人間である一番の憑拠は、人間であると言う想い。DNAはその次である。 (ZUN)
人間(東方Project)とは、東方Projectに登場する種族の一つで、我々のことである。
幻想郷には元人間や半人等も多く、これらもこの記事でとりあげる。
概要
主に人間の里に住んでおり、妖怪退治をしていた人間の子孫が多い。
我々の住む「外の世界」から来た者は外来人と言われるが、明確な違いはなく、同じ人間である。
人間は妖怪の糧である。幻想郷の人間は里から出ない限り食われることは稀になっているが、それでも妖怪と戦うことを形だけでも続けて行かなければならない。
でも妖怪と一緒に里の酒場で宴会をしていたり、割と呑気である。
幻想郷では人間という種族のヒエラルキーは高くないが、妖怪以上の力を持った人間も居るし、修行等により仙人や天人などの高位の種族になることができる。妖怪や神霊に姿を変えることも…。
無限の可能性を持った種族である。人間と人間でないものの境界はどこにあるのだろうか。
作中に登場する人間
ゲーム本編に登場
- 博麗霊夢
- 博麗神社の巫女で、主人公。異変時には妖怪退治をする。
- 霧雨魔理沙
- 普通の魔法使いで、もう一人の主人公。とりあえず妖怪退治をする。絶縁しているが人間の里の大商店の娘。
- 十六夜咲夜
- 紅魔館のメイド。人間にしては強力すぎる特殊能力を持つ。
- 東風谷早苗
- 守矢神社の巫女(風祝)で現人神。いわゆる「半神」等ではなく、100%人間である。外の世界から来た。
- 藤原妹紅
- 不死の薬を飲み、不老不死となった人間。1300年位生きている。彼女は純粋な人間に近い人間である。
- 宇佐見菫子
- 外の世界の超能力者で、「秘封倶楽部」初代会長。夢の中で幻想郷に入る事ができる。
書籍、CD等に登場
- 稗田阿求
- 9代目御阿礼の子で、幻想郷縁起を書く使命を持っている。非常に短命。里にある大きな屋敷に住んでいる。
- 本居小鈴
- 貸本屋、鈴奈庵の娘。妖怪を含んで誰も読めない本を判読する能力を持つ。阿求の友人。
- 運松翁(うんしょうおう)
- 男性の老人。普通の漁師であったが、河童の秘薬を手に入れたことから医者を始めた。
- 宇佐見蓮子
- 幻想郷の人間ではない。マエリベリー・ハーン(メリー)と2人で日本の不思議を求めるオカルトサークル、秘封倶楽部を結成している。聡明で頭の回転が速い。メリーの能力が羨ましい。
- マエリベリー・ハーン
- 幻想郷の人間ではないが境界を越える能力を持ち、幻想郷に来たことがある。徐々に能力が成長し、妖怪じみてきている。蓮子と大親友。
元人間&半分以上人間
- アリス・マーガトロイド
- 元人間の魔法使い。魔法使いになった時点で成長が止まっている。年齢不詳だが魔法使いとしては新米なので比較的若いと思慮される。
- 魂魄妖夢
- 半人半霊の庭師。冥界にある白玉楼に住む。少女の姿をした人間部分と、マシュマロみたいで美味しそう(早苗談)な形をした幽霊(半霊)がいつも一緒。
- 魂魄妖忌
- 妖夢の祖父で元白玉楼の庭師。現在は失踪している。半人半霊は人間よりゆっくり歳を取り、彼も1000年以上生きている。
- 西行寺幽々子
- 死んだ人間が成仏できず留まっている亡霊。彼女はある事情により永遠に成仏することができない。
- 上白沢慧音
- 人間の里で寺子屋を開いている半獣(ワーハクタク)。半獣には後天的になったらしい。原因は不明。満月時には獣の姿になり、角が生える。
- 森近霖之助
- 香霖堂という店を開いている人間と妖怪のハーフ。彼の存在が人間と妖怪で子供が作れることの証明である。人間の病気にも妖怪の病気にもなりにくく、長寿。
- 八坂神奈子
- この項目に居るのが意外な人物。肉体を持った神霊で、元は人間か何かだったらしい。「元」が個人だったのか集団だったかは不明である。相方の諏訪子は八百万の神なので、その存在は信仰に基づく。神奈子と違って元となる霊は存在しない。
- 比那名居天子
- 親の上司のついでに天人になった天人くずれ。寿命を迎える度に「死神」を迎え撃ってきた。
- 雲居一輪
- 妖怪だが妖怪名は不明。元は肝の座った人間の少女で、見越し入道・雲山を撃退したことから雲山に守られるようになり、以降、波瀾万丈の人生を送るうちにいつの間にか妖怪になった。八雲紫からは「貴方は妖怪と人間の境界が曖昧」と評されている。生きた人間が妖怪化することがあるという例。
- 村紗水蜜
- 妖怪「船幽霊」。水難事故で死んだ人間の霊が、人々の恐怖の念によって縛られ、妖怪に変わったもの。死んだ人間が妖怪になった例。もし彼女に送られた念が恐怖ではなく信仰ならどうなっていたのだろうか。
- 聖白蓮
- 封印されていた魔法使い。温和な性格で、妖怪の味方であるが人間の味方でもある。歳をとってから、自分に若返りの魔法をかけて若返った人間。魔法が無くなると力を維持できなくなる。彼女はどの時点で人間でなくなったのだろうか?
- 宮古芳香
- 霍青娥によって蘇生させられたキョンシー。死んだまま操られている状態である。生前については一切情報が無く、どのような人物だったのかは不明。
- 霍青娥
- 邪悪な仙人。夫ら家族を欺いて家を出て仙人になった。少なくとも1400年のキャリアのある仙人であるが、その性格が天に認められないので天人にはなれない。
- 蘇我屠自古
- 元人間、現在は亡霊。後述の布都や神子と共に仙人を目指し一度死んで蘇る術を試みるも、布都の策略で術は失敗、帰る肉体を失い亡霊となってしまった。が、本人はそのことはあまり気にしていない模様。
- 物部布都
- 純粋な人間に分類もできるが、彼女は仙人を目指しており人間であろうとしていないのでこちらに分類。一度死んで蘇ることで仙人になろうとした古代人。
- 豊聡耳神子
- 聖徳太子その人で、一度死んで蘇った仙人にして聖人。不老不死を目指して修行中である。
- 丁礼田舞&爾子田里乃
- 摩多羅隠岐奈の部下。元は普通の人間の子供だったが、隠岐奈の魔力により現在は人間では無くなっている。人間だったころの記憶はそのほとんどが失われている。
特殊
- 八意永琳
- 月人であるが、幻想郷で人間として生きることを選択し、人間として働き、人間であろうとしている。彼女は月ではなく地上出身であり、月の都の開祖月夜見と共に、最初に月に移住して月人になった一人である。「元の種族」が何であったのかは明確になっていない。
- 蓬莱山輝夜
- 月のお姫様であったが、地上で人間として生きることを選択し、人間であろうとしている。
モブ&名無し&存在が示唆されるキャラクター
- 先代の博麗の巫女
- 霊夢の先代で、霊夢との血縁関係は不明。職務に忠実であったため、博麗の巫女としてしか認識されず、あまり名前を覚えられていない。
- 霧雨魔理沙の父親
- 大手道具屋「霧雨店」の店主。森近霖之助の師匠。魔理沙を勘当した。年老いているが元気らしい。
- 稗田家の使用人
- 八雲紫にビビったりしていた。最低でも4人は居る。
- 本居小鈴の家族
- 暖簾の向こうから「ごはんができたよー」と小鈴に声をかけた。母親か父親か兄弟か夫かは不明。男性(らしき人)が帰ってきて小鈴に「お帰りなさい」と迎えられ、翌日に親が仕入れてきたと言及されており、父親と思われる。
- 抗鬱薬おじさん
- 漫画『東方鈴奈庵』5巻、34・35話「誰がデマゴギーを広めるのか 前編・後編」に登場した。詳細は「抗鬱薬おじさん」の記事を参照。
- 長老
- 人間の里の長老。為政者ではない。
- 秘密結社のリーダー甲さん(偽名)
- 自分達がなぜ幻想郷に住んでいるのか、そもそも幻想郷とは何なのか等、幻想郷の真実を解き明かし、妖怪を追い出して幻想郷を人間のものとしようとする秘密結社のリーダーで、文々。新聞に載ったことがある。
- 秘密結社の構成員
- 幻想郷の調査は妖怪の活動領域にも及ぶので、何人か死んだらしい。
- 彦左衛門
- 霧の湖でチルノを目撃した人物。更にルーミアをも目撃。黒い塊が木にぶつかった後、向かってきたので逃げた。
- 食べ盛りの太公望
- 霧の湖で既に冷凍された魚を釣り上げて食べた。
- 春の人
- リリーホワイトを見て歌を詠んだ。
- 夢太
- 家の屋根の上で日向ぼっこしてるサニーミルクをつついた。
- 筍取り
- サニーミルクのいたずらで崖から落ちた。
- 西の樵
- よく道で転んでいるルナチャイルドを見かけている。
- 星詠人
- 夜中に一匹だけで飛んでいるルナチャイルドを見た。
- お茶屋
- よくルナチャイルドに珈琲豆を盗まれる。
- 野菜一筋
- 鳥避けの網にスターサファイアを引っかけた。
- ファン倶楽部No.5
- プリズムリバー楽団を呼びたがっている。5ということはあと最低4人は会員が居る。
- リリカファン倶楽部No.1
- リリカソロライブが行われていないのか尋ねた。2以降が居るのかは不明。
- ウワバミ六介
- 獣道でミスティアの屋台を見た。
- 豆腐屋
- 美鈴のおかげで紅魔館に親近感が沸いた。買い物に来る八雲藍に好感を持っている。
- 夢次
- 無名の丘でメディスンが跳ね回ってるのを見た。
- 花屋
- 人里に買い物に来ていた幽香と挨拶をした。
- 花屋の娘
- 慧音の寺子屋に通っており、阿求をちゃん付けで呼んでいる。
- 竹取の翁
- 朝早く竹林に筍を採りに行ったら空に語りかけている鈴仙に気づき、姿が消えるのを見た。
- 棟梁の息子
- 寺子屋の授業が難解で退屈している。なぜか高知弁で喋る。
- 蕎麦屋
- 福の神が来たことから繁盛しているとされる蕎麦屋。繁盛している理由は別にある。
- 団子屋夫婦
- 蕎麦屋の前にある団子屋の老夫婦。味は悪くないがあまり繁盛しておらず、蕎麦屋を妬んでいる。そのため茨木華扇に説教されたことがある。
- 座敷童子の居る家の人々
- 夫婦と子供が3人。座敷童子を家族のように思っているらしい。座敷童子の居る家は他にもある模様。
- 幻想郷に住み着いた外来人
- 特殊な知識を持っている者として重宝された。サッカーをもたらした人間と同一人物かは不明。
- ヤマイヌに食われた人
- 「何人かやられた」という言葉から、最低2人は死んだらしい。
過去の人(幻想郷以外の人間含む)
- プリズムリバー伯爵
- 貴族であり、4人の娘が居た。「とある不幸な事故」により死亡、あるいは行方不明になり、残された4人の娘は1人を除きそれぞれ別々に引き取られていった。
- レイラ・プリズムリバー
- プリズムリバー伯爵の末っ子にして、父亡き後も思い出の屋敷を離れることができなかった娘。離れ離れになった姉の姿をした騒霊を生み出して、屋敷と共に消えた。
- 西行寺幽々子の父親(歌聖)
- 願わくは 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃
かつて幻想郷に居た歌聖。死ぬまで旅をして周り、自分の願った通り、桜の木の下で永遠の眠りについた。その桜こそが、多くの人を魅了し死に誘う妖怪桜、西行妖になる。歌聖は成仏し、現在は天界に住む。
- 藤原妹紅の父親
- 貴族で、妹紅という子がありながら輝夜に求婚したら難題をふっかけられて振られた人。妹紅が輝夜を恨む原因。元ネタに沿うなら彼は車持皇子(くらもちのみこ)。更にその元ネタの名前は藤原不比等。彼が課された難題は蓬莱の玉の枝。
- 岩笠
- 帝に命じられ、部下と共に「とある壺」を富士山に捨てに行った人。唯一運んでいるものが不死の薬であることを知っていたが、手を出していないので意思の強い人物と思われる。疲労で倒れてしまった妹紅を助け、一緒に山頂まで連れて行ったが、とある事件が起きて任務は失敗に終わる。富士山を下る際に妹紅に殺された。
- 水江浦嶋子(みずえのうらしまこ)
- 五色の亀を追いかけているうちに月の都に迷い込んだ漁師。豊姫から「ここは海底の竜宮城です」と嘘を教えられ、勘違いしたまま3年ほど月の都で暮らした。家に帰りたくなったと豊姫に言ったところ、300年ほどコールドスリープさせられ、「肉体を老いさせる何かが入った箱」を渡された上で地上に帰された。後に筒川大明神として祀られた。
- 稗田阿礼(あれ)、阿一(あいち)、阿爾、阿未、阿余、阿悟、阿夢、阿七、阿弥
- 幻想郷縁起を編纂するために阿礼が転生をし続けた代々の御阿礼(みあれ)の子達。阿一以外は読み方が確定していない。阿一が初代御阿礼の子で、以降対応する数字を意味する名前がつけられる。女なら阿礼乙女、男なら阿礼男と呼ばれる。転生すると幻想郷縁起に関わる記憶の一部以外は失われる。短命で30歳まで生きることはできない。
- 命蓮(みょうれん)
- 聖白蓮の最愛の弟で伝説の僧侶。言うまでもなく命蓮寺の名前の元。数々の伝説を持ち、白蓮に法力を教えたのも彼である。元ネタでは彼もかなりの姉思いである。白蓮より早くに亡くなり、その結果、白蓮は死を恐怖するようになる。
- 霍青娥の夫
- 名家である霍家の人物。元ネタでは名前は霍桓(かくかん)。青娥の死(んだふり)を深く悲しんだ。元ネタでは壁抜けの鑿は彼の所持品である。青娥にベタ惚れもいいところで、一目惚れした挙句、鑿の力を使って夜這いして、青娥の隣で寝ているところを発見されて捕まる等のエピソードがある。
- 易者
- 妖怪に管理された人間生活を惨めに思い、妖怪になる術を作り出したのち自殺した元人間。怨霊として現世に復活したが、霊夢によって即刻退治された。霊夢曰く「幻想郷では里の人間が妖怪になることが一番の大罪」とのこと。
- 塩屋敷の旦那(塩の長者)
- 人間の里にある塩問屋の主人。家族同然だった飼い馬を粗末に扱ったために、妖怪「馬憑き」に憑りつかれ人格を乗っ取られてしまう。
公式書籍の背景キャラ
※注 ZUNの指示に基づくものでない可能性が大です。
- 糸目と顎髭の男性&酒屋の親父
- 求聞史紀の人間の里の挿絵で会話している。
- 左目の下にほくろのある黒髪の女性&バスケットを持った女性
- 同じく求聞史紀の人間の里の挿絵で会話している。
- 風車を持って走る少年&少年を追いかける花柄着物の少女
- 人間の里の挿絵に登場。兄妹か?
- 爪楊枝をくわえた男性
- 人間の里の挿絵に登場。「やつめ」という店から出てきた。
- 寺子屋の子供達
- 月のイナバと地上の因幡に登場。最低9人の頭を確認。棟梁の息子や花屋の娘も含まれている?
- 鈴仙を噂した女性&鈴仙を気味悪がった女性
- 本人のいる後ろで気味悪がることもないだろうに。
- 綿あめを持った少女&少女と手を繋いでいる女性&その後ろを歩いている金魚を持った少女
- 三月精において命蓮寺の縁日帰り。
- お地蔵様に手を合わせた少女
- 縁日帰りにお地蔵様にお祈りをしていった。大きなリボン(耳付きカチューシャ?)をつけている。
- 水瀬秋子みたいな髪をした女性&会話している少女
- 縁日帰り。かなりワイワイ喋っているっぽい。
- 東方茨歌仙7話でチラ見した人
- 延べ人数およそ80人。
- 東方茨歌仙8話で神社に来た人
- 延べ人数およそ64人。
- 管狐が取り憑いた男性&管狐が取り憑いた女性
- 複数コマに登場しているのを延べ人数には1人としてカウントした。
- 東方鈴奈庵1話でチラ見した人
- 延べ人数およそ14人。幻想郷には人力車が走っている。
- ホフゴブリンを不気味がってる人
- 延べ人数およそ26人。黙る子も泣いている。
公式ゲームの背景キャラ
- 心綺楼人里ステージで観戦している人
- 延べ人数11人。何人かはビールジョッキのようなものを手にしている(お盆に載せている給仕らしき人含む)。
関連項目