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マックオーエス

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macOSマックオーエスとは、AppleMacintoshに搭載されているOSである。

19842001年リリースされた旧バージョンについては「Classic Mac OSクラシックマックオーエス」を参照。→

概要

旧名称は「Mac OS X」「OS X」。

macOSはClassic Mac OSMac OS 9に続く10番メジャーリリースとして登場したMac OS X v10.0 Cheetahより現在の最新版macOS 14 Sonomaまで続くOSである。2001年3月に「Mac OS X v10.0 Cheetah」という名称で最初のバージョンリリースされ、以降1〜2年おきに大規模なバージョンアップが行われている。2023年10月時点の最新OSはmacOS 14 Sonoma。10.0以降は「Mac OS X」であったが、10.7以降は名称が「OS X」へと改められており、10.12からはさらに「macOS」へと改められた。また、2020年には2001年のMac OS X v10.0 Cheetahより続いたバージョンナンバー「10」から19年ぶりにバージョンナンバーが変更され、macOS 11 Big Surとなった。

独自開発を行っていたMac OSとは異なり、本製品からUNIXベースとしている。

トラックパッドによるタッチジェスチャー操作を軸としたユーザインタフェースや、OS上にアプリケーションダウンロード販売から自動インストールアップデートまでの仕組みを組み込むなど、先進的な機を多く搭載する事が特徴。一方でベースUNIXを用いており安定性も高い。新しさと安定性を兼ね備え、様々なユーザーに受け入れられやすいOSとなっている。

歴史

macOSのルーツは、1986年開された「NEXTSTEP」である。

カーネルにはカーネギメロン大学開発された「Mach」(マーク)を採用した。これは4.3BSDソースを元に修正を加えたもので、互換性も維持されていた。インターフェースも独特のものを開発し、Dockに相当する機も備えていた。その後、カーネルを分離してGUI周りなど一部機開した「OPENSTEP」 をリリースし、サン・マイクロシステムズ(現:オラクル)など他社のUnixワークステーションOSにも採用された。

Appleは次世代OSとして「Copland」を開発していたものの、難航して1996年に中止を決定し、他社で開発したOSベースに次世代OS開発するプランが浮上した。そこに名乗りを上げたのが、創業者であるスティーブ・ジョブズが立ち上げたNeXT社の「NEXTSTEP」と、同じく元Appleの技術リーダーを務めたジャン=ルイ・ガセーが立ち上げたBe社の「BeOS」だった。システムの軽さや柔軟性ではBeOSが優位に立っていたものの、当時は完成とはいえないレベルだったこともあり、Apple実績のあるNEXTSTEPを採用することとなった。

新しいOSプロジェクト名は「Rhapsody」と呼ばれ、開発に至っては、従来のNEXTSTEPAPIを元にした「Cocoa」のみならず、従来のMac OSAPIに近い「Carbon」という新しいAPI制作した。インターフェースも、NEXTSTEPMac OSの機を兼ね備えつつもブラッシュアップされた「Aqua」を新規に開発した。

こうして2001年3月に、最初のバージョンである「Mac OS X v10.0 Cheetah」がリリースされた。その後、幾度かの名称変更を行いながら、現在に至るまでバージョンアップが重ねられている。

エディション

他社製品の様に複雑なエディションは存在せず、通常版と、通常版へ追加インストールする形で使用する「OS X Server」という2種類のみが用意されている。2022年4月21日Server提供終了が発表されたため、エディションは通常版のみとなった。

通常版はV10.9よりアップグレードが無料となっている。これはOSパッケージ販売を止し、OS備え付けのオンライン販売(Mac App Store)に限定することによって、新規はMac本体の購入時のバンドルとなったため単独販売をする必要がなくなったからである。その代わりアップグレードの頻度が高く、更にOSだけ新たに手に入れることはほぼ不可能となったため、一概に競合他社との価格較はできない。

バージョン

バージョンには、下記の通りコードネームが当てられている。

macOS 命名規則対応表
macOSのバージョン コードネームの命名規則
Public BetaV10.8 ネコ科の猛名前
V10.9~ Apple本社のあるカリフォルニア州にちなんだ地名

バージョンを重ねるたび、ドラスティックにアーキテクチャを変えていく傾向にある(PowerPCからIntelへの変更、32bitOSから64bitOSへの移行など)が、都度、救済策やシーレスな移行を提供しているため、ユーザが意識することは少ない。

Mac OS X Leopardレパード

2007年10月26日リリースコードネームの由来は、ネコ科の猛ヒョウ」(レパード)から。

UIの変化が進み、Dockのデザインが従来の半透明なパネル状のものから、メタリックなトレイのようなものに変更されている。また、ヘアライン仕上げだったメニューバーも模様のないシンプルメタル調となり、シックな雰囲気となった。

能面においては、OSバックアップを自動で取得してくれる「Time Machine」や、Windowsとのデュアルブートに公式対応した「Boot Camp」、ファイルの内容を簡単に確認できる「Quick Look」など、現在に続く基本機がここで導入されている。他方で、Classic環境止など、レガシーなものとの決別が図られたバージョンにもなった。

Mac OS X Snow Leopardスノーレパード

2009年8月28日リリースコードネームの由来は、ネコ科の猛ユキヒョウ」(スノーレパード)から。

安定性と性の向上に努めており、インストール後のファイルサイズについても前バージョン較して数GB少なくなっているなど、根強い人気を誇っていたバージョンである。反面、立つ新機の導入は少ない。2年後の次期バージョンLionリリース前になって、追加の新機Mac App Store」が導入された。以後、OS XのバージョンアップはこのMac App Store経由にて行う形式となった。

OS X Lionライオン

2011年7月20日リリースコードネームの由来は、その名の通りネコ科の猛ライオン」から。

バージョンより、Mac App Storeからのオンラインアップデート方式となった。安定性と性の向上に努めていた前バージョンから逆にを取り、大胆な機追加と変更が加えられたバージョンである。iPhoneをはじめとしたiOSデバイスを使用するユーザーから見て違和感が感じられないよう、iOSとの親和性の向上に重点が置かれている。データの保存をユーザー意識させない「オートセーブ」や、OSを起動した際にシャットダウン前の状態が再現されている「再開」、ひとつのアプリケーションのみが画面を占める「フルスクリーンアプリケーション」など、iOSの使用感に近付けるような新機が搭載されている。また、本バージョンよりタッチジェスチャーについてiOSとの操作感の統一が図られた。

OS X Mountain Lionマウンテンライオン

2012年7月25日リリースコードネームの由来は、ネコ科の猛ピューマ」の別名(山ライオン)から。

iOSから「リマインダー」「メモ」「メッセージ」「通知センター」など多くのアプリが新機としてOS Xへ移植されているほか、認されていないアプリインストールを制限するセキュリティGatekeeper」や、スリープ状態でも各種更新作業を行ってくれる「Power Nap」などが新たに登場した。

OS X Mavericksマーヴェリックス

2013年10月22日リリース。本バージョンより、コードネームの命名規則が従来の「ネコ科の猛シリーズから「カリフォルニア州の地名」シリーズへと改められた。Mavericksの由来は、カリフォルニア州パチーノ付近のサーフスポット「マーヴェリック海岸」から。

パフォーマンスの改善に重点が置かれたバージョンとなっており、CPU動作を効率化させる「タイマーコアレッシング」や、ウィンドウなどに隠れて見えない部分の描写・動作を抑える「App Nap」、非アクティブ状態のアプリケーションの使用メモリ圧縮する「圧縮メモリ」などの新機が搭載されている。

OS X Yosemiteヨセミテ

2014年10月17日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州中央部の国立公園ヨセミテ国立公園exit」から。

V10.5 Leopard以来のUIデザイン変更が施され、従来のメタル調から、と半透明を基調としたフラットデザインとなった。これにより、iOS 7以降のデザインとの調和が図られた。

能面では、iOSデバイスとの連携が大幅に強化されている。MaciOSデバイスが同一エリアに存在している場合、お互いをリアルタイム同期する「Handoff」、Mac側からテザリングオンオフ制御ができる「Instant Hotspot」、Mac電話の発着信・通話ができる「電話」、などの機が利用可となる。また、当バージョンよりIMEが「ことえり」から新たに「日本語IM」へと更改されている。

OS X El Capitanエル・キャピタン

2015年10月1日リリースコードネームの由来は、ヨセミ国立公園(前バージョン参照)内に存在する世界最大級の一枚岩「エル・キャピタンexit」から。

バージョンの地名の中にある観光スポットがコードネームとなっていることから、「Snow Leopard」や「Mountain Lion」と同様に、安定性と性の向上に集中したバージョンであることを表していると思われる。

新機能面では、フルスクリーンアプリケーションを左右2分割で表示することが可となる「Split View」が追加された。また、マップ(Apple)での乗り換え案内機追加や、Spotlight検索自然言語入力に対応したほか、日本語IMに「ライブ変換」という自動文字変換機が搭載された。

macOS Sierraシエラ

2016年9月21日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州の中央部を縦断する強大な山脈「シエラネバダ山脈exit」から。

バージョンから製品名称が見直され「OS X」から「macOS」へと変更になっている。なお、前述の通り、コードネームは従来から変わらず「カリフォルニア州の地名シリーズ」のままである。

新機能面では、macOSでも「Siri」「Apple Pay」「Touch ID」に対応したほか、Apple Watchを利用して自動ログインする「オートアンロック」、iOSデバイスクリップボードの内容を共有する「ユニバーサルクリップボード」、全く使用されていないファイルiCloudへと自動的に移動させストレージ容量を確保する「オプティマイズド・ストレージ」、iPadで採用済みの動画マルチタスキングピクチャ・インピクチャ」、すべてのアプリケーションがタブ対応となる「タブ表示」、などが追加された。

macOS Hith Sierraハイシエラ

2017年9月26日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州東部にあるシエラの中にある領域から。

新機能面では、2016年6月13日に開催された WWDC 2016 の基礎講演にて発表 Apple File System (APFS) への対応やサードパーティ製の NVMe SSDサポートが追加されている。

また、 Boot Camp 経由で Windows 7Windows 8.1 が使用できる最後の macOS になっている。

macOS Mojaveモハベ

2018年9月25日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州ユタ州、ネバダ州アリゾナ州にまたがる砂漠地帯から。

みんな大好き ダークモード を搭載した最初の macOS 。

新機能面では、の中で対応している電化製品を IoT技術 で制御できる 「Home」 や 「Apple News」 、 「Voice Memos」が追加され、 iOS との連携も強化されている。

特に 「FaceTime」 では最大で同時32人でのビデオ会議ができるようになった。

Boot Camp 経由で起動できる Windows OSWindows 10 のみとなった。

macOS Catalinaカタリナ

2019年10月8日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州ロサンゼルスに浮かぶサンタカタリナから。

Mac OS X v10.0 以降、 20年にかけてリリースされてきた 10.x シリーズ最後の macOS 。

新機能面では macOS ・ iOS / iPadOS の両環境で動作するアプリケーション開発できるようになるフレームワークMac Catalyst」により、開発者の自由が広がった。

その他 iOS12 以降に搭載されていた「スクリーンタイム」なども追加された。

macOS Big Surビッグサー

2020年11月13日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州セントラルコーストにある沿地域ビッグサー。このバージョンからはカリフォルニア州の地名がコードネームに使われるようになった。

Big Sur からバージョンナンバーは 11 になった。

また、 macOS 11 (Big Sur 以降) からは Apple Silicon (Apple が自社開発している ARMアーキテクチャ) に対応。

Big Sur からは全体的に UIリデザインされて、より iOS に近いインターフェースになっている。

その他 iOS / iPadOS には搭載されている「コントロールセンター」の追加、新しくウィジェットを配置できるようになった「通知センター」の改善が行われている。

macOS Montereyモントレー

2021年10月25日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州モントレーにあるモントレーという町から。

このバージョンからデフォルト壁紙綺麗風景ではなく絵になっている。なんか悲しいんだよ

新機能面では、iOS / iPad OS等で使われていた「ショートカットアプリが macOS 版として追加され、 「Safari」の再設計、「AirPlay」、「集中モード」が追加された。

macOS Venturaベンチュラ

2022年10月24日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州ベンチュラにあるサンブエナベンチュラという都市から。

新機能面では、LINE の送信取り消し機に近い機が「iMessage」に追加され、ウィンドウを直感的に管理できる「ステージマネージャー」が追加されている。

macOS Sonomaソノマ

2023年9月26日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州にあるワイン産地のソノマから。

ウィジェットデスクトップ画面上のどこにでも配置可となったほか、iPhoneのウィジェットを使用できるようになった。また、各種アプリに細かい機強化が施された。

macOS Sequoiaセコイア

2024年9月16日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈のセコイ国立公園から。

バージョンから「Apple Intelligence」に対応した。iPhoneの画面をMac上に映し出し操作できるiPhoneミラーリングを搭載したほか、iCloudキーチェーンが「パスワード」として独立アプリ化した。

macOS Tahoeタホ

2025年9月15日リリースコードネームの由来は、カリフォルニア州のタホから。

このバージョンからバージョン番号の命名規則が変更され、西暦年数ベースとなった。

UIが大きく変更となり、「Liquid Glass」というデザイン言語が採用された。LaunchPadがSpotlightと統合された。

主要な機能・アプリケーション

Boot Camp

Leopardにて実装Boot Campブートキャンプ)は軍隊での訓練を意味するスラング。詳細は記事「Boot Camp」を参照。

これを導入することにより、Intel MacにおいてWindows XP以降のWindowsが利用できるようになる。外見がMacなのに中身がWindowsという不思議な感じが何とも言えない。もちろん普通Windowsマシンべるとドライバが一部未対応などではあるが、一般利用ではほとんど問題のレベルで利用出来る。また、グラフィックカードの性にもよるが3Dゲームも余程高スペックめるゲームではい限り起動は可である。

Mac App Store

Snow Leopardリリース後の2011年1月6日に、追加のバージョンアップとして実装された。

iOSApp Storeと同種の機をMac OS Xに搭載したもの。OS上にて各種アプリケーション購入からダウンロード、自動インストールバージョンアップまで一括管理する。また、Lion以降のバージョンについては、Mac OS Xそのもののアップグレードや本体ファームウェアの更新についても本機で実施するようになった。

フルスクリーンアプリケーション

Lionにて実装。対応するアプリケーションフルスクリーン表示する機。通常の画面最大化とは異なり専用のUIで表示され、メニューバーとDockが隠れた状態となる。フルスクリーンアプリケーションごとに個別の仮想デスクトップ領域が割り当てられ、後述の「Mission Control」で画面を切り替えることが可ディスプレイ表示領域の小さなMacbook Air / Macbook Pro向け。

Mission Control

Lionにて実装Mission Controlミッションコントロール)は「」という意味。

Snow Leopardまでの3つの機デスクトップ上のウィンドウを一時的に整列表示させる「Exposé」、仮想デスクトップの作成・切替を行う「Spaces」、ウィジェットをまとめた「Dashboard」を統合したもの。仮想デスクトップおよびデスクトップ上のウィンドウをまとめて一覧表示・管理できる(Dashboardは仮想デスクトップのひとつとして表示される)。

オートセーブ、バージョン

Lionにて実装

以降、書類の編集・保存は「オートセーブ」「バージョン」による方式となった。これは従来の「名前をつけて保存」「上書き保存」のようなファイル保存方式とは異なり、編集のたびに都度、内容が自動で上書き保存されていく形となる。ただし、これまでの編集履歴が「バージョン」という形ですべて記録されており、自由過去バージョンまで遡って編集をやり直すことができる。

再開

Lionにて実装現在開いている書類やSafariページといった、現時点でのOS上の状態がすべて記録されており、予期せぬ再起動やシャットダウンが発生しても、OS起動時にはそれまでの状態がそのまま再現される。

AirDrop

Lionにて実装AirDropエアドロップ)は「パラシュートによる中投下」という意味。

特別な設定不要で、近くにいるMacワイレスでのファイルのやり取りが行える。Finderの中の一項として表示され、AirDrop上に表示された他ユーザーアイコンファイルドラッグアンドドロップを行うだけでファイルが送信される。

同じ機iOSにも実装されており、OS X YosemiteおよびiOS 8にて、OS XとiOS間においてもAirDroでのファイルのやり取りが可となった。

Launchpad

Lionにて実装日本での読み方は「ローンパッド」。

Mac内のアプリケーションを、iOSホーム画面のようにタイル状に一覧表示してくれる。このLaunchpad上では、iOS同様にアプリの移動や削除、フォルダ化などを行うことができる。内容としてDockと重複する点も多いが、これはiPhoneiPadをきっかけとしてMacを導入(ハロー効果)したユーザーに対し、iOSと似たフィーリングの操作を提供する的があると思われる。なお、Moutain Lion以降は、Launchpad上部に検索フィールドが追加された。

通知センター

Mountain Lionにて実装iOSに搭載された同名のものと同じ機。対応する各種アプリケーションの新着情報を一括管理・表示してくれる。新着情報は、随時画面右上ポップアップで表示されるほか、トラックパッドの右端から(むしろトラックパッド外から)左方向へ二本スワイプすることで、画面の通知一覧領域をスライド表示させることが可

Gatekeeper

Mountain Lionにて実装Gatekeeper(ゲートキーパー)は「門番」という意味。

マルウェアの脅威から身を守るために実装されたセキュリティアプリケーションの実行制限を「Mac App Storeからのアプリケーションのみ許可」「Mac App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーション許可」「すべてのアプリケーション許可」の3パターンより選択することができる(デフォルトは2番の設定)。

Power Nap

Mountain Lionにて実装Power Napパワーナップ)とは、15~30分程度の短い仮眠を意味する造語

Macスリープ状態となっている時でも、メールの受信やiCloudとの同期Time Machineによるバックアップといった各種最新化を行ってくれる。なお、これらの動作はMac本体のライトファンを動作させず非常に静かである。

共有

Mountain Lionにて実装iOSに搭載されている同名の機と同じもの。OS Xのアプリケーションには矢印マークの「共有ボタン」が設置されており、選択することで、そのアプリケーション現在開いている文章・写真URLといった様々な情報を外部へと共有できる。共有する手段は、Mountain LionよりOSに統合されたTwitterFacebookメールあるいはAirDropというように多岐にわたる。

音声入力

Mountain Lionにて実装iOSに搭載されている同名の機と同じもの。キーボードによる打のかわりに音で文章入力することができる。テキストフィールドカードルを合わせた状態で「Fn」(ファンクション)キーを2回押すことで起動する。マイクから収録した音ネットワークを経由してAppleサーバにて認識処理される仕組みのため、Macネットワークに接続されていることが条件となる。

iCloud

Lionにて実装され、Mountain Lionで強化された。詳細は記事「iCloud」を参照。

MobileMe」の後継として、2011年10月12日よりサービスが開始された、Appleクラウドサービス。これまでiTunesが行っていたデジタルハブとしての役割をクラウドに置き換えたもので、メールSafariブックマーク写真iTunes Storeで購入した楽曲などをすべてクラウド上で管理してくれる。そのAppleIDが登録されているiOSデバイス / Macであれば、すべて自動的にデータ同期が行われるほか、楽曲であればクラウド上から直接ストリーミング再生をすることなどが可になる。

Facebook連携

Mountain Lionにて実装SNSの「Facebook」をOSシステムレベルで統合されており、あらかじめOS X上でアカウントを登録しておくだけで、自動的に「連絡先」「共有」「通知センター」がFacebookの対応する機と連携する。
後のバージョン止された。

Twitter連携

Mountain Lionにて実装SNSの「Twitter」がOSシステムレベルで統合されており、あらかじめOS X上でアカウントを登録しておくだけで、自動的に「連絡先」「共有」「通知センター」がTwitterの対応する機と連携・同期する。
後のバージョン止された。

マップ

Mavericksにて実装。詳細は記事「マップ(Apple)」を参照。

iOS実装されていた同名の機が、OS Xへと移植されたもの。UIに多少の差異はあるものの、その内容はiOSと同様で、「連絡先」「Safari」「カレンダー」などのアプリと連携することが可

iOS 6でリニューアルされたバージョンベースにしており、OS X版でも、ニューヨークロンドンといった大都市の立体画像を表示する「Flyover」の機は健在である。加えて、iOS 8より追加された機「Flyoverツアー」にも対応している。2015年10月時点では、日本での「Flyover」は東京札幌小樽静岡長崎が、「Flyoverツアー」は東京札幌が対応している。

なお、iOS版初期においては、地図データの不備による騒動が発生していた(記事「iOS6マップ不具合事件」参照)が、OS X版リリース時点では改善されているため、はない。

Handoff

Yosemiteにて実装Handoffハンドオフ)は「引き継ぎ」「手渡す」という意味。

同じIDiCloudログオンしているデバイス間で、様々な情報リアルタイム同期する機。これら機の実行にはブルートゥースが用いられている。

現在作業しているアプリリアルタイム同期
Handoffオンになっているデバイス同士で、作成中のメールドキュメントなどがリアルタイム同期される。例えば、iPhoneにてメールを作成中の場合にMacbookを起動させると、その作成途中のメールがそのままの状態で表示されている。
iPhoneでの通話」機
iPhoneを含めたデバイスHandoffオンになっている場合、iPhoneにかかってきた電話Macbookなどの他デバイスで受けてそのまま通話したり、逆に連絡先アプリなどから電話をかけることが可となる。

タッチジェスチャー

OS X搭載デバイスMacintosh)は、ノートの場合であれば標準搭載のトラックパッドデスクトップの場合はマジックトラックパッドまたはマジックマウス上で、複数本のによるタッチを検出することが可であり、それらを用いた(マルチタッチジェスチャーにてデバイス操作を行う。

→詳細は「タッチジェスチャー」参照

macOS(トラックパッド/マジックトラックパッド)のタッチジェスチャー一覧
2本 3本 4本
タップ コンテキストメニューを表示 辞書で調べる -
ダブルタップ ページ拡大/縮小 - -
トリプルタップ - - -
リック - - -
スワイ ページ切替 (左右)
ページスクロール (上下)
画面切替 (左右)
Mission Control表示 (上)
Mission Control非表示 (下)
Exposé (下)
-
ドラッグ ファイルドラッグ[1] - -
ピンチイン 縮小 - Launchpad起動
ピンチアウト 拡大 - デスクトップ表示
回転 回転 - -

余談

OS X Mavericks以降の名称について

前述の通り、OS X Mavericks以降の名称は、それまでのネコ科の猛シリーズからカリフォルニア州の地名のシリーズへと変更されており、OS X 10.9はクパチーノ付近のマーヴェリック海岸から「Mavericks」が、OS X 10.10は州中央部のヨセミ国立公園から「Yosemite」が採用されている。

以降の名称に関して、Apple(が設立したシェルカンパニー)からいくつか商標登録がされており、以下の一覧の中から採用される可性が高い。

関連動画

Mac OS X Tiger

OS X Lion

OS X Mountain Lion

OS X Yosemite

その他

関連静画

擬人化

外部リンク

関連項目

脚注

  1. *一方のファイルホールドした状態で、もう一方のを動かすことでファイルドラッグが行える
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