通う生徒は高校生とも呼ばれ、男子高生、女子高生と枝分かれし特性も異なる。
男子校・女子校などどちらかの性別しか入れない場合もある[1]。
概要
一般的な略称は高校。学校教育法第50条により、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする学校となっている。簡単に言うと中学校卒業後の最も多い進路となっている。高等学校という名称であるが、行われるのはあくまで後期中等教育である。
修業年限は全日制は3年。定時制や通信制は3年以上(4年が多い)となっている。
高等学校は義務教育ではないので、進学する義務はない。とはいえ、企業の多くは高卒以上の学歴を要求してくるため、高校へ進学する者は非常に多いが、近年においては高卒であっても定職に就かない(または就けない)若者が増加しており、社会問題の一つとなっている。
入学できる者は、学校教育法第57条において中学校またはこれに準ずる学校(特別支援学校の中学部など)を卒業した者若しくは中等教育学校の前期課程を修了した者、または文部科学大臣の定めるところにより、これと同等以上の学力があると認められた者である。
課程
全日制は一般的な課程で多くの学校はこれである。小学校や中学校と同じで、朝に登校し、夕方に下校するスタイル。授業は週5(学校によっては週6)で1日に4~8限(1コマ45分~90分(100分?))ある。
定時制は主に中卒の労働者を対象に夜間(昼間もあり)に開講している課程である。近年は諸事情により全日制に通えない者のためにも利用されている。そのために三部制や四部制なども導入されている。しかし勤労学生の減少や通信制高等学校の増加により学校(というよりもその課程)の統廃合が進んでいる。
通信制は通信教育による課程である。毎回課題(レポート)が出され、それを提出する他、スクーリングと呼ばれる登校して教員による直接指導を受けたり面談を行う機会が月一回程度ある。従来の学校に合わなかった若者や高校に進学できなかった者が高校の教育を得られる機会の場として利用されている。自分のペースで勉強できるが、逆に言えば時間管理など自分の意志がないと学業の継続が難しいという側面がある。
学科
学科は普通教育を行う普通科の他、専門的な教育を行う専門学科、普通教育と専門教育の両方を行う総合学科の3つに分けることができる。
職業学科
- 商業に関する学科(商業高校)
- 情報に関する学科
- 工業に関する学科(工業高校)
- 農業に関する学科(農業高校)
- 水産に関する学科(水産高校)
- 看護に関する学科
- 看護科・衛生看護科・衛生科 など
- 福祉に関する学科
- 家庭に関する学科
などがある
普通系専門学科
などがある
このほか、特別支援学校のみに設置される学科や、特定の学校独自の学科(私立学校に多い)なども存在する
辞められる
高等学校は義務教育でないため
理由はどうであれ 中退 することが可能である。
やむを得ない事情で中退する人もいるのだが…
「義務教育でもねえのに勉強とかwwだりぃw」「やってらんねえわwww辞めたろw」
「声優になる」「Youtuberなら家でもできるし」「△△をやりたいから」「××になるわ」と
いい加減な理由で辞める人も珍しくない。
また、中二病ではないが謎の万能感を持ちがちである。(あるある)
ただし、高校卒業というの資格は意外と強い点に注意(前述)。たとえ教育困難校や通信制高校、定時制高校であっても行く価値は大いにある。
その他、様々なトラップがある。
辞めたい方は 中退 の百科項目も参照して決めて頂きたい。
フィクションの世界では・・・
漫画やアニメ、ライトノベルなどの主要な舞台の一つに挙げられるのがこの高等学校である。
主な読者・視聴者は主人公たちと同程度の年代(中高生など)であり、またそれ以上の年齢層でもほとんどの人が経験しているために共感を得たりしやすいというのが理由の一つとして考えられる。
なお、あまり作中に詳しくは描かれない事がほとんどだが、共学で全日制普通科の(ような)学校であることが多い。普通科でない場合、特にその学科分野を意識し掘り下げた、応用した作品となっている場合も多い。生徒間の日常関係が描きやすいよう、全寮制として描かれる場合もある。
中学校を含む一定の知識(知識差)や思い出・過去があり、原付・バイクに乗ったりアルバイトを始められる年齢であるため、さらにキャラクターの幅も広がる。「小・中とスポーツに打ち込んできた」と合理的に実力を加算することもできる。単純に学校生徒として大勢のモブキャラクターも用意しやすい。
小学校卒業の中学生では少々幼い顔や姿だが、中学校卒業の高校生では一定の大人の姿になっていても違和感がないといった点も挙げられるかもしれない。もちろん幼児体系の人物もいるが。
中学とは異なり、高校卒業から大学や専門学校への進学/就職と分岐することも多いため、人物の夢や目標に沿った進路を選ばせる、悩ませる姿を描けるメリットもある。
ただし学校や学校生活そのものより、部活動をメインとして描かれる作品も多い。
広義のジャンルとして「学園モノ」とも呼ばれる。(厳密には小学校・中学校・大学等も含む)
フィクションの高等学校でよくあること
- 規模がとにかく大きい。万単位の生徒数とか。40人9クラス3学年でも1080人なのを考えると異常。
- 同じ学校・クラス内なのに学力差が…。偏差値で言うと80と30が同居。同じような試験を受けたはずなのに。
- 生徒会、特に生徒会長の権限が非常に大きい。ちなみに生徒会長は美少女かつ勉強もできて部活動でもエースという超人。
- むしろ学校に美少女以外いない、平均未満の顔の子がいない。
- 屋上でお弁当。現実では一般的に屋上は閉鎖されているか通路化していて食事には向いていないことが多い
- 生徒もむちゃくちゃだが、何より教師の破天荒さが凄い。しかも生徒から物凄く好かれている。
- 図書委員や保健委員などのやる気。現実には押し付け合いで決まる事が多い・・・と皆さん思いませんか?
- 魔法や超技術やオーバーテクノロジー、人外が普通に共存していたり、なんか飛んでたりバトルしてたり、新日常系など舞台からしてぶっ飛んでいるなど作者のセンス次第である。
その他
資格などを取る方もいるが、名前ばかりで役に立たない資格も多いため要注意。
アルバイト・就職活動する場合、超絶ブラックな極悪企業には要注意。学生の無知を利用してくる。
ノルマ買取強制、サービス残業、有給休暇の不許可、罰金、シフト強制、退職させないなど全部労働基準法違反の犯罪です。
暗記法なども覚えておくと役立つかもしれない。
稀に部活動において、部活動へ入部しない生徒に対する不利益の示唆・実行や
根性論を振りかざすとんでもない先輩や老害指導者もいるので注意。(→部活問題)
※過去に実績を残した指導者=指導者としてふさわしいとは限らない。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- 教育
- 教育困難校
- 学校
- 全国高等学校野球選手権大会
- 学校の一覧 (実在・非実在ともに高校の記事は非常に多数あるため、この一覧記事の「高等学校」「(小)中高一貫校」「学校法人」などの節を参照されたい)
- アルバイト
- 青春 / 思い出
- 中卒 / 高卒
- 小学生 / 中学生 / 高校生 / 大学生
- 小学校 / 中学校 / 高校 / 専門学校 - 大学 - 大学院 / 就職活動
- 漫画 / アニメ / 映画
- シチュエーション
- 学園モノ(ジャンル)
脚注
子記事
兄弟記事
- なし
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