ファイアーエムブレムとは、任天堂より発売されているシミュレーションRPGのシリーズである。
「ファイヤーエンブレム」などと誤植されやすいが「ファイアーエムブレム」である。(×ヤ○ア、×ン○ム)なお、この誤植名でも商標を登録しているらしい。
大乱闘スマッシュブラザーズDXでマルス・ロイの参戦が決まった当時、
当作品は海外で発売されていなかったにも関わらず外国人の絶大の支持を受けていたという逸話がある。
シミュレーションRPGというジャンルを確立したシリーズ。
ファンタジー世界を舞台に、ほとんどの作品で国家間の戦争を描いている。
大きな特徴として、一度死んだキャラクターは二度と復活しないか、復活に厳しい条件が必要ということが挙げられる。
これによってキャラ一人一人への愛着が増しており、「誰かが死んだらリセット」という遊び方も定着している。
死ななければ無限にレベルを上げられる闘技場というシステムもあり(上述の通り死んだら復活できないのでそれまでのレベル上げはパーになる)、
死ぬか生きるかのギリギリのせめぎあいがまた醍醐味にもなっている。
シリーズ一作目の暗黒竜と光の剣は発売当初の売り上げはイマイチであった。
(当時のスタッフは「出足が悪くて……」とコラムに愚痴をこぼしていた。)
しかし、FEの持つ王道かつ綿密な世界観は大きなお姉さまを中心に多くの淑女を虜にし、
コミケ、ならびにその他即売会と言った口コミにより徐々に知名度が上がっていった。
当然ではあるが、そのゲーム性は『手ごわいシミュレーション』という言葉通りにタフなゲーマーを引き付けた。
その結果、購入者がグンと増えたという逸話がある。
こうした背景を受けてか3作目である紋章の謎で今までの任天堂チックなキャラクターデザインから一変して
少女漫画を髣髴とさせるような耽美なデザインへと変化していった。
(例としてアベルはリメイク前はげっ歯類を彷彿させたが、美男子に変わってる。それがネタにもなった。)
元々ゲーム性は各ゲーム雑誌のレビューを中心に高く評価されており、
残すはビジュアル面のインパクトだとも言われていた現状もあるので
同人人気だけに対応したわけではないが、結果として構想が見事に大当たりし
ゲームバブル絶頂期ということもあって出荷数は70万本を突破。
これにより本シリーズはSRPGというジャンルを業界全体に確立させる金字塔になったのである。
(今でも紋章の謎は本シリーズの人気作品であり、ニコニコ内でも数多くの動画が投稿されている。)
紋章~聖戦の時期はコミカライズを筆頭にドラマCD、果てはOVAなど数多くのメディアミックスを行っている。
それ故に本シリーズは同人、各種メディアとの関係は他の任天堂ソフトよりも密接しており、
任天堂のゲームでありながら任天堂のゲームらしからぬ作品と呼ばれることも少なくない。
(古参の同人エムブレマーには「FEは私(達)が育てた」と自負するものも少なくない。)
FEオンリーの即売会である炎の聖戦は特に歴史が古く、今でも毎年行われている。
高河ゆんや大島永遠(山波ゆうま)、上条明峰(伯明華)といった面々もFEの同人、アンソロを描いていた。
創成期のFE同人作家の中にはその後ISに入社し、ファイアーエムブレムのスタッフに名を連ねる者もいるらしい。
数多くの動画がアップされている。プレイに何かしらの条件を課した制限プレイ・縛りプレイが多く、紋章の謎などの初期作品の物も人気を博している。
プレイに時間がかかるゲームなので、n倍速などの編集がされていることも多い。
シリーズにはいくつかの大陸が登場し、同じ大陸を舞台とする作品の間にはストーリーの繋がりがある。ただし他の大陸の話がゲーム中に出てくることはほとんどなく、同じ世界に存在する物かは分からない。例外として、『外伝』は『暗黒竜と光の剣』と『紋章の謎』二部の間の時間軸のストーリーであり、『暗黒竜』のキャラクターが何人か登場する。また、『聖戦の系譜』は『紋章の謎』の約千年前の話である。このため、アカネイア-バレンシア-ユグドラル大陸に関しては、同じ世界に存在すると考えて良いようである。
『新・暗黒竜』は『暗黒竜』のリメイクである。
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最終更新:2025/12/18(木) 20:00
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