「鉄血海軍、戦艦フリードリヒ・デア・グローセ、H級戦艦の計画型。さあ、ボウヤ…寝付けないなら、子守唄を奏でてあげるわ」
フリードリヒ・デア・グローセ(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム「アズールレーン」に登場する艦船擬人化キャラクター(KAN-SEN)である。第二次世界大戦期にナチスドイツ軍が立てていた主力艦建造計画「Z計画」にて建造予定だったH39級戦艦「フリードリヒ・デア・グローセ(Friedrich der Große)」を元ネタとする。
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KAN-SEN名 | |
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フリードリヒ・デア・グローセ KMS Friedrich der Grosse |
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基本情報 | |
所属 | 鉄血 |
艦種 | 戦艦 |
レアリティ | DR |
CV | 生天目仁美 |
イラスト | - |
艦歴 | |
元ネタ | World of Warships |
国籍 | ドイツ |
艦級 | H39級戦艦 |
計画 | 1939年 |
顛末 | 建造中止 |
備考 | |
超弩級戦艦「H級戦艦」として建造が計画されていた特別計画艦。
壮麗なる黒鉄の交響を奏でるその威容からか、各陣営から一目置かれている一方、 指揮官の前ではまるで「闇の聖母」のような一面を見せることも……?
鉄血陣営に所属する戦艦。WoWsコラボの第二弾として実装されたKAN-SENの一人であり、彼女の他にもジョージアや吾妻といった架空の艦船を元とするキャラクターが同じく実装されている。
一期目のKAN-SENと同じく「開発ドック」にて開発・建造が可能だが、開発を解禁するには鉄血陣営の艦船技術Ptが630以上必要となる。艦船技術Ptの詳細については攻略Wiki等を参照してほしいが、簡単に言うならば各陣営のKAN-SENの育成状況に応じてもらえるポイントのことであり、個々のKAN-SENで「艦船入手」、「限凸MAX」、「Lv120到達」を達成する毎にポイントが加算される仕様となっている。
鉄血陣営所属のKAN-SENは建造やイベントで入手するものが多いことから、同じレアリティでも重桜陣営所属の吾妻とは違って開発解禁までの道のりはかなり遠い。彼女を目当てに始めた指揮官諸君にとっては辛いところだが、先ずは鉄血陣営の充実に力を注ぐべきだろう。コラボ一期目の鉄血陣営KAN-SENであるローンを建造する頃には、彼女の建造も始められるようになっているはずである。建造した後も強化ユニット集めという更なる困難が待ち受けてたりするが…。
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足元にも届きそうな長髪で片目を隠し、顔には妖艶な微笑みを浮かべている女性。漆黒のドレスを身にまとい、頭からは真紅の二角を生やす彼女の姿には「この人本当に味方?」と思ってしまうこと請け合いである。なお胸部装甲については一部を除く戦艦に共通してかなりデカイ。しかもピッチリスーツのため形もよくわかる。
更に特筆すべきは彼女の艤装である。他の鉄血艦の例に漏れず、彼女の艤装も機械生物的な姿をしているのだが、眼を見張るのはその大きさ。同じ鉄血計画艦であるローンの艤装もかなり大きかったのだが、彼女はそれを更に越えて自身の体格の数倍に匹敵するほどの巨大さを誇る。あまりにも大きすぎるために母港で秘書艦に設定すると画面に入り切らず、戦闘でスキルを発動すると画面の半分以上を覆い尽くしてしまうほど。頭部が二つあるため、さながら双頭竜のようにも見える。味方だと思ったらラスボスだったでござる。
そんな見た目に反して、彼女の性格は艦船紹介で「闇の聖母」と述べられている通り比較的温和。芝居がかった台詞が多く、物事を音楽に例えた言い回しを好む。その雰囲気を他のKAN-SENに例えるならば、ロイヤル陣営のデューク・オブ・ヨークが最も近い。艦隊メンバーを楽団と捉え、砲撃音と敵の悲鳴によってメロディを奏でる戦場の音楽家とも言える。このキャラクター性は、史実のナチスドイツ軍が音楽の造詣に深かったことや、艦名の元ネタであるフリードリヒ大王が音楽演奏が好きだったことに由来するようだ。
味方に対してはとても甘く、特に指揮官のことを「ボウヤ」と呼んで徹底的に甘やかそうとする。その素振りは本物の我が子に接するかのようであり、怒りを向けるときも「反省させる」や「ちゃんと謝れば許す」といった言い聞かせるような言葉を用いる。傍から見るだけならば、息子を溺愛する母親のように見えるだろう。
しかし彼女が口走る言葉をよくよく聞いてみると、その言葉の裏に底知れない「何か」が感じられることに気づく。何を隠そう彼女は「闇の聖母」の名の通り、あまりにも愛情が深すぎる女性なのだ。何も怖いことは口にしてない筈なのに、背中に氷柱を入れられたかのような錯覚を覚えるのは声優の熱演の賜物か。誘蛾灯の如き彼女に誘われて契りを交わしたが最期、二度と逃れることはできないだろう。
他のKAN-SENとの関係については、同艦隊に配属した際の特殊ボイスにてZ46とティルピッツに対して言及している。Z46には同じ未成艦ということもあってか、「たまには私にも甘えてちょうだい」と甘やかそうとする。一方ティルピッツには「私の指揮では貴方の力が十分発揮できないかしら」と口にするが、これはゲームシステム上の相性を指しており、二人を同じ艦隊に配属すると互いのスキルが噛み合わず大幅に弱体化してしまう。詳細は性能の項にて。
2019年12月26日のアップデートで、お正月着せ替え「雅楽の闇衣」が実装された。
この衣装は12月24日のクリスマスイブに配信された特別番組にて紹介され、あまりのエロエロな神々しい姿に、ゲストから「エロ弁財天」と呼ばれることになった。
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この弁財天様の御姿にあやかりたい指揮官は、ショップへいらっしゃいにゃ。初詣用の賽銭をこっちに回しても買う価値とご利益がきっとあるにゃ。
2020年6月3日のアップデートでは、ケッコン着せ替え「ユリカゴのセレモニー」が実装された。
さすがは闇ママ。ウェディングドレスでも黒一色である。艤装たちも妙に嬉しそうにうごめいている。この姿の闇ママを嫁に迎えたい指揮官は、ダイヤ600を握りしめてショップにいらっしゃいにゃ。
スキル1:破壊のSinfonie
自身がダメージを受けるか敵が一定範囲内に入った時、装甲種類を無視する特殊副砲弾幕Lv.1(10)を発動する(威力はスキルレベルによる)。15秒に1回しか発動しない
スキル2:混沌のSonate
戦闘中、奇数回の自身の主砲攻撃時、次の自身の主砲攻撃まで装填が30.0%(50.0%)・自身が与えるダメージが10.0%(20.0%)アップ、偶数回の自身の主砲攻撃時、自身の次の主砲攻撃までクリティカル率が10.0%(20.0%)、クリティカルダメージが30.0%(50.0%)上昇する
スキル3:闇黒のRhapsodie
戦闘中、自身の耐久が最大値の70-100%である場合、火力が10.0%(20.0%)アップ;30-70%である場合、火力が4.0%(10.0%)アップし、自身が受けるダメージを4.0%(10.0%)軽減する;30%以下である場合、自身が受けるダメージを10.0%(20.0%)軽減する
レアリティDR(Decisive:決戦計画)という特別なランクに属する艦。PR(Priority:特別計画)の更に上位に位置するランクであり、通常艦のURと同じく虹背景である。そのレアリティに申し分ない高いステータスに加え、単体火力と耐久を強化するスキル、更に自爆ボート迎撃能力を併せ持つという強力な艦だが、その代償として莫大な燃料を要求される。入手段階で既に燃料を10(SSR駆逐艦に相当)も必要とし、最終的には出雲やモナークをも大きく凌ぐ消費燃料19に達する。とにかく雑魚つぶしの周回艦隊で彼女を使うと燃料がガタ減りする破目に陥りやすい。だが、2021年11月現在は一部海域でクリア後に燃料消費を抑制してくれるキャップ制が導入されているし、そもそも燃料の概念が度外視されている「セイレーン作戦」なら燃料消費をまったく気にすること無く彼女を運用できるだろう。
主砲砲座+は強化レベルをマックスの30まで上げないと完全とはならないが、DR用の強化ユニットは入手数が少ない上に、他のPR艦に比べて要求量も多い。艦を建造すること自体も大変だが、強化レベルを上げきることがまた果てしなく遠い道となる。ただし、下記の性能からして強化レベルがそこそこでもスキルを上げて装備を整えれば十分に戦える。
具体的な性能としては圧倒的な耐久力を誇る戦艦であり、強化レベルが低い場合でも耐久が7000を超える。更に後述のスキルによって耐久が減るほど受けるダメージ量が減るため、スキルレベルMAXにすれば難攻不落の要塞と化す。一方で対空能力には難があり、他の標準的な鉄血戦艦と大きく変わらないため、航空機が大量に発生する海域(通常海域の12章・13章など)では大きなダメージを被りやすい。そのような海域に出撃する際は、対空性能が高い艦を前衛に入れておくといいだろう。
所持するスキルは圧巻の4種類。その内の一つが計画艦の汎用スキルであることを差し引いたしても、固有スキルを3種類持つ艦というのは希少な部類である。いずれも強力な効果を発揮するため、どれから育てるべきか悩ましい。
スキル1「破壊のSinfonie」は自身へのダメージあるいは敵艦の接近をトリガーとして特殊弾幕を発射する。敵艦の主砲攻撃、敵航空機の到達、炎上ダメージ、後逸した自爆ボートや量産型敵艦船が主なトリガーとなる。特殊弾幕の構成は針状弾と榴弾属性の投射弾。針状弾は「BIG SEVEN」のような画面制圧力はないが、装甲を無視するため量産型の殲滅に優れている。投射弾は拡散しやすいもののかなりの高威力を持ち、人型艦船に対し大ダメージを期待できる。
ちょっと裏ワザ的な方法として、ロイヤルのロドニーとネルソンを三凸完了することでもらえる図鑑報酬設備「サイン・オブ・ビクトリー」を装備するというものがある。これは、戦闘開始直後の6秒間、前衛艦隊の受けるダメージの24%を装備した主力艦が肩代わりするという機能をもつが、これが「破壊のSinfonie」と見事に噛み合うのである。つまり、戦闘開始直後に前衛艦隊のだれかが「ちょっとでも」ダメージを受けたら「破壊のSinfonie」が発動。事実上の開幕ぶっ放しが可能になるのだ。
スキル2「混沌のSonate」は主砲の発射回数で効果が変わる変則的自己バフスキル。効果は下記の通り。
スキル3「闇黒のRhapsodie」は自身の耐久の残りに応じて効果が変わるバフスキル。耐久が70%以上の状態では火力を最大20%上昇させる攻撃系バフスキルだが、耐久が減少するに応じて「火力を10%上昇かつ被ダメージ10%軽減(耐久30~70%)」、「被ダメージ20%軽減(耐久30%以下)」と変化する。ダメージを受けるほど打たれ強くなるため数値以上の耐久を発揮し、結果的に「破壊のSinfonie」の複数回発動にも耐えられるようになる。同じ鉄血陣営であるグラーフ・ツェッペリンのスキル「鉄血の翼」とも効果が重複するため、一緒に編成すれば更に強固な布陣となる。その代わり燃料は湯水のごとく消えていくが。
編成する際に相性のいいKAN-SENとしては、主力艦では上記のグラーフ・ツェッペリンの他、クリティカル率アップのバフスキルを持つビスマルクが良い。前衛艦としては攻撃と防御のバランスがいいローンや、巡洋艦バフでローンを補助できるライプツィヒが良いだろう。対空に不安があるならば、鉄血きっての対空艦であるニュルンベルクが候補に上がる。さらに、別途で他の陣営から対空能力に優れた艦を引っ張ってくるのも手である。
なお先述した通り、ティルピッツとはスキルの面で非常に相性が悪い。ティルピッツ側はグローセが戦艦であるがために「孤高なる北の女王」を発動することができず、グローセ側もティルピッツの「磁気魚雷」の迎撃性能が高すぎるがために「破壊のSinfonie」が発動しにくくなってしまうからである。一応ビスマルクも一緒に編成すれば、ティルピッツの火力を補うことはできるが、それはそれでDR戦艦+SSR戦艦2隻という激重編成となってしまうので見合うものがあるかは微妙なところ。
元ネタはナチスドイツ海軍が立てていた主力艦建造計画「Z計画」で建造される予定だった超弩級戦艦「H級戦艦」の1番艦。1939年に計画されたことから「H39級戦艦」とも呼ばれる。ビスマルク級の発展型として位置づけられており、排水量は5万トン、主砲の口径は40cm連装砲となる予定だった。数ある計画艦の中でも特に有名な1隻であり、戦後に書かれた架空戦記で度々登場する戦艦である。
WoWsにおいて名付けられている「フリードリヒ・デア・グローセ」は、あくまでも予定されていた艦名の一つにすぎず正式な名称ではない。他には「グロース・ドイチュラント」、「ウルリヒ・フォン・フッテン」、「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン 」などが存在している。ちなみにフリードリヒ・デア・グローセとは「フリードリヒ大王」を表す言葉で、かつてのプロイセン王国を治めていた「フリードリヒ2世」のことを指す。彼は優れた戦略家・武将であり、数々の勝利によってプロイセンをヨーロッパ列強の一角に押し上げ、現在のドイツの基礎を作り上げた。また一方で芸術・文学を愛する啓蒙君主であり、自らフルートを演奏したという。
余談ではあるが、H級戦艦は建造自体は中止されたものの計画自体は生きており、1944年まで毎年更新されていた。H39級の時点で相当な大型艦であったにもかかわらず、恐るべきことに更新される毎に設計案が非現実的なレベルで巨大化され、最終設計案であるH44級の時点で基準排水量12万トン、50.8cm砲装備という、どこぞの架空戦記も裸足で逃げ出すレベルの超巨大戦艦計画と化していたらしい。あの大和の2倍に匹敵する排水量と言えばその凄まじさがわかるだろう。なおH44級の次案として「H45級戦艦」なる設計案が存在し、排水量50万トンで80cm列車砲を主砲として搭載する予定だったなどと噂されることがあるが、資料が存在しないためよくある戦後の都市伝説と結論づけられている。
なお我が国においては、1912年の時点で既に金田秀太郎中佐が「50万トン戦艦」の構想を練っていたりする。イギリスに至っては英国面の極地の一つとして名高い氷山空母ハボクックを大真面目に建造しようとしていた。どの国も考えることは同じか。
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最終更新:2024/04/24(水) 00:00
最終更新:2024/04/24(水) 00:00
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