東浩紀(あずま ひろき)とは、日本の思想家・批評家・哲学者・作家である。
早稲田大学教授。東京工業大学特任教授。ゲンロン創業者にして初代代表取締役社長、現取締役。
前職は国際大学グローバル・コミュニケーションセンター(GLOCOM)教授・副所長、東京大学大学院情報学環客員助教授など。
概要
筑駒→東大→東大大学院とエリートコースを驀進する。哲学のすごい本を出して注目される。20代と若くして批評家として頭角を表す。
『エヴァンゲリオン』のすごさを早くから注目し批評をしている。『Key』作品の批評も熱い。それらを始めとしてオタク文化の批評家としてさまざまな発言をおこなっている。
頭の回転がむちゃくちゃ早く、広大で深淵な知識を持っている。それを活かした圧倒的トーク力をほこる。
とはいっても堅い話ばかりでなくユーモアあふれたトークを展開する。
知識の内容は哲学を中心として社会学・文学・ヲタク学・形而上学・存在論・倫理学・言語哲学・コミュニケーション論・科学史・科学哲学・表象文化論・大衆文化・文学理論・文芸評論・社会哲学・社会思想・情報社会論と広範囲に渡る。
圧倒的知識ととてつもないトーク力を活かし平成最強批評家として大活躍する。まさに現代の知の巨人である。
言論をする場を立ち上げようと「株式会社ゲンロン」を立ち上げ、3時間以上と長時間のトークを前提としたトークスペース「ゲンロンカフェ」を作り、ネット配信の場も作る(ニコニコ生放送で配信している→リンク)。
新たな動画配信プラットフォームとして「シラス」を立ち上げる(リンク)。
『動物化するポストモダン』、『ゲーム的リアリズムの誕生』、『ゲンロン0』、『ゆるく考える』などの著作がある。
後進の育成にも熱心。批評家・芸術家・SF作家・漫画家を育成する企画やスクールを開催している。
人物
初心者は小説『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞受賞)から読むことを推奨(本人談)。
その思想の一部を「ピストン東」の記事から実例を通して、窺い知ることができるので、参照のこと。
肩書きはバラエティーに富んでおり、「元批評家」(本人のツイートより)、「作家」、「『思想家』見習中」、「早稲田大学文学学術院教授」、「東京工業大学特任教授」(ツイッターのプロフィールより)、「愛娘家」(本人のツイートより)、「鍵っ子」(本人のブログより)、「LO愛読家」(本人のツイートより)、「カルチャーナイーブ芸人」(ツイッターのプロフィールより)などがある。
来歴
東大進学率全国No.1の超名門校・筑波大学附属駒場中学校・高等学校を卒業。
東京大学教養学部文科Ⅰ類入学し、東京大学教養学部科学史・科学哲学専攻を卒業。
東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)博士課程を修了し、学術(博士)を取得。指導教官は高橋哲哉。
学部生時代に『ソルジェニーツィン試論–確率の手触り』で文壇デビュー。
博士論文のデリダ論を出版した『存在論的、郵便的–ジャック・デリダについて』がサントリー学芸賞を受賞。
好きな作品
- 『うる星やつら』…特に押井守の『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』が好きらしい。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』…アスカ萌えらしい。あずまんを有名にした仕事の一つ。
- 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』…著書『動物化するポストモダン』の第三章、「超平面性と多重人格」で数十頁を使いゲームの構造を解説。「美少女ゲームとメタフィクションを愛する全てのユーザーが、一度は必ずプレイすべきゲームである。」とも述べている。
- 『マブラヴオルタネイティヴ』…「体中の色んな所から汁が出た」と吉宗鋼紀氏に報告(荒野のコナイパー第16回より)
- 『AIR』…カラスはプレーヤーの無能性を示しており、美少女ゲームとして批評的であり云々
- 『CLANNAD』…娘の名前はこの作品からとられている。「渚と風子には神が宿っています」(本人談)
- 『アベンジャーズシリーズ』を始めとしたマーベル作品が好き
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』… 最速で見た。映画を見る前にロンギヌスの槍のぬいぐるみ(えび)を買った)。直後の11時30分に生放送で「全 世 界 最 速 シン・エヴァ・レビュー生放送! さようなら、ぼくたちのエヴァンゲリオン。」をやった。買ったばかりのぬいぐるみを抱っこしてやった。
その他、新井素子や押井守や小松左京が好きらしい。小説クォンタムファミリーズの登場キャラの名もKeyのゲームキャラからで統一されてるあたり鍵っ子キャラを通している
最近の主な活動
- アニメ「フラクタル」ノベライズ版フラクタル/リローデッド単行本化(予定)
- 幻冬舎パピルスより小説新連載
- 出版社コンテクチュアズ経営
- 講談社BOX「東浩紀のゼロアカ道場」にて批評家を育成。 ※1
- SF小説誌NOVAにて、「クリュセの魚」連載
- 『思想地図β』編集
- ツイッター
- 朝日新聞の論壇時評を担当
- 一般意志2.0
- 幻冬舎papyrus37号より「パラリリカル・ネイションズ」連載開始
- 幻冬舎papyrus37号にてインタビュー「評論家に戻る気はない、本気です」掲載
- Ustreamにて「ゼロアカ道場は失敗」発言。
- ダイエット?してないように思われる。
- NHK「MAG・ネット」降板発言。
- 2011年7月25日 自身のtwitterアカウントを非公開設定に変更。
※1:後に「ゼロアカ道場は失敗。俺に責任は無い。あれは講談社BOXの企画。既に済んだ話。」と発言。
ニコニコでは
以前は一部の東浩紀ファンやゼロアカ関係の人がいくつかの動画をささやかに上げているだけだった(それでも<哲学>関連人物としてかなり多かったのだが)。
しかし、『ザ☆ネットスター!(ねとすた)』出演、『ザ☆ネットスター!』のネット配信番組「柚木涼香と東浩紀の動物化してもいいですか(はあと)」を通して、東浩紀のニコニコ的認知度が上昇。
「動物化してもいいですか(はあと)」における身体的批評行為から「ピストン東」なるタグが登場。ついにはMADまで登場する有様となった。
ねとすたあねっくの11月号反省会において、「Wikipediaやはてなよりも、ニコニコ大百科の方が知の最先端として(東浩紀についての解説が)いい」みたいな事を発言。
「普段はねとすた出演のようなキャラではない(本人談)」らしく、ツイッター上では変なリプライは即ブロック&エゴサーチからの転ばぬ先のブロック等、攻撃的ブロッカーとしてブロック数4桁にせまる勢いで日々モンスターフォロワーからのリプライをブロックしている。
「ゲンロン」ではニコニコチャンネル「ゲンロン完全中継チャンネル」を立ち上げ多様なトーク空間を作り上げる(リンク)。
しかしライバル動画配信プラットフォーム「シラス」を立ち上げたりしてる。
家族
「汐音(しおね)」という名前の娘(2005年生まれ)がおり、自身のブログに写真を載せたり、コミケの冊子に娘の写真を使ったりとかなりの親バカぶりを見せている。また東浩紀の関連動画にもたまにその姿が映っていることがある(というより、本人が出している)。
汐音という名前はCLANNADの登場人物・岡崎汐から「汐」という字を取っているらしい。また「音」の字については胎児用聴診器「心音」から。
なお汐音ちゃん本人はニコニコ大百科・掲示板で自分の名前が出てくるのを嫌がっているらしい。
その他
運営しているWEBサイト
カオス*ラウンジとの関連
コラージュした作品を発表するカオス・ラウンジ。東はこのカオス*ラウンジ(以下カオスラ)のパトロンの1人であり、代表の黒瀬陽平の批評畑での師匠であった。
その後、カオスラ批判に対する擁護、また批判的な発言や師匠としての監督責任を問う声をtwitter上でブロック(あまりにも頻繁に他人をブロックするので一部ではブロック神拳の伝承者扱いされている)
カオス*ラウンジ騒動の際、おれじゃない。あいつらじゃないの?しらないすんだこと。を通して「おあしす運動」と呼ぶ。
関連動画
二次創作
関連コミュニティ
関連項目
- <哲学>
- ピストン東
- 身体的批評行為
- 宮台真司
- 村上隆
- 宇野常寛
- 黒瀬陽平
- 濱野智史
- 村上裕一 / むりゃかみゆう
- 山本寛
- 野中藍
- 柚木涼香 / 柚木涼香と東浩紀の動物化してもいいですか
- 菅野ひろゆき
- ニコ生思想地図
関連リンク
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