『Vampire Survivors』とは、ローグライト要素を含むアクションゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | アクション ローグライト |
開発元 | poncle |
販売元 | poncle |
機種 | Win / Mac / Android / iOS / Nintendo Switch / PlayStation 4 / PlayStation 5 |
発売日 配信日 |
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価格 | |
ゲームソフトテンプレート |
見下ろし視点、ドット絵グラフィックのカジュアルなアクションゲーム。
無料でプレイできるブラウザ版やAndroid / iOS版、有料で購入できるSteam版やNintendo Switch版やPlayStation 4 / PlayStation 5版、マイクロソフトのゲームプラットフォーム「Xbox ゲーム」版[1]など、多数のプラットフォームでプレイできる。
ただし上記のうち無料のブラウザ版の更新はかなり前に終了している。それ以外の製品版はそこからかなり更新が重ねられているので、無料版はあくまでお試しのデモ版的な位置づけと考えるといいだろう。
ちなみにブラウザ版のセーブデータを有料版に移行する方法は提供されていない。よって、もしブラウザ版を試しにプレイしていて「面白い」「もっとやりこみたい」と感じたらそのままやり込むのではなく、有料版を購入してプレイすることをお勧めする。
Steam版は2021年12月17日に早期アクセスゲームとしてリリースされた。ブラウザ版はそれより少なくとも数か月前から公開されていたようだ。
その後、活発なアップデートを経て、2022年10月20日に正式リリースされた(ただし日本時間では日付をまたいだ10月21日に入っていた)。
Steam版はリリース当初はWindows(推奨環境はWindows 7以後)のみ対応だったが、2022年2月6日のアップデート(バージョン0.2.11)でMac OSにも対応した。Linuxへの対応も模索中とのこと。
2022年5月19日には「Xbox ゲーム」でも取り扱いが開始された。購入は620円で、無料試用版も存在するほか、サブスクリプション(定額で多数のゲームを一定期間遊び放題)サービス「PC Game Pass」の対象にもなっている。
モバイルバージョン(AndroidやiOS用のバージョン)は割と早期から制作計画があることは発表されていたが、見通し不明とされていた時期が長く、制作者は「モバイルバージョンを待つ間は、Androidの『Magic Survival』をやるのはどうです?こちらもVampire Survivorsと同じくソロの開発者が制作したもので、Vampire Survivorsのプロトタイプはこのゲームにインスパイアされたものなんですよ」と他のゲームをお勧めしたりしていた[2]。しかし2022年12月9日にサプライズ的にAndroid / iOS版の配信開始が発表された。ブラウザ版と同じく無料だが、ゲーム内広告が入る。
2024年8月17日にはNintendo Switch版が499円で、2024年8月29日にはPlayStation 4 / PlayStation 5版が487円で発売された。どちらもダウンロード販売のみ。
評価
評判は概ね好評である。2022年1月に急にプレイヤー数が増えたことで話題になった(後述)が、それ以後も継続して新規購入者からの高評価を獲得し続けている。
2024年8月30日時点ではSteam版のユーザーレビュー222,734件中98%が好評価を表明しており、それに基づいて「圧倒的に好評」に分類されている。
また同時点のPlayStation Storeでの評価も、星1~5つの5段階評価において1314名の評価者中98%が星5つ、2%が星4つを付けており[3]、平均して4.97点というかなりの高評価を得ている。
言語
基本は英語のゲームだが、2022年2月13日リリースのバージョン0.2.12にて日本語を含めた多国語翻訳機能が正式公開された。ゲーム起動後のタイトル画面の上方右側にある「OPTIONS」を押し、右側に出た「English」を押すと各国語の選択肢が出るので「日本語」を選択すればよい。
初期には、公式翻訳がかなり限定的なものであったため、有志によって「非公式日本語化MOD」および「公式日本語版の修正MOD」が開発・配布されていた。その後、バージョンが進むとともに翻訳は改善され、MODの更新も終了した。ただし、その後も(アップデートされて間もない要素は特に)未翻訳の箇所があったり翻訳にミスがあるなどまだ日本語訳が完全と言うわけではない。
ゲームプレイ
フィールド内でプレイヤーキャラクターを動かして、画面外各所から現れてくる多数の敵を倒していくゲームになっている。出てくる敵は最初は弱いものだがだんだんと強い敵が多数現れてくるようになり、時々HPや攻撃力の強い中ボス的な敵も登場する。
操作などは非常にシンプルであり、攻撃は一定間隔で自動で行われるのでプレイヤーは基本的にはキーボードのWASDキーまたは方向キー、あるいはコントローラーの方向ボタンやアナログスティックなどで、自キャラを移動させるだけでお手軽にプレイできる。
敵を倒すとドロップするクリスタルのようなもの(Experience Gem。日本語翻訳版ではEXPジェム)を集めるとレベルアップし、ランダムで提示される武器(Weapon)や能力アップ装備(passive Weapon)の中から一つ選ぶ。既に持っているものと同じものを選ぶと、それらがレベルアップする。
また、上記の中ボス的なキャラを倒した際には宝箱が出現し、宝箱を開けると現在持っている武器や能力アップ装備の中からどれか1つがレベルアップして強化される。稀に当たりの宝箱を引くと、1度に3つ、さらには5つ一気にレベルアップできることもあり、その際には派手な演出がなされてプレイヤーの射幸心を煽る。
これらを繰り返してプレイヤーキャラクターを強化していくが、上記の通り敵も徐々に強くなっていくので、長く生き延びるためにはレベルアップのたびに「どの武器を選ぶか」「どの能力をアップさせるか」を考えなければならない。
また、レベルアップ時に提示される選択肢も「完全にランダム」ではなく「レア度が低く出やすい装備」「逆にレアで出にくい装備」があったり、また「既に持っている装備が優先的に出やすくなる」などの確率の偏りがあるので、それも考慮し始めるとプレイにさらに戦略性が出始める。
各通常ステージで25分経過したところで出てくるボスを倒してもその時点ですぐにクリア扱いになるわけではないものの、以後にゲームオーバーになるとステージクリア扱いのメッセージが表示される。よってこの「25分時点で出てくるボス」がそのステージの大ボス的な扱いになっているようだ。
また30分(一部のステージでは15分)経過時点で、非常に強く倒すのが非常に困難な死神(後述)がすっ飛んできて多くの場合自機を瞬殺する。アチーブメントでは「○○(キャラ名)で30分生き延びる」ことを条件にしているものもある。
公式は「Vampire Survivors is gothic horror casual game with rogue-lite elements」(和訳「Vampire Survivorsは、ローグライト要素のあるゴシックホラーカジュアルゲームです」)と記している。しかし「敵が怪物である」事以外にホラー要素はない。
「ローグライト要素」の部分は、「死ぬまでが一区切りのプレイ」「プレイするたびにほぼすべての能力がリセットされる」などの点かもしれない。ただしプレイ中に得たコインはゲームオーバーになっても受け継がれ、パワーアップを購入したり(いつでもリセットして買い直し可能)、新キャラクターをアンロックするためなどに使用できる。
Character(キャラクター)
プレイヤーキャラクターら。2024年8月30日現在のバージョン1.11.110ではセリフなどはほとんどない(例外として、coffin(棺)を開けてキャラクターを発見したときのみ、「スーパーマリオブラザーズ」でキノピオを助けたときのようなセリフを言う)。
後述する「ストーリー」内で舞台がイタリアと語られている通り、キャラクターの名前もイタリア風のものが多いようだ。
「Antonio Belpaese」(アントニオ ベルペーゼ)は最初から使用可能であり、「Imelda Belpaese」(イメルダ ベルペーゼ)、「Pasqualina Belpaese」(パスカリーナ ベルペーゼ)、「Gennaro Belpaese」(ジェンナーロ ベルペーゼ)ら他3名の「the Belpaese family」(ベルペーゼ一族)もシルエットが表示されてコインを支払ってアンロックできる状態になっている。それ以外のキャラクターはそれぞれで決まっている特定の条件を満たしてはじめてシルエットが表示され、その上でコインを支払えばアンロックできる。
なお、シンプルなドット絵であるため性別が判別しづらいキャラクターもいるが、2022年の国際女性デー(3月8日)に本作の公式Twitterアカウントが、女性キャラクター6名を並べたらしき画像ツイートを投稿していた。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/poncle_vampire/status/1501194454505598976
よって、その時点で実装されているキャラクターのうち、少なくともこの6名(Imelda Belpaese, Pasqualina Belpaese, Porta Ladonna, Lama Ladonna, Suor Clerice, Poppea Pecorina)は女性であったかと思われる。
- Antonio Belpaese(アントニオ ベルペーゼ)
- 最初から選択可能な唯一のキャラ。タイトル画面イラストの中央に居る、ムチを持っている人物か。
- 初期装備武器は「Whip」(鞭)。
- レベルが上がっていくと、10レベルごとに攻撃力に10%ボーナスが付く。上限は50%増。
また、最初からHP最大値に20%の、Armor(アーマー)に1ポイントのボーナスが付いている(2022年3月3日のバージョン0.3.0からの追加仕様)。 - Imelda Belpaese(イメルダ ベルペーゼ)
- 女性っぽい。タイトル画面イラストの向かって右側に居る、手から魔法っぽいエンブレムエフェクトを出している人物か。
- 初期装備武器は「Magic Wand」(魔法の杖)。
- 5レベルごとに取得経験値に10%ボーナスが付く。上限は30%増。
- Pasqualina Belpaese(パスカリーナ ベルペーゼ)
- グラフィックからは男性にも女性にも見えるが、「Pasqualina(パスカリーナ)」はイタリアで女性に付けられる名前なのでおそらく女性か。
- 初期装備武器は「Runetracer」(軌跡の魔弾)。
- 投射物スピードに10%ボーナスが付いている。
- さらに5レベルごとに投射物スピードに10%ボーナスが付く。上限は30%増。
- Gennaro Belpaese(ジェンナーロ ベルペーゼ)
- 上半身裸で両手に刃物を持った男性。
- 初期装備武器は「Knife」(ナイフ)。
- Amount(一回に発動する武器の数)が他のキャラより1個多い。
また、最初からライフに20%のボーナスが付いている(2022年3月3日のバージョン0.3.0からの追加仕様)。 - Arca Ladonna(アルカ ラドンナ)
- 吸血鬼の貴公子みたいな見た目。
- 初期装備武器は「Fire Wand」(炎の杖)。
- 10レベルごとに武器のクールダウン時間が5%短くなる。上限は15%短縮。
- Porta Ladonna(ポルタ ラドンナ)
- Arca Ladonnaを女性的にしたような見た目。
- 初期装備武器は「Lightning Ring」(雷の指輪)。
- 攻撃範囲が他のキャラより30%増。
- また、レベル1の間は武器のクールダウン時間が90%短くなっている。レベル2では60%減。レベル3では30%減。レベル4以後は他のキャラクターと変わらない状態に戻る。
- Lama Ladonna(ラマ ラドンナ)
- 斧を持って鎧を着こんだ戦士。かなりわかりにくいが、上記の公式ツイートから判断すると女性らしい。
- 初期装備武器は「Axe」(斧)。
- 最大HP、移動速度、攻撃力が他のキャラクターより10%高い。また、「Curse」(敵のHP、移動速度、出現数、出現頻度を上昇させる呪いパラメーター)が最初から10%付いている。
- レベルが上がっていくと、10レベルごとに攻撃力と移動速度とCurseに10%のボーナスが積み足される。こちらの上限は+20%。
- すなわち「大量の敵と戦いたい」プレイヤー向けのキャラクターである。
- Poe Ratcho(ポー ラッチョ)
- 禿頭で白い顎髭を垂らした、杖を突いている老人。
- 初期装備武器は「Garlic」(ニンニク)。
- アイテム引き寄せ範囲が25%多く、その代わりにHP最大値が30%低い。
- Suor Clerice(シスター クレーリチ)
- 下がスカート状になっているワンピース?のような服を着た人物。
- 名称のうち「Suor」はイタリア語で「シスター」、修道女を意味する。つまり「Suor」(シスター)の部分は修道女としての呼び方というだけで、ファーストネームというわけではないと思われる。
- 初期装備武器は「Santa Water」(聖水)。
- 1秒に0.5HPが自動回復する。また、HP最大値が50%高い(当初は30%増だったが、2022年3月3日のバージョン0.3.0から50%UPに引き上げられた。キャラクター説明では「+30 Max Health」となっているが、30から50への修正漏れ&「%」の記載漏れと思われる)。
- また、レベル1の間は武器の攻撃範囲が400%拡大されている。レベル2では300%拡大。レベル3では200%拡大。レベル4では100%拡大。レベル5以後は他のキャラクターと変わらない状態に戻る。
- Dommario(ドンマリオ)
- キリスト教の聖職者の祭服である「カソック」のような服を着た人物。右手に本(聖書?)を、左手に十字架を持っている
- 初期装備武器は「King Bible」(王の聖書)。
- 武器の効果時間および飛翔速度が40%増し。その代わりに移動スピードが40%遅い。
- Krochi Freetto(クロチ フリート)
- 赤い肌に白い髪、背中に翼を生やしており尻尾も生えているという人外っぽい外見。
- 初期装備武器は「Cross」(十字架)。
- 1回だけ、死んでもHP半分の状態で蘇生できる。レベルが33になると蘇生可能回数がさらにもう1回増える。
- また、移動スピードが30%速い。(当初は20%増だったが、2022年3月3日のバージョン0.3.0から30%UPに引き上げられた)
- Christin Devain(クリスティーネ ダヴェイン)
- 緑色のミニスカートワンピースを着た女性?2022年3月3日のバージョン0.3.1から正式実装された。
- 初期装備武器は「Pentagram」(五芒星の魔法陣)。
- Pentagramでは敵を倒して経験値を得ることが困難なので、救済措置としてか、ステージ開始時にまず1レベルアップする。
- また、クールダウンがマイナス25%されて攻撃間隔が他のキャラクターよりかなり早くなる。しかしHP最大値が半分となり、攻撃力がマイナス35%される。
- Pugnala Provola(プニャーラ プローヴォラ)
- 長い髪を高く巻いている、コートを着込んだ女性か。2022年3月26日のバージョン0.3.2から正式実装された。
「Mad Forest」(狂乱の森)で棺を発見して開けると、購入できるようになる。 - 初期装備は「Phiera Der Tuphello」(拳銃『フィエラ』)と「Eight The Sparrow」(拳銃『エイト』)という、どちらも2丁拳銃(合わせて4丁)型の武器。初期武器が2つ同時装備のキャラクターは珍しい(2022年12月7日現在、このプニャーラと後述するコスモのみ)。これら2つの武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。これらをどちらも最大レベルにまで上げる/必要なPassive Weaponを揃えるなどの条件を満たすと合体して、4丁拳銃(武器枠は1つのみ消費)型の武器「Phieraggi」(四丁拳銃『フィエラッジ』)に変化する。
- 外見の特徴や4丁拳銃を武器にして戦うところから、ゲーム『BAYONETTA』の主人公「ベヨネッタ」が元ネタか。
- レベルが上がるごとにMight(攻撃力)が1%増加し、しかも上限がほぼ無いという強力なキャラクター(※900%が上限のようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。
- さらに移動スピードも20%速い。
- Giovanna Grana(ジオヴァーナ グラナ)
- 魔女の帽子をかぶって空中に浮かぶホウキに乗った、金髪のロングヘア―の女性。2022年4月13日正式リリースのバージョン0.5.0から正式実装された。
- 「Inlaid Library」(象眼の図書館)で棺を発見して開けると、購入できるようになる。
- 初期装備は「Gatti Amari」(獰猛な猫)という、画面を走り回るネコ。にゃーん。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- 外見の特徴から、元ネタは『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』に登場する敵キャラ「サウジーネ」か。
- レベルが上がるごとに武器の飛翔速度が1%増加し、上限がほぼ無い(※400%が上限のようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。さらに移動スピードも20%速い。
- Poppea Pecorina(ポピア ペコリーナ)
- 黒いイブニングドレスを着た女性か。「Dairy Plant」(酪農場)で棺を発見して開けると、購入できるようになる。
- 初期装備は「Song of Mana」(マナの歌)。
- レベルが上がるごとに武器の効果時間が1%増加し、しかも上限がほぼ無い(※400%が上限のようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。この特性が初期装備との相性がよく、強力なキャラクター。
- さらに移動スピードも20%速い。
- Concetta Caciotta(コンチェッタ カショッタ)
- 羽が生え、ギターを持った悪魔らしき存在。2022年5月2日更新のバージョン0.5.2で正式実装された。
グラフィックからは性別はわかりにくいが、イタリア語で「Concetta」は女性の名前のようなので、女性か。
「Gallo Tower」で棺を発見して開けると、購入できるようになる。 - 初期装備は「Shadow Pinion」(黒色のドリル)。
- レベルが上がるごとに武器の効果範囲が1%増加し、しかも上限がほぼ無い(※900%が上限のようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。移動スピードも20%速い。
- また「Curse」(敵のHP、移動速度、出現数、出現頻度を上昇させる呪いパラメーター)が最初から10%付いている。
- Mortaccio(モルタッチオ)
- 頭の上に天使の輪っかが浮いている白骨死体。
- 初期装備武器は「Bone」(骨)。
- 20レベルごとにAmount(一回に発動する武器の数)がプラス1される。上限はプラス3。
- Yatta Cavallo(ヤッタ カヴァロ)
- 外見的にはパンダか?
名前の「cavallo」はイタリア語で「ウマ」を意味するが、ウマには見えない。 - このキャラクター実装時にゲーム制作者が公開した動画のタイトルは「Funny elephant throws bombs」(おかしなゾウが爆弾を投げます)となっているが、ゾウには見えない。
- 制作者はさらに「here is Yatta Cavallo, a hippo that throws funny fireworks」とツイートしており、「hippo」(カバ)とのことだが、カバには見えない。
結局何なんだよ! - 初期装備武器は「Cherry Bomb」(チェリーボム)。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- 20レベルごとにAmount(一回に発動する武器の数)がプラス1される。上限はプラス3。
- 要するにMortaccioとは初期装備武器が異なるだけである。このキャラが実装されたバージョン0.2.13のアップデート報告では「semi-new character」(半分新規のキャラクター)と表現されていた。
- Bianca Ramba(ビアンカ ランバ)
- 頭の上に天使の輪っかが浮いている、全体的に白っぽい姿の、杖をついた人型の存在。顔がはっきりしない。2022年4月6日のバージョン0.4.2のアップデートで正式実装された。
- 服装がスカートのようなものであり、名前が「Bianca」と女性的なので女性か。
- 初期装備武器は「Carréllo」(トロッコ)。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- 20レベルごとにAmount(一回に発動する武器の数)がプラス1される。上限はプラス3。
- 要するにMortaccioやYatta Cavalloとは初期装備武器が異なるだけである。
- O'Sole Meeo(オ・ソーレ ミーオ)
- 白い犬(または狼?)。2022年4月25日のバージョン0.5.1のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Celestial Dusting」(祝福の花束)という、移動方向の反対側に花が発射される武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- 「移動後に花を残す白い犬」という特徴や、「私の太陽」という意味の言葉「'O sole mio」(オー・ソレ・ミオ)をもじったと思われる名前のから、元ネタはゲーム『大神』の主人公キャラクター「アマテラス」だろうか。
- 20レベルごとにAmount(一回に発動する武器の数)がプラス1される。上限はプラス3。
- 要するにMortaccioやYatta CavalloやBianca Rambaとは初期装備武器が異なるだけである。
- Sir Ambrojoe(サー アンブロジョー)
- 山高帽を被りステッキを持った紳士風の人物。2022年6月24日のバージョン0.6.3のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「La Robba」(飛び交う家財道具)という、時計や椅子やピアノなど雑多なものが上から降ってきてバウンドする武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- ステータス上の特徴としては、Luck(運気)とGreed(お金の入手効率)とMagnet(アイテム引き寄せ範囲)に20%のボーナスが入っている。
- また、レベル1の間はAmount(一回に発動する武器の数)がプラス10される。しかしレベルが1上がるごとにAmountは2減っていき、レベル6以後は他のキャラクターと変わらない状態に戻る。
- しかしレベル20でまたAmountがプラス1され、レベル40とレベル60でも同じくプラス1されるので最終的には他のキャラクターの通常の数値よりAmountがプラス3された状態になる。要するにレベル6以後はMortaccioやYatta CavalloやBianca Rambaとよく似た特徴を得ることになる。
- Iguana Gallo Valletto(イグアナ ガロ ヴァレット)
- 背中にマントを羽織り、手に赤い本を持っている人物。2022年5月24日のバージョン0.6.1のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Clock Lancet」(時止めのナイフ)。
- Clock Lancetでは敵を倒して経験値を得ることが困難なので、救済措置としてか、ステージ開始時にまず1レベルアップする。
- 武器の効果持続時間が+15%、武器のクールダウン時間が-15%、お金の入手量が-50%、リロール回数とスキップ回数がどちらも3回追加される。
- また5レベルごとにGrowth(入手できるEXPへのボーナス)がプラス10%される。上限はプラス50%。
- Divano Thelmao(ディヴァノ テルマ)
- 司祭服のようなものを着込んで、手に月桂樹を持っている人物。2022年5月24日のバージョン0.6.1のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Laurel」(月桂樹)。
- Laurelでは敵を倒して経験値を得ることが困難なので、救済措置としてか、ステージ開始時にまず1レベルアップする。
- HPの自動回復が1秒に1ポイント、Luck(幸運)が+30%、お金の入手量が-50%、バニシュ回数が6回追加される。
- また5レベルごとにArmor(アーマー)がプラス1される。上限はプラス5。
- Zi'Assunta Belpaese(ジ・アスンタ ベルペーゼ)
- ムチを持っている、青髪の女性。2022年6月10日のバージョン0.7.2のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Vento Sacro」(聖なる風)という、クールダウン時間が非常に短く連射で攻撃できるが、1発1発の攻撃力は低いという特性を持ったムチの武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- ステージ「Cappella Magna」で棺を発見して開けると、購入できるようになる。
- 「Curse」(敵のHP、移動速度、出現数、出現頻度を上昇させる呪いパラメーター)が最初から10%付いている。
またレベルが1上がるごとに攻撃力、武器の飛翔速度、武器の効果時間、武器の効果範囲が0.5%増加し、しかも上限が無い(※前述のようにそれぞれに上限があるようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。初期装備武器の微妙な性能をもカバーし得る強力な特性。移動スピードも20%速い。 - Queen Sigma(クイーン シグマ)
- 剣を持ち冠を被っている、黒髪で黒い肌の女性。2022年8月19日のバージョン0.11.0のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Victory Sword」(勝利の剣)という、一回に複数の斬撃を繰り出す剣の武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- タイトル画面から入れる「Collection」(コレクション)という、入手した武器やアイテムやアルカナなどが一覧で表示される画面において、全ての枠を埋めると購入できるようになる。
- 入手に苦労させられるだけあって、様々なステータスが最初から非常に高い上に、他のキャラクターらと違ってアルカナを合計5つ装備することができる、おそらく最も強力なキャラクターの一人。ただし、「商人からGolden Eggを購入できない」「ステージ中で敵を倒して得たGolden Eggも入手扱いにならない」という、このキャラクターに限定した縛りもある。
- Bat Robbert(バット ロバート)
- 全身タイツのような服の上に青い覆面とマントを付けた男性、要するに「青いバットマン」のようなキャラクター。2023年2月29日のバージョン1.9.0のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Pako Battiliar」(パコ・バッティリア)という、コウモリが飛んできて敵に体当たりする武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- コウモリの敵を累計161,616倒して上記の武器「Pako Battiliar」を入手し、さらにその武器を「Mazo Familiar」(マッゾ・ファミリア)に進化させると本キャラクターを購入できるようになる。
- HPが低くなると最大HPを+16(最大400まで)しつつ30%回復する。この説明だけならば低くなるたびに回復するので無敵のように読めるかもしれないが、一度HPを最大にまで回復させてからでないと、上記の「HPが低くなったときに回復」の効果は復活しないようだ。
- Space Dude(宇宙のアイツ)
- 古いSFの登場人物のような全身タイツ風の服装に、同じく古いSFに出てきそうな光線銃のようなものを持った、「しずく」のような形の頭部をした二頭身のキャラクター。2023年2月29日のバージョン1.9.0のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Phas3r」(フェイザー)という、画面中のランダムな敵に横方向に走る光線で攻撃する光線銃。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- ステージ「Space 54」(宇宙54)で20分間生存すると購入できるようになる。
- 一定間隔で全ての持ち武器を余分に発動させ、さらにその間隔は武器のクールダウン時間が短くなればなるほど早くなる。
隠しキャラクター
- Exdash Exiviiq
- 青っぽい幽霊。
- 初期装備武器は「Ebony Wings」(漆黒の鳩)。
- 運気(Luck)の値が+100%されている。それ以外は、「HP最大値-23%」「移動速度-10%」「武器のダメージ-10%」「武器の攻撃範囲-10%」「武器の飛翔速度-50%」「武器の持続時間-10%」「武器のクールダウン時間+10%」と様々な能力が弱体化されている。
- タイトル画面にて、キーボードで「x-x1viiq」と入力することが入手条件。
- 上記入手条件の元ネタは別のゲーム『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の「2周目以後にネームエントリーで「X-X!V’’Q」と入力すると幸運が高いが他の能力が低い状態でプレイできる」という裏技かと思われる。
- Toastie(トースティー)
- 赤紫っぽい幽霊。2022年4月6日更新のバージョン0.4.2で正式実装された。同更新のリリースノートではおそらくBianca Rambaのことを指して「1 new character」としか記されておらず、隠しキャラ扱いだったと思われる。
- 初期装備武器は「Peachone」(純白の鳩)。
- 初期能力値は「HP最大値が1」「移動速度+20%」、その他の初期パラメーターはExdash Exiviiqと全く同じ。
- 要するに運気(Luck)と移動速度が高いことを除けば各能力が弱く、その上ライフ上限が非常に低いので一発食らうだけで死にかねないという、使うだけで縛りプレイになりそうなキャラクター。
- 10レベルごとに運気(Luck)がプラス10される。上限は100レベルに上がったとき、つまり10回分(プラス100相当)という情報とレベル50に上がった時、つまり5回分(プラス50相当)という情報が錯綜していてどちらが正しいのか不明。(ここを記載している編集者が使用して100レベルまで上げたところ、これらのいずれとも異なった上昇幅になった。おそらくLuckが高いために「Luckを10上げるLittle Clover(小さなクローバー)」が出やすく、それを認識しないうちに拾っているためかと思われる。)
- また、100レベルに到達するとHP最大値が+9998される。ただし最大値が上がるだけであってその最大値まで即回復するというわけではない。
- 200レベルに到達するとArmor(アーマー)が+65520されるようだが、通常のプレイでレベル200まで上昇することは割と困難である。計画的に準備すれば不可能ではないが。
- Exdash Exiviiqを入手している状態で、特定のステージで追いかけてくることがある緑色の死神を倒し、倒した瞬間に画面右下にToastieが一瞬のみ表示されて何か叫ぶ(「Panini!」(パニーニ!)と言っているらしい)ので、その非常に短い表示時間中にすかさずキーボードの下矢印キーとEnterキーを同時入力することが入手条件。見てからではほぼ確実に間に合わないので、「キーボードの下矢印キーとEnterキーを連打しながら緑色の死神」を倒すとよい。
- 上記入手条件の元ネタは別のゲーム『Mortal Kombat II』で、「画面右下に「Toasty!」(トースティ!)と叫ぶ誰かが出現した瞬間に、下入力をしつつStartボタンを押すと、「Smoke」という隠しキャラクターを入手できる」という裏技かと思われる。
- Smith IV(スミス四世)
- 白っぽい幽霊。2022年6月10日更新のバージョン0.7.2で正式実装された。
- 初期装備武器は「Vandalier」(破滅の鳩)。
- 初期能力値は「HP最大値が7」になっていることを除けば、Toastieと全く同じ。要するに「運気が高い以外は各能力が弱く、死にやすいキャラクター」である。
- しかしレベルが1上がるごとに自然回復が0.01ポイント/秒の増加、攻撃力と武器の投射スピードと武器の効果時間と武器の攻撃範囲が0.7%ずつ増加、武器のクールダウン時間が-0.25%減少、運気が1%増加し、しかも上限がほぼ無い(※前述のようにそれぞれに上限があるようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。順調にレベルアップしていけるならば、ステージ後半では非常に強力なキャラクターに様変わりする。
- 入手条件は、タイトル画面でキーボードにて「spam」と打ち込んでから「START」でゲーム開始し、キャラクター選択画面でも「spam」と打ち込んでからキャラを決定し、ステージ選択画面でも「spam」と打ち込んでからステージを決定し、そしてステージが開始されたらすぐに「humbug」と打ち込むこと。30秒以内にこれを完遂する。
- ちなみにこの入手条件はゲーム『Ultima VI』のチートコードのパロディらしい。そのため、名前の元ネタはおそらく『Ultima』シリーズに登場するしゃべる馬「Smith the Horse(スミス・ザ・ホース)」であろうと推測されている。ということは「Smith IV」は「スミス・アイブイ」ではなく「スミス・フォース」と読むべきか。
- Random(仮称)
- 白い「?」マークに、Exdash Exiviiq、Toastie、Smith IVらのような幽霊の顔が付いているという珍妙な外見のキャラクター。2022年9月3日更新のバージョン0.11.2で正式実装された。
- キャラクターセレクト画面に入るたびに、名前が一定の候補の中からランダムに決定される。
- また、同じく初期装備武器もキャラクターセレクト画面に入るたびに進化前の武器からランダムに決定される。
- また、レベルが1上がるごとにいずれかのランダムに選ばれたパラメーターがわずかに上昇する。
- 入手条件は、これまでに開けたことがある棺桶をもう一度開けること。
- Boon Marrabbio(ブーン マラッビオ)
- Gennnaroと同じ裸の上半身で両手に刃物を持った男性。ズボンをはいていたGennnaroと異なり腰巻のようなものを付けている。また、キャラグラフィックの全体に暗く影がかかっている。2022年5月24日のバージョン0.6.1のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Thousand Edge」(無限の刃)。
- 「Speed」パラメーター、すなわち武器の投射スピードが-110%される。この状態では武器は「ゆっくり逆方向に動く」という妙な動きをする。ちなみにパワーアップなどでSpeedを+10%してちょうど-100%にすると、武器はその場から動かず制止する。
- また最大HPが+20%、キャラクター移動速度が+30%、攻撃力が+20%、お金の入手量が-80%され、Curse(呪い)も+10%される。
- Avator Infernas(アバター インフェルナス)
- 炎の中に立っている、黒い服を着て角が生えているように見える人物。2022年10月20日のバージョン1.0(正式リリース)で実装された。
- 初期装備武器は「Flames of Misspell」(ミススペルの炎)という、炎の円錐を放つ武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- ステージ「Eudaimonia M.」(ユーダイモニアM)のボスを撃破した後、ステージ「Inlaid Library」(象眼の図書館)で武器「Peachone」(純白の鳩)と「Ebony Wings」(漆黒の鳩)を装備して右に右にずーっと進んでいくと、ピアノのところに何の攻撃もしてこないがHPが非常に高い紫の死神が登場する。この紫の死神を倒してからピアノに近づくと、鳩らが示すピアノの鍵盤をクリックしていくミニゲームが始まる。このミニゲームをクリアするとステージの外見が変化し、周囲に中身が空の棺が9個出現する(マップで「?」で表示される)。9個の空の棺を全て開けてしばらく経つと、Avator Infernasがキャラクター解放される演出が入る。
- Minnah Mannarah(ミナ マンナラ)
- 両手首・両足首に金の腕輪・足輪を付けた、赤い目をした人狼。2022年6月10日のバージョン0.7.2のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Bloody Tear」(血染めの鞭)。
- 初期パラメーターはHPが1.5倍、1秒に0.5ポイント回復、攻撃力が-70%。この攻撃力はレベルが3上昇するごとに+10%され、上限は+70%。つまり最終的には攻撃力は他のキャラクターらと同等に戻る。
- 1分毎に攻撃力、武器の飛翔速度、武器の効果時間、武器の効果範囲、武器のクールダウン時間が変化する。具体的には「攻撃力や武器の飛翔速度が2倍になり武器のクールダウン時間も半分になるが、武器の効果時間や武器の効果範囲も半分になってしまう」状態と、「武器の効果時間や武器の効果範囲が2倍になるが、攻撃力や武器の飛翔速度は半分になり、クールダウン時間も2倍になってしまう」という状態が交互に繰り返される。
- アイテム「Yellow Sign」入手後にステージ「Dairy Plant(酪農場)」で登場するようになる隠しアイテムのチーズを取得(ArcanaのVIII「Mad Groove」で引き寄せることができる)すると、人狼のボス敵が複数同時出現する。それらを全滅させると入手条件が満たされる。
- ちなみに「Minnah」は女性に用いられることが多い名前であり、またMinnah Mannarahのグラフィックは敵の人狼のグラフィックよりも胸の部分が強調されているように見える。女性なのかもしれない。
- Leda(レダ)
- 「球状の肉塊のようなものから裸の人物が上半身を突き出している」という異形の姿のキャラクター。ちなみに英語版のファンWikiのこのキャラクターのページでは「her」(彼女)と表現されており、女性なのかもしれない。
Toastieと同じく、2022年4月6日更新のバージョン0.4.2で正式実装された。同更新のリリースノートではおそらくBianca Rambaのことを指して「1 new character」としか記されておらず、隠しキャラ扱いだったと思われる。 - 初期装備武器は「Holy Wand」(聖なる杖)。
- 入手条件はステージ「Gallow Tower」の隠しボスとして出現する同じ姿の敵を倒すこと。
- キャラクター性能は「Armor(アーマー)が+5」「武器の攻撃範囲が+10%」「武器のクールダウン時間が-10%」というもの。Armor+5によりかなりダメージを受け付けにくくなった上に本来なら覚醒させてMagic Wand(魔法の杖)を覚醒させてやっと手に入る強力な武器「Holy Wand」が初期武器であることも相まって、ステージ序盤では苦戦することも難しい強力なキャラクター。弱点としては「移動スピードが-20%」されること。
- Cosmo Pavone(コスモ パヴォーネ)
- 不死鳥、あるいは手塚治虫の「火の鳥」のような姿のキャラクター。2022年7月5日更新のバージョン0.10.0で正式実装された。
- ゲームスタート時点では武器欄に何も表示されておらず、初期装備武器を持たないように見える。しかし「Has hidden weapon.」(隠された武器を持つ)とキャラクター説明に書かれている通り、「Peachone」(純白の鳩)と「Ebony Wings」(漆黒の鳩)を武器欄を消費せずに装備している。これら2つはCosmo Pavoneのレベルが10になると双方の武器レベルが2に上がり、以後もCosmo Pavoneのレベルが5上がるたびに武器レベルが上る(最大武器レベル8)。かつ、これらは宝箱から得られる通常の「Peachone」と「Ebony Wings」とは別のもの扱いされており、これらを重ねて取得することも可能である。ただしアルカナ2番「Gemini」の効果は重複しない。
- キャラクター性能は、最大HPが+20、1秒あたりのHP回復量が+1、幸運が+20%、移動速度が+30%、死亡時の蘇生回数が+1回、というもの。さらに、蘇生時にはロザリオと同等の画面内の敵への大ダメージ効果が付く。また、レベルが上がるたびに1秒あたりのHP回復量が+1、幸運も+1%され、さらにレベルが100上がるたびに死亡時蘇生回数も+1されていき、これらに上限はない。
- Peppino(ペッピーノ)
- 樹木の姿をしたキャラクター。ステージ「Il Molise」に登場する敵のグラフィックの流用と思われる。
- 2022年6月25日更新のバージョン0.7.3で正式実装された。同更新のリリースノートではおそらくSir Ambrojoeのことを指して「1 new character」としか記されておらず、隠しキャラ扱いだったと思われる。
- 初期装備武器は「Soul Eater」(魂食らい)。
- 入手条件はステージ「Il Molise」(地図にない場所)に登場する植物系の敵キャラのHPを合計10万ポイント回復すること。同ステージの植物系の敵キャラらは、武器「Celestial Dusting」(祝福の花束)(O'Sole Meeoが最初から装備している、花を出す武器)からの攻撃でダメージを受けずむしろHPが回復するのだが、それで回復させつづけていると入手効果音が鳴る。
- キャラクター性能は最大HPが+20%、Armor(アーマー)が+2、武器の攻撃範囲が-60%(ただしレベル2、3、5、8、13、21で+10%されるためレベル21以後は他のキャラクターと同等)、アイテム引き寄せ範囲が+100%、そして移動速度が-100%、というもの。
- 移動速度-100%ということはパワーアップやGolden Eggやpassive Weapon「Wing」等の何らかの手段で移動速度を補わない限り一歩も動けないということで、樹木の外見どおり棒立ちになってしまう。ただしその他のキャラ性能は「一歩も動かずにクリアするチャレンジ」を行うことにかなり適した特性をしており、このチャレンジを行うために用意されたキャラクターなのかもしれない。
- Big Trouser(ビッグ トラウザー)
- ステージ「Moongolow」に(あるレリックを入手すると各ステージ内に)出現する「Merchant」(商人)と同じ姿をしたキャラクター。2022年7月5日更新のバージョン0.10.0で正式実装された。
- 初期装備武器は「Candy Box」(キャンディボックス)で、これは「入手した瞬間に、基本武器(進化や融合する前の武器)全ての中から好きなものを選択できる」というもの。選んだ後はその武器に変化して戻らないので、「選んだ後にも自由に入れ替えられる」というわけではない。
- キャラクター性能は、移動速度が+30%、Greed(入手するお金の倍率)が+20%。また、レベルが上がるたびにGreedが+1%されていき、これに上限はない。よってお金稼ぎに適したキャラクターである。
- MissingN*
- 死神の姿だが、ぼやけており、巨大な眼球や複数の顔が重なっているようにも見える。
- 初期装備武器は「Death Spiral」(魂狩りの鎌)または「Axe」(斧)でランダムに決まる。
- 上記の名前の最後の文字「*」はバグによる文字化けかのように毎回異なる文字が表示される。名前の元ネタは初代ポケモンのバグポケモン「けつばん」の英語名「MISSINGNO.」か。
- ステータス値もキャラクター選択画面を開くたびに毎回かなり異なる値を取る。
- かつての出現条件は「30分プレイ後に出現する死神を倒す」というものだった。この頃の外見は「死神のような姿だが、全体的に姿がぼやけており、複数の顔が浮かぶ」という不気味なものだった。チートなどを使用しなければこの条件は達成不可能かと思われいわゆるバグやチートでしか出せないキャラクターの扱いのようだったが、後に開発者が予想していなかったと思われる風変わりな手段で死神を倒す方法が発見されてしまい、そのためか死神を倒した報酬は下記の「Mask of the Red Death」に差し替えられたため、一旦は没キャラ扱いとなった。だが、2022年9月15日更新のバージョン0.11.3にて、「Green Acres(緑の地)で特定の行動を取る」ことを条件に取得できる隠しキャラクターとして正式に復活した。
- Gains Boros
- エビのように丸まった、骨格だけの龍のような姿をしたキャラクター。ステージ「Gallo Tower」(ガロ・タワー)に登場する敵「Dragon Shrimp」のグラフィックの流用と思われる。
- 2022年6月25日更新のバージョン0.8.0で正式実装された。同更新のリリースノートではキャラクター追加は告知されておらず、隠しキャラ扱いだったと思われる。
- 初期装備武器は「Heaven Sword」(ヘヴンソード)。
- 入手条件はステージ「The Bone Zone」(ボーン・ゾーン)で上方に進み続けると輪状に設置された花があり、その輪の中に10秒滞在すること。
- キャラクター性能は、レベルが上がるたびに取得経験値ボーナス(Growth)が2%アップし、しかも上限がないというもの。それ以外のパラメーターは一切、基本パラメーターからの強化や弱体化は無い。
- 通常、レベル40以後は次のレベルに上がるまでの必要経験値は1レベルごとに16ずつ増していくが、高レベル帯では「経験値2%アップ」の方がその必要経験値16増加を追い越す。つまり、高レベル帯になると「レベルが上がれば上がるほどレベルアップが加速していく」キャラクターになる。
- 同じくバージョン0.8.0で実装された、「レベルを上げられる武器やpassice weaponが無くなった後にレベルアップした場合、レベル上限に至った武器の能力を少し強化できる」というシステムである「Limit Break」とかなり相性が良い。
- 名前の元ネタは『ファイナルファンタジーVII』のキャラクター「エアリス・ゲインズブール」(Aerith Gainsborough)と、丸まった蛇の図案「ウロボロス」(uroboros)を組み合わせたものかと思われる。取得条件に「花」が関わっている点もエアリスに花が縁があることを元ネタにしたものか。
日本語モードでは「獲得 ボロス」という名前に翻訳されている(2022年12月7日現在)が、おそらく「Gains」を直訳してしまっているだけの一時的な翻訳ミスかと思われる。 - Gyorunton(ギョルントン)
- 三つ首のドラゴン。一つの首だけコミカルな表情をしている。2022年7月22日のバージョン0.9.0のアップデートで実装された。グラフィックはステージ「Boss Rash」で登場する敵「Dragogion」の流用と思われる。
- 初期装備武器は「Bracelet」(ブレスレット)という、輝く火花のようなものを敵に向かって射出する武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- ステージ「Boss Rash」を1つの武器のみでクリアすると、購入できるようになる(キャラクター選択時に「MAX WEAPONS」を「1」に設定すると達成しやすい)。
- レベルが1上がるごとに「Curse」(敵のHP、移動速度、出現数、出現頻度を上昇させる呪いパラメーター)が1%増加し、しかも上限が無い(※前述のように上限があるようだという情報もあるが、Golden Eggを大量につぎ込むなどの極端なプレイをしない限りはこの上限に届くことはない)。
- また、初期パラメーターにてライフ上限が+200、武器威力が+30%、復活回数が+2回されている。
さらに、本来「武器を進化させることができる宝箱は決まっている」のだが、例外的にすべての宝箱で武器を進化させることができる、という特性を持つ。これは初期武器の「Bracelet」が複数回進化するタイプの特殊な武器であるからか。 - 「三つ首のドラゴンの、一本の首だけコミカル」というグラフィックは、映画『Godzilla: King of the Monsters』のキングギドラに関する同作の監督からの「それぞれの首で性格が違い、一本の首だけは好奇心が強い」という情報や、それを元にしたファンアート[4]などが元ネタかと思われる。
- 名前「Gyorunton」は、ゲーム『スターオーシャン セカンドストーリー』に登場した「双頭のドラゴンの退治に失敗し、背中にそのドラゴンの双頭がくっついてしまった」という不幸なキャラ「アシュトン (Ashton)」と、そのドラゴンの双頭それぞれの名前「ギョロ (Gyoro)」と「ウルルン (Ururun)」をミックスしたものかと思われる。
- Mask of the Red Death(マスクオブ レッド・デス)
- 死神。上記のMissingN*とは異なり、姿がぼやけていたり余分な顔が浮かんでいたりはしない。
- 初期装備武器は「Death Spiral」(魂狩りの鎌)。
- 入手条件はかつてのMissingN*と同じく死神の撃破。つまりMissingN*がこのMask of the Red Deathに差し替えられたことになる。2022年2月14日リリースのバージョン0.2.12から正式に変更された。
- キャラクター性能は「HPが2.55倍」「移動スピードが+100%」「攻撃力が+20%」という強力なものだが、MissingN*のような異常性能ではなくなった。
- おそらく、死神はチート以外で倒されることがあまり想定されていなかったにも関わらず、「工夫を凝らせば死神を倒せる」ことが2月上旬に知られてその手順が広まった(後述)ために、「MissingN*」を入手する人が急増。それを受けて「バグっぽい異常なキャラ」ではなく「正式な報酬キャラ」として変更されたものか。この変更により、MissingN*は正式に「欠番」となったことになる。
- Scorej-Oni(スコアジ・オニ)
- いわゆる「風神雷神図」の雷神のような姿をした、青い肌の鬼。2022年11月24日のバージョン1.1.0のアップデートで正式実装された。
- 一見初期装備武器を持たないが、武器表示欄に含まれない形で隠された「Lightning Ring」(雷の指輪)を装備しており、8レベルごとに一つ所持数が増える(最大6つ)。そしてこの隠された「Lightning Ring」は通常のものと異なり、Scorej-Oni(スコアジ・オニ)が敵に接触するごとに発射される。
- ステージ「Tiny Bridge」(小さな橋)を右に右に進んでいくと敵として登場し、打倒するとアンロックされてキャラクター選択画面で購入できるようになる。
- She-Moon Eeta(シームーン イータ)
- 青い肌と青く長い髪をしていて、青い服を着た人物。2023年10月21日のバージョン1.7.0のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Glass Fandango」(グラス・ファンダンゴ)という、槍のような形の武器。この武器は本キャラクターの実装と共に初登場した。
- 「HPが25%を切った時に、全ての敵を10秒間凍結させる」という特性を持つ。また、基本ステータスでArmor(アーマー)が+2、移動速度が+20%されている。
- やはりこのバージョン1.7.0で正式実装されたボーナスステージ「Whiteout」(ホワイトアウト)で20分間生存するとアンロックされてキャラクター選択画面で購入できるようになる。
- Rose De Infernas(ローズ デ・インフェルナス)
- ふんわりとしたスカートをはいている人物の黒いシルエットで、目だけが赤く光っている。2023年12月7日のバージョン1.8のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Fuwalafuwaloo」(フワラフワルウ)で、他のキャラクターでは鞭系を進化、合体させた末にやっと手に入る強力な武器。
- 初期状態では移動速度が+20%、攻撃力が-90%、取得経験値ボーナス(Growth)が-80%されている。また、敵の出現数が100上昇する。初期でのマイナスステータスが大きい上に敵の出現数も多いので苦戦しそうなキャラに思えるかもしれないが、初期武器のFuwalafuwalooが非常に強力であり、また攻撃力と取得経験値ボーナスはレベルアップに従って徐々に緩和されレベル108まで上げるとマイナスはすべて打ち消される。そのため実質的には「沢山の敵を倒して沢山の経験値ジェムを拾える為、レベルアップが早いキャラクター」となっている。
- チャレンジステージ「Astral Stair」(アストラル階段)で37回扉を開ける(一回のプレイで37回通る必要はなく、全プレイでの通算)と入ることができる特別な小部屋に置いてある棺桶を開けるとアンロックされ、キャラクター選択画面で購入できるようになる。
- Bats Bats Bats(コウモリ コウモリ コウモリ)
- 5匹のコウモリの群れ。2024年8月16日のバージョン1.11のアップデートで正式実装された。
- 初期装備武器は「Mazo Familiar」(マッゾ・ファミリア)で、他のキャラクターではPako Battiliar(パコ・バッティリア)を進化させて手に入る武器。
- 初期状態では最大HPが+80、移動速度が+80%、復活回数が+2回に強化されている。
- 残り復活回数がそのままAmount(一回に発動する武器の数)にプラスされるという特性を持っているため、アルカナIV「目覚め」やティラギスなどで復活数を増やせば増やすほど強くなる。
- また、死んで復活回数を消費するとAmountは減ってしまうが、かわりにNPCとして画面中をうろつく自分の分身が召喚される。このNPCはちゃんと攻撃もするが、HPが設定されており敵の攻撃で死んでしまう。ただし一定時間で自動復活する。
Stage(ステージ)
- Mad Forest(狂乱の森)
- Stage 1。
- 「Forest」(森)という名の割に、木々は少なくどちらかと言えば草原。上下左右の各方向に無限に広がっている。
- 画面外のランダムな場所に灯火が自動出現し、壊すとコインや肉などのアイテムが出現する。
- 選択画面で一番上にあるので「一番難易度の低いステージ」と思うかもしれないが、どうも下記のInlaid Library(象眼の図書館)よりクリア難度が高いようだ。「難しすぎる」と感じたらInlaid Libraryに先に挑もう。
- アチーブメントの説明文によれば、25分経過時点で登場するボス敵は「the giant Blue Venus」(公式翻訳では「巨大なブルー・ヴィーナス」)。
- 「スタート地点から見て特定の座標の場所」に、「Hollow Heart」(ホロウ・ハート)、「Pummarola」(愛の加護)、「Spinach」(ほうれん草)、「Clover」(クローバー)などのpassive Weaponが配置されている。しかし多くの場所はスタート地点から遠すぎて拾いに行くにも一苦労。
- さらに、ステージ内のどこかにレリック「Magic Banger」(マジックバンガー)が配置されており、入手すると以後、ステージ選択画面でBGMを選択できるようになる(かつては「Inlaid Library」(象眼の図書館)に配置されていた時期もあったが、アップデートで配置ステージがこちらに変更になった)。
- Inlaid Library(象眼の図書館)
- Stage 2。しかし明らかにStage 1のMad Forestより難易度は低い。
- 書庫らしき場所。こちらは上下が本棚や壁で囲われており、左右方向にだけ無限に広がっている。
- Mad Forest(狂乱の森)と違って、灯火ではなく燭台が自動出現する。壊すとコインや肉などのアイテムが出現するのは灯火と同じ。違いとしては、完全ランダムに出現しているらしき灯火と異なり、燭台は出現する場所がある程度決まっている点。
- アチーブメントの説明文によれば、25分経過時点で登場するボス敵は「the Nesuferit」(公式翻訳では「ネスフェリット」)。
- 「スタート地点から左に行った先にある、何番目かの机(ステージ内上方にあるもの)」にpassive Weaponの「Empty Tome」(空白の書)がいくつか配置される。初期のバージョンでは1つも無いことがあったが、2022年3月3日更新のバージョン0.3.0から100%確実に出現するようになったらしい。
- また逆に、「スタート地点から右に行った先にある、何番目かの壁のくぼみ(ステージ内上方にあるもの)」にはpassive Weaponの「Stone Mask」(石の仮面)が配置される。
- さらに、スタート地点からかなり左に行った先にあるピアノ付近にレリック「Grim Grimoire」が配置されており、入手すると以後、プレイ中にEscキーを押したときのポーズ画面にて、「どの武器やPassive Weaponを組み合わせれば進化できるのか」の一覧表が確認できるようになる。
- Dairy Plant(酪農場 ※アチーブメントでは「酪農工場」「乳業工場」と記載されていたりして、訳にブレがある)
- Stage 3。
- 工場らしき場所。乳製品の工場なのか。後述するマップアイテムの名前に「Milk」(ミルク)が入っているからかもしれない。上下左右に無限に広がっている。
- アイテム源になるのは街灯。Inlaid Libraryの燭台と同様、出現する場所がある程度決まっているようだ。
- アチーブメントの説明文によれば、25分経過時点で登場するボス敵は「the Sword Guardian」(公式翻訳では「リビングアーマー」)。
- ここも「スタート地点から見て特定の座標の場所」に、「Attractorb」(引き寄せの石(磁石))、「Wings」(翼)、「Armor」(アーマー)、「Candelabrador」(ロウソク)などのpassive Weaponが配置されている。しかしやはりスタート地点から遠すぎて拾いに行くにも一苦労。
- 最初にこのステージをプレイしたときには、緑色の矢印が表示されていることに気づくはず。この矢印はレリック「Milky Way Map」(天の川マップ)が置かれている位置を示している。この「Milky Way Map」を入手すると、以後はポーズ中に上記のような配置アイテムの位置が表示されるようになる(別のマップでも有効)。
- Gallo Tower(ガロの塔)
- Stage 4。2022年4月6日にバージョン0.4.2で正式実装された。
- 「Tower」(塔)という名前から連想されるように、上下方向に無限に続いている。
- アチーブメントの説明文によれば、25分経過時点で登場するボス敵は「the Giant Enemy Crab」(2006年のゲーム業界イベント「E3」での出来事が元ネタ)。
- ここも「スタート地点から見て特定の座標の場所」に、「Spellbinder」(スペルバインダー)、「Bracer」(ブレイサー)などのpassive Weaponが配置されている。
- 最初にこのステージをプレイしたときには、下方を指し示す緑色の矢印が表示されていることに気づくはず。この矢印はレリック「Sorceress' Tears」(魔女の涙)が置かれている位置を示している。この「Sorceress' Tears」を入手すると、各ステージの選択時にタイムカウントが2倍のスピードで進む「Hurry」(お急ぎ時間短縮)モードが選択できるようになる。
- また、下方にずっと移動しているとだんだんあたりが暗くなり始め、最も暗くなった時点で、「球状の肉塊のようなものから裸の人物の上半身が突き出ている」という異形の姿のボスが現れる。そのボスを倒すと、そのボスと同じ姿の隠しキャラクター「Leda」がアンロックされる。ただし、移動速度が遅いキャラクターでは30分以内に到着しない可能性もあるくらい下方なので、移動速度の初期値が速いキャラクターを使用し、さらにpassive Weapon「Wings」(翼)も併用するとよいかもしれない。
- Cappella Magna(マグナ礼拝堂)
- Stage 5。2022年6月10日にバージョン0.7.2で正式実装された。
- 後述するHoly Forbiddenと似ている神殿のような見た目の建築物で、上下左右方向に無限に続いている。
- 様々な色をした死神が中ボスとして現れる。それぞれ、各ステージの最後に現れる死神ほどではないもののそこそこに高いHPを持っている。ただしロザリオで一撃死させることができる。この倒し方は制作陣側からもクリア方法として想定されているもののようで、スタート地点から下方に移動していくと、最初からロザリオが3つ配置されている。
- アチーブメントの説明文によれば、25分経過時点で登場するボス敵は「Trinacria」。
- Il Molise(地図にない場所)
- ボーナスステージ。2022年3月13日のVer.0.3.1で正式実装された。
- 一面にうごめく植物が生えており、自分から移動したりはしないものの、触れるとダメージを受ける。この植物を刈っていき、経験値を集めていく。たまに、お金が入ったツボや、お金または肉などのアイテムが入った灯火も登場する。
- それ以外の通常の敵やボス敵は基本的には登場しないのだが、宝箱を出す敵がステージを通して6体(Arcanaがオフの場合は4体)だけ登場する(Arcanaをオンにしていると9分に1体、10分に1体、11分に2体、13分に1体、21分に1体の計6体。このうち11分の片方1体と21分の1体の宝箱にはArcanaが入っており、Arcanaがオンになっていないと該当の敵が出現せず計4体となる)。
- 他のステージとは異なり、15分経過すると死神が出てくる。
- Moongolow(ムーンゴロウ)
- ボーナスステージ。2022年5月24日のバージョン0.6.1のアップデートで正式実装された。
青灰色のタイルが敷き詰められた空間。上下左右に無限に広がっている。お金やアイテムが詰まったツボが配置されているが、敵扱いの様で触れるとダメージを受ける。 - ほぼ全てのパッシブウェポンがスタート地点周囲の床にまとめて配置されている。ただしTorrona's Box(トローナの箱)は配置されない。またYellow Sign(黄の印)で解放される4種のパッシブウェポンもステージの端に配置されている。さらに、ダウンロードコンテンツでのみ登場するパッシブウェポンも配置されていない。
- こちらもIl Moliseと同じく、15分経過すると死神が出てくる。
- Holy Forbidden
- 「Hidden Ground」(隠された地)という区分らしい。2022年5月24日のバージョン0.6.1のアップデートで正式実装された。細い通路のようなステージだが、天使のような外見の敵が襲撃してくる。
- Moongolowで、隠しキャラ以外を使って初めて15分生存すると自動的にここに飛ばされ、それまでのレベルアップで得た能力やアルカナも没収されるので、初期能力で戦うことを強いられる。初回訪問時に途中でやられてしまったとしても、その後はステージ選択画面から直接行けるようになる。
- 通路を抜けて最奥まで行くと「Yellow Sign」という外見の無いレリックを入手でき、入手するとこのステージはクリア扱いになり、以後はステージ選択画面からは消失する。
- Green Acres(緑の地)
- Mad Forest(狂乱の森)と似ているが、色合いがやや暗くなり、またMad Forestにある植物や水たまりなどの「入り込めない地形」が無く、草原と道のみが広がっている。上下左右に無限に広がっている。
- 敵は「他のステージの敵」が混合で出てくるようだ。出てくる順番はステージ開始時にランダムで決定か? それらの敵の体力は1.5倍に強化されており、チャレンジステージという扱いらしい。
- The Bone Zone(遺骸地帯)
- こちらもチャレンジステージ。
- ヒト?の骨が無数に転がっている、不気味な場所。上下左右に無限に広がっている。敵も様々な形ではあるが骨の姿をしたものばかりが出てくる。
- 入手できるお金はボーナスがついて2倍になるが、灯火を壊してもお金しか出てこない。肉という回復手段が断たれることになるため、何らかの回復効果がある武器などが無いとクリアは難しい。
- また、時間が経過するほど(1分間経過するほど)に敵が強化される(通常のステージでもステージ後半になるほどに強い敵が出てくるが、本ステージではそれに加えて敵のステータスが強化される)。
- Boss Rash(ボスラッシュ)
- こちらもチャレンジステージ。
- 壁に囲まれた闘技場のような場所で、他のステージのボスキャラが続々と登場してくる。
- Il MoliseやMoongolowと同じく、15分経過すると死神が出てくる。
- Eudaimonia M.(ユーダイモニアM)
- 「???」という区分の謎のステージ。「謎の存在との会話の後にレリックをもらえる」だけのステージで、そのレリックの効果を別のステージで試した後にまた訪れると、さらに別のレリックをもらえる。だが、その新たなレリックを他のステージで試してからさらに訪れると、その謎の存在とのボス戦に入る。
- Whiteout(ホワイトアウト)
- ボーナスステージ。2023年10月20日のバージョン1.7.0のアップデートで正式実装された。
雪原が広がるステージで、雪だるまなどが登場する。 - 20分経過すると死神が出てくる。
- Space 54(宇宙54)
- ボーナスステージ。2023年2月29日のバージョン1.9.0のアップデートで正式実装された。
その名の通り宇宙空間のようなステージ。 - 20分経過すると死神が出てくる。
- Bat Country(バットカントリー)
- チャレンジステージ。
- コウモリ系の敵キャラが多数登場する。
ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のステージをオマージュしているようだ。 - 20分経過すると死神が出てくる。
- Astral Stair(アストラル階段)
- こちらもチャレンジステージ。
- 上下に細長く、上下端がつながっていてループしている通路がスタート地点。横にいくつか扉が配置されており、その扉に入ると別の場所にワープするという変わり種の構造になっている。
- 特定の武器でしかダメージを与えられない「赤い敵」「青い敵」が登場するというギミックがあるが、落ちている砂時計を拾うことでそのギミックを解除して普通に戦うことも可能。
- また、The Bone Zone(遺骸地帯)と同じく時間が経過すればするほど敵が強くなる。
- 20分経過すると死神が出てくる。
- Tiny Bridge(小さな橋)
- こちらもチャレンジステージ。
- 横に永遠に続く橋であり、上下のスペースはかなり狭い。そのため上下に広がる武器は相対的に弱くなり、横に発射される武器が強くなる。「Carréllo」(トロッコ)が活躍することができるステージだろう。
- 20分経過すると死神が出てくる。
- Room 1665(1665号室)
- 「???」という区分の謎のステージ。
- 扉で仕切られた小さな部屋が縦に連なったステージ。扉は最初は閉まっていて通れないが、敵を一定数倒すと扉が開いて下の部屋に進めるようになる。最下方の部屋にはレリック「Darkasso」(ダルカッソ)が配置されている。
- 30分経過すると死神が出てくる。
- タイトル画面の「シークレット」にてスペルを入力することでのみ解放される。
これって悪魔じょ…
シーッ それいじょういけない!
まあ、制作者の「poncle」こと「Luca Galante」氏も、前述の本ゲームに関するインタビューに答えて
「『Magic Survival』って言うゲームが面白かったので、こういうゲームの自分なりのバージョンも作ってみようと思った。作ってみたら見た目はしょぼいけど面白いプロトタイプができた。それで、前から自分が好きでよく使ってた「明らかにCastlevania(悪魔城ドラキュラ)にインスパイアされてるゲームアセット」をそのプロトタイプに放り込んでみたんだ」
といった感じの開発経緯を語っている。つまり、「悪魔城ドラキュラ」から影響を受けていることは特に隠してもいないようだ。
最初から選択できるプレイヤーキャラクターは、鞭を武器にして戦う戦士「Antonio Belpaese」(アントニオ ベルペーゼ)。彼以外にも「Belpaese」(ベルペーゼ)の姓を持つキャラクターが複数おり、彼らは「Belpaese family」(ベルペーゼ一族)であるらしい。悪魔城ドラキュラシリーズの「ベルモンド一族」のパロディであろう。
また、鞭を最大に強化して進化させると「Bloody Tear」(ブラッディー・ティア)という名の強力な鞭になる。どこかで聞いたような。
他にもアルカードみたいな「Arca Ladonna」(アルカ ラドンナ)が居たりする。
ストーリー?
ブラウザ版のページには、一応以下のストーリー設定らしきものが記載されている。どうやら、意外にも中世のトランシルヴァニアなどではなく2021年のイタリアの話らしい?
だがSteam版の販売ページにはこの文章は一切記載されていないし、ゲーム中にもこのストーリーと関連する文章や台詞はほとんど出てこない。あまり本気に受け取らない方がよいのかもしれない。
The year 2021, Rural Italy, there lived an evil person named Bisconte Draculó, whose many evil magics created a bad world filled with famine and suffering. It's now up to the members of the Belpaese family to end his reign of terror and return good food to the table.
(以下、和訳例)
時は2021年。イタリアの辺境に「ビスコンテ・ドラキュロ」という邪悪な者が住まい、多くの邪悪な魔術により、飢餓と苦しみに満ちた良からぬ世界を生み出していた。彼の恐ろしき支配を終結させ、食卓に美味なる食事を取り戻すことができるか否かは、今やベルペーゼ一族の者たち次第なのだ。
2022年1月の流行
上記のように2021年12月に早期アクセスゲームとしてリリースされて以後、しばらくはさほど注目を集めておらず、Steamの統計情報によれば「同時プレイヤー数」も最高で20名だった。だが、2022年1月6日頃に急にプレイヤーが増加した。この頃にゲーム関連のYouTubeチャンネル「Wanderbots」や「SplatterCatGaming」が本ゲームの動画を投稿しており、これがきっかけかもしれないという。
そして「急にプレイヤーが増えたこと」「そしてプレイヤーからの評判の大半が好評であること」を知って「じゃあ、安いし自分もやってみよう」と思い立ったプレイヤーが次々に出てきたようで、どんどんプレイヤー数が増えるという循環に入ったようだ。2022年2月20日には同時プレイヤー数が7万人を超えた。
これは開発者のLuca ‘Poncle’ Galante氏も全くの予想外だったそうで、前述のインタビューにて「予想の1000倍以上だ」「私は先週新しい職に就いたばかりだったのだが、昨日辞めざるを得なくなった。ここまで大きく成功してしまった以上このゲームにもっと力を入れなくちゃいけないし、仕事と並行してそれをやるのは不可能だ」と語っている。喜びつつも人生設計の変更を迫られているようだ。
他にも以下のように、様々なメディアがこの人気急上昇について記事にしている。
- 低価格ローグライクアクション『Vampire Survivors』がSteamで人気沸騰。中毒性が高いとして - AUTOMATON (2022年1月18日の記事)
- How ‘Vampire Survivors’ Went From Obscurity to 27,000 People Playing at Once - VICE (2022年1月27日の記事)
- 300円の低価格ゲーム『Vampire Survivors』がSteamで人気急上昇。Steamで同時接続ユーザー数4万人を突破、実況界隈でも話題に (2022年1月31日の記事)
- 'Vampire Survivors' is this week's must-play indie hit | NME | Music, Film, TV, Gaming & Pop Culture News (2022年1月31日の記事)
- 【今月の流行りゲー】この中毒性はカジノゲーム開発経験が活きている⁉ ピークプレイヤー数5万にのぼる低価格ローグライト『Vampire Suvivors』 (2022年2月4日の記事)
- ASCII.jp:人気ゲーム「VAMPIRE SURVIVORS」に見るコンテンツ作りのヒント 何を残し、何を新しくするか? (2022年2月8日の記事)
やり込みプレイ
上記のように流行となりプレイヤーが大量に増えたこともあって、単に「全ステージをクリアする」「ゲーム内で設定されたアチーブメントを全て取得する」「全パワーアップを取得する」といった一般的なもの以外にも、さまざまなやり込みプレイが試みられている。
死神を撃破
各ステージで30分経過した際に襲ってくる死神は、「655350×出現時のキャラクターのレベル」という膨大なHPを持ち、なおかつ猛烈な速さで近寄ってきて一撃でキャラクターの全HPを刈り取る攻撃を放ってくる。
幸い「Clock Lancet」(クロック・ランセット)が当たると短時間硬直させられる&「Laurel」(月桂樹)のシールドで即死を回避できるため、それを繰り返して「しばらく生き延びる」ことはできる。しかしこれも長続きはせず、各ステージを30分耐え抜くまでに必要なレベル×655350という過大なHPを削り切るのはチートなどを使わなければ不可能に近いのではないかと思われていた。
前述のとおり死神の撃破が「MissingN*」の出現条件であることは判明していたものの、そういった事情から「MissingN*」は「チートでないと出せないキャラクター」のように扱われることもあったようだ。
だが2022年2月頃から「工夫に工夫を重れば、チートを使わなくても倒せる」事が判明し、そこからの数か月間はプレイヤーの間で死神を倒すことが、「困難だし時間もかかるし運にも左右されるが、達成は可能なやり込み要素」として扱われていた(詳細は、この記事の過去リビジョンを参照)。
ただしその後、2022年5月24日更新のバージョン0.6.1にて「Infinite Corridor」という相手のHPに割合ダメージを与える強力な武器と、「Crimson Shroud」という敵の攻撃から食らうダメージの上限を「10」に抑える強力な防具が実装されたため、これを併用すると死神をほぼ確実に倒せるようになった。
一歩も動かずにステージクリア
「一歩も動かず、レベルアップ時に得る武器・装備を選ぶことだけで30分クリアを目指す」というチャレンジを行う人もいる。
ただし、かなり難しい。Attractorb(引き寄せの石)を優先して上げていかないと、吸い寄せ出来ない範囲に出たExperience Gemが飽和して「画面内に出る上限に達したために打ち止め」になってしまい、それ以上のレベルアップが狙えなくなってしまい失敗がほぼ確定する。
宝箱もほぼ取れない。例外的に、ボスに密着された状態で倒すとそのまま一歩も動かずに宝箱を取得できる場合もあるが、珍しい。
さらにAttractorbを最大にまで上げたとしても、画面の端に出たExperience Gemは吸い寄せられないので、Cross(十字架)やRunetracer(ルーントレイサー)など画面端で敵を倒すことが多い武器を使っているとやはりExperience Gemがどこかで打ち止めになる。つまり使用できる武器にも制限がかかる。
また各ステージには特定の時間で「ノックバックも凍結もせず、Pentagram(ペンタグラム)でも消せないボス」が出現するが、「動いて避ける」ことができないため、このボスを強力な武器で速攻で倒さねばならなかった。
ただし、「Golden Egg」等の強力な新要素が実装された後には、「Golden Egg」による強化を繰り返せば確実に達成可能なチャレンジにはなった。
一応「Golden Egg」を使用しない縛りであれば難しいチャレンジではある。その縛りでの達成方法については、本記事のの過去リビジョンを参照。
タイムアタック
このゲームのリアルタイムアタック(RTA)も競われている。RTAの有名サイト「speedrun.com」でこのゲームのページがある。
2022年4月10日現在ではspeedrun.comで正式登録されている種目(レギュレーション)は、各ステージ別での「Lvl 100」(レベル100達成までの時間)「25,000 Kills」(敵2,5000体撃破までの時間)「10,000 Gold」(10,000ゴールド獲得までの時間)である。
ただし他のレギュレーションで走っている日本語勢の走者もいる。
余談
イタリア語
キャラクター名やWeapon(武器)名やpassive Weapon名にはイタリア語に由来するものが多い。「ストーリー?」節でも触れたとおり、ゲームの舞台設定もイタリアであるらしい。
中にはイタリア人でないと元ネタがかなりわかりにくいものもあるようで、イタリア人プレイヤーが非イタリア人に解説してくれている掲示板などもある。
これは、制作者「ponlce」こと「Luca Galante」(ミドルネームも入れると「Luca Pieracci Galante」)氏の出身地がイタリアであるからのようだ(2022年現在時点での住所や職場はイギリスのロンドンであるようだが)。
氏はビジネスSNS「Linkedin」にて自分のプロフィールを公開しており、「イタリア語が母国語であること」「イタリアのゲーム開発の学校に通っていたこと」などが見て取れる。
関連動画
- Vampire Survivors - Early Access Trailer on Vimeo (poncle公式による、早期アクセス版のプロモーションビデオ)
- よゐこのインディーでお宝探し生活4 第1回 - YouTube (お笑い芸人コンビ「よゐこ」の二人がNintendo Switch版をプレイする動画)
関連リンク
- Vampire Survivors by poncle (ブラウザ版。無料でプレイできるがSteam版で追加された要素は反映されていない)
- Steam:Vampire Survivors (Steam版販売ページ)
- Vampire Survivors (Game Preview) | Xbox (「Xbox ゲーム」版販売ページ)
- Vampire Survivors - Google Play のアプリ (Android版配信ページ)
- 「Vampire Survivors」をApp Storeで (iOS版配信ページ)
- Vampire Survivors | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア) (Nintendo Switch版配信ページ)
- Vampire Survivors | 公式PlayStation™Store 日本 (PlayStation 4 / PlayStation 5版配信ページ)
- 攻略サイト
- Vampire Survivors攻略wiki|ヴァンパイアサバイバーズ - アルテマ (日本語)
- Vampire Survivors Wiki | Fandom (ファンによるWiki。英語だが、ゲーム内のデータを解析したと思われるものも含めた数値的な情報が豊富)
関連項目
脚注
- *名前から連想されるコンソールゲームハード「XBOX」シリーズ用ではなく、Windows PC用
- *原文は「While waiting for the new mobile version, I suggest to try Magic Survival on Android, the game that inspired the original prototype of Vampire Survivors and that was also made by a solo dev.」
- *星1~3を付けた人も皆無ではないと思われるが、小数点以下を四捨五入すると0%として表示されるくらい少数ということか
- *ファンアートの例
- 7
- 0pt
- ページ番号: 5644356
- リビジョン番号: 3298515
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