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むしろ一番通したらいけないのが緊急事態条項っていう。
国防関係はそれこそお隣とかでくすぶってるから変える必要はあるけど、それ以外は別に変えなくてもいいよねってのばかりなんだよ自民党の草案は。

サイレント・マジョリティは「自衛の軍は当然、でも権威主義はふざけるな」だと思う。

ただし、改憲に反対するのは護憲だ、という構図があるので、その声が表に出られない。

どうすれば「改憲・反権威主義」が勢力を持てるだろうか。
国民投票があるといっても、タイミングよく何か起きたりすればアウトだ。

天皇と公明党が民主主義と人権の堤防、というのはなあ…

>>2519
それ単純に非常大権まで使わなくてももっと使い勝手の言いものがあっただけじゃん
そもそも法律や憲法を性善論前提に議論するのがおかしいだろ

「ちょうどいい非常時条項」は何だろうか？

・期間限定、延長は必ず〔衆院総選挙・選挙された議会の過半数〕、または国民投票
・非常事態中でもジェノサイド・拷問・内心の自由制限・宗教弾圧などは絶対許さない
・非常事態が終わったら、その間の命令は無効。有効にするには議会による立法と同じ処置

これで、ナチスドイツや台湾のようなずっと戒厳令は防止できるだろうか。

性善説ではダメなのはなぜかって、ヒトラーやスターリンみたいなのが出てきた時に、恣意的に解釈することができる条項があればどうなるかを考えればわかりやすいと思うんだよなあ。

やはり、日本国には憲法が要らないという結論に至る。もとより独裁を避ける憲法（system？）はどうあっても作れない。
必要なら憲法は性善説、法規制は性悪説で書くのが無難なところ。この草案では、まさに正反対。

奇妙なことだけど、日本人は「お上」には従うのに、「独裁者」には逆らう本質がある
さらに必要悪としての独裁者だけは一時的に受け入れ、短期間で追い出してしまう。GHQの白人共も例外ではなかった。

>>2524
少なくともそれはダメな例だな。
「選挙の一次停止」が盛り込まれれば、「ずっと緊急事態」ができる。

>>2519
権力者の「良心」に期待しなきゃいけない時点で憲法としては欠陥品なのだが。
権力者が悪人や馬鹿でもそうひどいことにはならないように箍を嵌めるのが憲法の役割なわけで。

>>2526
GHQを追い出したとか何寝言いってんの？
沖縄の次に米軍基地が集中しているのが首都圏である意味も分からないほど平和ボケしてるのか

>>2527
やっぱり、憲法で定めるより法律で定めた方が無難だろうね
要は非常事態にどこまでの権限を認めるか
はっきり言えば自衛隊などの非常事態における権限だね

平常時に議論を重ね、権限の範囲を決めておくことで暴走をする可能性を最小限にとどめることができる

>>2519
これは>>2520の言うとおりで、戦前の日本は「緊急勅令」の形で内閣・議会を通さず天皇／皇軍が勅令を制定できたので、非常大権を使う必要がなかっただけ。
全権委任法（議会を通さず自分で法案を設定できる）を作ったヒトラーが、大統領を廃止したり、直接憲法を停止しなかったのと一緒。

>>2530
そもそも有事法制関連法自体が「憲法を改正しなくても法律レベルで対処できる」と自民党が出して承認された案なので、いまさら「憲法に緊急事態法が必要」というのは矛盾しているとも言える。

　民進党の岡田克也代表は14日の記者会見で憲法改正をめぐる国会論議について「私は9条改正は必要ないと明言しているがそれ以外はなるほどと思えるものが出てくれば議論することはないわけではない」と述べた

自分は今の国際情勢にそぐわない9条を変えないならそもそも日本国憲法を改正する必要はないと思うんだけど
9条以外の改正なら応じるかもって…
一体何を変えるつもりなんだ…
もう天皇や基本的人権について述べた条項はドイツの憲法にある永久条項のように永久に改正できないようにして欲しいよ
安倍さんはこのダメダメな草案をベースに憲法改正を行うと明言してるし

権力者は腐敗する前提で書くからこそ憲法の意味がある。性善説ではいけない
そして市民の権利が無限に増長し万人の万人に対する闘争が起きないように公共の福祉という壁で権利を制限し、それによって全員に等しく権利を行き渡らせる必要があるという点においてもやはり性善説では役割を果たせないのではないだろうか

>>2532
反対が多くて改正自体が頓挫するくらいなら9条は変えなくても良いと思う
まずはちょっとした加憲で良いから憲法は変えられるものだって意識を
国民に持たせるべきじゃない？
もちろんこんな草案は勘弁だが

今、法律の世界では革命が起きたんじゃないか？

要するに、憲法・立憲主義という言葉の定義が、変更された。
巨大書店に百冊以上、巨大古本屋や大学図書館なら何千あるかわからない「憲法」という本が、全部「お花畑憲法学」としてゴミと宣言された。

百地・西の二人と、安倍首相及び周辺の改憲派が、日本で憲法・法を理解している唯一正しい集団。
日本の法学者のほぼ全員が間違い。

それは事実上、革命だろ？

…新憲法が制定された時、当然明治憲法の解説書である膨大な「憲法」本がゴミになったんだろう。
それと同じことになる、というわけか。

うーん、現憲法への改正で旧憲法の解説書がゴミになったか、と言えばそれは事実とはいえないんだよね。
というのも刑法やら民法なりはそのまま流用しつつマイナーチェンジしてるんで、それを旧憲法下での解釈運用と現憲法でのそれをどう対照して改廃し、混乱のないように移行するか、って作業があるから、当然旧憲法の解説書は判例は必要だった訳で。10〜20年は有効性がある。

法学は割合い蓄積の学問って側面があるから、一夜に全てが変わる、ってことにはなりにくいよ。安倍の周辺が政治の中枢を去ったら元の形に復元する可能性が高いし、最高裁辺りが安倍の解釈に否となる判決出せば、判例としての拘束力を持つ訳だしね。
明治憲法も、現憲法も、混乱期・変革期だからこそ天皇やGHQといった集中権力で大鉈を振えた訳で、安倍や百地をそれらに比するのは過大評価でしょうよ。

>>2535
>百地・西の二人と、安倍首相及び周辺の改憲派が、日本で憲法・法を理解している唯一正しい集団。
>日本の法学者のほぼ全員が間違い。
彼らの頭のなかでそうなだけであって、現実に通用してない（このゴミ草案に従った改憲も、解釈も行われてない）以上、革命とはとても言えない。

革命か。
ある意味スターリンや毛沢東やポルポトに比肩したかもな。
安倍や日本会議は

>>2529
GHQに所属した白人の権力者について述べたつもりだったのに…
今も在日米軍の白人どもが多いみたいだけど、知名度は低いし、別に偉そうな様子もないし
黒幕の陰謀ともなれば、それこそ憲法の及ぶところでない

時に某変態新聞社の調査によれば、憲法改正の"議論"すら否定する連中が３２％も存在するとのこと。

>>2535

>>百地・西の二人と、安倍首相及び周辺の改憲派が、日本で憲法・法を理解している唯一正しい集団。
>>日本の法学者のほぼ全員が間違い。

誰が決めた？
日本が国民主権の国家であるかぎり国民が決めること
参院選の結果をどう捉えるかは勝手だが
それは貴方の中だけの話であってね
現憲法をゴミだ、これは革命だなんて品のないアジに過ぎないよ
現憲法をゴミだと言いたいなら国民投票をしろ
革命を起こしたいなら国民投票をしろってのが立憲主義のあり方
そのどちらも経ていないのにそんな強い言葉を使うのは下品

>>2540
2535は皮肉だろ？
自民党は色々と言いつくろおうとしてるけど、この改憲草案は単に憲法の内容を変えるんじゃなくて、
日本を近代的法治国家じゃなくするくらいの抜本的変化だってこった

20世紀前半に、大日本帝国憲法の解説書なるものが存在可能だったかな？
大正デモクラシーに関しては、革命家と権力者の双方が憲法を悪用した印象を受ける

>>2541
皮肉なのは承知でゴミ、革命という強い言葉を使ってアジるのが下品と言ってるんだけどね
憲法はゴミにもなってないし、革命も起きていない
そういう言葉を使うのが下品という指摘だよ

改憲議論がどうこうって話が出てきてからの、最近の自民党の草案に関する主張が「あれは野党時代に自由に作ったものでこのままいくとは思ってない」なんだけど、それはつまり「我々が自由に憲法を作れるとしたらこういうものを作る思想を持ってます」と主張してることになる。
「我々は憲法を国を縛るものではなく国民を縛るものにする思想を持った集団です」と。

ネットでは「憲法学者」「立憲主義」そのものを全否定する声も多いよ。

ブロゴスなどでは、改憲草案を批判することすら叩かれる理由になる。

>>2477
「カナダの例ってようするに「政府が憲法を無視して暴走した」ってだけで、憲法側の問題じゃあないから。
仮に憲法に緊急事態条項が書かれていようが、カナダ政府は止められなかっただろうよ。」

本当に読んでいるんですかね・・・。

カナダの例は要約すると「憲法に記載があれば、緊急権の行使は憲法の範囲内で行われる」です。記載がない以上は平時に許容されない人権侵害をどの条文に依拠するべきかが問題になるんですよ。下にわかりやすい説明を引用します。
反対派の答弁もありますからどうぞ。行数制限で元URLが貼れないので検索して下さい。

第159回国会　憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会
第3号岩手県立大学総合政策学部教授　小針司答弁

「現行憲法が、今申し上げましたように、非常事態に対して特別な措置規定というものは持っていないということがどんなことを意味するかという点につきましては、今問題になっております非常事態、有事法制が憲法典上明文の根拠規範に依拠することなく専ら立法権行使の所産にとどまることを意味するというふうに私は解しております。
　このようにして、非常事態法制の憲法上の根拠をめぐる問題、すなわち、非常事態の一言をもって何ゆえに平時、通常時とは異なる国会制定法上の法制、人権に関連づけていいますと、平時を超えた厳しい人権制限に国民は服さなければならないのか、こういった問題が常に存在し続けることになろうかと思います。」
このまま現行憲法の緊急事態法制(武力攻撃事態法及び国民保護法等)みたいに、幸福追求権を拡大解釈し続けるのもありと言えばありです。憲法9条みたい拡大解釈を生み、平和安全法制みたいな憲法の法的安定性が著しく欠いた法案、カナダの国家緊急事態法みたいなのが生まれるかもしれませんがね。

勘違いしてるようですが、フランス国内の緊急状態法議論のように「有事といえども、政府に憲法の範囲内で緊急権は行使させる」という視点が抜けていますよ。有事に執行府に如何なる権限行使も容認される状態になってしまっても「立憲主義を守る非常手段的憲法保障」として国家緊急権をどう機能させるかが問題なんです。
　それを「問題は存在しないよ？」で片付けるのは理解に苦しみますね。

あと象徴天皇制絡みの改憲草案のツッコミは誰かしないんですかね。こちらはかなりボロクソに言いそうなんですが・・・

憲法学者や立憲主義を否定する人たちは、日本より中東やアジアのどこかの独裁国家に住んだほうが幸せになれるんじゃないかな。ちゃっかり今の日本の「自由と平和」を謳歌しておきながら、立憲主義を否定するというのは自己矛盾もいいところだと思うけど。
まあ俺は改憲自体には賛成でも反対でもないけれども、この草案は危険極まりないわな。そもそもこんなもの憲法と呼べるものじゃないし。

緊急事態要項については、なぜ「首相及び内閣に殆どの権限を移譲する」必要があるのか分からない。そんなことすれば災害時などに現場との断絶が悪化するばかりだろうに。
「見えない非常事態」での権力掌握が
目的なのか?

よく論点になるのを投下しておきます。
「戦前の日本の緊急権はどうだったのか」

大日本帝国憲法第8条の緊急勅令を行使するには
1　公共の安全を保持し、災厄を回避する事が目的である事
2　議会が閉会中である事
3　緊急の必要性がある事
なおかつ枢密院の諮詢を得て、帝国議会の事後承認が必要です。
(中澤俊輔著治安維持法　中公新書より)
確かに治安維持法改正を緊急勅令で実施した議会軽視は批判されるべきではが、帝国議会は様々な折衝の後に事後承認してます。緊急勅令は万能ツールではありません。国家総動員法に基づく勅令は緊急勅令ではないですね。
　あと行使されたのは「戒厳令」ですが、行使されたのは日清戦争、関東大震災、2．26事件や日比谷焼打事件の計4回。ですが日清戦争以外は専ら上記の緊急勅令を用いた「行政戒厳」です。
　つまり憲法の「戒厳令」は直接的には用いていません。東條首相も太平洋戦争中の施行については帝国議会にて「国民の伝統的忠誠心による」としてるので、少なくとも目立った濫用ありません(戦時体制の人権侵害はもっぱら議会制定法)
　非常大権は伊藤博文著の大日本帝国憲法の解説書「憲法義解」でも非常にあやふやなので行使するリスクを嫌ったのか行使されてないです。

「ヒトラー政権は大統領緊急令で政権を獲得した」

よく聞く風説ですが、所謂「大統領内閣」と呼ばれる大統領緊急令を用いた議会軽視のシステムをヒトラーが創りだしたわけではありません。大統領緊急令はエーベルト大統領時代の混乱期にかなり乱発されていますし、またヒトラー内閣以前にも全権委任法(但し憲法改正と同程度の賛成を要する)が共和国初期に施行されています。
　確かにヒトラー政権に続く権威主義的な体制を作り出したのは事実ですが、ワイマール憲法全体の構成問題や議会の不作為に帰する部分の方が強いでしょう。スイス政府のように政府への全権委任を使いこなした国家もいますからね。ヒトラー政権誕生の原因は半世紀議論されており、緊急権のみに帰する事は出来ません。

憲法学者がまるで違憲かどうかを決定づける権威にみたいになってるのはおかしいと思うよ
学者のやることは所詮神学論争よ

>>2549
専門家じゃなかったら誰が決めるんだ？
まさか選挙で決めるとか言うなよｗ