魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉

421 ななしのよっしん
2014/11/18(火) 20:25:56 ID: AmAP7TpNWy
長くなった2分割スマソ
で、ティッタが泣いたのは巫女ゆえに意識があってティグルに危を加えそうになったことについて泣いたと(アニメは描写のみで全裸が恥かしく泣いたように見える

ロランが降したのは元より「ガヌロンらはきな臭いからとっと終わらせて陛下へ謁見したい&信用ならんけど、ティグル討伐は一応王からの正式な依頼であることとからたたかわずにいられず「最初から不本意な闘いだった」→本丸の戦2人とやりあいティグルド卿の言い分からさきの疑惑に拍が掛かる

でも陛下の「逆賊討伐は絶対」と忠臣の心の間で揺らぎ結果、腕が上がらんっていうところで、「自の民を守るっていうティグルの信念に対して勝ちを譲った」だけでぶちゃけ自身の騎士としての迷いと較して「負けた」と思い降した、と言う感じだね。将である自分に迷いがあるのに逆賊とって良いのかとね。
かしこれも「カット」されてるけどぶっちゃけあのままでもをひきづってでもティグルたちをれたらしいからロラン凄すぎ。あとは誘導、マスハスの活躍とかかなりカットされてるね(ジスタード戦がいるところでもらす)、とあとで理解した。以上感想
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422 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 01:50:29 ID: VMeRDrM4Bw
正確にはの件はガヌロンの片腕であるグレアスト侯がティグルに恭順しなければ敵とするという脅しから対抗して戦闘になった軍略。
アニメでは丸々カットされているが、このキャラ悪役としては図太い神経で部下を切り捨てられる冷酷さで頭も良いとかなりの悪役。あとエレンに対する執着からザイアンよりもアレな要員として優秀。
ここらでガヌロンの陰謀が出るんだけど、それをカットしたらロランの件はポッとで過ぎになる。ガヌロンは利潤のためなら味方は適当なときに減ってもいいと言う外道ティグルエレンも使い潰す気でいた。ある意味、野心のテナルディエより享楽的で危険な存在。

戦記メインMFで出すために適当なお色気と言う感じの作なんだが、アニメスタッフ明らかに取捨選択を間違っていて、うーむ。
そういえば、あのお金大好きガエルどこ行った。元の伝承からし不死身霊というヤバい存在なんだけど。
>>417
そんなに酷いのかと思って覗いたら。おおう、原作読んでなくて決めつけはおろか、中世事情を調べもしないでくのが多くて・・・
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423 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 10:11:57 ID: N7lcTQccrN
兵士騎士達が具使い、無双級の将軍が出てくるまでの時間稼ぎ程度の存在でしかない以上
これは戦記モノではないよね…せめて軍隊単位で強い弱いの話をしないと。
でもヒロイン達のキャラデザインはかなり好き。
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424 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 10:53:56 ID: v7L1GWBX0a
結局、一巻3話、次いで2話づつで7話が終了
全13話だったと思うから、また3話かけて消化に戻るのかな
一巻の時点で駆け足ではあったが、まだ一番まともで面かったなと個人的には思うから、丁寧にやって盛り返して欲しいな
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425 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 11:45:03 ID: uDd/6QM+P/
騎士団どころかロランの描写もひどかったのは、これからに向けて力を蓄えてるからだと信じてる
個人戦すら一枚絵で手を抜く理由なんてそれしか考えられない(戦闘中にすら揺れるおっぱいからを背けつつ)
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426 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 12:40:45 ID: xBlDWJ+JEz
>>423
も戦も一応兵士のみで対処可ですよ、そういう考察は多分カットされるだろうけど
特に戦はいくら強かろうが他の兵との連携を断てば一番チョロい

それと兵士の強い弱いはあまり重視してなくて装備の相性、兵站、士気、数、外交トップ会談で決着を重視してる感じ
だからアホな数の死人が出たりする事はホントに稀で、大抵懸命な判断で撤退したり被害が大きくなる前に降したりしてる

あそこまで酷い戦記モノだとは思わないなぁ、ライトノベルとしてはじゅうぶんじゃね
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427 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 13:31:54 ID: F2uHlLQ/gl
>>423
具を使わない戦がほとんどカットされてるから、そう考えられても仕方ないかな、残念だけど
に関してはかなり使いどころが難しいし(たぶん今後描かれる)、戦は数を集めれば普通兵士でも対応できる
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428 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 19:55:00 ID: LNFMtgKiIW
ここにはキャラ名がないけど中の人が有名なので一応
原作でも地味キャラなのかな?
ピエールボードワンCV:檜山修之

あとアニメでしか出てこないけど、皆勤なんでね
ナレーションCV:小杉十郎太
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429 ななしのよっしん
2014/11/19(水) 20:52:32 ID: AFZwcq1wZm
ボードワンブリューヌの中枢にいる人だから戦闘にはほとんど参加しない=出番が少ない&立たない。
ただし彼がいないとブリューヌが空中分解しかねない重要人物。

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430 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 00:41:28 ID: VMeRDrM4Bw
>>423
そもそもアニメは軍勢による戦略描写が欠けている部分が圧倒的に多い。
は既に言われている通り、彼女たち自身は普通女性だからスタミナ面で劣り、それなのに消費のしい技は実は攻撃範囲が10人に満たないほど狭い。他人数で対処できるから彼女たちも兵を率いる。
は本来操られるような存在じゃない。あの占い師のドレカヴァクがまともじゃないから。そういった暗躍の件もカットされている。
ロランはだけは本当に規格外の人で、あの宝デュランダル具に対抗できる一の成功例。コレに関しては元ネタの伝承がヨーロッパ騎士最強騎士聖剣伝説最高の聖剣とすごすぎるからしょうがない。向こうではアーサー王伝説より有名。

戦略に関しては、かなり手が込んでいるし、作者は全体の動きも意識して執筆しているよ。と言うか、ここでも詳しく書ききれないからもう原作手に取った方がい。
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431 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 00:52:21 ID: 9EaY1Pd0ch
ネジオル戦はかなり好きなんだがなあ
このペースだと速で終わりそう
本来5巻分は2クールの尺だし。日常系ならともかくストーリーものは特に
まあこの作品はアニメにすると要らないと思う部分も多いから5巻分15~7話くらいか
1巻分の尺はちょうどよかったし
2クール26話で10巻までやっちゃえばよかったんじゃないかな
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432 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 08:47:59 ID: cJCKhUngQy
>>396
ザイアンの小物感の出し方とか凄くいいと思う
顔芸連発といい、「が怒られるんだ」みたいなみっともないセリフ追加といいw
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433 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 11:24:29 ID: qPz24Tob1w
そのせいで結果的にザイアンが一番立ってる状態で
が生きてればよかったのに とか言われるのはどうよ
あんなのいらんっちゅーねん
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434 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 13:04:28 ID: xBlDWJ+JEz
が死んだからこそテナルディエもティグル潰しに躍起になってるといえる

まあ生きててもかませにしかならんだろうなぁ、あの方も絶対許さないと思うし
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435 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 13:36:25 ID: N7lcTQccrN
なるほど、戦も出せば勝利って存在じゃないんだね。
必殺技使わない時も敵をバッサバッサ切り倒して無双してるから絶対無敵かと思ってた…。

ザイアンがいいキャラしてたってのは全面的に同意だわ。
ティグルと同じく成長するライバルにしても良し、面小物にしても良しで可性が無限大だった。
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436 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 18:15:00 ID: F2uHlLQ/gl
ザイアンが生きてたらだいぶ結末が違っただろうな
なんだかんだでテナルディエザイアンを愛してたわけだし、元々の彼の野望はザイアンを王位に据えることだったからね
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437 ななしのよっしん
2014/11/20(木) 20:29:06 ID: mfVLNs75g4
7話でティッタの方はああなっちゃうが助け方が応急処置の時みたいに
アレだったからまたオマケコーナーさらに暴走する予感
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438 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 05:41:41 ID: v7L1GWBX0a
キャラクターをより魅力的に描くには、内面や関係性の機微を描写しなくちゃならんし
お話をより面く見せるためには、政治戦闘の駆け引きの緊感を描写せなならん
ラノベにしては会話より地の文が体だし、大胆に再編するのでなく、ただ圧縮して再構成するだけじゃあ、一巻を2話で消化してしまうのはハナから理だよなぁ
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439 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 07:45:49 ID: I/w9HwxkKx
SRPG化してくんないかなぁ。理なのはわかってるけどさぁ
アニメよかよっぽど楽しい作品になりそう。題材がゲームに近いよこれ
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440 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 07:54:02 ID: xic1E6v2Bd
覚醒した状態の主人公加えても倒しきれないとかバケモンですわ
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441 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 08:14:57 ID: v7L1GWBX0a
原作だと主人公チートショットに戦2人の具のサポート上乗せで相殺されてるわけだからね

ロランは王とその民に仕える騎士としてデュランダルを振り下ろしたわけだけれど、領民を守るために戦うことに迷いのないティグルを前にして、自身の奮うに本当に民を守る大義があるのかわからなくなってしまった
その迷いがロランの敗因であり、三人はあわや打ち負けていたというのだから、まさにバケモノ

そしてそんなロラン1人でバランスブレーカー過ぎる故に、3巻で登場々その巻の内に……
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442 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 08:49:40 ID: 7XReX9UhEd
アニメの6話で羽根付けた騎士団に突っ込む描写がちとあったけど

内容が一人で3000騎士団の前に立ちふさがり、一騎打ちを挑んだ敵の戦士瞬殺、その後一人で突撃、投石器で飛んできた岩をディユランダルで粉砕
敵軍3000を一人で圧倒、大混乱に陥れるとかいう頭おかしい人だから
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443 ななしのよっしん
2014/11/21(金) 17:43:50 ID: 0vRAxUdKZO
 今回の第7話の解説文を書きこみさせていただくのは20時以降くらいになりますが……

 今回前評判より描写不足って感じるところ、ナヴァー騎士団関連以外は案外少なかった印があります

 ただ、デュランダル……あれに技を打ち消す力があるっていう説明が、本編中で一切ない……もう単純にとてつもなく丈夫なだけの剣、という設定に変更なんでしょうかね
 原作ではソフィーがしっかり、技を打ち消す力があるという推測をエレンに話してるんですが
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444 第7話解説:前編 その1
2014/11/21(金) 20:09:51 ID: 0vRAxUdKZO
※前提その1……各話の解説コメは、アニメ各話の分かりにくい描写を補うことを基本とします。なので、原作である小説と異なっていてもアニメの描写が分かりにくいわけではなければ、特に追記はしません
※前提その2……兵の数や戦術の選択の根拠に関する解説が特にない場合などは、原作を基に推測していきます
※前提その3……エレンの『傭兵』という言い分について。アニメ版ではカットされている宰相ボードワンマスハス卿の言い合いの中で、「彼らが将来侵略行為を行わない保はない」(つまり、現在侵略行為と認定出来る行為はしていないとも判断出来る)という会話から推察出来ることです
 ロランも同様のことを口にしていますので、『傭兵』という言い分自体は通用していると見ていいでしょう。ジスタートへは直接抗議の使者が派遣されたりもしていないこと、また中世の『傭兵』の解釈は割りと揚かつ厳格(傭兵と名乗ったからには傭兵として働き抜く)あたりからも、そのことを推測することは十分に出来ますが


 今回はアニメ第7話「守るために」についての解説です。正直、ブリューヌ王の文官たちの事情や、ナヴァー騎士団の心理描写の方が多いに省かれていて、分かりにくい箇所が多いです


 OP前に使用したソフィー技「が前に集え煌めく波濤よ<ファルヴァルナ>」は、原作では投を防ぐ防御系として描写されていました。アニメ版では騎士たちを吹き飛ばしてはいますが、基本的には攻撃力より防御を的とした技です
 ちなみに、戦たちが対人戦技を使わない理由の一つとして、技は具の力であって自身の戦闘技量によるものではないというものがありますが、この辺がソフィーが自身の技を解禁した理由だと思われます。
 つまり、防御系や支援系の技はその場ぎにはなりますが、結局自身の戦闘技量がければ敵を倒せないため、前述の理由には較的抵触しにくいというわけです

 OP後、ソフィーファルヴァルナはあっさりられていますが、原作ではどうもこの時られた感触から単純な力で破られたものと感覚が違ったようで、後にエレンデュランダルには技を打ち消す力があるのではないか? という推測を固っています
 アニメ版でも、単純に力で押し切られたのとは少し違う感じの、独特の破られ方の描写がされていますが……特にだからといって説明があるわけでもないという

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445 第7話解説:前編 その2
2014/11/21(金) 20:15:03 ID: 0vRAxUdKZO
 その後、ソフィー戦闘力では敵わないと判断し、「が傍に集えい流よ<ミラーシエム>」という支援幻覚技で撤退をします
 余談ですが、原作ではロランはこの幻覚の中でもソフィーの気配を感知していて、ソフィーが攻撃を行うつもりだったらのなら、おそらくは倒されていたでしょう。原作では、ソフィーの気配が撤退する動きなのを察知して深追いは止めています

 原作でもこの後マスハス卿の支援もあって、ナヴァー騎士団は追撃戦自体も中止しました

 回想シーン。第6話の解説でも少し触れましたが、テナルディエとガヌロン国王への謁見を止めています。原作では一応ちゃんとした『勅命の書状』は手渡されているので任務には赴いていますが、アニメ同様に彼らについては元々ロランはあまり信用していません。前々からいい噂を聞く機会のほうが少なかったようですので

 マスハス卿とオージェ子爵を中心としたブリューヌ人側による王の見解などの解説シーンについて
 ちなみに、マスハス卿が理やり王宮に入り込んだのは、原作では元々王宮内部が既にテナルディエとガヌロンによって政治的な事務処理がなされていたためで、謁見を断られ続けたのが原因です
 アニメ版も大筋は同じと考えていいでしょう

 原作でも、宰相ボードワンマスハス卿は友人だったので一応国王が積み木遊びをしているほど精神状況が悪化していることは知らされていますが、詳細については大分後になるまで他言はしませんでした
 アニメ版であっさり喋っているのは、尺の関係でしょう

 原作でもボードワンは他の兵を引き入れた以上は大義を手にする必要があると言っています
 ただし、この件に関しては原作ではかなり長時間の言い合いをしており、エレンが『傭兵』としてブリューヌに入っている件は、現状では『傭兵』として処理するしかないが(だから、ジスタート側には今のところ直接抗議がされていない)後に侵略を行わない保が何処にもないという理由で、叛逆者として扱われることになります
 さりげに、テナルディエとガヌロン双方にティグルを叛逆者にするようせっつかれていた、という話も書かれていますので、文官たちでは逆らえなかったというのも理由の一つです

 まあ、王の文官としては『傭兵扱いするしかないジスタートの者たち』を、疑わしい動きがあった場合にすぐけるようにするための理由が欲しかった、というのも本音でしょう
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446 第7話解説:前編 その3
2014/11/21(金) 20:22:31 ID: 0vRAxUdKZO
 アニメ版では省略されていますが、実は原作ではこの後直轄領に関する解釈によって、王宮の文官たちの若干矛盾した心理が明らかになっています
 アニメ第6話にて「アルサスは王の直轄領とするが、当面は領民の自治に委ねる」という条文が読まれました。なんかスルーされてしまっていますが、これはかなり重要な文面です。これがあるとないとではティグルたちの今後が大きく変わってしまうほどの
 この文があるため、実はアルサスの領民が認める場合に限り、ティグルたちは今まで通りアルサス~ライトリッツルートを使用可なのです(通行や駐屯が可かどうかは、領民の自治に委ねられてますので)
 つまり、ティグルたちを叛逆者とする一方でティグルたちがアルサス領民から否定されるような行為を行わない限りは、今まで通りに戦うことも可となっている……この辺が矛盾点です
 王宰相ボードワンたち文官からすれば、ティグルたち第三勢力が々にテナルディエやガヌロンに倒されると、反抗勢力が減って2つの公爵の勢力に対抗しにくくなるのもまた事実……というややこしい事情のためです

 この後、マスハス卿が刺客に襲われている回想がありますが、これはテナルディエかガヌロンのどちらかだろう、ということ以外は原作でも不明です

 原作ではこの頃は、エレンティグル恋愛感情で手を貸しているようなら介入を辞めさせるつもりだった、とティグルに発言しています

 この後のロランオリビエさんとの会話。原作と違って名前で呼ばれません。この二人実は友な上に、オリビエさんは原作ではかなり重要な役どころもある人なんですが
 この会話から、実はナヴァー騎士団も独自に調を行っており、その結果からティグルたちが叛逆者として扱われていることに不信感を抱いています
 なにせ、叛逆者としてティグルを討てと言っていたテナルディエとガヌロンの両名が、実は他者の領土に侵攻していたのですから、不信感を抱かない方がおかしいのですが
 原作では、『この2名の軍を討てという勅命は騎士団に来なかったのか?』という旨の発言すらしています
 ついでにいうと、原作ではこの会議で今のところ略奪や侵略行為はジスタート兵はしていないし、ティグルに関する噂も好意的なものが多い、という話まで出てきました
 
 で、ティグル覚めてからの描写です。からの意志で導かれた先の神殿へ……後編に続きます
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447 第7話解説:後編 その1
2014/11/21(金) 20:30:56 ID: 0vRAxUdKZO
※前提その1……各話の解説コメは、アニメ各話の分かりにくい描写を補うことを基本とします。なので、原作である小説と異なっていてもアニメの描写が分かりにくいわけではなければ、特に追記はしません
※前提その2……兵の数や戦術の選択の根拠に関する解説が特にない場合などは、原作を基に推測していきます
※前提その3……エレンたちはブリューヌ王側でも傭兵として処理され続けているので、それを厄介に感じてティグルを叛逆者にした側面もあります

 今回はアニメ第7話「守るために」についての解説アバン以降からです

 ちなみに、アバン解説にあった宰相ボードワン三すくみを狙っているという解説、それが直轄領に関する『しばらくは領民の自治に任せる』という条文の項です。
 前編で触れましたが、この自治に任せるという条文のおかげで、結局ティグルたちは条件付きながら領民許可がある限り、今まで通りアルサスからライトリッツ経由のルートが使えるため、戦闘行為は続けられるあたりが、王混乱した情勢を表しています

 ちなみに、三日月の説明が間違っていると書いていた人がいますが、原作を読む限りでは説明を端折ってはいますが、大きな間違いはないです
 端折っている箇所は、最初に第一が対峙した時点で第二および第三戦場を大きく回する点です。つまり、アニメ版のように分かりやすく第二と第三が待っている状態ではないのには注意です

 場面は変わって神殿の中。ちなみにこの神殿の化身がその場に創ったものですが、本来だと『闇の深い、数多の骸の山の上』の方が創りやすいらしいです。実に禍々しいですね

 ティル=ナ=ファ。「と闇と死の女神」との対話シーン。ちなみにティッタの体を借りているのは、ティッタが本来神殿に仕える巫女として修行を積んでいる(実は今も巫女修行全には止めてないです)ため、体が借りやすいからです
 あと、原作ではこういう神殿は創る力があるのに、会話するのには人の体を借りたほうが楽らしいということも語られています。単に人質にしたわけではないというわけです
 原作ではもう少し長々と会話していますが、要約するとティル=ナ=ファはティグルに想い、覚悟、技量を見せろと言っています
 
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448 第7話解説:後編 その2
2014/11/21(金) 20:36:36 ID: 0vRAxUdKZO
 ティッタを射ろというのは女神からの試験ですので、ここでティグルは考えを巡らせます
 結論を言えば、ティッタを射るという条件を満たせばいいと判断したティグルは、威力をティッタに当たっても傷つかないよう、力を微細に調整するという結論に至ります(当たった間に矢が砕け散るように調整)
 女神は結果に対し、一応想いだけは及第点だと評しています。原作では後に分かるエピソードがありますが、そこで今までのたちの中では、ティグルが引き出せているの力はかなり弱い部類だということが判明します。
 及第点という言葉は実のところ女神のハッタリなどではなく、価を引き出すことに関しては単なる事実だったようです

 この後、原作ではが破けたティッタが女神に体を乗っ取られていたことなどを思い出し、ティグルが自分を救ってくれたことに感謝しています。泣いているのはそのためですが、アニメ版ではそのことについては全く説明がないので、そこは分からなくてもある意味当然です

 さて、三日月の破り方ですが原作と違って明確な説明が若干不足気味です
 この時期はブリューヌのがよく増氾濫する季節です。そのため、戦闘前のが降りそうだという言葉の後で、オージェ子爵が土嚢であらかじめ氾濫箇所などを調整しています
 ナヴァー騎士団もその構成が騎兵隊であるため、騎兵隊が力を発揮出るように地形を斥事前に確認しています
 が、戦闘の直前にぬかるみが出来るように氾濫箇所などを調整していたため、ナヴァー騎士団は第三の時点で騎兵隊がまともに動けなくなる、ぬかるみに誘い込まれてしまいます

 そしてエレンロランとの戦闘シーン。これは原作だと先にエレンを交える形になり(後ろにはソフィーが最初からいます)、先日とは覚悟が違うエレンの気迫に押される形で本隊から引き離されています
 ついでにいうと、原作では副隊長であるオリビエのことを信頼して、自分が本隊から離れても大丈夫だろうという判断もあります
 なにより、ソフィーロランに手を出してはいないものの、他の者が結局自分たちに近寄れないという判断もありました
 戦闘力ではロラン全に上なのですが、流石戦場を自分の方が優先的に移せるほどの差ではかったようです

 「ヴェルニー>」は支援系か単なる機なのか、こちらは較的逡巡なく使ってます
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449 第7話解説:後編 その3
2014/11/21(金) 20:40:16 ID: 0vRAxUdKZO
 原作だとこの段階でも攻撃系のレイ・アドモスの方は使用を若干ってますが
 ソフィー技である「が先を疾走せよ飛沫よ<ムーティラスフ>」は、実のところ攻撃力は皆無幻覚の類の技です。使用に逡巡しなかったのはやはりそのへんが理由でしょう。
 ロランが防御の姿勢を取ったのは、ただ単に攻撃力があるか分からなかったせいです

 原作ではこのロランの隙に述懐で、本来技量に劣る自分が死ぬべきなのだろうが……と考えながらもレイ・アドモスを使用しました
 まあ、原作ではデュランダルには技を打ち消す力があるという推測をソフィーから聞かされていたので、そこまでする必要があるのか? とも思えるシーンですが……結局する必要などかったわけですし
 
 アニメ版では、デュランダル技を打ち消す効果があるという説明が一切ないので、なぜレイ・アドモスに耐えられたのか理由がよくわかりません
 もしかすると、単純にデュランダル具並に丈夫で、かつロランがとても強いというだけの設定に変わっているのかもしれませんが

 原作では、ここでエレンソフィーは今まで打ち合った疲労と技による疲労が重なって、一時的に戦闘困難な状況に追い込まれています。アニメ版ではそこまで疲労は見えませんが、単純な戦闘力では二人でも敵わないことは分かっていますので、やはりピンチに変わりはないです

 原作ではロランティグルのやりとりで、「彼らは傭兵として戦っている」「それは承知している。だが、いつか彼らが……」という会話がありますので、ここでも一応彼らはいまのところ傭兵として処理されていることも事実であることが分かります
 ついでに、エレンからのテナルディエを討とうという誘いに対して、原作ではそれが出来ればどれだけ心が弾むだろうか、とまで思っています。一応断ってはいますが、やはり彼にとってはティグルなどよりよほど両公爵の方が、本心から許しがたい相手のようです
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450 第7話解説:後編 その4
2014/11/21(金) 20:41:52 ID: 0vRAxUdKZO
 今回はここまでです。解説長すぎだと自分でも思います

 アニメ版は、ロランが両手で構えた時点で「いままで片手で!」とエレン驚愕していますが、実は原作も同様です。というかこの戦いが始まってから、ロランは一度も両手でを握っていなかったのです
 つまるところ、彼はいままでは本気でデュランダルを振るってはいなかったわけで、エレン驚愕するのは当然です

 原作ではこの一騎打ち、直前にの力を単独で引き出すことにかろうじて成功し、レイ・アドモス級の威力を見せています。原作では脅しと口にしてますが、まあ本当のところは一騎打ち突然使うのはいくらなんでも卑怯だろう、という判断だったのではないでしょうか
 ただ、単独で力を引き出したせいで疲労困憊になったあとは、アニメ版と同様の展開になります。ただ、このとき原作ではロランの力と具の力、実は根本的な力の質そのものに違いがある、ということに直感で気付いています。原作では伏線になっている部分です(アニメはそこまでやらんでしょうが)

 あと、アニメ版はなぜか描写自体省略されてますが、この部分おそらく原作と同様にアリファールソフィーのザートから力が流れ込んでます(矢のきが単色ではないので)

 ロランティグルからの「民を守るため」という言葉に対して、思うところがありました。というか、実のところそれ以前から陰謀の匂しかしない情報ばかりが聞こえてきていたので、ティグルのこの叫びを聞いて全に体に気力がついていかなくなってます

 腕が上がらなかったのは、原作同様です。原作の方は、そこまで疲労したこと自体が初めての経験だったようで、その事実に困惑している描写がありますが
 原作では、迷いなく戦えていればそれでも体を引きずってでも切りつけられなくもなかった、という描写もあります。アニメ版も同様だと思われますが、そこまで詳しくは描写されてません

 後、ナヴァー騎士団が負けた描写はもう公式リムズレポートと、氾濫期のを利用した戦闘開始直前に出来上がったぬかるみによる、騎兵隊の機動力を奪うにハマった、という説明で納得してください
 あまりに説明なさすぎて、これ以上説明するなら長文なりすぎます


 次回、「二千対二万」 侵略者の到来。そして英雄が産をあげる戦いの始まり
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