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宇佐見菫子(うさみ すみれこ)とは、東方Project第14.5作目『東方深秘録 ~ Urban Legend in Limbo.』に登場するキャラクターである。
概要
『東方深秘録 ~ Urban Legend in Limbo.』より初登場したキャラであり、同作のラスボスを務める。愛称は会長。
外の世界に住む、東深見高校の一年生。人智を超えた現象を起こす本物の「超能力者」で、幻想郷の住民と渡り合えるだけの戦闘能力を持つ。ただ身体能力そのものは女子高生相応で、情けないパンチしか繰り出せない。何故彼女が超能力を扱えるのかは不明。深秘録では幻想郷を崩壊させかねない大規模な異変を仕掛けており、女子高生に見合わず大胆な行動力を誇る。彼女の目的は幻想郷と「外の世界」を隔てる博麗大結界(常識の結界)を破壊し、完全に繋げることにあった。
高校では非公認オカルトサークル「秘封倶楽部」の初代会長(部員一名)を務めており、都市伝説やオカルトを好んでいる。同名のオカルトサークル「秘封倶楽部」メンバーの宇佐見蓮子を思わせる名前と服装だが関係は不明。このため二次創作では蓮子の先祖として登場する事が多い。秘封倶楽部待望の戦闘可能キャラ。東方キャラでは数少ない眼鏡っ娘。常時着用するキャラとしては朝倉理香子、森近霖之助、二ッ岩マミゾウに続いて4人目となる。容姿には自信が無いらしい[1]。
東深見高校の制服に、宇佐見蓮子の物と類似したリボン付き帽子、裏地にルーン文字が描かれた西洋魔術師風の黒マントを着用。静止画では表現し辛いがマント裏地のルーン文字は常に上方向へと位置が変化・ループしている。本人曰くこの格好は怪人赤マントをモデルにしているらしい。どうやって作ったのかは不明。
性格は至って傲慢かつ自信家で、選民思想に染まった狂人である(後述)。生まれながらに超能力を扱え、進学校に入れるだけの学力と成績を持っていた事が彼女を増長させたと言える。
能力
ゲーム中で確認できるのは念動力、超自然発火能力、瞬間移動、スプーン曲げ。他にもESPカード(使い捨て)を投げて軌道を変える芸当をこなす。彼女の攻撃技は超能力主体である。一方で、3Dプリンターで造った銃やスマホのアプリ(?)を利用するなど現代っ子ならではの攻撃も得意とする。そのため幻想郷の人妖からは「見た事も無い術を使う」と言われている。模造品とはいえ幻想郷に銃を持ち込んで発砲したのは彼女くらいだろう。やはり身体能力は女子高生なので、銃の反動で思い切り後退している。
現代の科学技術に自信を抱いており、幻想郷に憧れを抱く半面、妖怪を見下している節がある。故に妖怪と対峙しても臆せずに肝の据わった姿で臨む。決闘に勝利した時はスマホで撮影をし、ケタケタ笑う一面も見られる。「今の子供は妖怪をコレクションする」という妖怪ウォッチを意識した台詞も。
…もっとも、自信家の彼女も幻想郷に訪れてからは痛い目を見て多少なりとも恐怖心を覚えたようだが。
ちなみに、幻想郷での騒動の際に愛用のスマホを紛失している。その後、こいしが拾い姉に見せつけていた。未だにこいしの手中にあるようだが、充電切れで使い物にならなくなっている。にも関わらず、菫子はサイコキネシスアプリや写真撮影にスマホを使っている事から、恐らく買い換えたか代替え機を使用している模様。余談だが対戦で引き分けになると、スマホを不注意で落としてしまう演出がある。あの高さから落とせばスマホは無事で済まないだろう。
『東方香霖堂』で登場した際に幻想郷に持ち込んだスマホは新型で、キャリアは不明だが分割払いとの事。
来歴
中学時代
菫子の自身に対する考えは次のようである。
ネットで知識を深めた若者にありがちの全能感と、生まれ持った才能に
より、特に中学の頃は『自分は他の人間より優れている』と思っていた。
超能力を持つというだけで実際普通の人間とは違うと言えるのだが、加えて成績も良かったため、まず間違いなくこれらの要素が拍車をかけていたのだと思われる。
また、友達に対してはこう考えていた。
友達という物が無駄であるとは言わない。
但しそれは知識の上での有用性であり、本当の心情は
「友達を必要とする人種にとっては有益だ。
群れたがる奴らにとってな」
このようにどう見ても友達のできそうにない考えを持っていたため、当然ながら一人の友達も作ろうとしなかったし、できなかった。
友達は作らなかったが、一人で独自の研究を始めていた。内容としては、
などである[2]。特に異世界の存在が彼女を強烈に惹きつけ、憧れを植え付けた。もしかしたらこの時期にはもう、幻想郷のことをネットで調べて知っていたのかもしれない。そうすると、この時点で菫子の行動を利用しようとした者に目を付けられていた可能性はある。
現実的に考えれば、友達も作らず奇妙な研究をしているという、中二病を酷く拗らせただけの無惨な生活に見えるが、菫子としては好きなことをして生活しているだけであり、そんな風には思っていなかったと思われる。
高校時代
対人関係はアレだったものの成績は優秀だったので、地元から少しばかり離れた私立の進学校、東深見高校に進学した。この高校には各地から生徒が集まっており、そこそこ有名な私立高校であると思われる。
地理的に地元から離れたこの高校は、中学校までの人間関係を一新させた。もちろん周りの人たちは菫子のことを知らないので、友達になろうとする者も増えてきていた。
しかし、菫子は未だに自分の全能感に驕っていた。
だが、彼女は自分が他の人間とは違う種族である筈だと思い込んでいた。
他の人間は『自分と普通の人間関係を築き、同レベルに引きずり込もう』
と企む悪魔のような物だと言い聞かせた。
中学時代の友達に対する考えと同じく、高校進学後もこのような考えを持っていた。むしろ時間の経過と心身の成長に伴って、より高まったのかもしれない。そのため、人との関わりをなるべくしない高校生活を送ると思いきや、大胆にもあえて人を集めることで自分から離れさせるという作戦を考える。その流れは次のようになる。
- オカルトサークル、「秘封倶楽部」を結成し、その会長になる。
このオカルトサークルに入ってもらう、もしくは勧誘する。
- 不気味がられる。
- 不気味なので友達になろうとしなくなる。
- 結果、普通の人間関係は築かれない。
この作戦は成功し、友達になろうとする者はいなくなった。そうして独り、異世界の秘密を曝くために秘封倶楽部の活動を続けていくのだった。
それから色々あって幻想郷に正式に招待され、オカルトを身に付けた人間や妖怪と戦うことになる。
全能を自負しているが容姿には自信が無かったり、匿ってくれる霊夢にはちゃんと礼を言ったりと変な所で人間臭い性格である。
東方深秘録
オカルトボール
オカルトは「ドッペルゲンガー」。
菫子は自身の知識と研究から、少しなら幻想郷に入る事も可能だった。幻想郷に何度も「影」が来ていたらしく、神子が目撃したと発言している。最初に霊夢が接触したのも菫子の影である。
菫子のオカルトがドッペルゲンガーである事は誰も見抜けなかったが、唯一秦こころだけは見抜いていた。元ラスボスの貫録だろうか。
まず「オカルトボール」を幻想郷にばら撒き、七つ集めれば願いが叶う等の噂を流布させた。
オカルトボールとは、外の世界の物質で構成された霊験あらたかなパワーストーンである。幻想郷と「外の世界」を隔てるのは博麗大結界すなわち「常識の結界」であり、「外の世界」から霊力の高い物が干渉すると非常識との境界が揺らいでしまう。
餌に釣られてオカルトボールを七つ集めた者は、結界を内側から破壊しながら「外の世界」へ向かう。
世界の深秘を曝く「秘封倶楽部」の目的を成就するための手段だった。
菫子ストーリー~霊夢最終ストーリー
マミゾウEDにおいて、マミゾウは菫子に「罠」を仕掛けた事を華扇に明かす。
マミゾウが「外の世界」に出向いた際、菫子にわざと負けて幻想郷版オカルトボールの偽物(タヌキが変化した物)を彼女に渡し、華扇が正式な手順で幻想入りさせる手筈だという。こうして菫子は狸に化かされた挙句、自らが考案した方法外で幻想郷に入ってしまい、自力で「外の世界」に帰る手段を失ったのだった。
菫子が幻想郷に現れてすぐその場に居た古明地こいしと戦闘になり、戦闘後しばし幻想郷中を闊歩する事に(この時にスマホを落としたらしい)。闇夜の中、誰も助けてくれず、あてもなく彷徨い、恨みから幻想郷の住民に襲撃されるというホラーゲームもかくやな恐怖体験を味わった。敵襲は全て撃退したものの、相当なトラウマになったらしく、傲慢な性格は鳴りを潜めた。余談だが、菫子が幻想郷に入って最初に出会ったこいしのオカルト名はメリーさん、そして秘封倶楽部のマエリベリー・ハーンも宇佐見蓮子から同じ愛称で呼ばれている。制作側が意図した邂逅かどうかはさておき、「宇佐見」「メリー」「秘封倶楽部」という単語が奇跡的に出揃ったシーンとなる。
神子の力を借りて一時的にだが「外の世界」への帰還に成功する。霊夢最終ストーリーにおいては、追い詰められた彼女が最終的な手段としてオカルトボールの力を開放し、自ら結界を破壊する鍵となろうとしたが、霊夢に阻まれて計画は潰えた。
なお、菫子が仕掛けたのは「外の世界」のオカルトボールだけである。ストーリー中、神子EDで一つだけ「月の都」のオカルトボールが混じり、それが何らかの意味を持っているかもしれない、という事は示唆されていた。霊夢は「幻想郷じゃない別の所」と繋がる可能性を危惧していたが…。
今回の騒動の中心人物である菫子だが、具有化する都市伝説には全く関わっておらず「月の都」のオカルトボールが混じっていた事も一切関知していない。深秘録では明かされなかったが、『東方紺珠伝』で菫子の行動を利用しようとした者がいることが判明した。
後日談
霊夢に敗北した後。拘束され処遇をどうするかで揉めていたが、最終的には魔理沙とマミゾウの温情もあり口外無用を条件に「外の世界」への帰還を許された。
それから数日後。
幻想郷での出来事を自らの内に閉じ込めた結果なのか「夢の中」でのみ幻想郷に来られるようになった。
これは「夢幻病」という症状との事(後述)。
以後、菫子は1日の大半を睡眠時間に割いてまで幻想郷に入り浸っている。実際、日常生活に支障をきたすほど幻想郷に没頭しているらしい。悪影響ばかりではなく結果として「友達を作るのも悪くない」と思うようになった。良くも悪くも幻想郷の存在は菫子の内面に大きな変化をもたらしたようだ。
能力
- 超能力を操る程度の能力
- 超能力とは自然科学や物理学において説明困難な現象を引き起こす特殊な力のこと。超能力を使用出来る人間は超能力者(psychic,サイキック)と呼ばれる。
菫子の場合「物体を動かす(テレキネシス)」「火を発生させる(パイロキネシス)」「空間を瞬時に移動する(テレポーテーション)」などのオーソドックスだが強力で応用の効く力を行使している。
夢幻病
深秘録の霊夢最終ストーリーのEDにおいて“寝ている間”だけ幻想郷に入れるようになった。
この状態で最初に霊夢と会った時に、霊夢が菫子の腕に触れようとしたがすり抜けて触れる事が出来なかった。精神だけが境界を越えた状態とも言われている。
深秘録の最終EDだと接触不可能な状態だったようだが、霊夢の対菫子勝利台詞に「夢の中でも肉体ごとこっちに来てるのねぇ」という発言もあり、こちらでは接触が可能になっていた。また菫子の汎用勝利台詞に「怪我しちゃった。でも夢だからいいや。まてよ……?この間のあざが残ってたような……」とある事から、どうやら「夢の中」で負った怪我が現実の肉体に反映されていたようだ。
以上の点から秘封倶楽部のマエリベリー・ハーンとほぼ同質の力と推測できるが、力のメカニズムは謎が多く、メリーの夢の話を延々と聞かされた宇佐見蓮子は「結界(境界)を操る能力」だと推測していた。
東方茨歌仙29話で「夢幻病(むげんびょう)」という症状であると説明されている。[3]
夢魂
茨歌仙29話では、夢幻病の他にも菫子から「夢魂(むこん)」が遊離していたことが判明する。
夢魂は菫子が本来見る「夢」が遊離したシャボン玉のような霊の一種。普段は空中を漂っているが、接触した者は気を失うように眠り、「夢(夢魂が見た現実)」を体験する事になる。
夢魂の性質上、1人の人間につき1つの夢魂しか持てず、他人の夢魂が入ると押し出されるように自分の夢魂が遊離してしまう。魔理沙は菫子の夢魂に触れ、菫子が見るはずだった夢(菫子の高校)を体験した。
菫子の夢魂が遊離した原因だが、彼女の持つオカルトが「ドッペルゲンガー」であることが強く関係しているらしい。
菫子が自身の夢魂に触れていたら、もしかすると伝奇通りになるやもしれない…。
ちなみに東方紺珠伝で登場したドレミー・スイートが持っているうにょうにょした物体(?)は夢魂である。
スペルカード
銃符「3Dプリンターガン」 | VS |
念力「サイコキネシスアプリ」 | VS |
念力「テレキネシス 電波塔」 | VS |
「オカルトボール」 | オカルト必殺技 |
*幻視せよ! 異世界の狂気を* | 怪ラストワード |
念力「サイコプロージョン」 | Story |
念力「テレキネシス 不法投棄」 | Story |
*現し世のオカルティシャン* | Story |
*深秘のエソテリックセブン* | StoryClimax |
秘封倶楽部(音楽CD)との関係
名称と活動理念を同じくする秘封倶楽部(音楽CD)との関係は現時点では不明。
ただし音楽CDの方は京都に遷都が行われて東京が寂れ、月面ツアーが企画される近未来。蓮子とメリーは「幻想郷を知らない世代」と言われており、現実世界に近しい菫子の世界とは年代的にある程度の開きがあると思われる。背景は不明だが秘封の時代には結界を曝く事が禁止されている。
姓と容姿から宇佐見蓮子とは何らかの関係があると考えられる。
また、メリーも菫子の夢幻病を類似した力(?)を持っており、夢の世界に入る事が出来た。メリーが記したメモが東方本編から遡ること“数百年前の迷いの竹林”で発見、東方求聞史紀で未解決資料として公開された事もある。
メリーの場合「夢の中」の物質を現実に持ち出す事も可能としており、『体に炎を纏う少女』と接触した際に入手した紙切れや『紅いお屋敷』で御土産に貰ったクッキー、イザナギプレートから発見された伊弉諾物質などを現実に持ち込んでは蓮子を困惑させていた。
『鳥船遺跡』において蓮子とメリーが異生物に襲撃されてかすり傷を負ったこともあったが、ビジョンを共有している蓮子は現実だと無傷で、メリーの方は菫子と同じように現実に怪我を持ち越していた。
このように蓮子とメリーの二人を強く意識させるキャラ設定、さらに「秘封倶楽部」の初代会長という肩書きで界隈に衝撃を残し、秘封の世界観に大きな一石を投じる形となった。
思わぬ形で東方本編初登場となった秘封倶楽部だが、菫子の存在を加えた設定面の考察や二次創作、これからの東方と秘封の展開において一層活躍が期待される。
二次創作での注意
前述したように名前や容姿、能力やサークル名などから蓮子&メリーと何らかの関係があると思われているが、 それらはあくまで我々が勝手に想像しているだけであり、現時点では菫子と二人の関係を記した公式設定は存在しない。
よって、これから秘封倶楽部の二次創作をする上で菫子の存在を完全に無視しても何の問題もないし、 公式で触れられない限りはこれまで行われてきた二次創作が間違いになる訳でもないので、安心して自分だけの秘封倶楽部二次創作を行って頂きたい。
2015年開催の京都秘封倶楽部オンリー同人誌即売会「科学世紀のカフェテラス」では、早速オンリーの対象に菫子も含まれる旨が発表されている。
交友関係
騒動後、幻想郷の住民に「外の世界」に関することを話したりして一躍人気者になっている。外の世界だと「ぼっち」な彼女だがED後は対人関係の認識にも変化の兆しがある。幻想郷で得た経験を他者とのコミュニケーションに活かすかどうかは彼女次第といったところだろう。
深秘録では藤原妹紅との激闘(?)の末にライバル関係を築いたため、発売当初から妹紅とのカップリング(すみもこ,もこすみ)が注目を集めた。菫子が幻想郷に入った時には妹紅に道案内をしてもらったり、投げ捨てたESPカードを霊夢を介して届けてもらったりと、かなりお世話になった。妹紅EDでは妹紅は「名前が判らない人」扱いだが、最終EDで霊夢から妹紅の名前を聞いているので、名前は把握していると思われる。
小人族の少名針妙丸を「癒される」「可愛い」と初見で気に入り、ペットにするために捕獲を狙っている。そのため針妙丸は菫子を「変態」と見做して警戒しているのだが、皮肉にもその構図は「攻撃的な小動物と捕獲者」の関係を見ているようである…。
ちなみに菫子が勝利すると針妙丸が捕獲される。しかし現実世界には持ち帰れないらしく、ペットにする野望は実現できていない模様。逆に針妙丸が勝利すると、住居がバレたのを口実に菫子を殺そうとする。
『東方茨歌仙』29話だと霊夢や魔理沙をさん付けで呼び、フレンドリーに接する場面が見られる。また華扇は夢幻病を発症した彼女を気にかけている様子(というより監視といった方が近い)。
公式マガジン『東方外來韋編』で連載されている『東方香霖堂』では香霖と出会った。
香霖からスマホを売ってくれと頼まれるも断っている。菫子も幻想郷のお金が欲しかったらしく、次回来店時には不要な外来品を持ってくると約束している。
香霖は入荷商品のマンネリ化で外来品に飽きつつあったが、スマホには興味を惹かれていた。また、孤独を厭わないという考えを菫子との会話で改めている。双方にとってWin-Winな関係を築けそうだ。
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関連項目
- 東方Project
- 東方Projectの登場キャラクター
- 人間(東方Project)
- 東方深秘録
- ラストオカルティズム ~ 現し世の秘術師
- 秘封倶楽部
- 宇佐見蓮子
- マエリベリー・ハーン
- 化け化け ― 二ッ岩家の裁きを食らうと
関連リンク
- ミゲルふとしのアレなソレ ― ドッターのミゲルふとし氏による菫子のドット絵がいくつか投稿されている
脚注
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