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トウシンマカオ
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トウシンマカオToshin Macau)とは、2019年生まれの日本競走馬である。栗毛

距離戦線で息長く4年連続の重賞5勝を挙げた、ビッグアーサー産駒の一番

な勝ち
2022年京阪杯(GⅢ)
2023年京阪杯(GⅢ)
2024年セントウルステークス(GⅡ)オーシャンステークス(GⅢ)
2025年京王杯スプリングカップ(GⅡ)

概要

ビッグアーサーユキノマメイドスペシャルウィークという血統。
は短距離サクラバクシンオーの晩年の産駒で、2016年高松宮記念の勝ちしかしそれ以上に同年のスプリンターズステークスでの「前が壁!」が有名な気もする。はその初年度産駒である。
に芝の1800m前後を走って31戦4勝。トウシンマカオは第9
1998年東京優駿などGⅠ4勝を挙げた「日本総大将」。種牡馬としてもブエナビスタシーザリオなどの活躍を輩出し、としてもエピファネイアシーザリオ産駒をはじめ多数の活躍を出している。
マイラーズカップ2着、オープン戦2勝のベステンダンク*タイキシャトル)がいる。

2019年5月1日イシノサンデーディーマジェスティで知られる新ひだか町服部牧場で誕生。馬主はトウシンの冠名を使用している(株)サトー
所属は美高柳瑞樹厩舎。同厩の同期にはスターズオンアースがいる。

名の意味は、冠名+地名。地名は中華人民共和国マカオ特別行政区が由来だと思われる。

2歳(2021年)

2021年8月29日新潟競馬場の芝1600mの2歳新にて戸崎圭太騎手を背にデビューし、番手からの競馬で初勝利を挙げる。

続いて重賞初挑戦となった京王杯2歳ステークス。ここでは4番人気の支持となった。レースでは3・4番手から競馬を進めるも、前でキングエルメスを捉えることができず2着。

年末の2歳マイル王決定戦朝日杯フューチュリティステークスでは3番手から競馬を進めるもドウデュースの6着に敗れた。因みにこのレースは後に9着までの9頭中8頭が重賞となっている。

3歳(2022年)

2022年1月29日クロッカスステークスより始動。重賞2着の実績が買われて1番人気に支持された。レースでは番手付近からそのまま押し切って2着プルパレイに1馬身1/4差つけて快勝した。

続いてファルコンステークスに出走し、堂々の1番人気に支持されるも前が壁進路を見つけられずに5着。前走で下したプルパレイの後を拝す結果となった。

3歳マイル王決定戦NHKマイルカップでは、果敢にハナを奪って逃げ切りを図るも残り200m付近で脚が止まりダノンスコーピオンの8着。血統的なものなのか、距離限界を感じさせる負け方であった。

川田将雅に乗り替わってキーンランドカップより始動。初のスプリント戦であったが、歴戦の古たちを押しのけて1番人気に支持された。しかし、大外18番から発送となったことで外を走り続けることなり、更に直線入り口では大外と回るとなったことも相まって4着。初のスプリント戦では人気に応えることができなかった。

スプリンターズステークスは回避して、その翌週のパールステークスに出走。鮫島駿騎手を背に3番人気に支持された。レースは後方からの競馬となるも直線で一頭脚色の違う末脚で差し切り1馬身3/4差で快勝。スプリント戦初勝利となった。

続いて京阪杯に出走。前走の走りが評価されて1番人気に支持された。レースでは5番手で追走。直線では手応え良く前に迫って、最後は前でっていたキルロードに1馬身1/4差をつけて快勝。人気の応えて堂々と重賞初制覇を果たした。
馬主サトーにとってこれが初の重賞勝利ビッグアーサー産駒はブトンドールに続く重賞2勝に限れば初となった。

4歳(2023年)

年明け初戦はシルクロードステークスに出走。3番人気に支持されるも、斤量58.5kgや大外15番だったこともあり4着に敗れた。

続いて高松宮記念に5番人気に出走。不良馬場のなか外からの発走から14番手を追走して、直線では大外から追い出そうとするも悪のせいか伸びることなく15着と惨敗した。

その後はしばらく休養を挟んで夏競馬へ。サマースプリントシリーズの一つである函館スプリントステークスから始動。1番人気の支持を受けた。最内1番から先行して5・6番手を追走して直線に向かうも、前でジュビリーヘッドと捕らえることができず更に大外から伸びるキミクイーンにまとめて差し切られて3着。

続いてキーンランドカップに2番人気で出走。外から好発を決めてハナを伺うも内のたちがして5番手となる。最終コーナーのところで馬場の悪い所を避けるように他のと共に外に移動して直線に入るが、前が壁となって思うように伸びられず、の間を縫うように内から伸びようとするも外から鋭く伸びたナムラクレアに差し切られて自身は2着争いにも敗れて3着となった。

その後はスプリンターズステークスに出走する予定だったが、発熱したために断念。念の回避となった。

仕切り直してスワンステークスで戦線復帰。好発からハナして逃げ競馬。後続を牽引したまま直線を迎えるも発熱明けのせいかそれとも逃げがあっていなかったのか後続勢に次々と交わされて9着に敗れた。

続いて昨年制した京阪杯に4番人気で出走。阪神開催だった昨年とは違い本来の京都開催。更に負担重量が1kg重いというハンデを背負っていた。レースでは外17番から好発を決めるも控えて7番手を追走。外々を回りながら直線へと向かう。そして大外から勢いよく末脚を発揮して前のを次々と交わしていき最後は2着のルガルに2馬身差を付ける勝。ハンデを背負いながらも見事に連覇を果たした。

5歳(2024年)

当初は阪急杯を予定していたが標を切り替えて1週間後のオーシャンステークスから始動。引き続いて菅原騎手と組むことになったが、その菅原騎手急性垂炎により騎乗を取り止めという不運に襲われてしまう。そのため代わりに横山武史騎手が騎乗することになった。前走で負かしたルガルシルクロードステークスを圧勝したこともあって1番人気の支持を受けた。
レースは抜群の好発を見せるもペースくなると読んだ上の判断で控えて中団前あたりで脚を貯める競馬。やや外を回りつつ直線に入ると末脚を点火させて勢いよく伸び、同ビッグシーザーらの追撃を振り切って連勝。高松宮記念に向けて幸先の良い走りを見せて3度重賞制覇を果たした。

高松宮記念には上をクリストフ・ルメールとして4番人気で出走。前回は不良馬場が敗因と営は語るも、結局重馬場となったことがしたのか6着。

続いて京王杯スプリングカップに出走。菅原明良騎手が再び上となり、3番人気に支持されるも左回りの1400mが合わなかったのか6着。

次走は引き続き菅原上でセントウルステークスに2番人気で出走。今まで勝利した重賞は全て右回りであったこともあり左回りのここは不安視されたが、中団から運んで鋭い末脚で鋭く差し切り、4番人気ママコチャに半馬身差を付け初のGⅡ勝利となった。

には5歳にして初となるスプリンターズステークスに出走。5番人気に支持され、ハイペースとなる中で中団から内に伸びて力を出し切り猛追したものの、9番人気ルガルにクビ差で敗れ2着となった。

続いて香港スプリントに遠征したが、ここは出負けして忙しく9着に終わった。

6歳(2025年)

6歳初戦は高松宮記念から始動。横山武史上に良馬場で迎えたレースでは5番人気に支持された。溜めてから弾ける競馬で、3着ママコチャにクビ差の4着。

続いて引き続き横山武史京王杯スプリングカップへ。ママコチャに次ぐ2番人気に支持される。先行を見ながらいつもより前につけると、直線でママコチャの外から鋭く脚を伸ばし、々とママコチャを競り落として1馬身半差で勝。勝ち時計1:18.3はマグナーテン2002年レコードを23年ぶりに07更新する1400m日本レコード重賞5勝を挙げた。

次走は再びセントウルステークス。単勝2.5倍の1番人気で出走したが、パドックアクシデントがあったということもしたのか、同じくビッグアーサー産駒で8番人気カンチェンジュンガが差し切る中、2着ママコチャにもクビ差を付けられ3着。

前走はあくまで叩きと本番のスプリンターズステークスに出走。6番人気に支持され、3番手に付けたものの、2番手に付けた8歳ウインカーネリアンが先頭のジューンブレアを差しきって勝利する中、9着カンチェンジュンガからアタマ差の10着に終わった。

ズブさが出てきていて適性が1400m寄りになっているのではないかということで、NHKマイルカップ以来の1600mとなるマイルチャンピオンシップに参戦。11番から暴走気味に後ろを大きく離して逃げを打ち、残り200m手前まではったものの力尽きて11着。

数日後、これをラストランとして現役引退が発表された。通算26戦8勝、獲得賞金4億6264万円。

引退後

系4代GⅠ制覇には届かなかったものの、2026年からアロースタッドで種牡馬入りすることとなった。

ビッグアーサーもまだまだ種牡馬としてバリバリ現役とはいえ、トウシンマカオら産駒の活躍による種付け料アップが種付け数的にやや裏に出ている感もあり、とりあえずの手頃な代替というポジションに収まりたいところ。血統的に配合相手に困ることはほぼないはずなので、重な*テスコボーイ直系を繋いでいく活躍を期待したい。

血統表

ビッグアーサー
2011 鹿毛
サクラバクシンオー
1989 鹿毛
サクラユタカオー *テスコボーイ
アンジェリカ
サクラハゴロモ *ノーザンテースト
*クリアアンバー
*シヤボナ
2005 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
Relish Sadler's Wells
Reloy
ユキノマメイド
2003 栗毛
FNo.4-i
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール *マルゼンスキー
レディーシラオキ
*サスペンスクイーン
1991 栗毛
Woodman Mr. Prospector
*プレイメイト
Crystal Cup Nijinsky
Rose Bowl

クロス:Mr. Prospector 4×4(12.5%)、Nijinsky 5×4(9.38%)、Northern Dancer 5×5×5(9.38%)

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62 ななしのよっしん
2025/09/07(日) 15:41:22 ID: Ey4pUXf8f7
ぬーん3着…
ママコチャはともかく同カンチェンジュンガにしてやられるとは
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63 ななしのよっしん
2025/09/07(日) 17:01:52 ID: NeAQLl1UBP
川田チョイスに負けるのはともかく、体重減りすぎやろ…
ちゃんと整うんだろうな?香港からお客さんも来るしサトノレーヴも帰ってくるからちゃんと仕上げないとまた負けちまうぞ
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64 ななしのよっしん
2025/09/26(金) 17:16:16 ID: Ey4pUXf8f7
スプリンターズステークスは611番から
ママコチャナムラクレアサトノレーヴが軒並み外引いたのもあって、有力の中だと一番不利な競馬になりそう…
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65 ななしのよっしん
2025/09/26(金) 17:21:14 ID: Ey4pUXf8f7
❌軒並み外引いた
⭕軒並み内引いた

ともあれ、本当にそろそろラストチャンスになりかねないから悔いのない走りを見たい
頼んだぜ武史騎手…!
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66 ななしのよっしん
2025/09/26(金) 17:27:48 ID: moaLugv9Zd
逆に有力同士の位置争いに巻き込まれないと考えることもできる
トウシンマカオも大外ではないし決して不利って訳ではないから希望はある
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67 ななしのよっしん
2025/09/28(日) 16:07:40 ID: NeAQLl1UBP
またカンチェンジュンガに負けてしまった上10着か…
厳しい結果になった
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68 ななしのよっしん
2025/09/28(日) 16:22:23 ID: Ey4pUXf8f7
大外ウインカーネリアンが勝ったからに関しては見立てが甘かったかも…
その上でちゃんと上も先行させて10着はキツいぜ…キツイ…
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69 ななしのよっしん
2025/11/26(水) 12:15:04 ID: NeAQLl1UBP
マイルCSもぶっ放しただけになってついにGⅠには縁がなかったが、種牡馬入りは出来るようで良かった
値上げして人気落ちた親父フォロー出来る価格帯だからあまりいいが来るわけではないが頑
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70 ななしのよっしん
2025/11/26(水) 14:13:53 ID: Ey4pUXf8f7
アロースタッドだしスタッドとしてはそれなりにいいと思いたいぜ
種牡馬成績も気になるけど、やっぱり安穏とした老後を送って欲しい…お疲れさまでした
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71 ななしのよっしん
2025/11/27(木) 17:14:43 ID: EbqwG6vwNQ
とりあえず種牡馬になれて良かったが
G1を勝てなかったことだけが悔やまれるな
勝てそうな時あったのにな
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