競走馬の繁殖において、種牡馬の種付けの前に繁殖牝馬の発情を確かめるためにあてがわれる「当て馬」を主人公にした馬のお仕事漫画。
マッグガーデンの「ワンアイデア×動物まんが賞
」大賞受賞作。2024年9月5日発売の「月刊マッグガーデン」10月号に読み切りとして掲載、同誌のWEB漫画サイト「マグコミ」にも同日掲載されると、X(旧Twitter)の競馬ファンを中心に大きく話題となった。
作者の高草木こぶは元牧場従業員で、X(旧Twitter)で競走馬の二次創作漫画を発表しているほか、競馬専門誌や一口馬主クラブの会報などに漫画やイラストを寄稿、トレセンの厩舎のロゴイラストなども手掛けている。特にリアルに描くのが難しいとされる馬の画力の高さには定評があり、漫画的なデフォルメを交えつつもリアルな競走馬の作画が本作では存分に活かされている。
作中に登場するのは実質2頭の馬のみ、名前のみの登場を含めても4頭だが、絶妙なリアリティのある設定と競馬ファンのツボを撃ち抜く描写から、主人公・アカギファルコの勝ったGⅡはどのレースなのかといった考察や、アカギファルコやパルメニオンの現役時代についての幻覚を語り出す競馬ファンが続出、「アカギファルコ」がトレンド入りするまでに至った。
なお、「ワンアイデア×動物まんが賞」の募集要項によると大賞は「賞金50万円+連載確約」だそうなので、本作も連載化される……のかと思われたが、どうやら「連載確約」は受賞作ではなく受賞者へのものだったようで、2025年4月より、「カクヨム」連載のパラダイス農家の小説『ウマの言葉は理解りませんだから静かにしてください!』の高草木こぶによるコミカライズが連載開始となった。こちらも原作が競馬小説であるため、本作で見せた馬の画力が存分に活かされている。
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最終更新:2025/12/13(土) 10:00
最終更新:2025/12/13(土) 10:00
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