色違いとは「色が違う事」を指す。ニコニコ動画ではその他に以下の様な意味を持つ。
- ゲームのキャラクターで、同じ姿で色だけが違うこと。カラーパレットの変更でキャラクターの種類を増やせるため、容量を節約したかった昔のゲームに多い。色違いのプレイヤーキャラクターについては次の記事も参照。→ 2Pカラー
- 通常と違う色のポケモン(色違いポケモン)のこと。この項で説明する。
概要
色違いポケモンとは、極めて低い割合(8192分の1、およそ0.0122%。XY以降は倍の4096分の1)で出現する、通常とは違う色をしたポケモンのこと。能力は基本的に通常ポケモンと大差ないが、戦闘に出したりステータスを確認したときに光るエフェクトがつくため、光るポケモンと呼ばれることもある。
金銀版で初登場。このシリーズではいかりのみずうみで赤いギャラドスに遭遇するイベントがあるため、第二世代をプレイした人なら一度は見たはず。光るエフェクトは当時が白黒ハードでもプレイ可能であったため、白黒画面での色違い判別用として導入されたシステムだった。
進化による色の変化が複雑で、通常色であれば進化前後でほぼ同じ色をしているポケモンも色違いを進化させると進化前とは大きく違う色になるケースがある(マリルは緑色→マリルリは金色)。逆に通常色との違いが色の微妙な濃淡(グレイシアなど)や模様の赤青反転(トゲキッス系統)程度しかないなど非常に分かりにくいケースもある。
素の出現率は前述の通り1/4096と極めて低いが、以下のように色違いの出現率を上昇させる方法がいくつか存在する。
剣盾でのみ、色違いエフェクトが2種類(スクエア、星型)ある。スクエア型は通常野生ポケモンが出やすく、星型は孵化ポケモンで出やすくなる。ダイマックスアドベンチャーの場合は確定で星型エフェクトになる。
融合させるフォルムチェンジ形態のポケモン(ブラックキュレム・ホワイトキュレム・日食ネクロズマ・月食ネクロズマ・白馬バドレックス・黒馬バドレックス)は融合元のどちらかが色違いであれば色違いになる。
国際孵化
第4世代からの仕様。
国内産と海外産でタマゴを作って孵化させることで、色違いの出る確率が上昇する。第4世代では4倍の1/2048になり(正確には色違い判定が3回増えるので1/2048.4くらい)、第5世代では倍率が6倍(判定回数5回増加)になっており1/1366、更に第6世代からは出現率が素で2倍になっているので1/683の確率で色違いが産まれる。
HGSSでは国際孵化の性格遺伝が無効だったが、BWから性格も遺伝するようになったので有用性が増した。
詳しくは個別記事参照。
更に、第7世代では「妹前固定孵化」という進化系が登場した。こちらも個別記事参照。
ひかるおまもり
BW2以降では全国図鑑を完成させると「ひかるおまもり」を貰える。これは持っているだけで色違いとの遭遇率が上がるというもの。
具体的には色違い判定の回数が2回増えるため、出現率はおよそ3倍の1/1365(XY以降)になる。
国際孵化と併用した場合は判定回数が計7回増加することになるので、元の8倍で1/512になる。この場合はおまもり無しから33%程度の増加になるので、そこまで劇的に上がるわけではない。
7世代以降は地方図鑑を完成させるだけで貰えるようになり、入手難度が下がった。というかそもそも全国図鑑自体が廃止されている。
ソフト別の方法
色違いを入手するための方法は色々用意されている。連続・連鎖系のものは場所を大きく移動したり、電源を切ると連鎖が切れる。
金銀クリスタル
- 第2世代では色違いの判定に個体値が使用されているため、親が色違いであれば子も色違いが産まれやすい(ただし両親どちらも色違いだとそもそもタマゴが作られない)。
細かい条件等は省くが、具体的な確率は1/256~3/256とかなり高い。しかもストーリー中に色違いのギャラドスが確実に手に入るため、連鎖的にタマゴグループ不定形・人型・鉱物以外の色違いを狙うことが可能。ただし仕様上、この方法だと♂♀比7:1のポケモンは無理。
当然、色違いのメタモンをゲットできればタマゴを作れる全てのポケモンで狙うことができる。しかもこの場合の確率は1/64と更に高くなる。
ただし、当然だが孵化環境が今と比べるとすこぶる悪い。タマゴ1つ当たりの労力は今の倍以上であろう。とはいえ1/512と比べても最大8倍出やすいため、効率は良い。
DPt・BDSP
- ポケトレ
使用することで草むらが揺れて、うまいことやれば連鎖して戦闘後に再度草むらが揺れる。連鎖数に応じて色違いの出現率が上昇する。
運と地形にも左右されるが、やり方を把握していれば難しくはない。具体的な方法は関連動画参照。
長くない草むらと花畑でしか使えないため、それ以外の場所でしか出現しないポケモンの色違いは狙えない。
BDSPだと連鎖数に応じて2Vや3Vも確定する。
XY
- 群れバトル
群れバトル自体には特別な効果はないが、5体同時に出てくるため出現率が単純に5倍の1/819になる。
それだけなら大して高い確率ではないが、他の方法とは違って判定回数が増えるわけではないため、ひかるおまもりを持っていれば倍率が乗算されて1/273まで上昇する。しかもあまいかおりを使うだけでいいので非常に楽。
狙える種類は群れバトルにおいて高確率で出現するポケモンだけなので、あまり多くはない。
- 連続釣り
連続で釣りを成功させるだけで、色違いの出現率が大幅にアップする。
具体的な確率は不明だがかなり高くなり、短時間で色違いを入手可能。ただ、連続で釣っていくと判定はシビアになるので、結構集中しないと難しい。
「つれないなぁ…」の時も失敗扱いとなるが、周囲3マスが岩・壁に囲まれている場所、あるいは特性が「ねんちゃく」「きゅうばん」のポケモンを先頭にして周囲2マス以上が岩・壁に囲まれている場所で釣れば、確実にポケモンが食いついてくれる。
ORAS
- サーチ機能
図鑑ナビのサーチ機能で出現したポケモンに忍び足で近づき、連続で倒す(or捕獲する)ことで色違いが出やすくなる。
運次第ではあるが100連鎖しても出ないことも多く、時間がかかりやすい。忍び足さえミスらなければいいので難易度は低いが。
サーチしたときのポケモンの影は草むら(長い・水中含む)では動かないため問題ないのだが、砂漠・洞窟・屋内・水上といった場所では一定間隔で移動する。こちらは忍び足でゆっくり近づく必要があるので、草むら以外の場所で色違いを狙うほどの連鎖を続けるのはほぼ不可能。
SM・USUM
- 仲間呼び
野生のポケモンが戦闘中に仲間を呼ぶことがあるのだが、その後にどちらかを倒して一戦闘中に何度も仲間を呼ばせることで連鎖し、色違いの出現率が上昇する。
ほとんどの野生ポケモンが仲間呼びを行うので、狙える種類はかなり多い。ただし一部のポケモンは仲間呼びをしなかったり、自分と違う種類を呼んだりする。
野生のポケモンのHPを減らす、アイテムのビビりだまを使う、特性「いかく」「プレッシャー」「きんちょうかん」のポケモンを使う、といった方法で仲間を呼ぶ確率が上がる。
特に「プレッシャー」持ちを使っている時は野生のポケモンのPP切れ→わるあがきに注意。残すポケモンを呼ばれた方に変えても同じ系統のポケモンであれば連鎖は途切れないので、適度に入れ替えてPP切れを防ぐとよい。自分のポケモンのPP切れにも注意。
確率は10連鎖以上で色違い判定+4回(≒確率5倍)、20連鎖以上で+8回、30連鎖以上で+12回となり、ひかるおまもりと併用すれば最大で約15倍(1/273)にまで増加する。ただしSMでは255連鎖で連鎖数のカウントがリセットされる(USUMでは修正)。
ちなみに、30連鎖以降は4V確定かつ15%の確率で隠れ特性であるという特典もついてくる。
- ウルトラホール(USUMのみ)
過去作の伝説ポケモンやUBを入手するためにも使用されるが、一部一般ポケモンの色違いが非常に入手しやすくなっている。
一般ポケモンの色違い判定はホールに入った時点で行われるため目の前でのセーブ&リセットは意味をなさない(伝説ポケモンは別)が、一番確率の低い輪っかのない通常ホールでも1%の確率で色違いが出現する。輪っか付きのホールは距離が長くなるほど色違い確率が上昇していき(5000光年で最大)、一重リングで2%~10%、二重リングで3%~19%。オーラが出ている煌びやかなホールでは確定で伝説ポケモンが出現するが、伝説ポケモンを全て取りつくした後は一般ポケモンが出現するようになり、その場合の色違い確率は16%~36%となる。
出現ポケモンは完全に決まっており、種類は多くない(4色それぞれに5種類の計20種類)。
レッツゴーピカブイ
- 連続ゲット
例によって連鎖系で、連続ゲット11回以上で色違い判定+3回(≒確率4倍)、21回以上で+7回、31回以上で+11回となる。また、ひかるおまもりの他にもコロンを使用するだけで色違い判定が+1回されるため、最高で15倍の1/273となる。
しかしピカブイの連鎖には他にはない特徴がある。連鎖中のポケモン以外でも確率が上がり、またフィールド上のシンボルにも色違いが反映される。余計なポケモンのシンボルはしばらくしたら消えるし、連鎖中以外のポケモンに接触しても逃げれば連鎖は途切れない。
つまり、適当なポケモンで31連鎖してコロンを使用した後は目当ての色違いが出るまでその場で待てばいいのである。待っている間に他のポケモンに当たっても逃げれば問題はない。画面から目を離し過ぎると色違いを逃しかねないが、かなり楽に色違いを狙うことができる。
剣盾
- 戦った数
話としてはすこぶる単純で、各ポケモンの図鑑の「戦った数」が多いとそのポケモンの野生での色違い確率が永続的に上昇する(海外の公式サイトで明言されている模様)。ORASのように連続で戦う必要もない。ただし逃げると戦った数は増えないので、普通に倒す(あるいは捕獲する)必要はある。
50匹以上で色違い判定+1回(≒確率2倍)、100匹以上で+2回、200匹以上で+3回、300匹以上で+4回、500匹以上で+5回となり、最終的に国際孵化と同じ確率となる(ひかるおまもりと併用で約1/512)。
各種類個別にカウントされているため何種類も捕獲しようとするとかなり面倒ではあるが、素早くシンボルエンカウントできるポケモンであれば国際孵化よりは楽…かもしれない(なお、ピカブイと違ってシンボルに色違いは反映されない)。また、今作はほとんどの厳選要素を後天的に変えることができるようになっているので、野生産でも十分戦える。
なお、今作には色違いのエフェクトが星と菱形の2種類存在する(性能などには特に差はない)。どちらのエフェクトになるかの確率は色違いの入手手段によって異なり、孵化で菱形を厳選しようとすると色違いのうちの更に1/16という途方もない確率を要求される。一方、野生産であればほとんどが菱形になるので、菱形を厳選したい場合は野生ポケモンがおすすめ。
…ただし、海外の解析(Twitter)や実際に数万体と遭遇して検証した狂人(YouTube)によれば、設定ミスによりまともに機能していないという。何が正しいのか分かり辛い部分なため判断は個々人次第だが、戦った数はあまり信用しすぎない方がいいかもしれない。
余談だが、今作の野生ポケモンにはオーラという要素もある。オーラをまとったポケモンは2V確定で、タマゴ技を最初から所持している場合がある。残念ながら隠れ特性は出現しないが、こちらも戦った数に応じて出現率が増え、最大100匹で2倍になる。
また、野生ポケモン限定の厳選要素として二つ名というものもある。今作ではリボンに応じて「ガラルチャンピオン エースバーン」といった二つ名を付けることができるのだが、野生ポケモンは5%程度の確率で「あかし」というものをリボン枠に持っており、これで二つ名を付けることができる。遺伝などはしないため、色違いのあかし持ちポケモンは非常にレア。ただし対戦で使用すると、野生産である=細かい個体値調節(A0S0など)が基本できていない、というのがバレる。逆に言えばそれ以外の要素は今作で何とでもなるようになった。
- ダイマックスアドベンチャー
剣盾のDLC、冠の雪原での要素。
伝説のポケモンを入手するため、という側面が強いコンテンツだが、シンプルに色違い確率が高く設定されている模様。その確率は1/300、光るおまもり込みで1/100。1周あたり4体まで捕獲できるので、大体25周に1体くらいのペースで何かしらの色違いが手に入る。
ただしこの色違い、なんと終わった後の報酬画面まで色違いかどうか分からない。マルチで同じポケモンを捕まえても色違いかどうかは個人個人で異なる、ポケモンGOに近い方式。
基本的に色違いかどうかを判別するために毎回ボールを消費してしまうため、ガンテツボールなどのレアボールを使いたいときはリセットすることになる。ただしリセットペナルティもあるため、連続リセットは2回までにしてその後は1度普通にクリアする、を繰り返すのがよい。
1/100の確率で色違い伝説を獲得できるというのは中々に破格。
しかしながら1周に時間がかかるため効率がいいかと言われるとやや微妙。そもそも勝率という壁があり、ソロだと勝率が5割を切る場合もありやってられない(攻撃性能の低い相手であればソロでも十分な勝率になるが)。何ならジガルデに関してはマルチでもそうそう勝てない。
一方で一般ポケモンの色違いを同時に狙える、というのが大きなメリットであり、とにかく色違いが欲しい場合には非常に有効。出現するポケモンの種類は決まっているもののかなりの種類がいる。
また、「せっかく出現した色違いを捕まえられなかった」という悲しいことにならないのも良い。
単純作業ではなくある程度楽しみながら色厳選ができる、というのも人によってはメリットだろう。…まあこの運ゲーを楽しめるかどうか、というのは別問題だが。
レジェンズアルセウス
- 大量発生・大大大発生
各地域の探索時に、確率で大量発生や大大大発生が発生する(大大大発生はクリア後)。
特定のポケモンが10体前後と大量に出現するが、色違い確率も大幅に上がっている。
大量発生は色違い判定+25回(約1/158)、大大大発生は色違い判定+12回(約1/315)。大大大発生の方がたくさんのポケモンを捕まえられるが、その分確率は低め。
伝説のポケモンはブロックルーチンが組まれている代わりに、それ以外のポケモンはほぼ全てが大大大発生で狙える可能性がある。ただし、コイル系や原種ニューラ、化石ポケモンなどは大大大発生でも出現しない模様。
なお、当初のバージョンでは大量発生の時にリセマラすることで色違いを確実に出すことができたが、大大大発生実装のタイミングで修正されてリセマラできなくなった。
また、図鑑の研究レベルを10にした場合、そのポケモンの色違い判定が+1回される。今作のひかるおまもりは全ポケモンの研究レベルを10にすることで手に入り、今作では色違い判定が+3回の効果になっているため、ひかるおまもりを入手した時点で全ポケモンの色違い判定が+4回となる。
今作はシンボルの状態で色違いを判別できるシンボルエンカウント方式みたいなものなので、確率が1/892もあれば大量発生外の偶発的な色違い発見の機会も少なくない。
更に、図鑑のタスクを全部コンプリートすると色違い判定が更に+2回される。流石にそこまで埋めるのは大変だが…
タスクコンプリートまで含めた場合、大量発生は約1/128、大大大発生は約1/216の確率で色違いに出会える。
SV
- かがやきパワー
今作ではピクニックでサンドイッチを作ることで各種パワーを付与することができ、その中に色違いの出現率が上昇するかがやきパワーが存在する。
これは対応するタイプのポケモンの色違い率が上昇する効果であり、色違い判定がLv数ぶんプラスされる(Lv3で+3回の約4倍)。
また、他にも特定タイプのポケモンが出やすくなるそうぐうパワー、剣盾から続投のあかしが付きやすくなる二つ名パワーといったものもある。
そのため色違いのあかし持ちの入手難易度は大きく下がったが、一方でまた別の厳選要素として、レジェンズアルセウスと近しい「ポケモンの大きさ」というものがある。
今作のポケモンの大きさは9段階に分かれており、その中でも最大・最小のポケモンはテーブルシティにいる大きさ判定お姉さんに見せることで専用のあかしを付与できる。
・・・のだが、その確率はなんとそれぞれ1/16512。色違いやあかしよりよっぽどレアであり、自力での判別も困難であるため一々捕まえて判定してもらう必要がある。
まあこれも大きいポケモンが出やすくなるでかでかパワー、小さいポケモンが出やすくなるちびちびパワーがあるので、狙うならこれらのパワーを付与しておこう。
- 大量発生
大量発生時にそのポケモンを一定以上倒すor捕まえることで、そのポケモンの色違い率が上昇する。30体以上で色違い判定+1回、60体以上で+2回。かがやきパワー・ひかるおまもりと併用すると、確率は最大で約8倍の1/512となる。
これは自動戦闘システムであるレッツゴーで倒してもOK。色違いのポケモンはレッツゴーで倒さない仕様になっているため、事故って倒してしまう懸念もしなくて良い。
なお、SVはアルセウスと同様にシンボルの状態で色違いを判別できるシンボルエンカウント方式となっているが、音やエフェクトが特にないため実際に目で見るかレッツゴーさせて判断するしかない。シンボルの小さいポケモンや色違いが分かりづらいポケモンは見逃してしまう可能性も高いため要注意。
不思議のダンジョン
一部作品で色違いを仲間にすることができる。ただし全種類に存在しているわけではなく、色違いが存在するポケモンは限られている。
冒険団では36種に色違いがおり、通常色を多く倒すほど出やすくなる。「倒すと確実に仲間になる」「おなかの最大値が通常色の倍」という特徴がある。
救助隊のリメイク作、救助隊DXにおいては、一部ダンジョンに出現する強敵ポケモンが色違いになる場合がある。冒険団のような性能差は無いコレクター要素。
色違いの出現率自体は高く、普通にストーリーを進めている途中に出会った人も多いだろう。ただし、ストーリークリア後に入手可能になる、ポケモンが仲間になりやすくなる装備がないと仲間になってくれない。それがあっても仲間になる確率はさほど高くないので、可能な限り確率を底上げして粘りたい。
探検隊ではイベントキャラとして色違いのセレビィ(通称デレビィ)がおり、超ポケダンでは仲間にすることが可能。また、救助隊DXにおいても少し特殊な方法で仲間にすることができる。
マグナゲートでは色違いのホウオウと戦うことができるが、仲間にはできない。
ポケモンGO
何かしらのイベントの際に適宜色違いが追加されており、野生や卵で入手できる。
最大の特徴として、マップ上で同じポケモンであってもトレーナー毎に色違いかどうかが異なる。
レイドボスでも同様であり、ゲットチャレンジまで色違いかどうかは分からない。
ちなみに、色違いが直接野生で出現するのは進化前のポケモンのみらしい(一部例外もある)。
ただし、ポケモン自体の実装タイミングとそのポケモンの色違いの実装タイミングが基本的に大幅にずれているため、お目当てのポケモンの色違いが実装されていない場合もある。
例えばジョウト地方のポケモンのうち、テッポウオやバルキーなど計9種類のポケモンは2022年2月のGOツアージョウトという一大イベントのタイミングでやっと実装されることとなったが、そのタイミングは第7世代のポケモンが実装される直前である。
ジョウト地方のポケモンの大半が実装されたのは2017年2月であり、この9種類は丸々5年の間色違いが実装されていなかった状態で放置されていた、ということになる。
色違いの出現率は入手手段によって異なる。おおよその確率は以下の通り。
・野生:1/500
・卵:1/50
・レイド(一般ポケモン):1/50
・レイド(伝説ポケモン):1/20
・コミュニティデイ:1/20
・レイドバトルデイ:1/10
この中でも特に、コミュニティデイでは色違い入手が容易。一種類のポケモンしか出現しないが、対象ポケモンはわんさか出るので簡単に手に入る。ただし、「デイ」とか言っておきながら3時間しかイベントが行われないため要注意。割とクソ運営
ポケモンGOからのポケモンHOMEへの移送も実装されたので、色違いが欲しい場合はポケモンGOはかなりの狙い目。難点があるとすれば、ボールの種類が少なく所謂オシャボがしづらいことだろうか。特にレイドなどではプレミアボールしか使えない。
色違いブロックルーチン
BW以降の一部の伝説のポケモンと幻のポケモンには「色違いブロックルーチン」といわれるシステムが組み込まれており、これらのポケモンは通常のプレイでは色違いが入手できなくなっている。剣盾では伝説ポケモンだけでなく、最初の御三家にもブロックルーチンが組まれた。
これは改造判定だけでなく単純にゼクロム、レシラム、カイオーガ、グラードン、レックウザのようなストーリーに関わってくる戦闘で色違いを出してしまうと、ストーリーの演出で動くポケモンのグラフィックと実際の戦闘時の色が噛み合わなくなって展開的に台無しになってしまうことを防ぐための措置といわれる。
ただし幻以外は後の世代では普通に入手できるようになる。その世代中に配信で入手可能になる場合も。
英語では
英語では色違いのことは"Shiny"と言われることが多い。そして、色違いブロックルーチンは"Shiny Lock(ed)"と言われる。また、色違いの文脈で"stars" と言われた場合はそれは色違いの光るエフェクトが星型であるという意味。
例えば、以下の例文
In Pokemon Sword & Shield, Calyrex and Galarian Birds are Shiny Locked. Regieleki and Regidrago are not. All Shiny Pokemons in Dynamax Adventure are stars.
は、以下のように意訳できる。
ポケモンソードシールドの中では、バドレックス(Calyrex)とガラル三鳥は色違いブロックルーチンの対象である。レジエレキとレジドラゴはそうではない。ダイマックスアドベンチャーの色違いポケモンは星型エフェクト。
備考
幻のポケモンの色違いは当然ながら入手難度が全体的に高い。そもそも5世代以降はブロックルーチンが組まれたため、直接色違いが配布されない限り入手は不可能。
その中でも、セレビィはクリスタルバージョンのVCが配信されるまで、色違いが実装済みの中では最もレア度が高かった。不思議のダンジョンシリーズでは登場する数少ない色違いなのに、本編シリーズでは文字通り幻級であったのだ。
その理由は、色違いのセレビィを狙えた唯一の配布が「そもそもこの方法でセレビィをゲットした人がほとんどいない」方法だったため。
それは当時まだ普及率の低かった携帯電話が必要な、マイナーなネットワークサービスを使用する方法。しかもセレビィ配布の宣伝もほとんどなかったようで、配布の事実も知らなかった人が多かったと思われる。
その上で1/8192を狙う必要があったため…正規の方法で入手した人が一体どの程度いたのか、気になるところである。
そんなセレビィも、クリスタルVCでは特別なことをしなくても捕獲イベントが発生するようになっており、無事色違いを入手しやすくなった。…1/8192を引く必要があるというのは変わらないが。
関連動画
関連項目
- 11
- 0pt