ニコニコ大百科

すくなくとも戦闘シーンやガチのシリアスな場面でギャグ描写をやるという
茶番に等しい行為をやっていないだけマシ

基本的には戦闘シーンでの会話が多めな場面でしかやっていないわけだし

こんだけベタでパロで中二なキワモノを
真面目一辺倒でやったらそれこそギャグじゃん

茶化してはすかいに受け止める程度の『衒い』は
作ってる側にも見る側にも必須の作品でしょ

アルヤンコビックを見て「巫山戯るな」って言うぐらい
野暮な物言いだと思うなあ＞ギャグが邪魔

個人的にアンデルセン神父のモデルはマイケル・ダグラスだと思う

高級ホテルで正装モードでJ.H.ブレナー名乗ってる旦那はイカすが、まあいつもの格好じゃ目立つし必要あればああいう格好で出歩いてたのかな・・・？

場合によってはお嬢バージョンでウォルターと組んでじいやとお嬢様でごまかしてうろついた経験あったりね

この作品はある意味でなろう系や異世界系の無敵　チート系を否定したもんだよな

人間を辞めて吸血鬼や化け物による人知を超えた
圧倒的な力よる無双を作中では人間に耐えられなかった弱い存在で真っ当な人間に倒されるべきって
最強クラスの吸血鬼である主人公やヒロインや
ラスボスが明言しているわけだし

なぜか2chやその他のサイトではなろう系と
大差ない主人公がイキって無双しているだけの
作品みたいな評価が多いけど。

そういう人達は主人公のアーカードばかり注目して脇役やモブに当たるベルナドットやペンウッド卿の活躍とかは眼中にないのだろうか?

>>995　長文失礼
『HELLSING』って結構(こう言っちゃゾッとしないけど)倫理的な作品で、反戦とまでは言いきれないけど戦争批判は確実にある作品なのですよね。
詰まらない見方だけどアーカードや少佐って一面としてはオカルトやSF染みてるけど現実の総力戦の戦争や英雄願望、大量破壊兵器のメタファーみたいなキャラでフロイトの言葉を借りると死の欲動と核兵器の嫌悪感のある魅力的な、絶対的な死の象徴な結び付きを表現している
(平野の流動的な絵にそれの補強を求めてもいいよね)
で、その歯止めの効かない暴力衝動のエスカレートに対するブレーキとなるのが実はアンデルセン神父(信仰)とインテグラ(伝統)であって、彼らは勿論反戦論者でも非暴力不服従でもないけれど自らの依拠する物が自らの罪深さを告発し続ける形となる。
だから、アンデルセンはキリストのパロディとして死んである種の倫理規範(暴力の忌避)としてバチカン内部の後継者の脳裏に残り続け、インテグラは故国を守り続けている。
己の欲動と科学技術の使用が直結する者同士の最終戦争を、それは己しか世界に認めない自意識過剰だと看破し、その防波堤として伝統や宗教を置いた本作は保守的かも知れないけど、ただのトンチキバトルと言えない凄みがあるのも確か。
でもこういう科学技術により人間自身の齎すアポカリプスの回避という『ターミネーター2』に近似したテーマ(しかもそれにナチズムを絡める)をやっときながら平野はそれをあんまり意識してないようなのだよね。反ナチズムを一応据えただけの単なる艶かしい線でのトンチキバトル漫画と言い張ってる。
これは平野のシャイさでストーリーを滞らせない美徳かもしれないけどそれを言わないから、暴力礼賛。なろう系的エゴイズムと肯定的にも否定的にも捉えられるのかもねとは思う。

やっと外伝がちゃんと読める環境になるのか…

https://www.shonengahosha.co.jp/cal.php?release=2023-08

>>995
作者的にはアーカードよりウォルターとかセラスの方が好きそうだしね

ヘルシング自体ある意味なろうの無敵チートに
対するアンチデーゼみたいな部品はあるだろうしね

一見すると、最強クラスの吸血鬼が暴れまわったり不死&化け物SUGE作品かと思いきやそいつらは
人間の弱さに耐えられずに化け物や不死に酔ってるだけのろくでなしで不死や化け物を否定する
人間達に倒されるべきというのがテーマだったし

というか物語自体が主人公による無双系かと
思いきや実際はラスボスの立ち位置にいる少佐の
手の平の中の物語というのが大まかな流れだしね

（流石にアーカードが予想より速く帰還したのは
少佐も予想外だろうけど）

派手なガンアクション、独特の台詞回し、グロ描写
イカレポンチのキャラやチート級クラスの力を持った化け物や人間キャラの殺し合いの影響でＢ級映画並に物語やテーマ性が皆無な作品に見えるけど、
見返してみたらちゃんと人間讃歌というテーマが
一貫して物語の根底に組み込まれているのが凄いところだと思うし、それを読み返して発見するというのもヘルシングの醍醐味だと自分は考えている。

厨二病やノリや勢いがあるせいで一見じゃどうしても感じ取りにくいのもあるだろうけどね

>>999
概ねその通りだと思うけど「なろうの無敵チート」や「怪物」が何の暗喩なのかという洞察や会話をしないと、それへの批判といってもそういう言葉自体が「無敵チート」や「怪物」礼賛的な物への賛美みたいに軽くなっちゃう嫌いはあると思う。

結局この作品って漫画やアニメで数少ない悪役が主人公達に終始優勢な状況を保ったまま退場した作品という事でいいのかね?ヴァレンタイン兄弟襲撃からシュレ吸収までの流れが少佐の計画通りで少佐の
予想が外れたのはアーカードが想定より
帰還が早かっただけだし

そういや少佐やミレミニアムって英国だけではなくて米国にもww2の雪辱を晴らしているよね?

間接的とは言え、米国のホワイトハウスを襲撃して大統領達を皆殺しにしたり米国民を6万人以上殺害
されたのにも関わらず描写されなかったり何気に　英国以上に扱い悲惨な気がする>米国

ろくに軍を出動させずに抵抗できずにこの様だから30年後だとヘルシングや米国以上に
世界から批判されてそう

>>997
コンビニコミックス　ドリフターズ上下巻に収録ってまた限定的な…

そういやミレミニアムの人造吸血鬼って血液を
取り込んで残機を増やす能力はないのかね?

あの能力はアーカードの様な真相吸血鬼だけが
所持している感じ？

アーカードの血液をベースに製造された人造吸収鬼は
人知を超越した身体能力や異能は模倣出来たけど
魂を取り込んで残機を増やす能力だけは
再現出来なかった感じなのかな

後、最後の大隊の吸収鬼ドイツ兵はオリジナルの
吸血鬼よりは強いのかね?

血を啜ってる描写があるのに残機が増えている様子はないからその能力は持ってないんだろうね

人造吸血鬼がオリジナル吸血鬼より強いのかは…比較対象になりそうなオリジナルが
上位クラスであろうアーカードとセラスしかいないんで参考にできないというか…

1話に出てきたのがアーカードとセラス以外の唯一の天然物吸血鬼
あいつを基準に考えれば、ミレニアムの人造吸血鬼は十分強い

ミレニアムは人造するために天然吸血鬼を何体も捕獲して研究解剖してたはずなので、
ルークや伊達男がやたら自信満々だったのもそういう一般吸血鬼が
彼らにとっての比較対象だったからだと思われる

あーそういやアイツは処女のセラスを吸血鬼化させたくないからレイプしようとしてたんだっけ
出てくる吸血鬼のほとんどがミレニアム製の人造吸血鬼ばかりだから忘れてた

なるほどね　使い魔使用や再構築能力云々より血液を命の貨幣として取り込める吸血鬼こそがドグが
目指した理想の作品という感じか　

ミレミニアムの人造吸収鬼の戦闘能力や異能やらは平凡なオリジナル吸血鬼より優れているけど、
アーカードやセラスなどの真相クラスにはどうしても届かずに研究に成果を出せないでいるという

ところで少佐やドグが英国内にカップル吸血鬼やら信奉者やヴァレンタイン兄弟を送り込んでたのは
何故かね？

個人的にはロンドン侵攻をしやすくするために
情報収集や軍部の上層部や政治家達を取り込む為に送り込んだというイメージだけど、ヴァレンタイン兄弟を見る限りヘルシング側にミレミニアムの存在を認知させる為のただの威力偵察目的だったりするのかね?

よく登場人物の行動原理が支離滅裂で分からない、
設定矛盾やストーリ性が無く突っ込みどころ満載みたいな意見を原作やOVA版も含めたヘルシングの
各サイトのかんせとかで

ミス

よく登場人物の行動原理が支離滅裂で分からない、
設定矛盾やストーリ性が無く突っ込みどころ
満載みたいな意見を原作やOVA版も含めた
ヘルシングの各サイトの感想スレで見かけるけど
粗探しするほど突っ込み部分って多いかね？

そりゃ登場人物の大半がイカれていて狂気的な面を
露にしているからとっつきにくて感情移入しにくいというのは分かるけど大体のキャラは信念や行動原理は描写されていると思うけど

>>1010
成程とは思う。ただ付け足すなら、この漫画はキャラクター個人より組織で見れば分かりやすいと思う。個性は有るけどその前提に所属意識がある気がする。
〇ヘルシング機関:イギリス王室を守る機関
・インテグラ…代々の仕事を意義ある物と見做し、それを真っ当したい
・アーカード…主に従う。その過程で吸血鬼に堕ちて迄生きる意味を見出したい
・セラス…成り行きで所属した故そこまで帰属意識は無いが、上司や恩人にはある程度報いたい
〇バチカン:カソリックの保護と発展
・マクスウェル…レコンキスタでバチカンの地位を向上させ、その結果で出生の屈辱や寂しさを紛らわすために栄誉に与かりたい
・アンデルセン…基本はマクスウェルと同じ。然し、同胞を使い捨ての親衛隊の様に磨滅する彼が許せない。バチカンに自分の力が必要だとは理解しているが、自分が神に愛されるに値しない虐殺の徒であると自覚している。
〇ナチ残党(少佐):かつての第三帝国の復興、報復を題目に掲げながらも目的は終わりなき生存圏拡大による永続する戦争のスリルを味わう事

>>1011
詳しい解説ありがとうございます。

アーカードの過去やヘルシング家との関係は
ヴラド三世や原典のブラム・ストーカーの
吸血鬼ドラキュラを調べたり読んだりすればより
アーカードの行動原理は分かるって感じかな。

初見で行動原理が読み取りにくいのは
やはりアンデルセンがマクスウェルを殺害した
辺りの流れかな。俺もここの大百科での様々な
意見や見解を見て彼を殺害した行動原理を
ようやく理解したわけだし

マクスウェルが神罰の対象になる理由は聖書の知識が必要なので、逆にそこの知識が深かったら初見で分かるんじゃない？俺がわかったわけじゃないから推測だけど

シェルビー・M・ペンウッド卿が急上昇に上がってるけど
何か映画でもやるの？

手術完璧なウォルターってどれくらい強いんだろ。
描写的に残機無しアーカードに勝てそうだが

>>1015
肉体的には割とアーカードといい勝負するとは思うけど、今までの生き方から逃避してしまったのだから精神的には自ずと屈してしまう気がする。アンデルセンと比べるとモチベーションの落差が酷い。

へ　ノレ　"ノ　'ノ　ノフ’’

>>1016
そういえばウォルターって煽り合いに弱かったもんな。
モチベ下がったら確かに厳しそう

世界一カッコいいデブ、世界一カッコいい無能の
ワードが出てくる作品だけど世界一カッコいい
モブの敵キャラが出てくる作品でもあるよな

最後の大隊、武装神父隊、ヴァチカンの十字軍とか
登場シーンやら本編の活躍も含めてキャラ達や
存在感がありすぎだし

まあ外見が黒い軍服、丸メガネにロングコート、
白い頭巾の集団という目立つ格好というのも
あるけどねw

ただ、ロンドンやワイルドギースを蹂躙したり
最後の大隊相手に互角以上に渡り合い、旦那の
死の河に対して決死の自爆攻撃などの活躍をした
最後の大隊や武装神父隊に比較すると、ヴァチカン十字軍は最後の大隊やロンドン市民相手に蹂躙した後に旦那が登場してそこから零号開放であっさり
全滅したからかいまいち印象が薄過ぎなのが
哀れな感じがするな　

個人的にこの作品の不満は最後の大隊と十字軍の
ドンパチをもう少し描いてほしかったという
部分だけかな

>>1018
アンデルセン並の狂信的な信念や執念を持ち合わせていなさそうだしね>ウォルター

旦那を打倒できるかはともかく完全な状態なら
時間制限ない上に広範囲に対しての殲滅力や近接戦は間違いなく茨状態のアンデルセン以上だろうから
旦那は一方的に防衛に回る羽目になりそう　実際に旦那の攻撃は全て受け流されていたし

ただ、旦那のことだから防衛に全振りをしつつ
血液吸引による残機回復をする機会を何とか
得られそうな感じなんだよな　そうなると数百万の残機を内包した旦那を相手にしなければいけない
からメンタル面では弱いウォルターでは月単位の
長期戦は無理そう