他、立ち位置の調整などから一気に攻勢に出られるなど使いこなせればメリットは大きい。
『MHX』全体のシステムとしてスタイルや狩技などの要素が加えられている。操作感どころか本質ごと元々のモンスターハンターから変わってしまう武器種が散見される中、弓はスタイルごとの差は比較的だが小さい。
詳細はモンスターハンタークロスの記事にて解説されているため参考にされたし。
モンスターハンターワールドの変更点
『MHW』では弓の操作性そのものに大きく手が加えられることになった。
まず、弓ごとに決められていた矢タイプという概念自体が削除され、通常射撃が連射、剛射が拡散、そして追加行動である「竜の一矢」が貫通といった射撃方法によって矢の性質が変更されるようになった。さらに竜の一矢が隙が大きい分、威力が高く、さらに切断属性が付与されるため、弓による尻尾などの切断が容易になった。
のだが、この技は十分なヒット数が出て、物理威力を十分高めた状態でなければ十分な性能が発揮されず、キツイ制約の割には後述する、「チャージステップ」を活かしたループ射撃のが火力は出せる上に属性重視の装備になるため、火力としてさらに差が広がる。また、中途半端に威力があるので、ヘイトを向けてしまいやすく、狩猟全体のバランスを崩しやすいので封印技となっている。
また、溜め段階を一段階あげながら回避行動を行う「チャージステップ」が追加され、素早く動きながら攻撃することが可能となったため、いままでの作品よりも手数が増えたことで属性の割合が多くなったことでDPSが高くなり、これまでの作品とはまるで違う射撃武器として生まれ変わった。
また、「クイックショット」により、溜め1剛射のようなものを放つことが出来るが、これは威力が低いもののスタミナを消費しないというメリットを持つ、始動技として優秀なモーションである。
『MHW』では、複雑な地形が多くなったために今まで以上に敵を狙いにくくなったこと。また操作方法がテクニカルになり、チャージステップを使用することによりスタミナ消耗が高くなったことから「スタミナ急速回復」「体術」の重要性が高くなった。一方で効果の減少やチャージステップによって溜め段階を上げれるようになったため、「集中」の必要性がほぼなくなった。
また、ビンにも調整が入り、レベル制が廃止され、属性強化ビンやペイントビンは削除となり、近距離をクリティカルにする接撃ビンは弾数無限となり、物理ダメージ強化(1.2倍)が適応されるようになったため、強撃ビンが切れても継続して戦闘を可能にしている。
モンスターハンターワールド:アイスボーン
MHWと比べるとほぼすべての攻撃で属性補正が下げられているため非常に手痛い。これは、MHWの環境で高い属性ダメージが出すぎていたと認識されていたためである。また、傷つけは2回組になっており、石は落とすため、後述する「竜の千々矢」との連携は出来るものの、強武器であったが故の調整がされている。
新要素としてスリンガーの弾を全弾発射する竜の千々矢が追加され、スリンガー貫通弾使用時はすさまじい火力を出すモーションではあるものの、それ以外の弾の使用価値が基本的に低く、基本戦術が変わらない状態となった。ちなみに「散弾強化」、「特殊射撃強化」による強化倍率が適応される。
後半になってくると弾肉質と属性肉質の固いモンスターが増え始め、弓の実用火力がかなり落ちてしまい、運用が厳しくなっていた。
モンスターハンターライズ
基本的な操作面やモーションはMHWのものをベースに矢タイプを復活させたものになっている。ただし、「クイックショット」が廃止され、「矢切り」に戻った。
矢タイプは「連射/拡散/貫通」が存在し、溜め段階で矢タイプとレベルが武器によって変化するように戻った。
MHXXのブレイヴスタイルから「剛連射」が引き継がれ、「剛射」から更に射撃することが可能になり、「曲射」が支援効果に変わったことで、封印技となっていた部分に調整がかけられた。
ただし、「竜の一矢」を使う必要自体はないのは変わらず。
細かい調整点は、「溜め」によるスタミナ消費が大幅に減少し、MHWのランナー発動中以上にも及ぶ。また、矢レベルが戻ったことで溜め1や溜め2の威力が非常に低いため、溜めの重要性が上がっている。
百竜武器では百竜強化による、カスタマイズが豊富で矢タイプの変更から、曲射の支援内容の変更まで可能で、ビンも接撃に加えて2つまでつけられ、減気ビン付与は適応した時点で攻撃力が10増加するようになっている。
入れ替え技
- 身躱し矢斬り(元の技:チャージステップ)
ステップと同時に周囲を矢斬りにする技で、このステップで回避に成功すると「溜め段階を最大にする」というメリットが存在し、矢斬りと合わせてDPSを高く出来る。単純なステップで溜め段階を上げられないものの、維持は可能な部分はチャージステップと同様。そのため、入れ替えても感覚が比較的崩れにくい。 - 剛射【絶】(元の技:剛射)
元の技よりスタミナ消費量を増やす代わりに気絶値を付与する。
鉄蟲糸技
- 弓息法(消費1 CT10:1)
跳躍する離脱技で、出始めに無敵時間がある。着地後にしゃがみ、スタミナを急速で回復させる。しゃがんだ状態からはニュートラル回避でチャージステップに派生する。 - 飛翔にらみ撃ち(消費1 CT20:1)
弓息法と入れ替えて使用可能な技。
飛び上がった後に、剛射と同じ効果の矢を空中で最大3回まで放つことが出来る。また、ジャンプ矢斬りにも派生可能で、3回射った後でも可能。リキャストが重いものの、DPSを突き詰めるとこの技を使用することになり、操竜蓄積ダメージを貯める数少ない手段になる。 - 剛力の弓がけ(消費2 CT10:1)
30秒自身の攻撃力を上げるステップ。無敵時間はないので注意。リキャストより効果時間が長いため、維持はしやすい。
MHF
ベースはMH2。
弓は2からの武器種の中でも特に2の色を残しており、その2には集中スキルがまだなかったため、MHFにおいて後に実装された集中スキルは弓に効果がなく、他シリーズにおける溜め時間短縮は「連射」というスキルが担っている。
武器種として劇的な上方修正も下方修正もされず安定しているが、Gに入ってしばらくはライトボウガン同様ヘビィボウガンの影に隠れた時期もあった。
その後G7の始種防具、G8のバランス調整、G9の纏雷、G10.1の狙撃スキル実装などで一線級に戻っている。
ラグの影響を特に強く受けるなどの理由から「弓はソロ用武器」との風潮が長くあったが現在はそんなこともないようだ。
G8での調整内容は下記のもの。
- 一部アクションの威力、溜め段階による属性威力を上方修正
- 剛種系武器、進化武器、秘伝防具のビン威力強化を強撃ビン以外にも適用
- 状態異常ビンに威力強化効果が付く
- 強撃ビンを始めとした一部のビン、及びその調合素材の持ち込み可能数増加
- 秘伝スキルの攻撃力上昇倍率を上方修正
- 天廊武器の一部天封印の効果を変更
また、その後MHF-Zの全武器バランス調整で以下のように調整された。
オリジナルアクション
大きく分けるとシーズン10、G1で追加されたアクションと、シーズン8.0と10、MHF-Zで実装された秘伝書によるアクションの差し替えの二種類がある。
前者は全てのランク帯で無条件に使用する事ができ、後者はHR5(かつては500、300)やG級昇格という条件を満たすと手に入る秘伝書を装備しスタイルを変更する事で既存のアクションの一部が差し替えられる。
ビン外し
MHFの弓は射撃時にビンを消費せず(当然威力UPなども乗らない)、射撃後に即座にビンが装填された状態になる「ビン外し」というテクニックを使用可能。
元はベースとなったMH2にのみ存在する仕様(もしくはバグ)で、MHF-G1時に削除される予定だったが多数の要望があり正式テクニックとして再実装された。
操作方法はMH2と異なり、溜めている状態でビン選択状態にして射撃する事で成立する(携帯機操作は選択状態にした段階で自動発射される)。
大型小型が入り乱れる乱戦中の小型駆除や、弱点以外の部位への攻撃など強撃ビンを使いたくない場合に使用する。
あくまで強撃ビン温存のためのテクニックなので、余るような相手にはする必要が無くビンと調合素材の持ち込み数が増加した現在はあまり使う機会が無い。
追加アクション
シーズン10
・抜刀ビン装填
ボウガンの抜刀装填に当たるアクションが実装。
武器出し動作中に素早く装填入力すると勝手に派生する。
通常よりも装填速度が上がっているため、基本的にビン装填にはこっちを使う。
ちなみにクラシック操作では走り状態から照準入力で射撃に入らず武器出しが可能であり、走りから武器出しビン装填が可能。
携帯機操作ではこの入力による武器出しがないので立ちどまった状態で行う必要があり不可能、ではなくキーボード操作ではクラシック同様の武器出しができるのでそれを用いれば可能。
・矢切りステップ
今までは出来なかった矢斬り2段目からのステップが可能になった。
しかしながら矢切り自体空気であり昇竜弓では不可能。
G1
・曲射
基本は上記のものと同じであり、溜め3から可能。
爆裂・放散・集中に加えてオリジナルの切断を加えた4タイプが存在する。
切断は手前側から奥側へ長方形の範囲で矢を降らせ、名前の通り尻尾などを切る事が可能(切断属性だがダメージ計算は弾)で、爆裂は敵に当たるとその時点で爆発する。
ガイドを表示させると着弾地点および範囲が表示される。
前後にも着弾位置の変更ができるが、あまり移動しないのでハンター本人が移動する必要がある場合が多い。
弓引き絞りから回避キャンセルしたい場合、慣れないと暴発するので注意。
また、ガイドに若干の変更があり、従来の大まかな軌道ではなくすべての矢の軌道が表示される(溜め段階の矢タイプによって変化する)。
またクリティカル距離が色で表示されていて、近距離だと黄、適正距離だと緑、離れすぎだと赤のラインになる。しかしながら、クリティカル距離が時間である事や貫通弓のヒットによる軌道の変化の仕様上あくまで目安。
秘伝書スタイル
MHFにおけるスタイルはシステムではなく一部のアクションが置き換わる事で、狩りの体感や立ち回りが変化するというものであり、天ノ型で一部アクションが変化、嵐ノ型は天ノ型から更に一部アクションが変化となっている。
しかしながら、弓の場合は変化とういより拡張であり基本的な立ち回りに大きな変化はない。
また、MHF-Zで全武器に新しいスタイルである極ノ型が追加されGR1(当初はGR300だった)から使用可能になった。
地・天・嵐ノ型はそれぞれ個性が強く使い分けるという趣であったが、極ノ型はG級から使用可能と言うことで既存の型を併せ昇華させたという性質が強く、物によっては他の型のほぼ完全上位互換となっている。
しかし、そのため逆にできるアクションが多すぎて(コマンドの兼ね合いもあって)使いこなすのが難しかったりスキル枠が足りなくなったりする武器種もある。
全武器(元からできる武器は除く)にスタミナを使用しての抜刀ダッシュとふっ飛ばされ時の任意受け身が追加されている。
抜刀ダッシュは立ち状態から以外に多くの攻撃アクション後の隙をキャンセルして出すことができる。
天ノ型
・矢切り→昇龍弓
CAPCOMでの先輩に当たる格闘家が使う必殺技とよく似た攻撃(「昇竜」ではなく「昇龍」)で、背後下~下~前~上方向の順に計6ヒットの攻撃。
判定が元の近接攻撃よりも左右に狭く、出が遅いが見た目のネタ性に反し非常に高威力。
矢斬りと違いビンを消費するが複数hitしても1回の昇龍弓で瓶は1個しか消費しない。
モーション中はSAが付き弾かれ無効で頂点のダメージが一番高い。
ヒットストップは肉質によらず固定で最初の2hitは特に大きい硬直が発生する(ヒットストップ中は無敵)。
ダメージは斬打それぞれで計算を行い威力が高いほうが適用されるが、ランスと同じくあくまで属性は斬属性であるため、ダイミョウザザミの殻のような部位の破壊は不可能。
なお、近接攻撃だが狩人珠スキル「暴れ撃ち」は遠距離武器の武器倍率を上昇させる効果なので反映される。
シジル「[弓]昇龍弓」ではモーション値が約1.4倍と超強化され、G6で大きく強化されたランスの突き1セットに匹敵する威力となる。
G8で通常射撃との差が縮まったためこれのみという立ち回りは適切とは言えないが、弾肉質が硬いモンスターに隙を見て叩き込む事で威力を発揮する。
ちなみに属性が半減されるので属性重視の弓は不向き。
また、上方への攻撃であるため尻尾斬りもそれなりに狙う事ができる。
隙は大きいが矢切りが元から役に立たない事と嵐ノ型も問題を抱えている事から、秘伝書を手に入れた以降は極ノ型を習得するまで基本的に天ノ型にしたままになる。
嵐ノ型
・しゃがみ照準撃ち追加
通常の照準状態から派生しその場でしゃがんで構える。弓を引いている時は派生できない。
この状態では移動も回避も不可能、解除して立つにも隙が大きい。
しゃがみ状態だと溜め1~4のダメージが大幅に上昇し、状態異常瓶を装填している場合蓄積値も上がる。
溜め3を撃つ場合、溜め時間遅延を考慮しても地・天の型より約1.3倍DPSが上昇するので、固定砲台では驚異的な威力を発揮するが、しゃがみ中は曲射ができない。
更にしゃがむと溜め4・溜め5(装填数up有りの場合)がオーラアローとなる。
オーラアローは矢種に関係なく1hitのみの1本の矢が飛び射程が非常に長くなり、威力も非常に高い(クリティカル距離は中~遠距離の広範囲)。
弾強化スキルにはオーラアローには適用されないが、クリティカル距離は存在するためG級スキル「扇射」などの効果は得られる。またバリア等での反射を無効にする効果がある。
さらにG級武器にシジル「[弓]貫薙弓」を付ける事でオーラアローが6ヒットの貫通効果を持つ「貫薙弓」に変化する。
しゃがみ照準撃ち、オーラアロー共に強力だが、代償として嵐ノ型ではしゃがみでない通常射撃も含め他の型より溜め動作が段階毎に0.1秒遅くなる。
このため、オーラアローを確実に使う場面(ハメなど)以外は常に天ノ型にしておく事になる。
余談だが、実装された当時は剛種武器の爆撃ビンをオーラアローで撃つ「爆撃オーラアロー」が猛威を振るった。
というのも非火事場でも一発275の肉質無視ダメージを叩き出す事が可能で、当時は根性+剥ぎ取りスキルの爆撃オーラハンター4人でほぼ全てのモンスターを楽に倒せてしまうほどであった。
このためにSRを上げたハンターも多数いたので時間を置いてフォワード.2で修正、現在は肉質無視ダメージ185で火事場状態だと元の275、さらに爆撃ビンオーラアローのみ射程が半分になっている。
極ノ型
嵐ノ型ベースでありながら溜め速度は地天と同じ。
元々天ノ型がそういった立ち位置であったが、この型でできないアクションは矢斬りぐらいなので習得以降は他の型にする必要はほぼない。
抜刀ダッシュの速度は全武器の真ん中ぐらいであり、回避のほかにダッシュビン装着、ダッシュ溜め、昇龍弓、昇天煌弓に派生できる。
全体的な傾向としてスタミナ管理がよりシビアになっているので、絶倫や気力回復スキルで補う重要性も高い。
・ダッシュビン装着
読んで字のごとくダッシュ中にビン装着ができる。
スピードは少し落ちるがダッシュの中断はなく、ビン装着は武器出しビン装着かこれを使うことになるだろう。
・ダッシュ溜め
こちらもそのまま、ダッシュ中に溜められる。
スタミナ消費量はダッシュより増えるが通常と溜めと同程度である。
通常の溜めからダッシュ溜めには移行できず、ダッシュ溜めからは立ち止まっての射撃になるので後述の溜め回避で一旦ダッシュを解除するといいだろう。
・溜め回避
これも同じく溜めたまま回避ができるというもの。
溜め、ダッシュ溜めコマンドを入力しまま回避することで溜めが維持され、回避中に入力を解除すれば他の型のように溜めが解除される。
・溜め連射
射撃後に追加で射撃入力をすることで、やや腰を落として固定量のスタミナを消費しもう一射放つアクション。
最初に放った溜め段階を維持して放つが、当然初撃より威力は落ちる(溜め段階が進むほど落ち幅が大きくなる)ため射撃の派生技と言える。
ようは2射はできない隙に1射+αを撃ち込むということであり、追撃でもビンは消費する。
暴発もしやすいアクションであり、例えば1射加えて次を番えつつ退避しようとしたところで暴発となると危険なので注意。
・昇天煌弓
屈みつつ溜めを行い、オーラアローに似た1本の矢を青色の軌跡で放つ。
矢は地面すれすれを水平に飛び、一定距離で90度直角に軌道を変え、垂直に上空目がけて飛んでいく。
どのような技術や物理法則なのかという話はあるが、この記事の最初に書いてある通りモンスターハンターの弓では今更である。
溜め動作中は移動ができないがガイド表示中に方向が転換できる点はしゃがみ照準撃ちと同じ。
曲射と違い直進中にモンスター等に当たっても上昇するまで貫通していくが、複数ヒットはしない。
クリティカル距離(上昇した瞬間~減衰なし)があるため扇射や狙撃の補正は発生するが、弾強化は乗らないというのはオーラアローと同様。
曲射のように弓ごとの型の違いといったものが無く、溜め完了から放った昇天煌弓の垂直上昇時の威力に関しては非常に高くなっているが、威力が高いのは上昇中のみで直進中に当てても小型モンスターすら満足に倒せない。
また、見た目の割に攻撃範囲そのものは非常に狭く本当にダメージが出る上昇時のクリティカル距離は矢本体、つまり点にしか発生しないと考えて概ね間違いない上に、その上昇する地点の距離感もガイドで正確に把握するのは難しいため扱いは易しくない。
溜め時間は溜め3と同程度だが移動不可や射撃後の隙を考えると必要な間はそれより長いだろう。
何度も言うように溜め中は動けず有効射程距離そのものは通常射撃より遠く狭いため、モンスターの動きを先読みして溜めないとクリティカル距離で当てるのは難しい。
逆にいうと、モンスターの体躯に関わらず一定距離で確実に高ダメージになり、モンスターの特定部位を正確に狙い撃ちすることもできる(例:飛竜の腹をモンスターの向きに関わらず射抜く)。
これらの特性から飛行中のモンスターに限らず幅広い相手に使うことができるが、クリティカルで当てないとダメージが激減(1/10以下)する上に機動力も削がれるため、確実に当たる状況で繰り出していきたいところ。
使用後は回避か、若干遅いが抜刀ダッシュに派生可能。
溜め中に回避キャンセルもできるが溜め回避にはならない。
弓技【弓鬼】
- 超高級耳栓が発動
- 弓の攻撃力が1.3倍になる
- 矢が弾かれなくなる
- 強撃ビンの威力強化が上昇(通常1.5→1.6倍、剛種武器系などは1.6→1.7倍)
- 曲射が溜め2から行えるようになる(曲射の性能は溜め3と変わらない)
という弓に特化した効果を持つ。
溜め2曲射効果はG2からの追加であり、これによって曲射のみで立ち回る事も可能な手数になる。
更に攻撃力上昇は前述のG8バランス調整で1.2倍から1.3倍に強化されている。
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