ロマンチックウォリアー 単語

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ロマンチックウォリアー

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ロマンチックウォリアー(英:Romantic Warrior、香:浪漫勇士)とは、2018年生まれのアイルランド生産・香港調教競走馬である。

概要

Acclamation、Folk MelodyStreet Cryという血統。競走馬としてG1制覇を果たすことは出来なかったが、種牡馬としてスプリントを中心に活躍。は未出走UAEに所属しドバイワールドカップなどを優勝種牡馬としてZenyattaWinxなど芝・ダートを問わずに活躍を送り出している。

2021/2022年シーズン(3歳/4歳)

10月20日ハッピーヴァレー競馬場ハンデ戦でジョアン・モレイラ騎手を背にデビューして勝利。その後、ハッピーバレー競馬場沙田競馬場ハンデ戦を勝利して3連勝を果たす。

年明け初戦のハンデ戦も勝利。その勢いのまま香港クラシック競走一冠香港クラシックマイル(LR)出走して3番人気に支持された。このレースからカリスティータ騎手に乗り替わりとなった中団から差し切ってクラシック制覇を果たした。

続く二冠香港クラシックカップ(LR)ではCalifornia Spangleに次ぐ2番人気に支持されるが、伸びを欠いて逃げ切ったCalifornia Spangleの4着に敗れ去った。

三冠香港ダービー(LR)ではCalifornia Spangleに次ぐ2番人気となった。ここでもCalifornia Spangle逃げてロマンチックウォリアーは中団に控える。直線に入ってもCalifornia Spangleり込みを図るも外から一気に追い上げてアタマ差で差し切って優勝香港二冠を果たした。

その勢いのまま古戦線に参戦してクイーンエリザベス2世カップ(G1)に出走。中距離だったとはいえ香港マイル王者Golden Sixty完封したRussian Emperorを抑えて単勝1.9倍の圧倒的1番人気に支持された。発を決めて前となるが徐々に位置取りを下げて中団で待機。直線、残り200mで横一線となっていた先行らを外からまとめて交わし、2着に2身差つける勝劇でG1初制覇を飾った。

2022/2023年シーズン(4歳/5歳)

11月22日ジョッキークラブカップ(G2)よりジェームズ・マクドナルド騎手を背に始動。レース展開はやや縦長となり、その4番手を追走。直線に入ると馬場の四部どころから先行を交わし、残り200mで先頭に立つと2着に1身3/4差つけてシーズン初戦を勝利した。

続く香港カップ(G1)では、香港G1・2勝のRussian Emperorブリーダーズカップ・マイル優勝Order Of Australia日本からはパンサラッサレイパパレジオグリフダノンザキッドジャックドールが出走となった。これらの出走の中でもHKJCオッズはもとより、JRAオッズでも直前の香港マイルクラシック戦線で鎬を削ったCalifornia SpangleGolden Sixtyを破ったこともあり堂々の1番人気に支持された。
抜群の発を決めて先頭のパンサラッサから4・5身に位置取り競馬を進めることとなった。直線々に群に飲まれたパンサラッサを横に、先行してた4頭の外から交わし去るとドンドン突き放して2着ダノンザキッドに4身半差を付ける圧勝でG1・2勝を飾った。
この勝利によって日本による香港カップ四連覇を阻止。また、香港スプリントWellingtonが、香港マイルCalifornia Spangle勝利し、香港調教による香港国際競走3勝となった。まあ、香港ヴァーズウインマリリンにもっていかれたけど。

営は年明けから香港トリプルクラウンへ挑戦することを表明。
手始めに香港スチュワーズカップ(G1)に出走。ここには三冠馬Golden SixtyCalifornia Spangleなど7頭中6頭がG1というな面々の中で1番人気に支持されるも、Golden Sixtyに内から交わされCalifornia Spangleに先着するのが精一杯だった。

続いて香港ゴールドカップ(G1)に出走。香港カップでの圧勝劇や2000mでは一度負けておらず、Golden Sixty本質的にはマイラーと思われていたこともあり、単勝オッズ1.5倍の1番人気に支持された。レースでは前々で競馬を進めるも、直線でGolden Sixtyに差されて2着。まさかの連敗を喫することとなった。

その次は昨年優勝したクイーンエリザベス2世カップ(G1)に出走。Golden Sixtyが同日開催の香港チャンピオンマイル(G1)に出走することもあり1番人気に支持される。前めで競馬を進め2着プログノーシスに2身つけての勝利、そしてエイシンプレストン以来のQEIIC連覇となった。もちろん香港では初の連覇である。

22/23シーズン最後はチャンピオンズ&チャターカップ(G1)に出走。前走の勝利もあってか1番人気に支持された。終始先頭をキープするもゴール前でRussian Emperorにクビ差で差されて2着、香港トリプルクラウンオール2着記録を成し遂げたのであった。

2023/2024年シーズン(5歳/6歳)

23/24シーズン序盤はコックスプレート標に、9月オーストラリア渡航シーズン初戦となる10月7日ターンブルS(G1)は前年のメルボルンカップ優勝Gold Tripに敗れ4着となった。

これでいた上積みの処が立ち、予定通りコックスプレートに出走すると現地では1番人気に推された。G1連勝中のAlligator Bloodや前走キングチャールズIII世Sで2着に敗れるまでG1・3勝を含む5連勝を挙げていたMr Brightside辺りが対抗となる中、先行したロマンチックウォリアーは直線外から脚をじわじわと伸ばし、内から伸びたMr Brightsideハナ差で下して優勝G1・4勝マークした。

次走は連覇がかかる香港カップ(G1)。日本からはヒシイグアスプログノーシスローシャムパークが参戦。他にもHorizon Dore、Luxembourgなどが出走し11頭立てとなった。

前3頭を見る形で中を進み、4コーナーではロマンチックウォリアーの直後を囲むように各が進出、残り300mで先頭に立つも後続も負けじと追い上げる。残り150mで抜け出し迫ってきたLuxembourgヒシイグアスStraight Arronの追撃をアタマ差で振り切り、California Memory以来2頭香港カップ連覇達成。この年も香港所属香港国際競走3勝を挙げた。今度はフランスJunkoヴァーズを取られた。

香港カップの後はここまでのローテを考慮し短期放牧に入り、2月25日香港ゴールドカップ(G1)に参戦。大外から3番手で先行し、直線ではVoyage Bubbleとの熾な追いべとなる。2頭はどんどん後続を突き放しながら並走しづづけたが、結局最後まで押し切ってゴールインG1・4連勝。

その後改めて日本の上半期マイル決算である安田記念への参戦を表明し、次走は再び海外を迎えてのクイーンエリザベス2世カップに出走。日本からはプログノーシスヒシイグアスノースブリッジが参戦。イギリスからもクイーンエリザベスS覇者ドバイオナーが参戦し、地元からも香港ダービーMassive Sovereignが挑んできた。
数日前に大雨が降ったことで馬場がどれだけ渋るかが懸念されたが稍重まで回復し、10番ゲートからスタートを切った。中は中段から進み4コーナーでは外を回して前を捉えにかかる。最内でノースブリッジヒシイグアスプログノーシスと共に追いかける形で3頭での競り合いとなるが、残り200mでヒシイグアスを、残り100mでプログノーシスを競り落としクビ差で3連覇達成。同レースの3連覇は初の快挙となる。

次走は日本競馬場となるが、シャム調教師は出走を表明した安田記念に加えて宝塚記念へ予備登録し両にらみとなっている。同氏は「のコンディションを見て決める」としていたが、コンディションは良好でまずは予定通り安田記念(GI)に殴り込むことになった。5月21日に帯同ロマンチックチャームと共に事到着し東京競馬場房に入厩、24日にはゲート試験に難なく合格。他にはヴォイッジバブルも打倒ロマウォを掲げて安田記念に参戦する他、日本からもマイル王奪還を狙うセリフォスマイル路線で安定した結果を出し続けているソウルラッシュフェブラリーS2着以来のガイアフォースVM8着からの巻き返しを狙うナミュール、他にも皐月賞ジオグリフ何かとネタが多いステラヴェローチェといったメンバーが迎え撃つ形となった。

1600m戦は1年半ぶりではあったが1勝とゴールデンシックスティの2着でありマイル実績がないではなく、東京競馬場での調教でも抜群の動きを見せていた。さらに稍重発表となった当日の馬場も予想のプラス方向に働き、日本勢を押しのけて単勝3.6倍ながら1番人気の支持を受けた。

47番から完璧スタートを決め、先行集団の間にポジションを取る。馬場入りではややテンションの高い様子もみられたが中は前にを置いてきっちり折り合い、そのまま5番手で4コーナー通過する。直線ではしばらく進路が開かなかったが、残り400mを切って前のが内に寄せたことでいたスペースから一気に進出。勢いに乗って先行勢をまとめて抜き去る。最後は中団待機していたソウルラッシュナミュールが追い込んで来たが最後まで末脚は衰えず、半身差振り切ってGⅠ5連勝のゴールを駆け抜けた。
海外所属による安田記念勝利は同じ香港ブリッシュラック以来18年ぶり。シャム調教師フェアリーキングプローンで制覇した2000年以来24年ぶりの安田記念制覇となった。

このシーズンはこれで5戦という事で宝塚記念には向かわず帰。もう6歳なので理はせず大事に使いたいとの事で次のシーズンに備えることに。

2024/2025年シーズン(6歳/7歳)

始動戦は11月ジョッキークラブカップ(G2)。
現地単勝オッズ1.1倍という圧倒的人気の中、最後の直線で抜け出すと他の追撃を許さない圧勝となった。

この後は香港カップ3連覇を標とした上で、営は中東遠征も視野に置いている。1月から中東に滞在しドバイのジュベルハッタ(G1)、次いで2月サウジカップG1)、最後に4月ドバイワールドカップG1)と香港が未だ制覇していない3レースに挑むローテーションとなっている。
その後は検疫の都合上香港チャンピオンズデーが使えないため、そのまま6月安田記念G1)への直行を計画しているようだ。

血統表

Romantic Warriorの血統
Acclamation
1999 鹿毛
Royal Applause
1993 鹿毛
*ワージブ *トライマイベスト
Coryana
Flying Melody Auction Ring
Whispering Star
Princess Athena
1985 鹿毛
Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Shopping Wise *フロリバンダ
Sea Melody
Folk Melody
2011 鹿毛
FNo.10-a
Street Cry
1998 黒鹿毛
Machiavellian Mr. Prospector
Coup De Folie
Helen Street Troy
Waterway
Folk Opera
2004 栗毛
Singspiel In The Wings
Glorious Song
Skiphall Halling
Minskip
競走馬の4代血統表

クロス:Halo 5×5(6.25%)

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