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ジェノザウラー
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ジェノザウラーとは、『ZOIDSシリーズに登場するティラノサウルス戦闘ゾイドである。

全な新規モデルで、同じティラノサウルスでもゴジュラスデスザウラーとは違って最近の恐竜の姿勢考に基づいたに近い姿勢を持ち、そしてサラマンダー以来の尻尾を引きずらずに歩行が可なキットになっている。

機体解説

ガイロス帝国開発したティラノサウルス戦闘ゾイド
古代オーバーテクノロジーオーガノイドシステムOS”組み込んで制作した世界初のOS搭載ゾイドであり、それによって現在使われているあらゆるゾイドえる性を獲得、また、頭部形状がEZ-21デスザウラーに酷似しており、文字通り“デスザウラー”と言うに相応しい存在となっている。

OSによって機体性そのものが大幅に引き上げられており、高められた装甲剛性と再生力から来る強な防御力、より俊敏になった反応速度運動と言った機動力、そして狂おしいまでのしい闘争本に基づいた凄まじい攻撃力が両立された機体となり、当時においては従来の同クラスゾイドが勝つ事はまず不可能とまで言われていた。

武装も最新鋭のものを採用しており、背部には武器である強力なパルスレーザーライフルや頭部のレーザーガンを装備する事で高い火力を有し、格闘性においてもその鋭利な牙とを用いた攻撃はOSで強化されたパワースピードと相まって絶大な威力を発揮する。

何より最強武器は口腔内の集束荷電粒子砲で、機体そのものを台にして放つその威力は小ゾイドならば一で消し飛び、たとえ大ゾイドでさえもまともに食らえば致命的なダメージは免れないほどのものを誇っている。
ただし、発射の際には脚部をアンカーで固定せねばならないため、エネルギー充填中および発射中には動く事が出来ず、撃てる方向は一方のみになっている。
発射後は尻尾に展開した放熱フィンから余剰熱を排出する。

このように極めて強力なゾイドだったが、OSの問題点を一番最初に露呈したのもこのゾイドであり、OSによってコアの性質そのものが暴化しているため操縦性が極端に悪くなっており、一部の実力パイロットでなければ乗りこなせない上に、その暴化したゾイドの闘争本パイロットの精神にも悪を与える事など様々な弊が出るようになり、このジェノザウラーのパイロットは心身ともに大きな負担を強いられてしまう事となってしまう。

そのため、量産を行うにはOSレベルを引き下げる他なかったが、それでも操縦性と量産性はあまり改善されず、こちらも少数がある程度生産されるにとどまっている。

登場当初は同じくOSが組み込まれたEZ-27レブラプターと共に従来のゾイドの在り方を変える存在として帝国軍の勝利を決定づけるかと思われたが、共和軍も同時期にRZ-28ブレードライガーを始めとするOS搭載ゾイド開発に成功したため優位性を発揮する事は出来ず、さらに時を経るに連れジェノザウラー以上の性を持ったゾイドが続々と登場するようになり、本機も旧式化の波に飲まれていった。

ただし、その中で極一部の機体はよりその戦闘力を高めたEZ-34ジェノブレイカーへの強化が図られている。

とは言え、その優れた性からか、ガイロス帝国はおろか後のネオゼネバス帝国でも使用され続けており、そしてこれ以降登場するほとんどのティラノサウルスゾイドはこのジェノザウラーの思想を踏襲したような設計になっている。

劇中での活躍

バトルストーリー

ZAC2100ロールアウト。帝国技術部が古代遺跡より入手したOSを組み込んで開発した実験機として初登場。
今後のゾイドの座を巡ってリッツ・ルンシュテッド中尉テストパイロットにして既存機種の改良系ゾイドとの模擬戦に挑み、結果はジェノザウラーの全圧勝に終わり、そのままこの第1号機が実戦配備された。

その後は西エウロペ大陸になる新たな遺跡の制圧のためレブラプター部隊を率いて進軍、侵攻を阻止しようとした共和軍1個大隊を蹴散らして遺跡へと侵入を果たし、そこで未知のゾイドコアらしき物体を発見する。
しかし、そこに遅れてやってきたアーサー・ボーグマン操縦のブレードライガーが現れた事で両機はそのゾイドコアを巡って交戦、ジェノザウラーはブレードライガーの高い格闘戦力により苦戦を強いられるものの、ゾイドコアの奪取には成功しそのまま逃走した。

この時の戦闘データからジェノザウラーではブレードライガーの特化された格闘力に対して遅れを取ってしまうという欠点が発覚し、リッツ機はジェノブレイカーへと改造される事になる。

それ以降はOSレベルを引き下げた量産型および改造機が一部の戦線で見られたが、第2次会戦撤退の際に護衛として使用された改造ジェノザウラー隊は暴走したデススティンガーの手で壊滅させられ、さらに本土防衛隊配備の機体もまた“騎兵団”の奇襲により部隊もろとも撃破されている。

ただし、ガイロス帝国だけでなく後に誕生したネオゼネバス帝国でも量産型が配備されており、共和軍残党基地の捜索や拠点の防衛戦において使用が確認されている。

アニメ

ゾイド -ZOIDS-』から『ゾイドフューザーズ』まで登場。

なお、アニメでは両腕がワイヤーで繋がれたロケットアンカーになっているという特徴があり、これは後に発売されたゾイド格闘系ゲームでも一部反映されている。


ゾイド -ZOIDS-』では主人公バン・フライハイトライバルレイヴンセイバータイガーに代わる新たな乗機として初登場。
デスザウラークローニング過程で生まれた副産物的なゾイドとされる。

プロイツェンからレイヴンに与えられてデスザウラー育成のためのゾイドコア確保に従事していたが、遂に因縁の相手であるバンと再会。その時はバン達と一緒にいたルドルフを守ろうとしたロッソヴィオーラが乗るアイアンコングの妨で取り逃がすも、2戦では荷電粒子砲でバンのシールドライガーを撃ち抜き、全に破壊した。

そして3戦帝国首都ガイガロスへ向かうバン及びブレードライガーの前に立ちはだかり、その圧倒的な戦闘力で追い詰めるが、レーザーブレード荷電粒子砲は防げるという点を突かれて荷電粒子砲発射中に口腔にレーザーブレードを突き立てられて爆散した。

第2部の『GF編』では自失状態から立ち直ったレイヴンダークカイザーが与えたというフレーム2号機が登場。
レイヴンの操縦技術の向上も相まって以前とは較にならない戦闘力を見せつけてバン達を苦しめるが、突如として戦線離脱、名もない渓谷地に降り立つやそこでシャドーと共にエボリューションコクーンを形成して自己進化を開始し、後にジェノブレイカーへと変化する。

他にも中盤にはリーゼが操るサイコジェノザウラーが登場し、さらに終盤ではダークカイザーを護衛する人のジェノザウラー3機が出現。連携攻撃でジェノブレイカーを翻弄するも、神の如きレイヴンの猛攻で全滅させられた。


/ZERO』ではバックドラフト団所属のチーム・フーマの乗機として登場。

正式な選手機ではなく組織内の閥間内紛で使用され、ロイヤルカップで快進撃を続けるバーサークフューラーを倒そうとするアルタイルの差金で3機編成でバーサークフューラーを襲撃したが、バーサークフューラーの圧倒的な力の前に手も足も出ずに3機ともあえなく敗北している。


ジェノザウラー(ロジャー仕様)フューザーズ』では普通ゾイドバトル選手機扱いになっている。

ブルーティとは別の都市からやってきた“地獄の破壊王”の異名を取るファイターロジャー若本規夫)の機体として登場(フレームカラーイエロー)。

バトルロイヤル参加という名だったが、事前にユニゾンゾイドの強さをラスターニ催となってギルバートサラも交えた打ち合わせに参加し、一緒にバトルロイヤルに参加したRDライガーゼロフェニックスのみを狙うという八百長試合となる。そして打ち合わせ通りにブレードライガーレッドホーンレイノスと共にライガーゼロフェニックスに集中攻撃を行い、最後には集束荷電粒子砲を放ったが、それさえ通用せず敗北した。後に対セイスモサウルス戦でレジスタンスとして参加した。

また、回想シーンではルーキー時代のブレードが使用して、RDゾイドバトルで対戦していたが、ある日マシントラブルを起こしてRDに敗れる。その原因についてチームサベージハンマーオーナーであるサンドラからRDの仕業であると吹きこまれた事が、彼がRDを敵視するようになった理由だとされている。

漫画

アニメ同様、レイヴンの新たな機として登場。
帝国内では「G」と呼ばれており、その力はドクトル「一個大隊とも渡り合える化物との事。
合体する度に副作用でそのゾイドを殺してしまうオーガノイドシャドーに対応するため体内にゾイドバイオコアを9個内蔵しているのも特徴。

ポルトにて共和の先遣隊であるプテラス複数を一で撃破、そのままバンのシールドライガーと交戦し、これを圧倒的な力を持って退ける。
その後レイヴンを止めに来た帝国の三色電隊(サイカーチス×3)やカール・リヒテン・シュバルツの駆るアイアンコング、そしてシャドーキーを使い復活したシールドと戦うが、それすらも軽く打ち破った。

しかし止めを刺す寸前、フィーネ力によってシールドブレードライガーとして復活
ポルトの人々の応援を背に三度立ち上がったバンの前に、今度は逆に追い詰められてしまう。
最後はフルパワー荷電粒子砲で全てを吹き飛ばそうとするものの、ウェンディーヌ(ポルトに設置された発電ゾイド)からアドバイスを受けたバンにより、アニメ版と同じ方法で倒された。

主な機体バリエーション

プロトブレイカー

ジェノブレイカー開発過程で生まれたジェノブレイカープロトタイプ機。
背部に高機動スラスター、脚部に格闘戦用の可変式ブレードが搭載され、機動性と兵戦力が高められている。

ジェノトルーパー

ジェノザウラーの背部に中のマグネッサーウイングを装備して一時的に飛行力を与えた機体。
とは言っても、おそらく飛行と言うより高地より滑して敵を強襲するような機体と推測される。

サイコジェノザウラー

ゾイド -ZOIDS-』に登場したジェノブレイカーの因子を培養して作られたというリーゼ専用ジェノザウラー。

機体色はで、頭部に小2連ビームを装備、さらに脚部には濃霧を発生させる装置が搭載されている。

バン・フライハイトブレードライガーと交戦し、レイヴンと合流した後でヒルツデススティンガーに破壊される。

ジェノリッター

ジェノリッター
GENO RITTER
基本情報
不明
所属 帝国
モチーフ ティラノサウルス
スペック
全長 23m
全高 15.8m
全幅 不明
重量 131.6t
最高速度 450km/h
武装
ゾイドテンプレート

ゾイドコンセプトアートシリーズに登場するジェノザウラーの改装機。

背部にドラグーンシュタールと呼ばれる巨大なブレードを搭載した格闘戦用機「ヤークトジェノ」を前身とし、それにマスクのような制御システムを装着させているのが特徴で、高推力のマグネッサーバーニアーによる機動性を持って相手を翻弄し、そのドラグーンシュタールでとどめを刺す電撃戦を得意とする。

ジェノザウラー・タイプOSC(オーガノイドシステム・キャンセラー)

インターフェイスゾイドオーガノイド」との融合を前提に設計された機体。
内蔵オーガノイドシステムしたため機体性は通常機に劣るが、操縦性は向上し、さらにオーガノイドとの融合によって卓越した戦闘力を発揮できる。
プロイツェン管轄のオーガノイドを従えたゾイド乗りに供与され、その中にはレイヴンもいたという。
詳細はHMMシリーズ27弾「ジェノザウラー レイヴン仕様解説に記載されている。

ジェノフレイム

ゲームオリジナルゾイド。『ZOIDS SAGA』と『サイバードライブゾイド』に登場する。
ジェノブレイカーと異なる強化プランで作られたとされている。

ジェノザウラーRT

ゾイドバーサスに登場。

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52 ななしのよっしん
2019/11/13(水) 07:59:16 ID: BYK8A+sFUu
雷の呼吸(荷電粒子砲)
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53 ななしのよっしん
2020/02/01(土) 18:54:44 ID: o5Ozx5O6us
アンカーが弱点らしいが、撃つとき尻尾のパラボラアンテナみたいな部分を損傷しても荷電粒子砲撃てなくなるんじゃ?
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54 ななしのよっしん
2020/05/08(金) 19:20:58 ID: i+S2/SmyDw
アニメではホバー走行だったのが残念だった。
エメリッヒゴジラのように二本足での疾走を期待していたのだが。
後のゾイドワイルドギルラプターがちゃんと足を使って疾走していたのはうれしかった。
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55 ななしのよっしん
2020/08/27(木) 19:17:36 ID: o5Ozx5O6us
スラッシュゼロでひょこひょこあるいてるシーンはなんかかわいかったが、レイヴンが乗ってるイメージが強いからスラスター全開で物凄いスピード飛んでくるイメージの方が強いな。
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56 ななしのよっしん
2022/08/18(木) 01:33:34 ID: QMI6ZcuAeJ
オーガノイドシステム背景事情を考察すると、ガンダム宇宙世紀シリーズにおける強化人間ゾイドに当てはめられている、常に暴化戦闘力に特化させられた挙げ句ゾイド乗りがゾイド本質に触れる事も容易ではなかったからな。
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57 ななしのよっしん
2022/09/04(日) 23:56:57 ID: TdmI7vFKpM
腕は並だと思われるアーバインオーガを操れるの考えたら闘争心落として弱体化したオーガノイド機に乗せるより、精神負担を感じないパイロットの育成の方が合ってる気がする。
周囲が敵に見える人間暴化させるとか。

あとレイヴンジェノザウラーは別に高速じゃなく、レドラーで二日かかる都に一日で到着したのは速度じゃなくて燃費をしてるかと気づいた。
レドラー(時速3000キロ)で二日飛び続けたら15万キロ関西から東京まで(500キロ)の300倍も離れてる。ありえない。まして直線に進めない陸戦が。
あれはレドラーなら補給や休憩で時速の計算より遅れるところを、ジェノザウラーは息も切らさずに飛んで帰ったスタミナを話してるんじゃないかな。
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58 ななしのよっしん
2023/07/22(土) 11:10:02 ID: LLWZ59rg+y
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59 ななしのよっしん
2023/09/12(火) 21:28:05 ID: vWuByjb95b
>>57
スラゼロレイノスが音速えたのがすごいみたいな扱いされてるしあ世界ゾイド速度が全体的にナーフされてるんじゃないかな
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60 ななしのよっしん
2024/01/27(土) 03:51:05 ID: XPrX3CgDQy
陸戦機の高速化じゃなくて飛行ゾイドの方が遅くされてる可性があるのか。
確かにブレードライガーに追い抜かれたレドラーは全力逃走される前も追い付くの多少手こずってたし
ブレードライガーと同速でり合ったゼロが「時速300キロ」と具体的に断言されたからな。
ジェネシスでもディガルドの飛行ゾイドが撃ち落とされてるの見ると・・・
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61 ななしのよっしん
2024/12/04(水) 17:29:26 ID: ihVK2OIFgc
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