THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015とは、アイドルマスターのライブイベントである。
※動画タグ用 : M@STERS_OF_IDOL_WORLD!!2015
概要
2015年7月18,19日に開催されたライブイベント。
アイドルマスター10周年を記念する、アイマス史上初のドーム(西武ドーム)での開催となった。
テーマは「お祝い」と「お祭り」。
ディレ1こと石原章弘氏によると会場の約3万9000席が完売、さらにライブビューイングが全国50館加わり、2日間での動員数は約10万人と公式発表されている
。まさにお祝いとお祭りのアイマス史上最大のライブとなった。
10周年を記念する本ライブのテーマ曲として『アイ MUST GO!』が制作され、itunesで先行配信された
(現在は配信終了)。公式で歌詞も公開されて
おり、ライブでは約3万9000人による大合唱となった。
『アイ MUST GO!』の大合唱に対して、出演者退場の際に中村繪里子の「静かに」のジェスチャーで約3万9000人のプロデューサーが一瞬にして静まり、ドームは恰も無人の如く、そして燃え滾る熱気に包まれる中で中村繪里子と今井麻美によるマイク無しでの「ありがとうございました!」が響き渡る。
10周年にして、改めてプロデューサー&プロデュンヌとアイドル(出演者)達との団結力が示されたライブであった。
開催日時
会場の都合により終演時間は21:00前になるとのことであったが、19日は時間が押し、終演は21:02(9:02pm)だったらしい。
開催場所
- 会場: 西武ドーム(ライブ開催当時は「西武プリンスドーム」と呼称)
- 住所: 埼玉県所沢市上山口2135
- 交通: 西武狭山線・西武山口線 「西武球場前駅」下車 徒歩すぐ
- PC サイト: http://www.seibulions.jp/stadium/dome.php
出演者 (1日目)
765PRO ALLSTARS+より |
|
MILLION STARS より |
CINDERELLA GIRLS より |
出演者 (2日目)
765PRO ALLSTARS+より |
|
MILLION STARS より |
CINDERELLA GIRLS より |
声の出演・サプライズ出演
声の出演
- 若林直美(秋月律子 役)
- 大塚芳忠(高木順二朗 役)
- 細井治(軽口哲也 役)
- 仁後真耶子(高槻やよい 役) ※1日目のみ
- 長谷川明子(星井美希 役) ※1日目のみ
- 間島淳司(ぷちます! プロデューサー 役) ※1日目のみ
- 大川透(ぷちます! ナレーション 役) ※1日目のみ
1日目の最後に登壇
セットリスト
1日目
- オープニング
- THE IDOLM@STER (765PRO ALLSTARS+)
- READY!! (765PRO ALLSTARS+)
- MC-1
- START!! (中村繪里子)
- ラムネ色 青春 (釘宮理恵, 下田麻美, たかはし智秋)
- Pon De Beach (沼倉愛美)
- 待ち受けプリンス (今井麻美, 原由実)
- YOU往MY進! (下田麻美)
- MC-2
- ALRIGHT* (浅倉杏美)
- 自転車 (平田宏美)
- DIAMOND (釘宮理恵)
- 空 (滝田樹里)
- THE 愛 (中村繪里子, 浅倉杏美, 滝田樹里)
- MC-3
~西武プリンスドーム スペシャルメドレー with CINDERELLA GIRLS / MILLIONSTARS~(17~32) - GO MY WAY!! (たかはし智秋, 今井麻美)
- 太陽のジェラシー (中村繪里子)
- おはよう!!朝ご飯 (沼倉愛美)
- CHANGE!!!! (平田宏美, 下田麻美, 滝田樹里)
- First Stage (浅倉杏美)
- Here we go!! (釘宮理恵)
- 魔法をかけて! (原由実)
- ブレイクタイム
- ふるふるフューチャー☆ (中村繪里子, 沼倉愛美)
- ID:[OL] (滝田樹里)
- エージェント夜を往く (平田宏美)
- ポジティブ! (下田麻美)
- The world is all one !! (釘宮理恵, 浅倉杏美, 原由実)
- 9:02pm (たかはし智秋)
- 蒼い鳥 (今井麻美)
- 自分REST@RT (765PRO ALLSTARS+)
- 休憩~バズーカタイム
- DREAM (今井麻美, 釘宮理恵, 原由実)
- 嘆きのFRACTION (たかはし智秋)
- Rebellion (沼倉愛美)
- relations (下田麻美, 滝田樹里)
- 絶険、あるいは逃げられぬ恋 (平田宏美)
- オーバーマスター (浅倉杏美, 原由実, 沼倉愛美)
- Fate of the World (今井麻美)
- KisS (原由実)
- 笑って! (中村繪里子)
- MC-4
- またね (釘宮理恵)
- First Step (浅倉杏美)
- 君が選ぶ道 (滝田樹里)
- 風花 (原由実)
- 細氷 (今井麻美)
- LOST (平田宏美, 下田麻美, 沼倉愛美, たかはし智秋)
- 私たちはずっと…でしょう? (中村繪里子, 今井麻美 → 765PRO ALLSTARS+)
- MC-5
- Destiny (765PRO ALLSTARS+)
- アイ MUST GO! (765PRO ALLSTARS+)
- 社長・プロデューサー・ディレクター挨拶
- EN1. M@STERPIECE (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- EN2. 虹色ミラクル (765PRO ALLSTARS+)
- MC-6
- EN3. THE IDOLM@STER (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- エンディング
休憩中BGM(スペシャルメドレー後)
2日目
- オープニング
- READY!! (765PRO ALLSTARS+)
- お願い!シンデレラ (CINDERELLA GIRLS)
- Thank You! (MILLIONSTARS)
- THE IDOLM@STER 2nd-mix (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- MC-1
- Welcome!! (MILLIONSTARS)
- MC-2
- キラメキラリ (平田宏美, 滝田樹里, 浅倉杏美)
- Vault That Borderline! (今井麻美, 原由実)
- We're the friends! (大空直美, 洲崎綾, 五十嵐裕美)
- できたてEvo! Revo! Generation! (大橋彩香, 福原綾香, 原紗友里)
- 星屑のシンフォニア (伊藤美来, 雨宮天, 麻倉もも)
- Sentimental Venus (夏川椎菜, 渡部優衣, 木戸衣吹)
- MC-3
- ジレるハートに火をつけて (藤井ゆきよ, 上田麗奈, 愛美)
- Shooting Stars (田所あずさ, 山崎はるか, Machico)
- Orange Sapphire (松嵜麗, 佳村はるか, 山本希望, 黒沢ともよ)
- ØωØver!! (青木瑠璃子, 高森奈津美)
- SMOKY THRILL (下田麻美, たかはし智秋, 釘宮理恵)
- 乙女よ大志を抱け!! (中村繪里子, 沼倉愛美)
- GOIN'!!! (CINDERELLA GIRLS)
- MC-4
~西武プリンスドーム スペシャルメドレー~(24~41) - GO MY WAY!! (たかはし智秋, 今井麻美, 山崎はるか, 大橋彩香, 原紗友里, 上田麗奈, 福原綾香, 田所あずさ)
- 素敵なキセキ (山崎はるか, 大橋彩香)
- Super Lover (渡部優衣, 松嵜麗)
- トキメキの音符になって (麻倉もも, 佳村はるか, 原由実)
- CHANGE!!!! (下田麻美, 平田宏美, 滝田樹里, 山本希望, 洲崎綾, 大空直美, 雨宮天, 藤井ゆきよ, Machico)
- あんずのうた (五十嵐裕美, 木戸衣吹, 浅倉杏美)
- Romantic Now (黒沢ともよ, 夏川椎菜, 伊藤美来)
- ミツボシ☆☆★ (原紗友里, 上田麗奈)
- ブレイクタイム
- ふるふるフューチャー☆ (中村繪里子, 沼倉愛美, 伊藤美来, 愛美, 渡部優衣, 高森奈津美, 青木瑠璃子, 松嵜麗)
- フローズン・ワード (藤井ゆきよ, 洲崎綾, 夏川椎菜)
- Believe my change! (Machico, 山本希望, 黒沢ともよ)
- ライアー・ルージュ (雨宮天, 大空直美, 沼倉愛美)
- The world is all one !! (釘宮理恵, 浅倉杏美, 原由実, 木戸衣吹, 麻倉もも, 夏川椎菜, 五十嵐裕美, 佳村はるか, 黒沢ともよ)
- Twilight Sky (青木瑠璃子, 愛美)
- おねだり Shall We 〜? (高森奈津美, 伊藤美来)
- Never say never (福原綾香, 田所あずさ)
- いっしょ (今井麻美, 中村繪里子, 福原綾香, 田所あずさ, 大橋彩香, 山崎はるか, 原紗友里, Machico)
- 休憩~バズーカタイム
- 自分REST@RT (765PRO ALLSTARS+)
- MC-5
- オーバーマスター (浅倉杏美, 原由実, 沼倉愛美)
- relations (下田麻美, 滝田樹里)
- Blue Symphony (雨宮天, 田所あずさ, 夏川椎菜)
- Marionetteは眠らない (伊藤美来, 藤井ゆきよ)
- Memories (洲崎綾, 青木瑠璃子, 佳村はるか)
- Nation Blue (福原綾香, 山本希望, 五十嵐裕美)
- MC-6
- オルゴールの小箱 (大空直美, 原紗友里, 黒沢ともよ)
- メッセージ (大橋彩香, 高森奈津美, 松嵜麗)
- 瞳の中のシリウス (上田麗奈, 愛美, Machico)
- ココロがかえる場所 (山崎はるか, 木戸衣吹, 渡部優衣, 麻倉もも)
- my song (中村繪里子, 今井麻美, 釘宮理恵, 平田宏美, たかはし智秋, 下田麻美)
- MC-7
- Star!! (CINDERELLA GIRLS)
- Dreaming!(新曲) (MILLIONSTARS)
- M@STERPIECE (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- MC-8
- EN1. カーテンコール (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- EN2. THE IDOLM@STER (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- MC-8
- EN3. アイ MUST GO! (THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)
- エンディング
休憩中BGM(スペシャルメドレー後)
主なできごと
1日目
憧れの球場
開演前の注意アナウンスを一般のスタッフが行っていたが、数回目に聞き覚えのある声が・・・
なんと松嵜麗と渡部優衣のホムラジコンビが夢の西武ドームでのアナウンスを行い、大歓声が響いた。
やっぱりやきうじゃないか!(歓喜)
なお、このときが開場~開演までの2時間で最初に盛り上がった瞬間である。(開場時の拍手を除く)
まさかのネタバレ
1日目の7月18日早朝、同野球場を本拠地とするプロ野球チーム・埼玉西武ライオンズの所属選手であるアンソニー・セラテリが、ライブ会場の内部を撮影した写真をInstagramを通じてTwitterに開示してしまう。(公式でも明かしていない所謂ネタバレ。現在は画像,Tweet共に削除済み)
白き旋風
下田麻美が歌う『YOU往MY進!』では9thライブに引き続きサビの部分でタオルが一斉に振り回されたのだが、約3万9000人によるそれはまさに圧巻にして壮観の一言。そして灼熱のドーム内で誰もが思うのであった・・・
涼しい、と。
真実の"赤"
8thライブ以降沼倉愛美が毎回歌っている『Rebellion』最大の見せ場「真実の赤」が、西武ドーム約3万9000人で炸裂した。これは、2番のサビの歌詞に合わせて、浅葱色(響のパーソナルカラー)のサインライトを一斉に赤色に持ち替えるという、常連プロデューサーにはお馴染みの演出。疑いようなく過去最高規模の「赤」がドーム天井を染め上げ、後半に差し掛かったライブは最高潮の盛り上がりとなった。
しかし、これが2日目にあんなことになるとは、この時はまだ誰も知らなかった・・・
もうひとつの"赤"
1日目休憩後の『DREAM』から始まった"熱い"ステージパート、そのラストを飾ったのは中村繪里子が歌うミドルバラード『笑って!』であった。満面の笑みを湛えドーム内に響き渡るその優しい歌声はヒートアップしていたプロデューサーたちの心を穏やかにしていく。そして暖かな赤いサインライトに照らされながらレッドステージで歌う彼女の正面、メインステージ中央に1本の赤い照明が静かに灯る。
それは「春香と一緒に歌わせたい」という、1stライブから参加している照明担当S氏による粋な演出であった。
10年前の出会い、そして『またね』
『またね』を歌い始めた釘宮理恵の目から大粒の涙が溢れた。客席からは「くぎゅー!」「がんばれー!」との歓声が飛んだが、彼女のブログ
によると、曲の冒頭「君と偶然」という言葉に「私と伊織、プロデューサー1人1人とアイドルマスターの出会いを感じた」とのこと。おそらく、直前のMC-4で中村繪里子らが(『笑って!』→「座って!」のまさかのコンボを炸裂させつつ)「キャラクターをただ演じるだけではなく、この10年ともに歩んできた」と話すのを、スタンバイしながら聞いていたためと思われる。
この涙をきっかけに、ライブは感動の最終ブロックへと進んでいく。
歌姫降臨
アイマスライブ初のインカム使用となった沼倉愛美の『Pon De Beach』(水鉄砲の連射付き)、数多のプロデューサー&プロデュンヌが昇天した平田宏美の『絶険、あるいは逃げられぬ恋』に続き、MASTER ARTIST 3シリーズより披露された今井麻美の『細氷』。
今井本人をして"今までで一番難しい曲"と言わしめた本楽曲であるが、メインステージで歌うその姿(オプション装備付き)はまさに歌姫そのものであった。そして曲の後半、スモークの中に浮かび上がるひとつの影。それがステージ上で共に歌う千早の姿に見えたのはおそらく気のせいではないだろう。
みんなと"運命"感じちゃうかなと思って
ライブ初披露となった『Destiny』の間奏時、円形ステージを生かした約3万9000人によるウェーブが行われたのだが、最初に掛け声をかけた中村繪里子が「実はタイミングが若干早かった」と後に語っている。しかし次の滝田樹里・平田宏美によって見事に修正され、最後は完璧とも言えるタイミングでドーム内を駆け抜けウェーブを完成させた。
これもまた、10年という軌跡が生み出した運命なのかもしれない。
2日目
武内駿輔 "高校生最後の夏休みの思い出"
2日目の社長による前説でいつもの呼び掛けを行ったところ、なんと赤羽根Pと武内Pがドームに登場し、会場は大歓声と黄色い悲鳴、野太い悲鳴が響いた。よくよく考えてみたら武内くんはこの時まだ高校3年生。高校最後の夏の思い出が西武ドーム約3万9000人の大歓声。この子の未来が尊い(震え声)
なお、赤羽根Pと武内Pはメドレー後の小休憩タイムにも再度登場しサイン入りボールの入ったバズーカを連射。その際、『GOIN'!!!』が流れていたときに武内Pが休憩室で食事を取りながら号泣していたことを赤羽根Pに盛大に暴露された。
ドームで迎えた誕生日
SideMを含めて300人近いアイドルを擁し、それを演じる声優も100人を越えた(いずれも10th当時)今のアイマスで、幸運にもこの10thのドームで誕生日を迎えることが出来た人物が2人いる。
1人は夏川椎菜。
初日の7月18日に19歳の誕生日を迎えた彼女は、2日目開演前の場内アナウンスを伊藤美来・黒沢ともよとともにシークレットで実施。アナウンスの最後に正体を明かすと、伊藤・黒沢がマイクをジャックして夏川の誕生日を祝福。突然の出来事に夏川は目を白黒させながらお礼を述べるのだった。
(このときの舞台裏の様子は、10thパーフェクトボックスの特典であるドキュメンタリー映像に収録されている)
もう1人は三浦あずさ。
2日目の7月19日に誕生日を迎えた彼女は、この日竜宮小町として登場した「SMOKY THRILL」の間奏で、双海亜美・水瀬伊織の前振りから、会場およびLVに集う5万人のプロデューサーによる「お誕生日おめでとう!」コールで祝福される。
これに対しお礼を述べながらも「みんな」を応援してくださいと応えるのはいかにもあずさらしい回答と言えるだろう。
すべてが見どころのドリームメドレー
セットリストを確認していただければ分かるとおり、ドリームメドレーはすべて765PRO ALLSTARS+、シンデレラガールズ、ミリオンスターズいずれかの混成ユニットによって歌われた今回ならではのスペシャル仕様。
シンデレラ&ミリオンのセンターレッドにして、笑顔だけは誰にも負けないスマイルマスターズ大橋彩香&山崎はるかによる『素敵なキセキ』を皮切りに、前述の野球好き好きホムラジコンビの『SuperやきうLover』、「お茶飲みたいお家帰りたい」の掟破りの『あんず(み)のうた』、遂に邂逅を果たしたロッカーアイドル青木瑠璃子&愛美の『Twilight Sky』ダブルエアギター、メドレーラスト前を圧倒的な存在感で占めたブルーボーカリスト福原綾香&田所あずさの『Never say never』(通称ネバネバうどん)と、挙げればキリがない。一部のエピソードに関しては楽曲の個別記事も参照のこと。
また、雨宮「そら」と「そらそら」の『ライアー・ルージュ』、「みくにゃん」高森奈津美と「みっくにゃん」伊藤美来の『おねだり Shall We ~?』など、一発ネタ先行と思われる選曲もありながら、どれもただのネタで終わらせないハイクオリティを見せたのは、アイドルマスターの10年を背負った者たちと、その先を共に背負う者たちの矜持のなせる業だったのかもしれない。
真実の"白"
各チーム合同のMC-6で前日の「真実の赤」の話題になり、約3万9000人(&照明)による「真実の赤」が再び炸裂することに。共有財産と化してしまい「私だけの景色だったのに~」と悔しがる沼倉愛美の脇でPityこと田所あずさがポツリと呟く。
当然のように音頭をとることになった田所。全国のプロデューサーは青のサインライトを掲げ、もう片手に白を用意、そして田所が歌いはじめる。
まさかの田所の仰天ポカに、ステージ上のアイドルと白いサインライトを用意していた全国のプロデューサーは盛大にずっこけるのであった。さすがPity、これがホリプロの田所あずさである。(なお、この後もう一度やり直し、真実の白は無事花開くことができた。)
終わらないmy song
「皆さん気付かれましたか?このメンバー・・・ずっと10年いっしょです。」
『my song』は釘宮理恵お気に入りの楽曲であり、これまでのライブでは彼女のソロが多かったが、本ライブでは中村繪里子、今井麻美、釘宮理恵、平田宏美、下田麻美、たかはし智秋の6名によって歌われた。
アイマスを初期より支え続けた彼女たちによる終わることのないmy song、そのメロディがこれからも変わることなく紡がれていくことを願わずにはいられない。
これが、アイマスの理想像(マスターピース)
2日間のライブも大詰め。アンコールを除く最後のトリとなる『M@STERPIECE』は765PRO ALLSTARS+からの入りとなるが、中盤の「輝きの向こう側へ進め ALL STARS!!」の歌詞と共にシンデレラガールズ・ミリオンスターズも合流しTHE IDOLM@STER THREE STARS!!!での歌唱となる。メンバー総出演となった曲の後半、レッドステージで歌っていた中村繪里子が突如その場にしゃがみ込んでしまう。
アイドルマスターを誰よりも長く支え続けた彼女だからこそ、この歌詞に感極まってのことだったようだが、この時隣いた山崎はるかは後にミリオンラジオにて「繪里子さんが熱中症で具合が悪くなったのかと思った」と語っている。慌てて駆け寄り中村の顔を覗きこんだのだが、泣きながら笑っていたとか。反対側にいた大橋彩香もすぐに気づき、笑顔の二人に両肩を支えられながら立ち上がる光景は、まさにアイマスの10年が産み育て、これから先を共に担うアイドルマスターの結晶そのものであっただろう。
退場シーンのエトセトラ
アンコールも含めた全プログラム終了後、出演者全員の退場は球場ホームベース側にあるレッドステージに両側の花道から一人ずつ合流し、一言挨拶をしてからレッドステージの階段から撤収、という流れであった。
- ステージ両側からお互い駆け寄りハグするという流れでほぼ定着していた中、「お姉ちゃーん!!」の声とともに駆け寄ったのは城ヶ崎莉嘉役の山本希望。山本家では長女である彼女は城ヶ崎美嘉役の佳村はるかとは共演以来、プライベートやアイマス以外での仕事でも「お姉ちゃん」と呼び慕うほど(これは山本家の両親にも認知されている)の仲。ステージ上でのデュオは実現しなかったが、城ヶ崎姉妹成分を出せて満足だったようだ。
- 青木瑠璃子とペアでの退出となった大空直美だったが、二人の間に著しい身長差があったため、「ありがとうございましたー!」と握り合った手を勢いよく振り上げたところ、青木が大空を吊り上げる格好となってしまい、客席からは笑いが起こる結果に。最後の感動的な見送りの場面でも笑いに貪欲なあたり、さすがはデレパのスパイシンデレラ一門の若頭である。
- 最後に残ったのは中村繪里子と今井麻美。お互い駆け寄ることもなく静かに向い合うと、中村がステージ途中で拾ったと思しき金銀のテープを今井に巻き付けしばし抱擁。2、3のやりとりの後、上述したとおりオフマイクでの挨拶にて無事公演の大団円を務め上げた。
・・・のだが、退出の階段の手摺りに「また来られますように」と金銀のテープを括ろうとする中村。どうにも手際が悪いのか思うように結べずもたつく様子に「スタッフさん片付けるの大変なんだから!」「・・・時間ないよー」と急かす今井。結局どうにも締まらない出ハケとなったのもこの二人らしいのかもしれない。 - 出演者のいなくなったステージの手摺りに垂らされた、イベントロゴの入った金銀のテープ。ライトを反射してキラキラと輝くそれは、11年目以降のアイドルマスターへの標の光に違いない。
もちょ(●・▽・●)
もちょだった。るるきゃんとはらみーと『トキメキの音符になって』を歌い、るるきゃんによる野獣の眼光を受け、周りのPを不安にさせるほどもちょだった。「カップラーメンが食べたい」と言ったら舞台裏に山積みで用意されていた。
影(?)の立役者・西武グループ
開催場所が西武ドームと言う事もあり、観客輸送を一手に引き受ける事になった西武グループ各社だが、中の人にPがいたのか中々はっちゃけていた様子が伺えた。例を挙げていくと・・・
- 初日・2日目の西所沢初電の車掌が「プロデューサーの皆様」と車内放送。更に帰りの臨時急行の車掌が「この電車は現実に向かっております」と放送し、車内にいたP達の爆笑を買う。
- 当初運転する予定が無いと言われていた、多摩モノレール上北台駅からの臨時バスが計画変更され運転される事に。しかも帰りの時間帯に立川駅直行バスを運転決定するオマケ付きであった。そんな臨時バスの運転予告ページがこちら
。わかっててやってるだろコレ!!
- 大規模イベント開催時恒例、レッドアローによる臨時特急ドーム号が池袋駅から運転決定。運転当日になっても指定券が余っている状態だったが、765プロアイドル達による特別放送があると分かった途端指定券が売り切れ、前後のちちぶ号が空席余裕なのにドーム号だけ満席になるという現象が起きた。
- 上記の特別放送は1日目がやよい、2日目が美希でそれぞれ個性的な案内放送が楽しめた。ちなみに2日目のドーム91号では、放送が聞こえにくかったので、保谷駅通過直後にもう一度流し直すサービスがあった。解ってらっしゃる車掌さんだったようだ。
その他余談
- 近年のアイマスライブでは恒例となった事前物販が、今回のライブにおいても設定された。
ところが、事前物販予約受付開始日である5月15日、受付開始とともに販売サイトであるララビットマーケットにアクセスが集中、サイトがダウンしてしまう。その後一度は復旧はするものの、アクセスが不安定な状況が続く間に売り切れとなる商品が発生。その情報が更なる焦りを生んだのか、アクセス過多による不安定な状況が17日早朝まで続くことになる。
この一連の騒動は、水瀬伊織がカバーした曲にちなみ「ララビットパニック」と呼ばれるようになった。 - 前日まで日本を襲った台風11号の影響で九州及び中四国地方のプロデューサーの来場が危うくなるという事態が起こった。幸いにも台風は足早に過ぎてくれたため事なきを得た。 ※台風11号Pがチケットをゲットしたという噂もあったとか
- 都内や所沢付近ビジネス及び一般ホテルが予約でパンクしたため、地元や池袋付近のラブホテルへ行くPが多数見受けられた、らしい。 その晩はいったい何をしてたんでしょうねぇ・・・(小声)
- 毎度厄介な物販徹夜組だが、今回は始発組の後ろに追いやられる強制ペナルティを発動。運営GJ。ちなみに1日目にその制裁を受けている人々がいるにもかかわらず2日目も徹夜してペナルティ食らう人が。もはやペナルティ食らいたいのでは?と思うほどである。しかし今回はペナルティ発動があったものの、毎回そうだとは限らない。徹夜は禁止行為。絶対にやってはならない。(戒め)
- このライブ終了後、同会場を本拠地とする埼玉西武ライオンズは12連敗を喫し(ライブ前にも1敗していたので合計で13連敗)、アイマスに呪われたなどと言われてしまった。上述のセラテリ選手によるネタバレが呪いの原因とも言われたりした。結果、連敗前に3位だった西武は千葉ロッテマリーンズに3位の座を明け渡してしまい、その後両チームは3位と4位を行き来するものの、最終的に西武が4位でシーズンを終える結果となってしまった。そしてセラテリ選手は2015年シーズン後に退団というオチまでついてしまった。
- このライブには、その少し前にアイマスとのコラボ端末(ARROWS NX F-04G)を発売していたARROWSが特別協賛していたのだが、ライブ9日後に「当該機種が不具合多発のため回収」という発表を出すことになってしまった。まさにアタシポンコツアンドロイド。
- ではみんな、20年後の西武ドームでまた逢おう!
- …と記述をしていたがこのライブの約2年後、アイドルマスターシリーズはパ・リーグ6球団とコラボを実施し、765PRODUCTION DAYは2017年8月6日にライブ会場の西武ドーム(現名称:メットライフドーム)にて行われた埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦でイベントが実施された。このイベントには、中村繪里子、長谷川明子、山崎はるかの3人がスターティングメンバーのアナウンスや、オープニングセレモニー(始球式)などに出演し、球場内を盛り上げた。中村はこのイベントに出演するにあたって、「またこの場所に戻ってこれたことが嬉しい」と語っていた。ちなみに長谷川は2年前のライブには(影ナレでの出演はあるが)出演していなかったので、2年越しに初めて西武ドームの地に立ったこととなる。なおこのイベント前々日まで埼玉西武ライオンズは13連勝していて、もし765PRODUCTION DAYまでに連勝していたら、イベント当日が球団記録を超える15連勝がかかる重要な試合だった。イベント前日に惜しくも敗れ連勝は13でストップしたが、もし連勝を伸ばしていたら、イベントどころではない記憶に残る日だったのかもしれない。
関連動画
レッドアロー臨時列車の特別放送。
実際は池袋発車後の案内と、西武球場前に到着予告の2種類の音声があった
Live Blu-rayダイジェスト
ダイジェスト映像第1弾はシンデレラガールズ、第2弾はミリオンライブ、第3弾は765PRO ALLSTARS+がメインとなっており、第4弾はメイキング映像となっている。ダイジェストだけで1時間超とかおかしいだろ(褒め言葉)
Live Blu-ray発売記念ニコ生
関連商品
ライブBlu-rayは2016年6月8日にlantisより発売
関連項目
- IM@Sライブ
- アイドルマスター
- 765PRO ALLSTARS
- アイドルマスター シンデレラガールズ
- アイドルマスター ミリオンライブ!
- アイマスガールズ
- アイドルマスターの年表
- アイ MUST GO!
- 10thライブ二次会会場
- 7月19日はあずさの誕生祭
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014
- THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025
- THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023
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