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ボートを用意しろ単語

ボートヲヨウイシロ

ボートを用意しろとは、「メタルギアソリッドⅤ ザ・ファントム・ペイン」にてヴェノム・スネークが放った言葉である。

概要を用意しろ

※!ネタバレ注意!※



本項には「METAL GEAR SOLID V:THE PHANTOM PAIN」の重大なネタバレに溢れています!
以下は自己責任で閲覧願います!!

















BIGBOSSことヴェノム・スネークが率いるダイアモンド・ドッグズは傭兵部隊であり、その構成員の出自は多様である。かつては敵同士であった者も、ダイアモンド・ドッグズの基地マザーベースに来てからは同じ部隊の仲間である。

その中に一の裏切り者が居た。

エメリッヒ博士――かつてなき軍隊「MSF」にてヒューイと呼ばれていた科学者であった。
彼は理由や的はどうあれ、スネーク仲間たちを裏切る行為を重ねてきた。

作中終盤、ダイアモンド・ドッグズの中で裁判が行われ、多くのスタッフはエメリッヒの死を望んだ。

そしてスネークは、エメリッヒを前に静かに判決を告げた。

ボートを用意しろ 一人乗りでいい」

罪状を用意しろ。

  • 自らの子供をメタルギア開発の為の実験台にした。(児童虐待
    ヘラトロプスは初の直立二足歩行兵器でもあった。そのため開発には様々な問題が生じ、それを解決しようとしていた。
    その一つである姿勢制御、それに用いるAIを小化したはいいが、コックピットが小さくなってしまった。
    そこでエメリッヒ博士は自分の子供=HAL(後にオタコンと呼ばれる、ハル・エメリッヒ)をコックピットに入れ実験台にした。当時のHALは大きくても4歳児である。
    「乗せてないってば!」「あの子が乗りたがったんだ!」

まともなのは僕だけか……!?

エメリッヒは上記の罪状について責められながらも、容疑を否認し続けた。
傍から見れば見苦しい言い訳をしているように見えるが、これはエメリッヒが言い逃れのために自分自身をも騙しているためであり、少なくともエメリッヒ本人にとっては真実の言葉である。

あまりにも都合よく事実変し続けるため、尋問していたオセロットも呆れ果て
現実お前を傷つけてるんじゃない お前現実に傷をつけているんだ」と言い放った。

  • 「どうしてだけが!」
    9年前の事件に関して、サイファーに通じていたMSFスタッフは何もエメリッヒだけではない。副令たるカズヒラ・ミラーも通じていた。
    エメリッヒ博士のみが疑われたのは「傷で」「(メタルギア)ZEKE以上の研究成果を得て」「脚を手に入れ」「何も失っていない」からである。だが確かにこの時点では疑う根拠としては弱く、逆にすべてを失ったカズの個人的な嫉妬によるところも大きい。
  • 「元はと言えばスネークが悪いんだ」「は核を持つことに反対だったんだ」
    核兵器の所持、及び核察に関して。MGSPWプレイした人には分かるだろうが、彼は賛成していた。
    理由はどうあれ、スネークの決断によりMSF核兵器を所持した危険な集団になってしまったのは事実であるが、エメリッヒはあくまでスネークの決断に従っただけ、と言いっている。
  • 「君たちはただの悪者なんだよ!」
    を蔓延させ被が出た後、多くのダイアモンド・ドッグズスタッフに詰められた際に出た発言。
    自らを正当化し、保護され、中にはかつての仲間もいるはずなのにこの言葉である。
    外から見れば秩序のない危険因子であることは否定しようのない事実ではあるが「君たち」という言葉で自ら仲間ではないと言してしまった。
  • だって仲間なんだ…」「を覚ましてくれ。 君たちがしているのはただの人殺しだ」
    上記の台詞の直後にこの独り言である。しかも自分が二人も手にかけている事を棚に上げている。
    どの面さげてこんなセリフが出てくるのかと言いたくもなるが、上記のうわ言から察するに、どうやらエメリッヒは自らのさとマザーベースさを重ねていたようである。
    だが、それを仲間と言いるのはあまりにも都合が良すぎた。
  • 「まともなのはだけか……!?」「は……は悪くない!」
    追放時の台詞。薄っぺらい徳観をにして自分の為に周りを裏切り続けてきた男の観。
    重ねて言うが、マザーベースに集まった者たちがまともではないのは事実である。
    しかし、自らの罪から逃げ続け、で塗り固めた男に真実資格などない。

追放

数々の裏切り行為とそれらを裏付ける言動を重ね、信頼を失ったエメリッヒにスネークが下した罰は追放だった。その判決に、カズは非難のを上げる。

ボートを用意しろ 一人乗りでいい と食べ物を」

ボス?」

「出て行ってもらおう」

「おい……たちをこうした、本人だ!
あの時の仲間も……なのにこいつだけは……こんな俺達の、本当の敵なんだ!」

カズ……そう、こいつは敵だ。仲間じゃない。
だからこそ、俺達にこいつは裁けない。ただマザーベースは降りてもらう」

一人用のボートに僅かなと食料を与えられ、死刑を免れた恩赦すら忘れて、エメリッヒは最後までスネーク達を非難する言葉を叫びながらインド洋を一人漂っていった。命よりも大事と称した脚まで捨てて…。

そんな裏切り者の末路を見据えながら、カズオセロットくように言い放つ。

「見ろ 既に失くしたファントムも取り払おうとしている」

「ああいうは死なないぞ どうなるか眼に浮かぶ
俺達に聞こえない場所で 俺達がどれだけ悪か喋り続ける 偉そうに
自分がどれだけ正しいか 薄っぺらい徳心(モラル)をに着て……
同じような馬鹿共が それを聞いて何度も頷く」

「いや いくらごまかしても いつか気付く 自分がどんな人間か
自分の生き方は"でも" 自分に帰ってくる」

オセロットの発言の通り、エメリッヒはその後、自宅のプール溺死と言う悲惨な末路を辿るが、
堕ちる所まで堕ちた最低の人間に成り下がってしまった為、息子の義理のエマ・エメリッヒ)が自宅のプールで溺れて死に掛けたのも、妻が息子との浮気現場撃して発狂状態になったエメリッヒが、エマ理心中しようとしたり、殺そうとして自滅のではないかと推測されるが・・・。

 しかしオセロットの言う"でも"とはエメリッヒに限った話ではなく、現にオセロット自身も重大な秘密を抱えており、決して他人の事が言える立場ではない。カズスネークマザーベースの面々が抱えるさは、そのままダイヤモンド・ドックズの行く末に関わって来るのである。

ヒューイは「全て」黒だったのか?

ヒューイの悪行を全て彼の意志とすると9年前にサイファーに裏切りマザーベースを壊滅させ、さらに9年間サイファーメタルギア開発に専念し、マザーベースに帰還してからも寄生変異で壊滅一歩寸前まで追い込むというそこらのスパイ駕する働きをみせている。当然生かしておいてはDDにさらなる被が出るのは確実なので即刻処刑すべきである、ではなぜスネークはボートを用意したのか?理由はそれぞれには疑問点が多々あるからである。

  • 9年前の疑惑
    察の件については裏切ったという明拠がい。あくまで状況からして怪しいという点にある。また、彼はAI兵器、二足歩行兵器の開発経験を豊富に持つ非常に優秀な技術者であり、利用価値は非常に高いといえる。マザーベース襲撃後に傷で保護され、その後サイファーで重要な研究を任されていた事も、特別不自然というわけではない。

  • マザーベースでの尋問
    オセロットが尋問で自剤を相当量使用してもヒューイの性格から効果がく、から真実を聞き出せないといっている。しかし、その後別の方法の尋問であっさりサヘラトロプスの情報を聞き出している。また、自剤というのは麻痺させて状態にし、をつけるような考えを奪うものである。効果がいから自剤を使用しても変化がいというわけではない。相当量の自剤を使用したのにもかかわらず、立った後遺症はみられない。本当に自剤を使用したのか?自剤で得られた言がミラー達には都合が悪いから、効果がないと判断しただけなのか?
    言内容に矛盾が多いことは事実だが、過酷な尋問を受け、かつ相当量の自剤を投与された人間の言である。その内容に矛盾があったとして本人を非難することはできない。

  • ストレンジラブの殺 
    これはである可性が高い。ヒューイの供述も「スカフェイスに殺された」「自分から入った」と二転三転し、明らかに自身の正当性を取り繕うとしている。例えAIポッドに閉じ込めるだけで殺意はかったと反論しても、核兵器にも耐えうる頑丈性を持つポッドに閉じ込められようものなら窒息または衰弱死することは明であり、そのような言い逃れはできない。
    ・ただし、これはDDという組織には関係なプライベートの問題である。かつてのストレンジラブMSFスタッフであった時期があるので仲間殺しの罪を追求することも不自然ではないが、少なくとも作中で行われた裁判はMSFへのXOF襲撃助に端を発する仲間への裏切りに対するものであり、夫婦間のトラブルが介在する余地はなく現在のDDに対する裏切りに結び付けられるものではない。
    ・一方、裁判にて拠として開された録音テープに関して不審な点が存在する。まず拠とされたものは一つのテープ内のごく短い十数であり、それ以外に物的拠や人はく、ヒューイとストレンジラブがどのような経緯と状況で件の当事者となったかを説明するものは一切存在しない。これだけではあくまで”その様に聞こえる”以上の判断は出来ない不全なものであり、犯行を確するものには成り得ない。
    ・また、あの僅かな音内には所々ノイズが入っており、特に「殺して」という音は前後のノイズに加え、明らか量や音質の異なる不自然なものとなっている。その後に続くストレンジラブの遺言の部分には、10分以上に及んでそうしたノイズ不自然に異なる部分はく、裁判にて拠として扱われた部分だけに集中して多くの違和感が残る形となっている。これは偶然の機械的要因という場合もあり得るが、何者かの手による加工が施された跡の可性も高い。DDの研究開発班が持つ科学言わずもがなであり、ポッドの中に記録されたデータを解析し、編集することができても何ら不思議ではない。ミラーが裁判でヒューイに対する心を悪くするためにAIポッドの中身を竄し、都合のいい人として仕立て上げた可性も否定できない。
     
  • 寄生の変異誘発
    ・寄生放射線で変異することはスカフェイスコードトーカーのみが知っている機密事項であり、専門外のヒューイが簡単に発生させることが難しい。そして何よりミラーにほぼ扱いされて監視されている状態で、機材に怪しい装置をつけて、さらにサイファー側に通信することができるのかが怪しい。(裁判でもサイファーに関連した企業と通信していたと暴露するが肝心の通信内容はわからない。傍受した時点で何故拘束しなかったのか?)ヒューイの場合、サイファー裏切りへの手土産とするにしてもビッグボスが寄生の封じ込めに失敗したら感染が基地全体、を介して世界中に広がり、自分も寄生に感染してしまう。ヒューイにとって理想の成功の形は何だったのだろうか?
    ・テープによれば、寄生変異の原因となったX線検機の導入を決定し、その検品を担当したのはヒューイである。つまり、例え成功しても調べればすぐにヒューイに疑いがかかるのは明である。計画的犯行としては不自然である。と疑っているにもかかわらず、なぜそのような重要な機材の導入、検を彼に任せたのか?彼以外のスタッフチェックはなかったのか?そもそも機械の検品後に機械に細工をすればヒューイ以外にも犯行が可である。しかし、カズは検品したヒューイ犯人だと決めつけ、変異が起こる前に最後に機械に触ったのはかというのを調しようとはしていない。
  • イーライの反乱
    イーライの脱出助は確かにヒューイの言い訳は正論ではある。あんな大機械を子供が、しかも技術など持たない元少年兵に直せて動かせるはずがなく、実際、マンティスの超能力で動いているようなもので、ヒューイを悩ませていた技術的な課題はなんら解決されていない。何よりどうしてヒューイは生活棟から少年を連れてくることができたのか?監視は?(ただし、追放後に得られる研究資料からは光学迷彩が開発できるため、決して不可能ではない。なおそれでも何故そこまでしてイーライ達に手助けしたのかの疑問は残る。光学迷彩を使用した場合ヒューイ側から接触したことになる。利点は?)そしてイーライの脱出を手助けする動機はヒューイには全くい。(余談だがイーライの正体、マンティスのを知り得る人物、その後のイーライの行動に対して最も利があったのはオセロットである。愛国者にも通じ、ソ連にも属し、その後イーライの幹部として愛国者に叛旗を翻しているからである。
  • 作中のオマージュ
    ヒューイ及びダイアモンドドッグスの組織の表現が小説1984年」のオマージュとみれる部分が多々ある(MGSVの舞台も1984年である)。その小説の特徴としては特定の人物に実の罪を着せて悪者に仕立てあげ、公開処刑することによって組織の団結や監視を強め、支配者層の権を永続的なものにする。という内容で、実質的な組織の行政役であるミラーオセロットヒューイの性格や立場を利用し、この小説と同様に組織の団結や体制を強化するため、強引な尋問やテープの竄などを行いスケープゴートに仕立て上げたということも考えられる。

ビッグボスヒューイは断罪される罪はあるものの、全てがではないということを知っていたかもしれない。しかしあの暴動寸前の裁判で罪と処理するわけにもいかず。濡れ衣で処刑することもできないから追放という形をとったとも見れる。ボートを用意しろという言葉にはミラーの狂気を止められなかった。という意味も含まれるのではないだろうか。

ヒューイは途中で眼鏡を尋問で失っている。その後新しい眼鏡を使うのだがその眼鏡小島監督眼鏡と同じ物である。ただの裏切りキャラに対してはありえない待遇である。その後、ヒューイが追放されるがそれは当時の小島監督KONAMIの関係が反映されているかもしれない。

余談

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ページ番号: 5368953 リビジョン番号: 2564034
読み:ボートヲヨウイシロ
初版作成日: 15/09/25 01:34 ◆ 最終更新日: 18/02/20 03:02
編集内容についての説明/コメント: 「ストレンジラブの殺害」と「作品のオマージュ」の項を追記編集しました
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ボートを用意しろについて語るスレ

570 : ななしのよっしん :2018/08/30(木) 21:20:09 ID: Bjhgh2YqyB
>>567
不審に思ったヴェノムコードトーカーと独自に調を始めてOKBゼロの最深部へ、とかDDの兵士たちに聞き込みしていくとカズ言と食い違いが、とか偶然サイファーヒューイの同僚だった男と接触したら驚愕事実が、とかなんとかあればもうちょっと違ったかもしれんなぁ
571 : ななしのよっしん :2018/08/30(木) 23:19:30 ID: /K9edjNfoF
劇中では特定キャラを徹底的に貶める為の演出だが、見方を変えれば他キャラ腹黒さや周囲の身勝手さを暗に意味する演出でもある
「まともなのはだけか?」って何かに似てると思ったが「俺は悪くねぇ!」に似てるんだな
572 : ななしのよっしん :2018/09/04(火) 16:07:12 ID: r1XyngQela
純然たる被者のルークと散々やらかした者のエメリッヒを一緒にするな
573 : ななしのよっしん :2018/09/14(金) 23:36:10 ID: /K9edjNfoF
>>572
いや別にルークとエメリッヒを一緒にしてる気は全然ないんだが、単にシチュエーションの話だ
それに純然たる被者というが物語の演出ではルークは幼稚で自分勝手って印を他キャラに与えたのは事実
ただプレイヤーから見たらルークは別に悪くなくて周りが自分を棚に上げただったって感想だった訳だが

エメリッヒに関しては確かにでかなりに近いが、確たるしにカズを中心にそれをごり押しスケープゴートにした感はある
574 : ななしのよっしん :2018/09/25(火) 15:05:42 ID: 8Iqz8FB2Wf
変わり者の天才ってどの時代も足を引っられるよね
素行が悪いとその人間のや言動、成果物まで悪としてしまう人間社会の不条理みたいなものを感じたな〜おれは
熱狂的な空気によって社会(組織)の意向に逆らうことが最も罪であるとされて、正論すらもかき消されてしまう感じ
そして小島監督はかなりヒューイというキャラクターに自分の気持ちを委ねてるんだろうね
監督特有のナルシズムが相対化されていな痛々しさが少々あるけど、やっぱ好きっすね〜こういうところ
575 : ななしのよっしん :2018/09/26(水) 00:10:44 ID: 6+jjk5TdyZ
ボートを用意されたのがヒューイ
(タンカー編で)ボートを用意したのがオタコン
576 : ななしのよっしん :2018/09/27(木) 00:10:43 ID: xUwf1S83U9
ボート載せられて流される時の恨み節で
はッはッはッはッは、ざまァーーーみろ!!
みんな終わッたな!! リセットだぉ!
くらいに開き直れてたら幸せだったかもな
経細いやつはほんとうに損
577 : ななしのよっしん :2018/09/27(木) 01:06:36 ID: xUwf1S83U9
>>283
ビッグボスも結局はボスらしく尊大に上から目線で「慰めてやった」だけにしか見えなかったなぁ、昔から最期までこのジジイ天然で甘い
やっぱオタコンにとってのソリッドみたいな対等の線でってくれる人が必要だったと思う
トラブとも結婚さえしなきゃ丁度いい研究者仲間兼友人になれたんじゃないかなぁ
578 : ななしのよっしん :2018/10/08(月) 16:02:25 ID: ItQ7AIdz8T
団長の用意、できました!
579 : ななしのよっしん :2018/10/19(金) 07:38:03 ID: QKR/mcV9/V
漫画で読破シリーズ1984年で出てくるエマニュエルゴールドスタインがヒューイに似てた
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