鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)とは、スクウェア・エニックスより2019年8月22日に発売されたアクションRPGである。
概要
鬼ノ哭ク邦 | |
---|---|
基本情報 | |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | Nintendo Switch PlayStation 4 Steam |
開発元 | Tokyo RPG Factory |
発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2019年8月22日 |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 5800円(税別) |
対象年齢 | CERO:B(12歳以上対象) |
プロデューサー | 佐々木隆太郎(ゲームシステム) |
クリエイティブ・ プロデューサー |
時田貴司(世界観、シナリオ) |
ディレクター | 橋本厚志 |
ゲームソフトテンプレート |
2019年2月14日放送された『Nintendo Direct』にて、本作が発表された。開発元は『いけにえと雪のセツナ』『ロストスフィア』を開発したTokyo RPG Factory、対応機種は『Nintendo Switch,PlayStation 4,Steam』である。クリエイティブプロデューサーとして『LIVE A LIVE』を手掛けた時田貴司氏が携わる。
タイトルロゴの筆文字は『伝説巨神イデオン』『聖戦士ダンバイン』のキャラクターデザインで知られるアニメーターの湖川友謙氏が手掛けた。
主人公のカガチの担当声優は橋詰知久氏。アニメ、ゲームを通じて本作で初となる『主人公』の声優を担当する。『進撃の巨人』ではベルトルトの担当声優としても知られている。
本作のストーリーは生者の世界(現シ世(ウツシヨ))と死者の世界(幽リ世(カクリヨ))を主人公が行き来し、迷える魂(迷イ人)を救うというもの。戦闘は主人公が鬼ビ人(ジョブ)にリアルタイムで切り替え、戦略的且つ爽快なものとなっており、スキルを修得していくことで戦いやすくなる。本作のボリュームは普通にストーリーをクリアし、キャラクターをカスタマイズした場合、約30~35時間程掛かるという。やり込み要素があり、ハクスラ的な遊びも用意されている。鬼ビ人を育成したり、武器を強化、カスタマイズすることも出来る。ストーリーは橋本氏曰く「ブレーキをかけずに、心を抉るような物語を目指した。」とのこと。『鬼』、『輪廻転生』といった単語も出てきており、全体的にどちらかといえば東洋的な世界観を形成している。
逝ク人守リは現シ世と幽リ世を行き来出来るが、初めて行く幽リ世では、五感が絶たれた『幽リ世縛リ』といった状態になり、探索が困難である。探索を行いやすくするには、『縛り戻シ』を持った『想イ主』という魔物を倒す必要がある。この魔物を倒すことにより、現シ世と幽リ世の縛りを解く。
現シ世と幽リ世は同じように見えるが、似て非なる世界。それぞれの世界にはそれぞれの法則がある。現シ世では破壊出来たオブジェクトが幽リ世ではそれが出来ない、乗り物が世界によっては作動しない、宝箱が世界によっては存在する、幽リ世にしかない時空の歪み『遷イ路(ウツロイミチ)』がある、等といった明確な違いがある。これらを理解し、ゲームを進めて行きたいところだ。
本作の舞台は、『中ノ邦』という王国。この国では輪廻転生の理が社会に浸透しており、民衆からはそれを当然のこととして捉えられている。民衆は迷イ人になることを恐れ、悲しみや憎しみの感情を押し殺して生活しているが、最近になって出生率が下がり、輪廻転生の理について疑問を抱き始めている。
攻略本は本作と同時に発売され、オリジナルサウンドトラックは2019年9月11日に発売された。2020年2月、VGMOの『Annual Game Music Awards 2019』において、『Albums of the Year』を受賞したことが公式より明らかとなった。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/tokyorpgfactory/status/1228107358322098176
あらすじ
輪廻転生によって命が繁栄した世界。人々は授かりし命を謳い、来世への祈りを捧げた。
死に対する悲しみは、生者を縛り、死者をためらわせる。すなわち、死を悲しむことは、輪廻転生を妨げる禁忌に他ならない。だから人々は、その悲しみを笑顔に変えて、死者を送る。
しかし、涙を忘れようとした人の心にも、救いが必要だった。そうして生まれたひとつの役割──人は彼らを、「逝ク人守リ(イクトモリ)」と呼んだ。
それは、彷徨える死者の魂「迷イ人」を救済する、いわば生者と死者、この世とあの世の調停者の役割を担う存在。「逝ク人守リ」は、「迷イ人」の未練を断ち、来世へと送る者。生者と死者の想いに触れ、命を尊ぶ者。
登場人物
※公式サイトからの引用があります。(詳細は公式サイトを参照。)
- カガチ(CV:橋詰知久)
- 輪廻転生の理を体現する若き「逝ク人守リ」。人の命を来世につなげることこそが、自分の使命であると考えている。ゆえに、任務遂行のためなら、自らの手で他者の命を終わらせることにも躊躇しない。 謎の少女リンネとの出会いによって、血の運命に巻き込まれていく。
- リンネ(CV:三上枝織)
- 主人公と共に旅をすることになった不思議な少女。名前を忘れてしまい、カガチから『リンネ』と名付けられた。また、少年時代のカガチの前にも現れており、少女のまま不老の状態となっている。
- マユラ(CV:Lynn)
- カガチの幼馴染で、クシの娘。心優しい若き逝ク人守リ。迷イ人、鬼ビ人関係なく、人との繋がりを大切にしているが、それが逆に逝ク人守リである自身を苦しめている。輪廻転生の理と自身の思いから生じる矛盾により、自身を悩ませている。
鬼ビ人
鬼ビ人とは、即ちジョブのことを指す。様々な鬼ビ人がおり、それぞれ固有の武器、スキルを保有している。任意で成長が可能。憑依させる鬼ビ人によって、プレイヤーの戦術が大幅に変化する仕様となっている。ストーリー上では、非常に強い想いを持った迷イ人のなれの果てであり、魔物化や輪廻転生も出来なかった存在で、鬼ビ人になる前の記憶が消失している。スキルツリーを解放していくと、鬼ビ人が生前、人間だった頃の記憶を取り戻すイベントが用意されている。以下は鬼ビ人の個別紹介だが、詳細は公式サイトを確認してほしい。
体験版
2019年7月23日より、体験版の配信が開始。ストーリーの序盤がプレイでき、ストーリーモードのセーブデータは製品版に引き継ぐ事が可能である。ストーリーモードをクリアすることで、バトルモードが解放され、鬼ビ人4人(アイシャ、ザーフ、ウィル、イザナ)を憑依させた状態でバトルを行うことができる。
関連動画
トレーラー
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/tokyorpgfactory/status/1163289729111953408
関連静画
関連チャンネル
関連項目
- スクウェア・エニックス
- Nintendo Switch
- PlayStation4
- Steam
- 鬼哭街 - タイトルが似ている。
関連リンク
- 1
- 0pt