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マリオカートアーケード グランプリとは、アーケードゲーム用に作られたマリオカートのことである。
人気となり、新要素が加わってアーケードグランプリ2が登場した。さらに2013年7月に、バナパスポートカードに対応したアーケードグランプリDXが登場した。
本項では特に明記されない限りはアーケードグランプリ2に関する内容を中心に記述している。
概要
前述したとおり、マリオカートを業務用にした作品。据え置き型ゲーム機や携帯ゲーム機のマリオカートと異なる部分も多い。1プレイ100円。場所によっては200円でコンティニューが100円のところもある。
ナムコとの共同制作のためパックマンがコラボキャラクターとして参戦したりコースになっている(詳しくは後述)。さらに、1と2の間に共同制作のナムコがバンダイナムコとなったために、2では「たまごっち」からまめっちの参戦が実現している。
システム
マリオカートアーケードグランプリを特徴づけるシステムを記述していく。
コイン・マリオコイン
コース上に落ちているコインを回収することで、最高速度が上昇する。
ただし、壁やライバルにぶつかる、アイテム攻撃を受けるなどすると、落としてしまう。
アーケードグランプリ2からはマリオコインとコインの2種類が登場し、マリオコインを回収することで、レース終了時にストックされる。
全部で25枚落ちており、全て回収することで+5枚のボーナスや順位ボーナスもある。
タイムアタックでは、記録に応じてマリオコインをもらうことができる。
一定の枚数のマリオコインを集めると、以下のようなご褒美をもらえる
- 各キャラクターの専用のカート(13種)
- 写真撮影の時に選択できるフレーム(10種)
- 各キャラクターの専用アイテム(56種)
専用アイテムは必要枚数到達時に使用していたキャラクターのアイテムが最優先となる。
さらにたくさん集めていくことで、以下のようなものも手に入る(ネタバレ注意)
「各キャラクター専用カートを強化した専用チューンナップを入手できる。」
「4000枚を達成すると、対戦キャンセルボタンで視点変更が可能になる(これが最後のご褒美となる)。」
実況
アーケードグランプリ2から山寺宏一氏の音声実況でよりレースを盛り上げてくれる(任意で外すことも可)。
1人プレイ時はプレイヤーを中心に、マルチプレイでは状況に合わせて実況してくれる。
また、マルチプレイではアイテム「スーパーマイク」を使用することで、実況を使った人中心にすることもできる。
ナムカム
ゲーム開始前に、カメラで自分の顔を撮影する機能。カードがないプレイヤーはこの画面を通過する。
フレームがある場合は好きなフレームを選択して撮影できる。1人用モードではこの画面を省略することが可能。
称号
レースが終了すると、毎回称号が1つもらえる。変更するしないは任意で選択が可能。
最初はルーキーからスタートし、レース中に特定の条件を満たしたり、レースをたくさんすることで変化が出る。
称号は前パーツと後ろパーツに分かれ、前後パーツの組み合わせを1セットとする。
前パーツ
後ろパーツ
前パーツも後ろパーツもたくさん存在し、組み合わせは非常に多い。
ドリフトシステム
ドリフトは本作も登場しているが、仕様が大きく異なる。
まず、ブレーキペダルを一瞬踏むことでカートがジャンプする。ハンドルを切りながらジャンプすればドリフトになるのは従来と同じ。
本作のドリフトはミニターボがない代わりに、シールドが張られ、アイテム攻撃を無効化できる。
なお、このシールドは非常に強力で、こうらやバナナなどはもちろん、爆発物や大型の攻撃も無効化できる。
収録モード
従来のマリオカートシリーズのように、様々なモードが存在する。
グランプリ
1人プレイの時にメインとなるモード。カップを制覇していくことになる。
カードを作成し、このモードをクリアしていけば、基本的にはアイテムが手に入る。
1では6カップ24レースを、2では2カップ追加され32レースを展開していく。
順番は関係なく、最初から難しいカップに挑戦することも可能(レインボーカップは不可)。
各ラウンド使用するアイテムが決まっているが、第4ラウンドのみ、任意でアイテムを選択できる。
1,3ラウンドと2,4ラウンドは同じコースを走ることになるが、背景や難易度などに微妙に変化がある。
カップを制覇したときは、チャレンジゲームに挑戦することができる。
チャレンジゲームは簡単なミニゲームのことで、こなすことでマリオコインを増やすことができる(詳しくは後述)。
なお、やり込み要素として ネタバレ注意→「8カップをすべて制覇すると、1,2ラウンドが逆走になる裏カップが登場する。」
タイムアタック
対戦キャンセルボタンを押しながら排気量を選択すると、タイムアタックに挑戦できる。
タイムアタックでは50CCを選択することはできない。
ダッシュキノコを3つ持ってスタートする。
最初からすべてのコースに挑戦でき、こちらでもマリオコインが配置されている。
記録に応じてボーナスとして、25枚までマリオコインを手に入れることができる。
記録は保存することができ、カードに記入される25字のパスワードを使用することでインターネットランキングに参加することも可能。
通信対戦
ゲームセンター内で最大4人まで同時に対戦することができる。
カードを持っているプレイヤーは好きなアイテムを3つ選択、そうでないプレイヤーはランダムで3つ選ばれる。
顔写真は必ず撮る必要がある(1人プレイでオフに設定していてもここでは無効)。
グランプリと同様、1位になることでアイテムを手に入れることができる。
このモードではタイムアタック同様、最初からすべてのコースを選択できる。
キャラクター
1では11名、2ではワルイージとまめっちが加わって13名のキャラクターを選択できる。
1では1度決めてしまうと変更ができなくなってしまったが、2では毎回選択可能。
標準性能型
従来で言う中量級。バランスがとれている中級者向けキャラクター。
- マリオ
ご存じ我らがマリオ。シリーズを通してバランス重視の彼は、今作でももちろんバランス重視。 - ルイージ
マリオの弟で性能はマリオと同じ。スペシャルアイテムはマリオとルイージ共通となる。 - パックマン
パックマンシリーズの主人公。キャラクターだけでなく、コースも健在している。 - ワルイージ
2から参戦したマリオファミリーの一員。癖の強いイメージでも、性能はバランス型。
加速重視型
従来で言う軽量級。最高速は弱いものの、加速がとても高くダメージに強い。
- ピーチ
キノコ王国のプリンセス。ピンク色が良く似合う。 - ヨッシー
マリオの相棒として、マリオカート加速重視として登場。本作も例外ではない。 - アカベイ
パックマンのメイズでパックマンを追いかける赤いゴースト。色ごとに特徴が違う。
高速安定型
従来で言う重量級。最高速と重さに自信があるが、加速やハンドリング性能は低い。
- ワリオ
マリオを一方的にライバル視している。スペシャルアイテムが個性的。 - ドンキーコング
パワータイプのジャングルの王者。バナナは好きでも、バナナの皮は苦手らしい。 - クッパ
マリオの永遠のライバル。重さなら誰にも負けない。
軽量機敏型
中量級と軽量級の中間の性能。グリップも良くきくため、非常に扱いやすい。
- キノピオ
キノコ王国の住民。シリーズ初、ヨッシーやピーチよりも最高速が上になった。 - ミズ・パックマン
作品によってはパックマンと結婚した女性。スペシャルアイテムはパックマンと共通。 - まめっち
2から登場。バンダイの代表作品。たまごっちから参戦。
コース
1では6カップで12コース、2では8カップで16コースをプレイできる。
ヨッシーカップ
2から登場。テーマパークを舞台にしたコースで、アイテムボックスが多い。
- ヨッシーパーク1
ほとんどが直線で構成されているコース。ドリフトいらずでスイスイ走れる。 - ヨッシーパーク2
テレサなどのお化け屋敷要素が背景に入ったコース。見ていて楽しい。 - チャレンジゲーム
コース上に落ちてるコインを回収していく。5コインでマリオコイン1となり、全部で75コインある。
マリオカップ
- マリオハイウェイ
短距離のハイウェイコースを走り抜けるコース。 - マリオビーチ
ハイウェイからビーチに移動するコース。マリオハイウェイよりは少し距離が長い。 - チャレンジゲーム
巨大スイカに体当たりして押して行くゲーム。最後まで行くと15枚マリオコインがもらえる。
ワルイージカップ
2から登場。巨大なスタジアムに作られたジャンプ台が多いのが特徴。
また、ステージ内に新規コラボのたまごっちの看板が掲出されている。
- ワルイージスタジアム
右コーナーのみで構成されたコース。ジャンプ台がとにかく多い。 - スタジアムアリーナ
スタジアムコースとは違うルートを行くコース。ジャンプ台はかなり少なくなっている。 - チャレンジゲーム
直線状に並ぶジャンプ台でジャンプして飛んだ飛距離に応じてマリオコインがもらえる。
DKカップ
- ドンキージャングル
U字コーナー2個のみで構成される。アーケードで登場するコースでもっと短い。 - バナナンいせき
遺跡の中を走るコース。終盤にある水溜まりは、ジャンプで飛び越えないと減速する。 - チャレンジゲーム
10トンハンマーを使用してノコノコを倒して行くゲーム。1体につきマリオコイン1枚。
ワリオカップ
市街地サーキット。2コースともきついヘアピンカーブが待ちうける。
- ダイヤモンドシティ
ワリオカンパニーのある市街地コース。2か所の旧コーナーがポイントとなる。 - スノーパニック
途中まではダイヤモンドシティと同じ構成になるが、雪道コースが存在する。 - チャレンジゲーム
バックでコースを走るゲーム。ただし、バナナが落ちているため避ける必要がある。
パックマンカップ
パックマンランドを舞台にしたコース。ここから難易度が本格的に上がる。
- パックマウンテン
直線とコーナーがバランスよく構成されている。
悪路にキノコでショートカットができそうだがダッシュ状態でも減速する。 - パックラビリンス
ワープゾーンでラビリンスに突入するテクニカルコース。
ラビリンスの内側は段差になっていることがほとんどで、ジャンプすることで乗り上げ、ショートカットできる。 - チャレンジゲーム
ジャンプで障害物を飛び越えるゲーム。障害物に触れるとタイムロス。実はドリフトシールドで障害物を無効化できる。
クッパカップ
クッパの城を舞台にしたコース。難易度はトップクラス。
このカップだけは1~4ラウンド全てでアイテムを選択できる。
- クッパキャッスル
クッパ城を走り抜けるコース。周回を重ねるとカメックがコース上に岩を置いて進路妨害をする。 - キャッスルウォール
段差ショートカットや様々なコーナーが入り組んだ(実況曰く)最も難易度が高いコース。 - チャレンジゲーム
こうらを使ってクッパと対決するゲーム。4本の柱を破壊できれば勝利となり、マリオコイン15枚。
クッパでチャレンジゲームに挑むと特殊なことが起こる。
レインボーカップ
虹色に輝く最後のコース。グランプリでは上記7カップを制覇しないと選択できない。
4ラウンドだけでなく、2の場合は第1ラウンドでもアイテム選択ができる。1の場合はアイテムなし。
第2ラウンドはダッシュキノコのみ、第3ラウンドはビリビリスティックのみとなっている。
- レインボーコースター
ワープゲートで構成された虹色のコース。様々なコーナーがあり、ドリフト必須。 - レインボーダウンヒル
ワープゲートで別世界に移動するが、後半はヘアピンカーブのみで構成されている。
なお、ワープゲートに入る前は、コースターもダウンヒルも同じ構成である。 - チャレンジゲーム
ロボットマリオと対決する。勝てばマリオコイン15枚、負ければ0枚。
相手はバナナ、ミドリこうら、ブラックこうらを使用してくる。
よく見るとオヤ・マー博士が作ったロボットであることがわかる。
アイテム
本作は非常にアイテムが多く、2では全部で116種類登場する。
カードを作成したときに手に入る基本アイテム。グランプリでの景品となるアイテム。
マリオコインで手に入るスペシャルアイテムの3種類がある。
アイテムの種類について
- ロックオン
相手が近くにいると自動でロックオンし、ロックオンした状態で発射すると追跡する。 - ミサイル
使用すると前に発射する。ロックオンアイテムもロックオンせずに使うとこの部類になる。 - 設置
コースに設置するアイテム。 - 落下
後ろに投げるアイテム。スペシャルアイテム以外では基本アイテムのパイのみ。 - カート変化
自分のカートに変化が生じるアイテム。パワーアップアイテムのこと。
- タライ ロックオン
相手にタライを落として一瞬速度を0にする攻撃アイテム。実は(ネタバレ注意→)ゴールドタライが存在する。 - テレサ ロックオン
テレサをくっつけてハンドルを重くさせる。奪うアイテムではない。 - ハリセンボン ロックオン
相手のタイヤにぶつけてパンクさせるアイテム。
ロックオンせずに使用し、壁にぶつけるとコース上に設置の形になる。 - カクカクタイヤ ロックオン
相手のタイヤを六角形にするアイテム。ハンドルが揺れる。 - デカチビタイヤ ロックオン
相手のタイヤを大きくしたり小さくしたりするアイテム。速度やハンドリングに影響が出てくる。 - オンボロハンドル ロックオン
相手のハンドルをオンボロにし軽くするアイテム。テレサと逆のポジション。 - ミドリこうら ミサイル
おなじみのアイテム。壁にぶつかると跳ね返りぶつかると転倒。 実は(ネタバレ注意→)ゴールドこうらが存在する。 - たつまき ミサイル
ミサイルを発射し、命中カートを上空にはね飛ばす。
タイムロスが大きいだけでなく、1発で複数人巻き込める協力アイテム。 - バナナ 設置
おなじみのアイテム。踏むとスピンする。 - がびょう 設置
バナナに似たアイテム。踏むとタイヤがパンクする。 - ねばねばオイル 設置
オイルをばらまく。踏むとハンドルが少し重くなり、ねばねばした感じになる。 - パイ 落下
後ろにパイを投げつけ、ぶつかると視界を遮られる。顔写真にも影響があるが強力ではない。 - ビリビリスティック その他
ビリビリスティックを振りまわす。近寄った相手を叩き、ビリビリさせる(ハンドルが勝手に揺れる)。 - 時限爆弾(小) その他(ロックオン)
ロックオンして時限爆弾を相手につける、15秒後に爆発し、誰かにぶつかるとなすりつけられる。
小があるように、景品アイテムで大も登場する。こちらは大爆発し、周りのカートも吹き飛ばす。 - スター カート変化
マリオコインで入手できる。全キャラクター共通のスペシャルアイテム。
おなじみのアイテムで、無敵になることができる。
関連動画
マリオカートアーケードグランプリは外部出力に対応していないため、動画は少ない。
自分の目で確認するのが良いかもしれない。
関連項目
マリオカート | |
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ゲーム | 初代 - 64 - アドバンス - ダブルダッシュ!! - DS - Wii - 7 - 8 |
アーケード | アーケードグランプリ |
スマートフォン | ツアー |
ラジコンカーセット | ライブ ホームサーキット |
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