AKIBA'S TRIP (アキバズトリップ)とは、株式会社アクワイアが発売したPSPのゲームである(CERO区分:C)。
スペースが入るのが正しいタイトルだが、タグはスペースがない「AKIBA'STRIP」で登録されていることが多い
ゲームを元としたアニメ作品についてはこちらを参照 → AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-
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概要
タイトル | 対応機種 | 発売日 | その他 |
---|---|---|---|
AKIBA'S TRIP | PSP | 2011年5月19日 | |
AKIBA'S TRIP PLUS | PSP | 2012年6月14日 | 前作の要素追加版 |
AKIBA’S TRIP for GREE | Android | 2012年6月29日 | スマートフォン向けアプリ 同年11月にサービス終了 |
AKIBA'S TRIP: Undead & Undressed |
PC (Steam) | 2015年5月27日 | 「AKBA'S TRIP2」の海外版 (PS4の北米版を移植したもの) |
AKIBA'S TRIP ファーストメモリー | PS4/Switch | 2021年5月20日 | HDリマスター版 |
数々の要素を追加した『AKIBA'S TRIP PLUS』が2012年6月14日に発売され、2013年11月7日には続編の「AKIBA'S TRIP2」が発売されている。
ちなみにタイトルはぎなた読みであり、「AKIBA・STRIP」と「AKIBA'S・TRIP」とを掛けている。
敵を倒す方法が『脱衣(Strip)』という一点を除けば、ストーリー自体はオーソドックスな吸血鬼物であり、カゲヤシ(吸血鬼)との闘争あるいは共存をメインに進んでいく。
主人公は瑠衣、瀬那&舞那、聡子を通してそれぞれの立場から人間とカゲヤシの関係について考えることになる。
登場人物
- 主人公 ※主人公は選択肢によって所属が変わる
『Dドライブを消してくれ』と言い残し行方不明になった友達を探したが故に、カゲヤシと関わる事になる普通のオタク少年。カゲヤシとなったことでNIROに目をつけられ、エージェントに抜擢される。
偶発的に吸血鬼に襲われ、自らも吸血鬼となり、吸血鬼と戦うことになるという正統派吸血鬼ものの主人公。
化物と成り果て吸血の限りを尽くすか、組織の犬となり下がるか、あるいは人とカゲヤシの中を取り持つか、全てはプレイヤー次第。
ゲームクリア後の2周目ではキャラクターモデルを変更でき、女性キャラでプレイすることも可能。 - 妹(CV:矢作紗友里)
主人公の実の妹で金の亡者。オタクな主人公を小馬鹿にしたセリフが多いが、お小遣いを上げると態度を急変させる、文字通り『現金』な女。
お金を渡すことで主人公がもつ服でコスプレさせる事可能であり、特定の条件を満たせば戦う事が可能。終盤でレベルアップや、レア衣装を増やすのために日夜兄に服を剥がれているとかいないとか。服を全部脱がすと家出をする。紳士ならば頭装備ぐらいは見逃してあげよう。
無印では私服、PLUSでは制服姿で登場する。また、DLCやパスワードを使うことで『スク水』『体操服』『ゴスロリ』『セーラー服』の衣装が解禁される。専用のエンディングを持っており、そのエンディングを見ることでキャラクターモデルを変更可能。(上記DLCやパスワードを使った場合も変更可能になる)
ちなみに、AKIBA'S TRIP公式サイトで彼女をコスプレさせるミニゲームをプレイすることが出来る(現在も無印版のアーカイブページでプレイ可能)。当然のことながらこのゲームで好成績を残しても、本編にはなんの影響も無いのであしからず。
- おねえさん
PLUSで追加されたサブミッションで出会う謎の女性。衣装は赤いゴスロリ。条件を満たせば妹の部屋に居座る。彼女と出会うことで無限レベルアップへの道が開ける・・・らしいよ。
陰妖子(カゲヤシ)
いわゆる吸血鬼。ただし血を吸わなくても生きていける変わった種であり、実際に血を吸わずに人間社会の中で人間同然に生活するものも存在する。彼らカゲヤシに血を吸われた人間は、無気力人間化してしまい、太陽光に強い倦怠感を覚えるような体質へと変化させられてしまう(わかりやすくいうと、ひきこもりになる)。
身体能力が人間と比較して高く、特に傷の再生能力は自身の「弱点」を多少ならば補える程に強靭。その弱点とは自然の太陽光であり、直に太陽光を浴びたが最期、身体は炭化し、もろくも崩れ去ってしまう。ゆえに人間側に採られた対策として「服を脱がして日に晒す」という方法が確立されたのであった。[1]
- 文月瑠衣(CV:日笠陽子)
本作ヒロイン。主人公に自らの血を与え、カゲヤシにした張本人でもある。
母親の溺愛を受け、世間から隔離されて育てられたためか、世間擦れしていない面が見受けられる。また、若干天然気味でもある。
秋葉原という空間が持つ熱気に触れ、人間に憧れを抱き共存を望むようになる。
『澪』? 違うよ、ぜんぜん違うよ。 - 阿倍野優(CV:柿原徹也)
瑠衣の兄(ただし父親は違う)のカゲヤシ。
パンクロッカー風の出で立ちだが、セリフ回しはチンピラそのもの。行方不明の友達を探す主人公に瀕死の重傷を負わせた事で、物語は動き始める。幾度と無く主人公の前に立ちふさがる、本作のライバル的キャラクター。
・・・シナリオの展開上、若干頭が可哀想な人に見える。 - 北田瀬那(CV:内田真礼)
秋葉原で大人気の地下アイドル「Dirty Bloody Princesses」(通称・ダブプリ)のベース担当。
クールなツッコミ役で双子の妹の舞那を諌めることも多い。直情型で特攻癖の強いカゲヤシ幹部の中で唯一シリアスができる人。
なお、瑠衣・優の姉でもある(父親はどちらとも異なる)。あと、おっぱいが大きい。
・・・え? 秋葉原を舞台とする某非公認な戦隊ドラマでよく似た声を聞いたことがある?
それはきっと他人のそら似です。 - 北田舞那(CV:中村繪里子)
「Dirty Bloody Princesses」のボーカル担当。そこ、ズコーとか言わない。
双子の姉である瀬那と比べると直情的で、姉より幼い印象を受ける。無邪気な暴言、毒舌が多いがファンにはそこがたまらないらしい。
姉・瀬那との区別は髪型(舞那のほうが若干短い)と瞳(舞那が赤、瀬那が青)、持ち物(舞那がマイクスタンド、瀬那がラジカセ)。もちろん姉に似て胸は大きい。
『春閣下』? 『覇王』?? なんのことですか、分かりません。 - 姉小路怜(CV:早水リサ)
「妖主」と呼ばれる、カゲヤシのすべてを統べる存在。
上記カゲヤシ4幹部・・・北田瀬那・舞那、阿倍野優、文月瑠衣の母親でもある。 - 姉小路瞬(CV:岡崎雅紘)
姉小路怜の兄。
秋葉原で喫茶店を営んでおり、自警団のヤタベさんは店の常連である。
また、秋葉原に来た瑠衣の保護者代わりでもある。 - 森泉鈴(CV:浅倉杏美)
ふるゆわ系大食い小動物なカゲヤシ。
瑠衣の側近なのだが、(カゲヤシとしては)身体能力が低いうえに戦闘センスもなく、瑠衣を護衛するはずが逆に守られることもしばしば。また、おっちょこちょいで早とちりが多く、うっかり口を滑らせて、重要機密をばらしてしまうことも。からかったりいじめたりするととてもよい声で鳴くため、Sな人にはたまらない。
セリフや喋り方がまるで某アイマスの『雪歩』に似ているが多分気のせい。
なお、身長は151cmと主要人物の中で最も小柄なのだが、3Dモデルにそのデータがきちんと反映されていなかった。2012年7月に実施されたAKIBA'S TRIP PLUSのアップデートでようやく設定通りの身長を手に入れた。
NIRO(ナイロ)
対カゲヤシのために組織された秘密情報機関。正式名称は「国内情報調査機構」。作中では御堂、瀬嶋と他に某マト○ックスのス○スそっくりの格好をしたエージェントが多数所属している。師匠はNIROへの協力者というだけ。
カゲヤシの体質上、銃器などの物騒な武器は装備していない。代わりにまず師匠のもとで「脱衣」の技術を体得してから、実戦へと赴く。ただしそれが原因で、師匠の下僕と化してしまうエージェントも少なからず出てきてしまったため、現場の戦闘力が上がった代償として実働要員が減少したという珍事が発生してしまっている。
- 御堂聡子(CV:宮川美保)
瀬嶋を信望するNIROの職員。
『阿倍野優』に襲われた主人公を助け、その後エージェントとして未熟な主人公のサポートに回る。 - 瀬嶋隆二(CV:松田健一郎)
NIROの実質的リーダーである渋いオッサン。
『こいつ怪しいよ、絶対に犯人だよ』と言いたくなるほど、胡散臭さと怪しさを全身から漂わせてる。
秋葉原自警団
- ヤタベさん(CV:利根健太朗)
秋葉原自警団の設立者にしてリーダー。
人望が厚く、秋葉原のあちこちに顔が利く。そのため厄介事を頼まれることも多いとか。 - ゴンちゃん(CV:丹沢晃之)
アイドルオタクな太ったデブ。最近はダブプリにご執心。
写真の腕は超一流であり、本気を出せば3人に分身して撮影ができる。普段はローテンションだが、アイドルの前ではテンションが急上昇する。 - ノブくん(CV:間島淳司)
二次元ヲタな残念なイケメン。
主人公と女の子のことで熱く語り合うこともある。(ただし二次元限定)
しかし、3次元の女に思いを寄せられていたりする。爆発しろ。 - サラ(CV:原由実)
年齢素性が「とっぷしーくれっと」なカリスマメイド。
カフェ「エディンバラ」のメイド長であり、秋葉原のメイドたちにとっては師匠ともいえる人物。
ゆったりとした話し方が某アイマスの『貴音』に似ているが関係ない。 - 師匠(CV:乃亜)※特別出演
NIROのエージェントや主人公に『脱衣』の技を教える謎の人物。
平たく言うと痴女で両刀使い。多数の変態を従えている。
御堂聡子が最近のお気に入りの玩具。
歌
- オープニングテーマ「Dreamin'」
- 歌:ClariS / 作詞・作曲:角野寿和 / 編曲:角野寿和・原田卓也
- 「魔法少女まどか☆マギカ」OPのコネクトのカップリング曲
- 挿入歌「VANITY VAMP」(PLUSのみ)
- 歌:Dirty Bloody Princesses / 作詞:オノダヒロユキ / 作曲・編曲:佐々木宏人
- CDは「AKIBA'S TRIP PLUS」の予約特典に封入
その他
- 当初は2011年4月11日に発売するはずであったのだが、東日本大震災による自粛ムードを受けて発売日が延期され、約1ヶ月後の5月19日に発売となった。
それだけならまだよかったのだが、発売日が後ろ倒しされた間にPlayStation Networkの個人情報流出事件によってPlayStation Storeのサービスが停止、ダウンロード版が入手出来ない状態にあり、UMD版のみでしかゲームを入手することができなくなっていた。 - 上記のようにブッ飛んだ設定とそれに密接に関わったシステム、一癖も二癖もある個性的なキャラたちと、とっつきにくい印象を抱きがちだが、ゲームそのものは難易度調整から、多数のサブミッション、ただの脱衣アクションアドベンチャーかと思いきやルート分岐やマルチED、イベントCGが用意されていたりと、ギャルゲーに近い側面も併せ持っており、ゲーム性はそこそこ高い。主人公も周回プレイを行うと(予め用意された中から)変更可能。
- 舞台となる秋葉原はアクワイアのお膝元ということもあり、2011年当時の秋葉原をかなり忠実に再現している。
PLUSが発売された際は、秋葉原も2012年仕様に更新する念の入れようである。
「他に力を入れるべきところがあるだろうが」は言わないお約束。 - 多くの企業とタイアップを組んでいる(とらのあな・ドスパラ・ファミ通・コミックバーズなど)。
マップ上に実名店舗が登場したり、ローディング画面に広告が出たりするのはこのためである。
本作のシナリオを担当したアサウラ氏の関係で「ベン・トー」の、制作会社であるアクワイアの関係で「大東京トイボックス」のCMもある。
こちらもPLUSになった際に広告内容が追加・変更されている。 - 小ネタが豊富。最近賑わしたアレから古いものまで様々。
メインヒロイン、文月瑠衣の声を担当した日笠陽子さんに纏わるネタも…。 - 無印版ではDLCでアキハバレンジャーの衣装が手に入る。衣装の色は黄色とピンクであり、手に入れた人はエモーショナルな驚きが与えられる。
PLUSでは赤緑青の衣装が追加され、サブミッションで手に入れる事が可能。
なお、あくまでもアキ「ハ」バレンジャーである。某非公認な戦隊ドラマとは一切関係ない…ハズ。
(第一、無印を発売したのは某非公認な戦隊ドラマが放送される1年前の話である)
関連動画
関連項目 |
外部リンク |
脚注
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