野性の闘牌 鰻とは、『兎-野性の闘牌-』のパロディである。
ニコニコ動画で「野性の闘牌」と言った場合は大体『鰻』を指すが、あまりにも知名度が上回っている為、“『兎』が『鰻』のパクリ”だと思っている事実誤認者が多く見受けられる。
あくまでも『兎-野性の闘牌-』のほうが本家なのでお間違えの無い様に。
概要
正式名称は、『スタイリッシュ麻雀 野性の闘牌 鰻』。作者はX-MEN氏。フリーで公開されている麻雀ゲーム。
前述の通り、兎-野性の闘牌-を踏まえたパロゲーなので能力などは基本的に兎のキャラを強化したものが多い。
ゲーム本体は「野性の闘牌 鰻」でググると出て来るはず。
登場キャラは魁!!クロマティ高校とか哲也で見たキャラとかマリオシリーズのあのキャラとか今は無き英会話教室の兎とかテニプリとか超カオス。
バカゲーと云われる理由
どんなゲームかは動画を見た方が早い。
麻雀のルールや役を知らなくても、異常なのはお分かりになるであろう。
ポーカーで言えば、ロイヤルストレートフラッシュを連発。
ババ抜きで言ったら、配られた時点で全部ペア。
そんなものである。
麻雀はやる気の問題である為、天和をしないこっちが悪い……らしい。
と言っても、これはマリオ森夫とルイージ浩史の能力であり(前者は親番で天和を確実に上がる、後者は子で地和をほぼ確実に上がる)、他のキャラは至って普通である。
普通と言っても、ドラがほぼ必ず3つ以上とか有効牌をほぼ確実に引くとか、当たり牌が分かるとか、他家の全ての手牌が透けて見えるとか……その程度だが、このペアに比べると普通に見えないでもない。
また、ストーリーモードでは最後はドンキーコングゴリが相手なのだが、コイツの能力も酷い。
相手のツモあがりを封印し、自分からは振り込まず、他家の全ての手牌が透けて見え、有効牌を確実に引き、敵がテンパイすると残りのあがり牌を全て引き、連荘すると役がどんどん高くなり、直撃をすると振り込んだ相手、倍満以上のツモ上がりをすると自分以外の全員の能力を封印(半荘中永久に)等、数多くのイカサマ能力を持ち、その実力は森夫&浩史のチートペアを凌駕する程。勝つには驚異的な運が必要。またはF12。
登場人物
神山 高志(かみやま たかし)
主人公。高校生によって構成された代打ち軍団「Aチーム」のリーダー格。
能力は危険牌察知。カットイン時の文字は「鰻」。
後述する「覚醒」前に危険牌を察知すると、手牌が危険牌の色に染まっていく性質がある。
逆転配牌補正は清一色、四喜和、大三元、四暗刻、字一色(複合することも)。
なお、清一色補正がかかると、相手の手牌察知+次局以降ツモアガリ封印能力も発動する「覚醒」
状態になる。
元ネタは「魁!!クロマティ高校」の同名キャラと、「兎」のウサギ(武田俊)。
「失礼、決めさせて頂きました」
メカ沢 新一(めかざわ しんいち)
神山のお供。「Aチーム」の一員。能力は端牌(一九字牌)を集める。カットイン時の文字は「漢」。
能力故に混老頭、対々、上手くいけば清老頭四暗刻も上がれる。
全自動卓は苦手だと公言している。それはひょっとしてギャグでry
なお、この発言でゲーム内では全自動卓で打っている事がわかる。
元ネタは「魁!!クロマティ高校」の同名キャラ、能力は「兎」のタンチョウ(加藤治)。
マスターAJA(ますたーあじゃ)
どこかの恐竜を絶滅させるほどの腕前の中学生テニスプレイヤーにそっくりの男。「Aチーム」の一員。
能力は役満手が入りやすくなる。カットイン時の文字は「激」。
能力故に大物手を好むプレイヤーにはよく扱わる。よく入る手は国士無双、四暗刻、大三元。
元ネタは「テニスの王子様」の手塚国光と、「兎」のゴン(田中権左ェ門)。
X-MEN(えっくすめん)
どこかのデータテニスと殺人級の汁を作る中学生テニスプレイヤーそっくりの男。「Aチーム」の一員。
能力は南場から好配牌が入りやすくなる。カットイン時の文字は「守」。
ツモが対子に偏るので七対子、一盃口等を狙うのが得策。また、CPUの場合は相方への差し込みも行う。
逆転配牌補正は字牌系が多く、大七星(字一色の七対子)になる事もある。
作者の同名キャラであるが、特定の贔屓を受けているわけではない。
元ネタは「テニスの王子様」の乾貞治。
「確立は変わらないよ」
キャシャーん
どこかのデータテニスを好む乾の幼馴染の中学生テニスプレイヤーそっくりの男。「Aチーム」の一員。
能力は親番になると好配牌に恵まれる。カットイン時の文字は「閃」。
特に南場の親になると東場以上の配牌になり、
大三元等の役満手もざらである。連荘すれば天和も朝飯前。
逆転配牌補正は筒子の清一色で、大車輪の形に近くなる事が多い。
元ネタは「テニスの王子様」の柳蓮二と、「兎」の新庄親子。
「戦う前から勝負は見えていたな」
セモ
どこかのヒロポン中毒のガンパイ使いそっくりの男。「Aチーム」の一員。
能力は配牌に高確率でドラ暗刻が入り、カンドラ・裏ドラも乗りやすいドラ爆。
カットイン時の文字は無いが、どこかのロリ格闘家のドラ娘が背後に浮かび上がる。とても高校生に見えない。
ゲームの仕様上、元ネタの印南の様にツモ牌察知という能力は出来なかった。
が、ある程度ダメージを受けるとガン牌が発動し、全員の手牌が透けて見える様になる。
元ネタは「哲也」の印南善二と、「兎」のジャッカル(久坂明)。
「て、哲っちゃん?」
Mr.BIG(みすたーびっぐ)
どこかの究極無敵銀河最強男にそっくりな男。「Aチーム」の一員。
能力は、鳴くと鳴いた牌と同じ色の牌がツモりやすくなる。カットイン時の文字は「染」。
能力から分かる様に、典型的な染め屋。逆転配牌補正もやはり清一色、字一色。
元ネタのサルと違い、字牌を最初に鳴いた場合は字牌がツモリやすくなる為、意外と厄介。
セモ同様、とても高校生には見えない。
元ネタは「超兄貴」のボ帝ビル、「兎」のサル(佐々木彰久)。
「歯向かう者は、皆死ぬがいい!」
頭文字D(いにしゃるでぃー)
どう見ても普通のオッサンにしか見えない男。「Aチーム」の一員。
能力は東場のみ好配牌をツモリやすくなる。カットイン時の文字は「東」。
逆転配牌補正はAチームの中では一番強く、平和、一盃口、ダブリー、清一色から地和、天和、
純正九連宝燈、国士十三面、残りの緑一色・大車輪以外の役満手、と幅広い。
(複合してダブル以上になることも)
東場で発動するとツモ補正も加わり地和が絡んでダブル役満和了で逆転勝ちなんて事もある。
余談だが、南場に入ると幺九牌をツモりやすくなる為、国士やチャンタ等を狙うとそこそこ頑張れる。
ちなみにCPUの場合は負け越し確定でも和了してくる。
台詞は変態じみたものが多く、森夫とタッグを組んだ際に、森夫に思いっきり引かれ「クビ!」と宣告された。
元ネタは「ラブやん」の馳夫。
兎(うさぎ)
今は亡き駅前留学が謳い文句だった某社のマスコットそっくりの兎。
常に高確率で有効牌をツモる能力を持つ。カットイン時の文字は「兎」。
某社は当時まだ存在しており、まさか作者も数年後に潰れるとは思わなかっただろう。
元ネタはNOVAウサギと、「兎」のユキヒョウ(山口愛)とネコ(山根こずえ)。
「いっぱい聞けて、いっぱいしゃべれる!」
狩野 勉三(かりの べんぞう)
前回の麻雀大会では、森夫の前にあっけなく散った森夫のお隣さんの浪人生。
能力は自力であがると次局、好配牌を引き寄せる。何気に恐ろしい能力で、地和・天和をツモることも多い。
カットイン時には文字は出ないが、セモ同様どこかの天才ホモ眼鏡の姿が背後に浮かび上がる。
しかも倍満以上ツモだと、本人が憑依する。
元ネタは「キテレツ大百科」の同名のキャラ、「兎」のフェネック(加藤優子)。
ゲーム版込みだとシャモア(滝沢隆史)、ただし不要牌表示能力はない。
「あ、英語の勉強手伝ってもらえねっすか?」
姫(ひめ)
ピッチ姫。前作で森夫や浩史と共にクッパ軍団と戦った仲間。
姫の立ち絵に興奮した人は間違いなくMである。
能力はテンパイ時に他全員の能力を封印する。カットイン時の文字は「殺」。
ツモは対子場になりやすく、上手くいけば四暗刻にまで持っていく事が出来る。
さらに放銃した相手の能力は次局も封印され、配牌がメチャクチャにされてしまう。
元ネタは「マリオシリーズ」のピーチ姫、「兎」のウルフ(柏木成駿)+ケイト。
「麻雀なんて簡単なものね」
ミ〇キー
世界ヘビー級チャンピオン「ロッキー」のセコンドでもある。
唯一、全キャラの中で能力が無い。が、どうも時々配牌で三色手が来やすい(気がする)。
一応逆転配牌補正があり、(索子清一色、緑一色)実際は結構安定した戦い方を出来るキャラである。
元ネタはどこかの不思議の国のネズミーマウスの様な気がする。
能力が無いというのは「兎」の与那峰友次(32歳既婚。小二になる娘が一人いる)が元ネタと思われる。
「ぬぬぬぬんーん」
ダンディ
某ピンクの悪魔が、どこかの背中を見られるのを嫌うスナイパーをコピーした結果の産物。
自分に放銃した相手の能力をコピーする。カットイン時の文字は「写」。逆転配牌補正は大三元。
能力の為か、よく役牌を引き寄せる。が、能力故に結構対戦相手に左右される。
また、たまに異常な有効牌のツモ率を見せる事もある。
元ネタは「星のカービィ」のカービィ+「ゴルゴ13」のデューク・東郷。
「用件を聞こうか・・・」
ヒゲうさぎ
この作品のマスコットキャラクター。タイトルにもこっそり描かれている。
能力は「全キャラの能力の中からどれかランダム」という変わったもの。カットイン時の文字は「謎」。
ちなみに逆転配牌補正もランダムになっている。
能力は毎局変わり、和了時の台詞も毎回ランダムである。
森夫やゴリの能力を発動すると非常に強く、このゲームの能力麻雀を楽しめるキャラクターでもある。
「余裕だったな・・・」
マロン
前作では森夫たちと共に戦った魔法使い。
前作では初心者ゆえに森夫のサポートで決勝まで進出したが、本作ではその間に勉強した模様。
能力は振り込まない限り、高確率で好配牌をツモるというもの。カットイン時の文字は「疾」。
元ネタ(と言うか本人そのもの)はゼルダの伝説に出てくる同名キャラ、「兎」のユキヒョウ(山口愛)。
「ホントにデタラメな強さですね」
動物園長(どうぶつえんちょう)
兎そっくりの動物。上記の兎の兄貴分らしい。
能力は常に豪運麻雀を展開する。また8連以上すると確実に3倍役満以上の手が入る。
ツモ封印はないが、当たり牌をガメてくる為、他家のツモ和了はしにくくなりがちである。
カットイン時の文字は無いが、背後に100円を奪い取る某高校生代打ち集団の園長の姿が浮かび上がる。
能力故に実際はこのゲームの中でもかなりの強キャラなのだが、
ストーリーモードでよりによってゴリと組んでいる為、影が薄い。
元ネタはNOVAウサギと、「兎」の園長(風間巌)。
「勝って当然の勝負だな」
ゴリ
前大会準優勝の王者。このゲーム最大のチートキャラ。
元ネタは風間優なのだが、このゴリラの場合はさらに他キャラのいいところを寄せ集めている。
しかもゲーム版「兎」の優と違って一位になっても能力は消滅せず、常に独走を続ける。
因みに、ゴリが相手に振り込むと、四喜和字一色補正がかかる。
カットイン時の文字は「帝」。
5連目からは大物手が入るが、それまでは常にツモのみなど安手でアガるので、
プレイヤーが「いっそ殺してくれ・・・」と音を上げてしまいがちである。
なお、ツモあがりを封印すると言っても、天和とリンシャンツモは防げない。
元ネタは「ドンキーコング」のドンキー、「兎」の風間優+仙道真澄。
「まったくもって楽勝だったなあ」
森夫(もりお)
前大会優勝者で、真の王者。麻雀界を震撼させた、「雀聖」と呼ばれた男。
能力は「常に豪運で好配牌、好ツモに恵まれる」「親番時確実に四暗刻、清老頭、九蓮宝燈のいずれかを天和する」
「危険牌を察知する(敵味方区別有)」というもの。カットイン時の文字は「天」。
不利になると確実と言っていいほど逆転配牌補正が入り、手は四喜和字一色四暗刻、清老頭四暗刻、
国士十三面。稀に純正九連宝燈もくるらしい。
能力から分かる様に、ゴリや姫の能力で封印しない限り、森夫に親番が回った時点でゲーム終了である。
ストーリーモードではStage2終了後、絶対に浩史とともに乱入してくる。
元ネタは「マリオシリーズ」のマリオ、「哲也」の坊や哲など。台詞の大本は「兎」の園長である。
余談だが、ゴリが最強キャラに見えるが、実際は森夫に3回に1回勝てればいいというほど相性が悪い。
理由は封印しない限り、親番が回った時点でゲームが終わる上に、森夫の当たり牌を抑えてしまい、
ゴリの手はバラバラになりやすい為。
「置物の方がましだったな・・・」
浩史(こうじ)
森夫の弟。前作ラストで森夫と殺し合う程の事態になったが、本作では休戦協定中でタッグを組んでいる。
能力は「高確率で地和をアガる」というもの。カットイン時の文字は「地」。
ただし、親番では手牌はバラバラになる上に、子番でも鳴かれた場合はツモも悪くなってしまう。
また、あくまで高確率で地和、である為アガれない場合もある。
(パートナーや相手が森夫だった場合よく起こる)。
地和は軽いリードと称してるが、どう考えても軽くありません、本当に(ry
「軽くリードさせてもらおうか」
ニコニコ動画において
キャラ差し替えが非常に盛んである(あった)。
特に東方キャラでの差し替えは非常に多く、かなりの数が存在する。また、BGMの差し替えもされている場合が多い(特にBGMは著作権の問題による)。
制作者によって、割り当てるキャラは違ってくるものの、大抵は同じような割り当てになる。
特にお嬢様+咲夜さんペアがあの2人に割り当てられるのは確実である。時を止めて、運命を操られたらそりゃ負ける。
東方以外でももちろんある。
※ただし、作者のX-MEN氏の許可があるとはいえ、差し替えについて快く思っていないものがいるのも事実であるし、本家の鰻の動画で差し替えキャラの名前を出されてもわからない人はいる。あまり本家の動画で差し替えキャラの話をしないように。
関連動画
関連項目
- 森夫THEバーバリアン
- 麻雀はやる気の問題
- 地和は軽いリード
- 三倍アイスクリーム (東方差替えでTaboo tears you upがよく使われる)
- うp主はきっとM (このタグが初めて付けられた動画は野性の闘牌 鰻のものである)
- 12
- 0pt