ヴォイッジバブル 単語


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ヴォイッジバブル

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ヴォイッジバブル英:Voyage Bubble、香:遨遊氣泡)とは、2018年生まれのオーストラリア生産・香港調教競走馬である。鹿毛騸馬

概要

Deep FieldRaheightsRahyという血統。
G2を制してライトニングステークスでも3着の実績のある快速スプリンター種牡馬としてはスピード自慢の産駒を送り出したのだが、年々悪化して13歳という若さ種牡馬引退してしまった。
は未勝利GⅡ1勝のみで終えたが、種牡馬としてはGⅠ11勝を挙げたSerena's Songなどの活躍を輩出した。

2018年11月3日オーストラリアにて誕生。生産者はTorryburn Stud。馬主は日煌賽調教師Fairy King Prawnなどを手掛けた姚本となった。

戦歴

3歳(2021/2022年シーズン)

2022年1月末の沙田競馬場ハンデキャップにてカリスティータ騎手を背にデビューを果たして2着。続いて2月中旬のハッピーゼロハンデキャップをザカリーパート騎手を背に初勝利を挙げる。

その後は3月中旬のルガーハンデキャップを2着。4月上旬の昂ハンデキャップジョアン・モレイラ騎手を背に5着。6月下旬の薄扶ハンデキャップマシューチャドウィック騎手を背に2勝を挙げた。

4歳(2022/2023年シーズン)

11月中旬の パナソニックナノイーハンデキャップで始動となり、カーチュン・リョン騎手を背に3着。続いて12月中旬のモーリスハンデキャップでは上モレイラ騎手で2着となった。翌1月中旬の屏山ハンデキャップではリョン騎手で3勝を挙げた。

迎えた香港クラシック三冠の初戦にあたる香港クラシックマイル(LR)オーストラリアの女傑であるジェイミー・カー騎手上に迎えて出走。支持は上位人気3頭から離れた単勝オッズ11倍の4番人気であった。果敢にハナして先頭に立つと、直線でも脚色は衰えずにそのまま逃げ切って2着Tuchelに1馬身1/4差を付けて勝。クラシック競走初制覇を果たした。

続いて香港クラシック三冠の2戦である香港クラシックカップ(LR)に3番人気で出走。ここでも果敢にハナするも直線で力尽きしまい3連勝でここに臨んだ1番人気Super Sunny Singの6着に敗戦。香港クラシック二冠達成とはならなかった。

香港クラシック三冠の最終戦である香港ダービー(LR)には新たにアレクシス・バデル騎手上に迎えて出走。前走の敗戦により距離な長いと判断され、単勝オッズ46倍の8番人気クラシックホースとは思えないほど支持を落としてしまった。
レースは発の際に出遅れてしまい最後方からの競馬。前で競馬をするヴォイッジバブルにとっては致命的なものであった。このまま後方入線で終わってしまうかと思われたが、中盤から一気に前方へと進出を開始。5番手あたりで直線に入るとしぶとく伸びを見せて、香港クラシックマイルで負かしたTuchelを再び下して勝利。まさかの追い込みで、短アタマ差で制して香港クラシック二冠制覇とした。

その後は香港チャンピオンズデーのチャンピオンマイル(G1)に3番人気で出走するも、香港クラシック三冠であるGolden Sixtyから3馬身半差の4着に敗れた。

5歳(2023/2024年シーズン)

11月に行われる香港マイルの前戦であるジョッキークラブマイル(G2)から始動してBeauty Eternalの3着となる。

本番の香港マイル(G1)ではオーストラリアの名手であるジェームズ・マクドナルド騎手上に迎えて出走。ここ2戦はあまりいい走りが出来ていなかったせいかHKJCオッズ31.0倍の9番人気JRAオッズ125.4倍の11番人気という低い評価に留まった。レースでは4・5番手あたりで待機して群の中で貯めた脚で前に迫るも、先に先頭に立って抜け出していたGolden Sixtyを捕らえることができずに1馬身半差の2着。低評価に対して走を見せるも、最強背中は遠かった。

翌年の香港スチュワーズカップ(G1)に出走。最有力とされていたGolden Sixtyが頓挫して回避したため、単勝オッズ1.9倍の1番人気という支持を集めた。好位の3番手に付けて競馬を進め、直線では2番手から先に抜け出したBeauty Eternalとの叩き合いとなるも、これを1馬身1/4差で捩じせて完封G1初制覇を果たした。

続いて香港ゴールドカップ(G1)パート騎手と組んで出走。ここには一昨年の香港二冠馬にして香港距離最強であるRomantic Warriorが参戦。圧倒的1番人気Romantic Warriorとなり、ヴォイッジバブルは2番人気となる。
レースでは3番手を追走するRomantic Warriorを照準に合わせて4番手を追走。直線では先頭に立ったRomantic Warriorに並び掛けて一騎打ちしい叩き合い持ち込むも交わすことができずに2着に敗れた。

その後はドバイワールドカップミーティングに参戦してドバイターフ(G1)に出走。ミカエルバルロー騎手上に迎えるも13着と惨敗してしまった。

気を取り直して香港に戻りチャンピオンマイル(G1)マクドナルド騎手を背に出走したが、香港スチュワーズカップで下したBeauty Eternalを捕らえられずに3着に敗れた。

この後はRomantic Warriorと共に日本に遠征して安田記念(GⅠ)に出走するが、最下位に敗れた。

6歳(2024/2025年シーズン)

後はシャティトロフィー(G2)に出走するも2着。

香港マイルの前戦としてジョッキークラブマイル(G2)に出走。Beauty Eternalなど実力を交えての競馬となったが、見事勝利を収める。

香港マイル(G1)ではBeauty Eternalとの直線争いを制すると、追走するソウルラッシュBeauty Joyを退けて勝利する。

翌年の香港スチュワーズカップ(G1)に出走。ここでも他を寄せ付けない走りで勝利する。
この時点で営は香港三冠を視野に入れており、次走は二冠香港ゴールドカップ(G1)に出走。2000mといえばっ先に思い浮かぶのが前年覇者Romantic Warriorだが、今年は中東遠征で不在。他に抜きん出て強いがいないせいか、このが現地オッズ1.3倍の支持を受ける。中つまづいてしまいながらも立て直して後方で様子見していたが、直線で仕掛けると残り150mから他を突き放す圧巻の走りを見せ1着でゴール。これで香港三冠リーチを掛けた。

中立ち寄ったチャンピオンマイル(G1)ではRed Lionとのしい叩き合いの末惜敗するも、遂に香港三冠終戦チャンピオンズ&チャターカップ(G1)を迎える。果たして2400mをこなせるのかという不安はありつつも、単勝オッズ1.8倍の圧倒的一番人気となった。3番ゲートからそつなくスタートをこなして中団に構えたヴォイッジバブルは、1000m通過63ほどの緩やかなペースを経て向正面から徐々に進出開始。そのまま抜群の手応えで直線を向く。マクドナルドがグイっと押し始めると凄まじい加速を見せ、あっという間に後続は置き去り。距離不安とは何だったのか、最終的に上が後ろを確認する余裕を見せつつ、ヴォイッジバブルは3馬身半差の圧勝で香港三冠を達成した。香港三冠馬の誕生はRiver Verdon以来の史上2頭、実に31年ぶり香港三冠を構成する三戦の開催時期とチャンピオンズ&チャターカップ距離2200mから変更となってからは史上初の快挙である。Golden SixtyRomantic Warriorという怪物たちに泣かされ続けてきたヴォイッジバブルであったが、遂に彼らにも成し遂げられなかった偉業香港競馬歴史にその名を刻んだのであった。

余談

血統表

Deep Field
2010 鹿毛
Northern Meteor
2005 鹿毛
Encosta de Lago Fairy King
Shoal Creek
Explosive Fappiano
Scuff
Listen Here Elusive Quality Gone West
Touch of Greatness
Announce Military Plume
Theme Song
Raheights
2002 鹿毛
FNo.9-f
Rahy
1985 栗毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Announce Halo
Ballade
Laoub
1998 鹿毛
Red Ransom Roberto
*アラビアII
Lisieux Steady Growth
Gay Sonnet

クロスHail to Reason 5×5(6.25%)、Mr. Prospector 5×5(6.25%)

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