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6500万年前―――恐竜が隆盛を極めていた時代。
地球を支配しようとする戦闘民族と、地球を守ろうとする選ばれし騎士たちが抗争を繰り広げていた。
地球に巨大隕石が落下し恐竜の時代が終わろうとするとき、悪の戦闘民族は地球を捨てて宇宙に逃げ、
選ばれし騎士たちは地球とともに静かに生きる道を選んだ。
いつか来るであろう戦いの日に備えて、大いなる力をもつ恐竜たちを神殿に眠らせたのだった―――。
平成時代最後の今。悪の戦闘民族が地球に戻って来た。宇宙で悪事の限りを尽くし、
さらなる凶暴な力を手に入れたのだ！
騎士竜戦隊リュウソウジャーとは、2019年3月17日から2020年3月1日まで放送されていた特撮テレビドラマであり、スーパー戦隊シリーズ第43作目である。上記あらすじは東映公式サイト
より抜粋。
概要ティラ～♪
2019年5月から新年号に移行することに伴い、平成最後にして新年号最初の戦隊シリーズとなる作品。前作「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」が2月10日に終了後、翌週から「4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル！」が放送されることに伴い、初の3月中旬スタートとなる。
モチーフは騎士×恐竜。メインのモチーフには”正義”を司る西洋騎士を導入し、そこに”最強”の象徴である恐竜の要素を組み込む形となる。恐竜モチーフ戦隊は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」「爆竜戦隊アバレンジャー」「獣電戦隊キョウリュウジャー」と10年ごとに3作製作されており、本作により6年ぶり4度目の同モチーフが採用されることになった。ジュウレンジャーがマンモスやサーベルタイガーなど恐竜以外の古代生物を取り入れ、アバレンジャーとキョウリュウジャーは実在の恐竜のみで構成されているのに対し、リュウソウジャーでは一部メンバーに史実には無い架空の恐竜を用いている部分が異なる。
主な製作スタッフは、東映側のプロデューサーに「女刑事みずき～京都洛西署物語～」「遺留捜査」を手掛け、ニチアサ特撮は「燃えろ!!ロボコン」以来約20年ぶりの担当となるベテランの丸谷真哉と、「仮面ライダーゴースト」を手掛けた高橋一浩の2人体制。メインライターには丸山とは遺留捜査で共に仕事をし、「不能犯」「honey」など実写ドラマで活動している山岡潤平を起用。パイロット版監督には「仮面ライダーエグゼイド」以降、平成仮面ライダーシリーズで高い評価を得ている上堀内佳寿也が戦隊初参加にしていきなりのメイン担当となった。音楽には「臨場」「警視庁捜査一課9係」など東映刑事ドラマ作品を手掛ける吉川清之が参加と、ニチアサ枠以外の実写ドラマ経験者を中心にした顔ぶれが揃っている。
また本作は、TVシリーズが同年8月より「パワーレンジャー・ダイノソウル」として韓国で放送される。本国でのスーパー戦隊シリーズTV放送は同じく恐竜モチーフ戦隊の「獣電戦隊キョウリュウジャー」以来2度目で、現行シリーズの海外放送は43作目にして初。
登場人物とキャストティラ～♪
騎士竜戦隊リュウソウジャー
- コウ/リュウソウレッド…一ノ瀬颯（いちのせ・はやて）
「勇猛の騎士、リュウソウレッド！」
マスターレッドからリュウソウレッドを受け継いだリュウソウ族の青年。本編時点で209歳。
富士の樹海にある神殿を守りながら鍛錬を積んでいたが、ドルイドン族の襲来と下界の人間であるういとの出会いを機にメルト、アスナとともに旅立つ。タンクジョウはマスターの命を奪った宿敵。
相棒の騎士竜はティラミーゴ。 - メルト/リュウソウブルー…綱啓永（つな・けいと）
「叡智の騎士、リュウソウブルー！」
コウと共に旅立った仲間の一人。冷静沈着な計略家で、一度見たものは忘れない記憶力の持ち主。
一方で努力家でもあり、常に先頭に立つコウの事を密かに羨ましく思っている。
相棒の騎士竜はドリケーン。 - アスナ/リュウソウピンク…尾碕真花（おさき・いちか）
「剛健の騎士、リュウソウピンク！」
元気で愛嬌もあるコウの仲間の一人。リュウソウ族の中では最も高貴な家柄での育ち。
物の本質を見抜く力があるが、言うタイミングを逃しがち。女性戦士ではシリーズ通して珍しいパワー型で、その怪力は岩をも軽く砕く。
相棒の騎士竜はアンキローゼ。 - トワ/リュウソウグリーン…小原唯和（おばら・ゆいと）
「疾風の騎士、リュウソウグリーン！」
コウ達よりも先に旅立った兄弟の弟で、スピードに秀でた騎士。
あまり悩まず判断が早い自信家。負けず嫌いな性格もあり、コウとは時折張り合っている。その実力は折り紙付きで、本編開始前の話である「スーパー戦隊最強バトル！」にてリタとガイソーグを打ち負かすほどの手練。
相棒の騎士竜はタイガランス。 - バンバ/リュウソウブラック…岸田タツヤ（きしだ・たつや）
「威風の騎士、リュウソウブラック！」
数年前は指輪の魔法使いの友人だったトワの兄。本編開始時点ですでにマスターレベルの実力を持ち、豊富な経験と強い信念を持つ。
寡黙で不愛想な昭和顔だが、弟思いの良き兄貴。コウ達とは別行動をとることも多い。
相棒の騎士竜はミルニードル。 - カナロ/リュウソウゴールド…兵頭功海（ひょうどう・かつみ）
「栄光の騎士、リュウソウゴールド！」
6500年前に海へ潜ったリュウソウ族の末裔。海に棲む同族繁栄のため、陸にて真剣に婚活を行っている。
超節約家な性分が災いして婚活は難航しているが、惚れた女性の為なら身を投げうつ男。
相棒の騎士竜はモサレックス。 - ティラミーゴ…(声)てらそままさき
コウの相棒で、ティラノサウルスが強化された騎士竜。バトルスキルに秀でており、Tレックス特有の噛みつきや尻尾を振り回す戦いに加え、各種砲撃などの攻撃手段も持ち合わせている。
シリーズ久々の単独変形が可能な巨大戦力で、人型のキシリュウオーに変形する。
リュウソウルにより普段は等身大でいることが可能で、TVからの情報だけで人間の言語を覚えられるなど知能も高い。 - ディメボルケーノ…(声)高木渉
ディメロドンが強化された騎士竜。ティラミーゴよりも前から言語を習得しており、問答を好む。
背びれと尾の部分から発せられる灼熱が武器で、問答に答えられなかった者や悪しき者はその炎により焼き尽くされる。
キシリュウオーの強化パーツの役割も持ち、合体することでキシリュウオーディメボルケーノになる。 - モサレックス…(声)竹内良太
カナロの相棒で、モササウルスが強化された騎士竜。ディメボルケーノとは以前から面識があり、義兄弟のような間柄。体内にアンモナックルズが2体いる。
ドルイドンが宇宙に逃亡した後、リュウソウ族同士の争いがあったことが原因で深海に身を隠していた。
マリンスキルに秀で、強靭な顎力と強力な斬撃ができる三叉の尾を持つ。
ティラミーゴ同様単独変形が可能で、人型のキシリュウネプチューンに変形。またディメボルケーノと合体してスピノサンダーになる他、キシリュウオーの武装パーツにもなりギガントキシリュウオーとなる。 - パキガルー&チビガルー…(声)M・A・O(チビガルー)
未発見の新恐竜であるパキガルーザウルスが強化された親子の騎士竜。子のチビガルーは言語を話すコミュニケーション担当でもある。
ファイティングスキルに秀でており、カンガルーばりのインファイト戦法が得意。
キシリュウオーの強化パーツの役割も持っており、合体することでキシリュウオーパキガルーになる。 - ピーたん/プテラードン…(声)草尾毅
プテラノドンが強化された空の騎士竜。セトーが封印する際に逃亡したが、何者かに宇宙で封印され飛べなくなり、地球の海に落ちていた。このこともあり、普段はピーたんの姿で行動している。
飛行能力と各種冷攻撃を持ち、空中の戦闘タスクに秀でている。
本作の3号ロボでもあり、単独変形で人型のヨクリュウオーになる。更にティラミーゴと合体、プティラミーゴにもなる他、パキガルー、キシリュウオーと合体してキシリュウオージェットになる。
龍井家/リュウソウ族/とりまく人々
- 龍井うい（たつい・うい）…金城茉奈（きんじょう・まな）
コウ達が拠点としている龍井家の一人娘。動画サイト「ういチャンネル」を運営しており、SNSを駆使してリュウソウジャーの情報収集担当となる。 - 龍井尚久（たつい・なおひさ）/セトー…吹越満（ふきこし・みつる）
古生物学者で考古学にも詳しいういの父。口癖は「ナヌ？！」長年に渡り新種の恐竜(騎士竜)の研究をしており、自宅には様々な化石が点在している。
実は彼の身体にはリュウソウ族で光と闇の狭間の住人、セトーの魂が同居している。表に現れる時間はごくわずかな期間であるが、リュウソウルやリュウソウ族の歴史を知る貴重な存在。
中の人は「有言実行三姉妹シュシュトリアン」以来、26年ぶりの東映特撮出演となる。 - オト…田牧そら（たまき・そら）
カナロの妹で、水も滴る123歳。結婚相手を探す兄を追い陸にやって来た。妹思いの兄を巧みに扱う、よく出来た娘。メルトに想いを寄せている。 - マスターレッド…黄川田将也（きかわだ・まさや）
- マスターブルー…渋江譲二（しぶえ・じょうじ）
- マスターピンク…沢井美優（さわい・みゆ）
先代リュウソウジャーのマスター。コウ達にリュウソウジャーを継承した後、ドルイドン族の襲撃から自らを犠牲にして弟子たちを護り抜いた。
中の人たちは全員、担当Pが関わった実写版セーラームーンの出演者繋がり。 - リュウソウ族の長老…団時朗（だん・じろう）
前世は光の巨人に変身する防衛隊の隊員だった騎士竜が眠る神殿の守護者。マスター達と共にリュウソウジャーをコウ達3人に継承した。
ドルイドン族の襲撃で村が滅ぼされてからは、下界で様々な職に就き生計を立てているようである。しかもケバブ屋のキッチンカーから始め、再登場時は個人店舗のカフェ出店と経営手腕もかなりのもの。
それでもマイナソーの身体の一部から解毒剤を生成したりと、能力は健在の頼れる爺ちゃん。あと中の人だけにライバル元の作品ネタの宝庫。 - ナダ…長田成哉（おさだ・せいや）
かつてマスターレッドの弟子だったリュウソウ族の一人。
表向きは関西弁を用いる気さくなあんちゃんだが、その裏には自身の心の弱さ故、自分が誰かの代わりにリュウソウジャーになり替わろうとする野心を秘めていた。
その心の弱さを、後にガイソーグに利用されることになる。 - ガイソーグ…(声)関智一
リュウソウ族の祖先であるヴァルマ(演:佐野史郎)により生み出された、意思を持ったさまよう鎧。
鎧を身に着けた者には過去に着用した者の思念が流れ込む代物。現在の着用者はナダ。
「スーパー戦隊最強バトル！」にてトワ、バンバと共に先行登場しており、バトルの乱入者として存分に暴れ回った。
後にマイナソーに憎しみを吸収され正式にナダの鎧となり、彼が命を落とした際にその魂と融合、マックスチェンジャーに転生している。
そして残された鎧は終盤、あの男の武装として使用されることに… - マスターブラック…永井大（ながい・まさる）
かつて西暦2000年に凶悪囚人集団と戦った戦士でバンバのマスターだったリュウソウ族。300年前にプリシャスに心臓を奪われ、奪回の機会をうかがう為に幹部のサデンを始末し彼に扮していた蛮族の中の蛮族。
ドルイドン族
- タンクジョウ…(声)中田譲治
宇宙から地球に帰還したドルイドン族第一の刺客で、マスターレッドの命を奪ったコウにとっての仇敵。
外見通りの圧倒的なパワーを持ち、地震エネルギーを肩の大砲に詰めて砲撃が出来る。 - ワイズルー…(声)緑川光
地球から離れた様々な星の人々を奴隷にしてきた、ドルイドン第二の幹部。
催眠術を得意とし、子供などの弱者を盾に攻撃する卑劣漢。厄介なガチレウスが来たら部下のクレオンをしれっと擦り付けたりしてますし…
だが本作屈指の人気を誇る好漢でもある、簡単にはくたばらない最高オブ最高の上司。 - ガチレウス…(声)稲田徹
ドルイドン第三の幹部で、何事に対しても「何故」を問う上司にしたくない幹部最上位。
無茶要求を言ってきたり自分の駒を使い倒したりと、人使いがとにかく荒い。クレオンが病みだしたのはだいたいこいつのせい。 - プリシャス…(声)朴璐美
かつてリュウソウ族に敗れ、宇宙へ逃亡していたドルイドンの幹部。
強大なスペースドラゴンと相手の技や所有物を支配できるカードを従え、再び地球に襲来。ワイズルーとガチレウスの心臓を所有する事で手駒にし、マックスリュウソウレッドの必殺技をラーニングし対抗するなどの老獪な手法が特徴。手段がアレだが1週で新戦力に黒星つけさせたバンダイキラー。 - クレオン…(声)白石涼子
ドルイドンの一味で、人間をマイナソーにする特殊能力を持つ。敵勢力のコメディパート担当。
強者の威を借りる立ち回りをしており、自分より弱い面々を見下している。
そして、毎回クセの強いドルイドン幹部に振り回される社畜。 - マイナソー
本作の週替わり怪人。人間のマイナスな感情から生まれ出るモンスターであり、その本能によって暴れ回るため具体的な台詞を発する個体は存在しない。ニチアサで言えばプリキュアシリーズの巨大戦力に近いかも。
吸収した生命エネルギーが一定値になると自動で巨大化でき、最終的にはドラゴンのような姿に変化する。 - エラス
ドルイドンを生み出した、彼らにとっての創造主。遥か昔にセトーの手によりリュウソウカリバーで封印されていたが、その力を吸収し始めた事によりリュウソウジャーは剣を抜く選択を余儀なくされた。
関連項目ティラ～♪
- 特撮
- 東映
- 騎士 / 恐竜
- 蛮族
- スーパーヒーロータイム
- スーパー戦隊シリーズ
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー / 爆竜戦隊アバレンジャー / 獣電戦隊キョウリュウジャー：過去の恐竜モチーフ戦隊
- 4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル！：前番組。時系列は1話の直前で、リュウソウグリーン、リュウソウブラック、マスターレッドが先行登場する。
- ルパパトケボーンダンス
| スーパー戦隊シリーズ | ||
| 前作 | 今作 | 次作 |
| 快盗戦隊ルパンレンジャー VS 警察戦隊パトレンジャー |
騎士竜戦隊リュウソウジャー | 魔進戦隊キラメイジャー |
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