当項目では、イギリス人ロックバンドのQUEENについて記載しています。 その他の事項については【クイーン】を参照してください。 |
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ー フレディ・マーキュリー 1975
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Queenとは、英語で女王のこと。ここではイギリスのロックバンドについて解説する。
1973年から活動しているイギリスを代表するロックバンド。1991年にメインボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなり、さらにこのことが影響してベースのジョン・ディーコンが引退したが、現在も残ったメンバーで活動している。主な活動は、2005年から3年間ほどボーカルにポール・ロジャースを迎えて「Queen + Paul Rodgers」として、2012年からはアダム・ランバートを迎えて「Queen + Adam Lambert」として精力的にライブを行っている。
すでにオリジナルメンバーでの活動は終了しているが、今なお世界的な人気を博しているバンドである。日本でもその人気は高く、現在でも多くのCMでBGMとして使われているほか、ドラマやF1のメインテーマとしても使われており、2018年には彼らを描いた伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が公開され、日本はもちろん世界で大きな話題を呼び、リバイバルブームを呼び起こした。
また海外のバンドでは特に親日的であり、デビュー当時イギリスでそこそこの人気バンドだった彼らが来日した際に、本国ではありえないぐらいの熱狂的な歓迎を受けたことが彼らに衝撃を与え、以後ことあるごとに日本のファンへの感謝の言葉を述べるようになる。さらに歌詞に日本語を用いた曲「手をとりあって(Let Us Cling Together)」を発表するまでに至った。
曲調は一定ではなく、ポップやバラードが多いフレディ、ハードロックとその対極に位置するぐらいの静かな曲を出すブライアン、時代のサウンドを重視するロジャー、寡作ながらも民族を超えた支持を得るポップスを生み出すジョンという感じで、メンバーの個性によって様々なタイプの楽曲が生まれている。
Freddie Mercury (1946.9.5 – 1991.11.24)
バンドのメインボーカル、楽器は主にピアノを担当。ステージではギターを弾くこともあった。脚のないスタンドマイクは彼のトレードマーク。ステージ上でのパフォーマンスは圧巻の一言である。日本でもお馴染みの「Killer Queen」「Bohemian Rhapsody」「We Are The Champions」「Don't Stop Me Now」などは彼の作品。ビジュアルの変化が大きかったメンバーの一人で、70年代の長髪貴公子時代と80年代のヒゲマッチョ時代のあまりのギャップに、クイーンやフレディをよく知らない人はショックを受けるとか、受けないとか。1991年にAIDSの合併症により死去。いわゆる天国へコンサートしに行った男の一人。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第18位。
Brian May (1947.7.19 - )
バンドのサウンドの特徴でもあるギターを担当。楽曲によってはボーカルをとることもある。愛称は博士。世界のスタジアムで鳴り響く「We Will Rock You」の作者。自作ギター「レッド・スペシャル」は唯一無二の名器。人のよさに定評があり、世界一紳士的なロックギタリストと呼ばれることも。一方内面はかなり繊細なようで、必要以上に周囲に気を使ったりメンタルが不安定になりやすかったりする。長年髪型が変わらずにいたが、2011年頃突然髪を染めるのをやめたようで、その髪はいまやバッハ状態。なんという天パー。最近はミュージカル女優をプロデュースしたり、ロンドンオリンピックでギターソロを披露するなど、現役バリバリ。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第39位。
John Deacon (1951.8.19 - )
ベース担当。クイーンにおいては“寡黙なベーシスト”のポジションにあり、強烈な個性が揃ったバンドの中で一番地味だと思われがち。ロン毛、短髪、ベリーショート、アフロと、彼もまたフレディと並んでビジュアルの変化が激しかった。物静かなイメージとは裏腹にディスコ好きで、80年代のステージではベースを弾きながら踊りまくっている。衣装も会社員になったり上下青色だったりオレンジ色だったりと、意外と気分屋な模様。堅実とされるベースプレイも実はアドリブ多めだったりする。メンバーによれば怒ると怖いらしい。フレディの死後、クイーンのプロジェクトに参加することはほぼ無い状態で、事実上引退。現在はご隠居生活中。
Roger Taylor (1949.7.26 - )
ドラム担当、なおかつバンドのイケメン部門担当。少年時代に聖歌隊で鍛えた高音ハスキーボイスの持ち主で、クイーンのコーラスの要でもあった。美しいブロンドヘアーが特徴だが、実は髪を染めており、地毛は茶色に近い金髪。バンドメンバーのなかでは一番ソロ活動が盛ん。前期クイーンでは楽曲面での活躍が他メンバーに比べると微妙であったが、後にヒット曲を連発、後期クイーンを支えた。いままで太ったり痩せたりを繰り返し、2004年頃にはサンタクロースの転職したかのようなメタボっぷりだったが、近年は落ち着いてきた様子。よかったね。 フレディの死後、特に00年代に入ってからはブライアンと一緒にクイーン名義で活動することが多い。I want to break freeのPVでの女装はもはや伝説。
ご覧いただいた通り、メンバー全員が作曲できなおかつ全員がヒット作を作っている。
著名な楽曲を多く作ったフレディ、ギタリストらしい楽曲の多いブライアン、初期の尖った作風から後期は作風の幅を広げたロジャー、ポップな作風のジョンと個々の作風が異なっていることもあり、多彩な楽曲が聞ける。
記事の存在する曲は太字表記とした。記事に採用したニコニコ市場の商品はすべて2011年リマスター盤の日本盤である。説明文はCD帯から引用。
記事に採用したニコニコ市場の商品は2001年リマスター盤の日本盤(1、2、4)と現行盤である。
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最終更新:2024/12/21(土) 20:00
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