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『アンチャーテッド』 (Uncharted) とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されているアクションアドベンチャーゲームである。略称は「アンチャ」。
概要
タイトルの「Uncharted」は「未開の地へ」という意味である。プレイヤーはトレジャーハンターのネイサン・ドレイクとなり、様々な秘宝を巡った、息もつかせぬ大冒険を体験する。『クラッシュ・バンディクー』シリーズや『ジャック×ダクスター』シリーズを手がけたノーティドッグが開発した。
キャッチコピーは「PLAYする映画」。同世代のゲームソフトの中でも際立ってリアルなグラフィックと滑らかなアニメーションが特徴で、画面に表示されるUIも極力少なくなっており、看板に偽りのないゲームデザインとなっている。また、トレジャーハンターが主人公で、次々と危機的状況が襲い掛かりそれを間一髪で潜り抜ける展開が続くなど、『インディ・ジョーンズ』シリーズの影響を受けた部分も見られ、あの映画の世界を体感できると言っても過言ではない。
が、ストーリー展開、吹き替えのノリなどは、どちらかというと「PLAYする木曜洋画劇場」である。
B級映画を彷彿とさせる演出（いい意味で）が、この作品のもうひとつの魅力である。
シリーズ作品
ニコニコでは登録されている動画の数はタグごとに差がある。そのため各作品のタグ検索の並びは、タグ数の多い順番になっている。
| 作品名 | 発売日 | 機種 | 動画タグ検索 |
|---|---|---|---|
| アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝 |
2007年12月6日 | PS3 | |
| アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 |
2009年10月15日 | PS3 | |
| アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス |
2011年11月2日 | PS3 | |
| アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり |
2011年12月17日 | PSV | |
| アンチャーテッドコレクション | 2015年10月8日 | PS4 | |
| アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝 |
2016年5月10日 | PS4 | |
| アンチャーテッド 古代神の秘宝 |
2017年9月14日 | PS4 |
アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝（PS3）
日本では2007年12月6日に発売。原題は『Uncharted: Drake's Fortune』。
シリーズ第一作で、冒険家フランシス・ドレイク卿が残した『エル・ドラド』への手掛かりをもとに、海からジャングル、古代の遺跡など様々な場所を冒険していくこととなる。
この時点で既にPS3で最高峰と言えるグラフィックを実現している。小気味のいい絶妙な吹き替えなど、シリーズの魅力は本作の時点でほぼ確立されている。
アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団（PS3）
2009年10月15日に発売。原題は『Uncharted 2: Among Thieves』。
マルコ・ポーロが残した日記をもとにチンターマニ石や、チンターマニ遺跡などを巡る物語。チンターマニ。
前作よりもさらに磨きのかかったグラフィックと、最初から最後までクライマックスな激動の展開が魅力。
さらにマルチプレイも新たに搭載され、おおむね好評である。なお、国内版パッケージイラストは、B級映画のポスター画のようなイラストだが、B級振りを狙いすぎて滑った感があり、おおむね不評であった。
アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス（PS3）
2011年11月2日に発売。原題は『Uncharted 3: Drake's Deception』。
ネイトの祖先だというフランシス・ドレイク卿の足跡を辿り、「真鍮の都」砂漠のアトランティスを探し求める物語。
格闘アクションが多彩になった。また、前作にも増して、映画的な派手なシーンが盛り沢山となっている。
前作が雪の表現を主題にしていたのとは対照的に､本作は砂の表現にこだわっている。
マルチプレイも大幅にブラッシュアップされ、シングルプレイのようにシチュエーションが変わる10人対戦モードの他、3人までのCo-opプレイにも対応している。
なお、国内向けのCMには、『インディ・ジョーンズ』で主演を務めたハリソン・フォードその人が起用された。内容は、ハリソンが今作を遊んで「すげー（原文ママ）」と驚く、というもの。もっと長い本格的なプレイ動画もネットで公開された。インディを演じた彼が、ゲームの中でネイサンとなって同じように冒険を繰り広げる様子は、彼のファンならニヤリとさせられること間違いなし。
アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり（PSV）
2011年12月17日に発売。原題は『Uncharted： Golden Abyss』。開発はSCEベンドスタジオ、ノーティドッグは監修として参加。
唯一の携帯ハード向け作品だが、PSVitaのローンチタイトルの目玉として用意されただけあって、そのクオリティはPS3向けのシリーズと比べても遜色ない。タッチ・ジャイロ操作など、PSVitaの性能を生かした独自の要素も多い。
アンチャーテッドコレクション（PS4）
PS3で発売されたシリーズ3作をまとめて収録したバンドル。もっともただの移植ではなく、モデルの改善やグラフィックのクオリティアップ、フォトモードの追加が行われており、また3作とも1080p、60fpsでのプレイが可能になっている。ただしオンラインモードは非搭載。これはPS3版とPS4版でオンラインユーザーが分散するのを防ぐためだという。
開発はプレスタの移植等も手掛けたBluepoint Gamesが担当。初回特典は「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」のマルチプレイβテスト参加権、シングルプレイ用のスキンや武器。
3作を収録しているものの、値段は他のゲームソフト1本分である。今からシリーズを遊ぶのであれば、こちらを買うのがおすすめ。
アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝（PS4）
2016年5月10日に発売。原題は「Uncharted 4: A Thief's End」
開発者インタビューによれば、「ネイサン・ドレイクの物語は今作で完結する」とのこと。[1] 前作の冒険の後、トレジャーハンター業を引退したネイトの元に死んだはずの兄サムが訪れたことをきっかけに、ネイトは仲間と共に最後で最大の冒険に挑む。
壮大なスケールで描かれるお宝探しに加えてネイト（とサム）の少年時代や物語の後日談が描かれたりと盛りだくさんの内容となっている。また、アクション面も大幅に進化しており、鉤縄やハーケン（片手で持てる杭）を使用して足場のない場所を進んでいけるようになった。その他にもカーチェイスがあったり船を操縦したりと至れり尽くせり。
作中で同社が過去に開発した『クラッシュ・バンディクー』を遊べるミニイベントもあり、本編そっちのけで熱中したプレイヤーも少なくないはず。
次世代機であるPS4の性能を生かした広大な世界と美麗な映像描写は必見である。
アンチャーテッド 古代神の秘宝（PS4）
2017年9月14日に発売された最新作。原題は『Uncharted: The Lost Legacy』。元々「海賊王と最後の秘宝」のダウンロード・コンテンツとして開発されていたが、ボリュームが増えたために単体のゲームとして独立した。
クロエ・フレイザーが4の敵キャラであったナディーン・ロスとコンビを組み、インド・ホイサラ朝の秘宝「ガネーシャの牙」を狙う。
登場キャラクター
ネイサン・ドレイク（CV:東地宏樹）
本シリーズの主人公。トレジャーハンター。愛称はネイト。伝説の冒険家フランシス・ドレイク卿の子孫で、首には遺品である指輪が下げられており、彼の格言でありネイトのモットーでもある『偉業も小さな一歩から』の文字が刻まれている。
軽口とボヤキが絶えない皮肉屋のヘタレだが、トレジャーハンターとしての能力は一流。更に超人的な身体能力と、ゴキブリか異能生存体かと思えるほどの生命力の持ち主。
ヴィクター・サリバン（CV:千葉繁）
トレジャーハンターとしてのネイトの師匠でありパートナー。愛称はサリー。女ったらしで調子がよく、各方面に多額の借金と多数の問題を抱えている。ネイトの師匠であるため軽口もネイト以上。
エレナ・フィッシャー（CV:永島由子）
冒険番組「アンチャーテッド」のリポーター。美人で銃や乗り物の扱いに長け、前述の番組の司会も務めているため考古学の知識も豊富。
クロエ・フレイザー（CV:勝生真沙子）
トレジャーハンターの女性でネイトの元カノ。ときには女の色気も駆使し情報収集にあたる某不二子ちゃん系キャラ。身体能力や銃の腕もネイトにひけをとらない強さ。古代神の秘宝では主人公を務める。
サミュエル・ドレイク（CV:井上和彦）
アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝で初登場。愛称はサム。ネイトの実兄。15年前パナマの監獄からの脱走に失敗し死亡したと思われていたが実は生きており、再会した弟をとある事情で大海賊ヘンリー・エイブリーの財宝探しに誘う。
関連動画
エル・ドラドの秘宝
黄金刀と消えた船団
砂漠に眠るアトランティス
地図なき冒険の始まり
UNCHARTED: The Nathan Drake Collection
海賊王と最後の秘宝
古代神の秘宝
関連コミュニティ
関連リンク
関連項目
- 木曜洋画劇場
- インディ・ジョーンズ
- ノーティドッグ
- プレスタ - ネイトが参戦しサリーなども登場する
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アトミックハート
- ウルフファング
- Kerbal Space Program
- クーロンズ・ゲート
- ゲバラ(SNK)
- 神宮寺三郎
- Stray
- Tennis for Two
- DEATH STRANDING
- トリオ・ザ・パンチ
- メグとばけもの
- 野狗子: Slitterhead
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