精神現象学単語

セイシンゲンショウガク

精神現象学とは、G・W・F・ヘーゲルによる哲学書である。1807年に刊行された。

概要

原題は「学の体系」(System der Wissenschaft)。意識・自己意識・理性が、弁法によって絶対知に発展してゆく過程を叙述したもの。という主人公が様々な寄りをしながら自己成長をとげていく物語とも形容される。

ヘーゲル哲学においては、『大論理学』『エンチクロペディー』『法哲学』に先立つヘーゲルの初の著書であり、ヘーゲル哲学の導入として位置づけられる。

なお、『精神現象学』を、カント『純理性批判』やフィヒテ『知識学の基礎』に並ぶ「難解書」と呼ぶことがある(『知識学の基礎』ではなく、ハイデッガー『存在と時間』が入れられることもある)。

目次

CだけAABBというややこしいナンバリングがされているが、これには理由がある。元々Cについては「理性」と「絶対知」のみが叙述される予定であったが、後から「精」「宗教」が追加されたのである。

他にも序論が二つあったり、同じ単であっても前と後で違う意味で用いられていたりと、整理されていない書物であることはヘーゲル自身が認めていたようである。

後世への影響

『精神現象学』について解説した本は多いが、特に有名なのは、アレクサンドル・コジェーヴという20世紀の哲学者のものである。彼が行った講義は『ヘーゲル読解入門』にまとめられ、フランス現代思想に大きな影を与えた。

ちなみに、東浩紀が提唱する「動物化」という概念はコジェーヴが元ネタである。

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精神現象学

3 ななしのよっしん
2012/12/31(月) 04:15:14 ID: XFMptD9Dxs
やっぱ社版がオススメなのね
4 ななしのよっしん
2013/02/18(月) 23:45:09 ID: +muydLCs8q
ドイツ哲学ってなんで、を分かりにくくすることに全を傾けるんだろう?とにかく難解な句、回りくどい表現、曖昧な文章を使いたがる。分かりやすくする努を放棄してるってのは結構あるけど、分かりにくくすることにを入れる分野ってのはドイツ哲学くらいなもんだ。ここにあるヘーゲルカントを初め、ニーチェやらショーペンハウアーやらハイデガーやら。権威付けの為なんだろうか?
5 ななしのよっしん
2013/08/05(月) 20:54:29 ID: gIvKtEWqZL
社版の樫山四郎訳、作品社版の長谷川訳、未知版の牧野紀之訳が、たぶん今買える本だと思うけど、どの本を買えばいいだろうか?
社版は安く、作品社版は読みやすい(という話を聞いたことがある)、そして未知版は作品社版を批判しまくっている人による翻訳のようだ。

どの翻訳がおすすめ?
値段は気にしません。
6 ななしのよっしん
2013/08/06(火) 22:10:55 ID: +muydLCs8q
>>5
ここにその三冊を読みべた人が居るとは思えないぞw 一冊読むだけでも大変なのに。
7 ななしのよっしん
2013/09/01(日) 15:20:06 ID: bj9ISIOlOk
>>4
確かにかなり難しいところがあるのは否めないけど、わざと「分かりにくく」していることはないと思う。

長谷川『新しいヘーゲル』の序文に書いてあることだけど、「権威付け」は哲学者本人の責任ではなく、日本語翻訳されたときに起きていることが多い。

カントが分かりにくいのは、カント自身の文章が分かりにくいのと、カントがとにかくガチガチの理詰めで議論を進める人だから。

ヘーゲルカントほど理詰めではないけど、思想が『精神現象学』や『エンチクロペディー』『法の哲学』と複数の本にまたがっているから、全体像が掴みにくい。

ニーチェパロディや散文的いい方を多用するから、分かりにくいのは確か。

ハイデガーはあまり読んでないけど、読者アリストテレスやスコラ哲学の存在論・時間論を理解していることを前提に議論するから難解に感じるのだと思う。
8 ななしのよっしん
2013/09/08(日) 13:46:42 ID: XFMptD9Dxs
東はフラクタルなんて作ってないで、素直に精神現象学アニメ化すれば良かったんだよ
世紀をまたいだベストセラーだぞ、もしドラより売れるからぞ作れ
9 ななしのよっしん
2014/11/10(月) 21:49:18 ID: jq1WtcSs5g
精神現象学は和訳ならライブラリーだろ、樫山訳は訳すぎる
原書と照らし合わせて読んでるうちに何十年もかかる大著だから、としては付き合いきれない本
10 ななしのよっしん
2016/12/26(月) 08:53:55 ID: joZoRE/6hk
そのライブラリーってのが樫山訳って書いてあるんだけどどういうこと?
11 ななしのよっしん
2017/04/05(水) 00:05:15 ID: g3MX4fQ5SU
>>9は「長谷川訳は訳すぎる」と言いたかったんじゃないかな
長谷川訳に意訳が多いという意見はたまに見かけるし(自分は読んだことないので何とも)
12 ななしのよっしん
2017/09/13(水) 23:08:19 ID: cjRaga2jIW
コジェーヴの講義録もいいが
イポリットさんも思い出してあげてくれ