魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉
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ななしのよっしん
2014/11/18(火) 20:25:56 ID: AmAP7TpNWy
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長くなった2分割スマソ。
で、ティッタが泣いたのは巫女ゆえに意識があってティグルに危害を加えそうになったことについて泣いたと(アニメは描写のみで全裸が恥かしく泣いたように見える
ロランが降伏したのは元より「ガヌロンらはきな臭いからとっと終わらせて陛下へ謁見したい&信用ならんけど、ティグル討伐は一応王国からの正式な依頼であることとからたたかわずにいられず「最初から不本意な闘いだった」→本丸の戦姫2人とやりあいティグルド卿の言い分からさきの疑惑に拍車が掛かる
でも陛下の「逆賊討伐は絶対」と忠臣の心の間で揺らぎ結果、腕が上がらんっていうところで、「自国の民を守るっていうティグルの信念に対して勝ちを譲った」だけでぶちゃけ自身の騎士としての迷いと比較して「負けた」と思い降伏した、と言う感じだね。将である自分に迷いがあるのに逆賊と斬って良いのかとね。
しかしこれも「カット」されてるけどぶっちゃけあのままでも剣をひきづってでもティグルたちを斬れたらしいからロラン凄すぎ。あとは川の水誘導、マスハスの活躍とかかなりカットされてるね(ジスタード戦姫がいるところでもらす)、とあとで理解した。以上感想 -
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 01:50:29 ID: VMeRDrM4Bw
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正確には川の件はガヌロン公の片腕であるグレアスト侯がティグルに恭順しなければ敵とするという脅しから対抗して戦闘になった軍略。
アニメでは丸々カットされているが、このキャラは悪役としては図太い神経で部下を切り捨てられる冷酷さで頭も良いとかなりの悪役。あとエレンに対する執着からザイアンよりもアレな要員として優秀。
ここらでガヌロンの陰謀が出るんだけど、それをカットしたらロランの件はポッとで過ぎになる。ガヌロンは利潤のためなら味方は適当なときに減ってもいいと言う外道。ティグルやエレンも使い潰す気でいた。ある意味、野心家のテナルディエより享楽的で危険な存在。
戦記メインでMFで出すために適当なお色気と言う感じの作風なんだが、アニメスタッフは明らかに取捨選択を間違っていて、うーむ。
そういえば、あのお金大好きガエルどこ行った。元の伝承からして不死身の水霊というヤバい存在なんだけど。
>>417
そんなに酷いのかと思って覗いたら。おおう、原作読んでなくて決めつけはおろか、中世事情を調べもしないで叩くのが多くて・・・ -
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 10:11:57 ID: N7lcTQccrN
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 10:53:56 ID: v7L1GWBX0a
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結局、一巻3話、次いで2話づつで7話が終了
全13話だったと思うから、また3話かけて消化に戻るのかな
一巻の時点で駆け足ではあったが、まだ一番まともで面白かったなと個人的には思うから、丁寧にやって盛り返して欲しいな -
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 11:45:03 ID: uDd/6QM+P/
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 12:40:45 ID: xBlDWJ+JEz
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 13:31:54 ID: F2uHlLQ/gl
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 19:55:00 ID: LNFMtgKiIW
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ななしのよっしん
2014/11/19(水) 20:52:32 ID: AFZwcq1wZm
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 00:41:28 ID: VMeRDrM4Bw
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>>423
そもそもアニメは軍勢による戦略描写が欠けている部分が圧倒的に多い。
戦姫は既に言われている通り、彼女たち自身は普通の女性だからスタミナ面で劣り、それなのに消費の激しい竜技は実は攻撃範囲が10人に満たないほど狭い。他人数で対処できるから彼女たちも兵を率いる。
竜は本来操られるような存在じゃない。あの占い師のドレカヴァクがまともじゃないから。そういった暗躍の件もカットされている。
ロランはだけは本当に規格外の超人で、あの宝剣デュランダルも竜具に対抗できる唯一の成功例。コレに関しては元ネタの伝承がヨーロッパ騎士道最強の騎士と聖剣伝説最高の聖剣とすごすぎるからしょうがない。向こうではアーサー王伝説より有名。
戦略に関しては、かなり手が込んでいるし、作者は全体の動きも意識して執筆しているよ。と言うか、ここでも詳しく書ききれないからもう原作手に取った方が早い。 -
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 00:52:21 ID: 9EaY1Pd0ch
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 08:47:59 ID: cJCKhUngQy
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 11:24:29 ID: qPz24Tob1w
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 13:04:28 ID: xBlDWJ+JEz
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 13:36:25 ID: N7lcTQccrN
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 18:15:00 ID: F2uHlLQ/gl
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ななしのよっしん
2014/11/20(木) 20:29:06 ID: mfVLNs75g4
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 05:41:41 ID: v7L1GWBX0a
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 07:45:49 ID: I/w9HwxkKx
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 07:54:02 ID: xic1E6v2Bd
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 08:14:57 ID: v7L1GWBX0a
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 08:49:40 ID: 7XReX9UhEd
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ななしのよっしん
2014/11/21(金) 17:43:50 ID: 0vRAxUdKZO
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第7話解説:前編 その1
2014/11/21(金) 20:09:51 ID: 0vRAxUdKZO
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※前提その1……各話の解説コメは、アニメ各話の分かりにくい描写を補うことを基本とします。なので、原作である小説と異なっていてもアニメの描写が分かりにくいわけではなければ、特に追記はしません
※前提その2……兵の数や戦術の選択の根拠に関する解説が特にない場合などは、原作を基に推測していきます
※前提その3……エレンの『傭兵』という言い分について。アニメ版ではカットされている宰相ボードワンとマスハス卿の言い合いの中で、「彼らが将来侵略行為を行わない保証はない」(つまり、現在は侵略行為と認定出来る行為はしていないとも判断出来る)という会話から推察出来ることです
ロランも同様のことを口にしていますので、『傭兵』という言い分自体は通用していると見ていいでしょう。ジスタート王国へは直接抗議の使者が派遣されたりもしていないこと、また中世の『傭兵』の解釈は割りと鷹揚かつ厳格(傭兵と名乗ったからには傭兵として働き抜く)あたりからも、そのことを推測することは十分に出来ますが
今回はアニメ第7話「守るために」についての解説です。正直、ブリューヌ王国の文官たちの事情や、ナヴァール騎士団の心理描写の方が多いに省かれていて、分かりにくい箇所が多いです
OP前に使用したソフィーの竜技「我が前に集え煌めく波濤よ<ファルヴァルナ>」は、原作では投槍を防ぐ防御系として描写されていました。アニメ版では騎士たちを吹き飛ばしてはいますが、基本的には攻撃力より防御を目的とした竜技です
ちなみに、戦姫たちが対人戦で竜技を使わない理由の一つとして、竜技は竜具の能力であって自身の戦闘技量によるものではないというものがありますが、この辺がソフィーが自身の竜技を解禁した理由だと思われます。
つまり、防御系や支援系の竜技はその場凌ぎにはなりますが、結局自身の戦闘技量が無ければ敵を倒せないため、前述の理由には比較的抵触しにくいというわけです
OP後、ソフィーのファルヴァルナはあっさり斬られていますが、原作ではどうもこの時斬られた感触から単純な力で破られたものと感覚が違ったようで、後にエレンにデュランダルには竜技を打ち消す力があるのではないか? という推測を固っています
アニメ版でも、単純に力で押し切られたのとは少し違う感じの、独特の破られ方の描写がされていますが……特にだからといって説明があるわけでもないという
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第7話解説:前編 その2
2014/11/21(金) 20:15:03 ID: 0vRAxUdKZO
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その後、ソフィーは戦闘力では敵わないと判断し、「我が傍に集え眩い流砂よ<ミラーシエム>」という支援系幻覚の竜技で撤退をします
余談ですが、原作ではロランはこの幻覚の中でもソフィーの気配を感知していて、ソフィーが攻撃を行うつもりだったらのなら、おそらくは倒されていたでしょう。原作では、ソフィーの気配が撤退する動きなのを察知して深追いは止めています
原作でもこの後マスハス卿の支援もあって、ナヴァール騎士団は追撃戦自体も中止しました
回想シーン。第6話の解説でも少し触れましたが、テナルディエ公とガヌロン公が国王への謁見を止めています。原作では一応ちゃんとした『勅命の書状』は手渡されているので任務には赴いていますが、アニメ同様に彼らについては元々ロランはあまり信用していません。前々からいい噂を聞く機会のほうが少なかったようですので
マスハス卿とオージェ子爵を中心としたブリューヌ人側による王国の見解などの解説シーンについて
ちなみに、マスハス卿が無理やり王宮に入り込んだのは、原作では元々王宮内部が既にテナルディエ公とガヌロン公によって政治的な事務処理がなされていたためで、謁見を断られ続けたのが原因です
アニメ版も大筋は同じと考えていいでしょう
原作でも、宰相ボードワンとマスハス卿は友人だったので一応国王が積み木遊びをしているほど精神状況が悪化していることは知らされていますが、詳細については大分後になるまで他言はしませんでした
アニメ版であっさり喋っているのは、尺の関係でしょう
原作でもボードワンは他国の兵を引き入れた以上は大義を手にする必要があると言っています
ただし、この件に関しては原作ではかなり長時間の言い合いをしており、エレンが『傭兵』としてブリューヌに入っている件は、現状では『傭兵』として処理するしかないが(だから、ジスタート側には今のところ直接抗議がされていない)後に侵略を行わない保証が何処にもないという理由で、叛逆者として扱われることになります
さりげに、テナルディエ公とガヌロン公双方にティグルを叛逆者にするようせっつかれていた、という話も書かれていますので、文官たちでは逆らえなかったというのも理由の一つです
まあ、王国の文官としては『傭兵扱いするしかないジスタートの者たち』を、疑わしい動きがあった場合にすぐ叩けるようにするための理由が欲しかった、というのも本音でしょう -
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第7話解説:前編 その3
2014/11/21(金) 20:22:31 ID: 0vRAxUdKZO
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アニメ版では省略されていますが、実は原作ではこの後直轄領に関する解釈によって、王宮の文官たちの若干矛盾した心理が明らかになっています
アニメ第6話にて「アルサスは王国の直轄領とするが、当面は領民の自治に委ねる」という条文が読まれました。なんかスルーされてしまっていますが、これはかなり重要な文面です。これがあるとないとではティグルたちの今後が大きく変わってしまうほどの
この文があるため、実はアルサスの領民が認める場合に限り、ティグルたちは今まで通りアルサス~ライトメリッツ公国のルートを使用可能なのです(通行や駐屯が可能かどうかは、領民の自治に委ねられてますので)
つまり、ティグルたちを叛逆者とする一方でティグルたちがアルサス領民から否定されるような行為を行わない限りは、今まで通りに戦うことも可能となっている……この辺が矛盾点です
王国宰相ボードワンたち文官からすれば、ティグルたち第三勢力が早々にテナルディエ公やガヌロン公に倒されると、反抗勢力が減って2つの公爵の勢力に対抗しにくくなるのもまた事実……というややこしい事情のためです
この後、マスハス卿が刺客に襲われている回想がありますが、これはテナルディエ公かガヌロン公のどちらかだろう、ということ以外は原作でも不明です
原作ではこの頃は、エレンがティグルに恋愛感情で手を貸しているようなら介入を辞めさせるつもりだった、とティグルに発言しています
この後のロランとオリビエさんとの会話。原作と違って名前で呼ばれません。この二人実は親友な上に、オリビエさんは原作ではかなり重要な役どころもある人なんですが
この会話から、実はナヴァール騎士団も独自に調査を行っており、その結果からティグルたちが叛逆者として扱われていることに不信感を抱いています
なにせ、叛逆者としてティグルを討てと言っていたテナルディエ公とガヌロン公の両名が、実は他者の領土に侵攻していたのですから、不信感を抱かない方がおかしいのですが
原作では、『この2名の軍を討てという勅命は騎士団に来なかったのか?』という旨の発言すらしています
ついでにいうと、原作ではこの会議で今のところ略奪や侵略行為はジスタート兵はしていないし、ティグルに関する噂も好意的なものが多い、という話まで出てきました
で、ティグルが目覚めてからの描写です。黒い弓からの意志で導かれた先の神殿へ……後編に続きます -
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第7話解説:後編 その1
2014/11/21(金) 20:30:56 ID: 0vRAxUdKZO
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※前提その1……各話の解説コメは、アニメ各話の分かりにくい描写を補うことを基本とします。なので、原作である小説と異なっていてもアニメの描写が分かりにくいわけではなければ、特に追記はしません
※前提その2……兵の数や戦術の選択の根拠に関する解説が特にない場合などは、原作を基に推測していきます
※前提その3……エレンたちはブリューヌ王国側でも傭兵として処理され続けているので、それを厄介に感じてティグルを叛逆者にした側面もあります
今回はアニメ第7話「守るために」についての解説。アバン以降からです
ちなみに、アバンの解説にあった宰相ボードワンの三すくみを狙っているという解説、それが直轄領に関する『しばらくは領民の自治に任せる』という条文の項目です。
前編で触れましたが、この自治に任せるという条文のおかげで、結局ティグルたちは条件付きながら領民の許可がある限り、今まで通りアルサスからライトメリッツ公国経由のルートが使えるため、戦闘行為は続けられるあたりが、王国の混乱した情勢を表しています
ちなみに、三日月の陣の説明が間違っていると書いていた人がいますが、原作を読む限りでは説明を端折ってはいますが、大きな間違いはないです
端折っている箇所は、最初に第一陣が対峙した時点で第二陣および第三陣が戦場を大きく迂回する点です。つまり、アニメ版のように分かりやすく第二陣と第三陣が待っている状態ではないのには注意です
場面は変わって神殿の中。ちなみにこの神殿、黒い弓の化身がその場に創ったものですが、本来だと『闇の深い夜、数多の骸の山の上』の方が創りやすいらしいです。実に禍々しい弓ですね
ティル=ナ=ファ。「夜と闇と死の女神」との対話シーン。ちなみにティッタの体を借りているのは、ティッタが本来神殿に仕える巫女として修行を積んでいる(実は今も巫女の修行は完全には止めてないです)ため、体が借りやすいからです
あと、原作ではこういう神殿は創る能力があるのに、会話するのには人の体を借りたほうが楽らしいということも語られています。単に人質にしたわけではないというわけです
原作ではもう少し長々と会話していますが、要約するとティル=ナ=ファはティグルに想い、覚悟、技量を見せろと言っています
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第7話解説:後編 その2
2014/11/21(金) 20:36:36 ID: 0vRAxUdKZO
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ティッタを射ろというのは女神からの試験ですので、ここでティグルは考えを巡らせます
結論を言えば、ティッタを射るという条件を満たせばいいと判断したティグルは、威力をティッタに当たっても傷つかないよう、力を微細に調整するという結論に至ります(当たった瞬間に矢が砕け散るように調整)
女神は結果に対し、一応想いだけは及第点だと評しています。原作では後に分かるエピソードがありますが、そこで今までの黒い弓の主たちの中では、ティグルが引き出せている黒い弓の力はかなり弱い部類だということが判明します。
及第点という言葉は実のところ女神のハッタリなどではなく、黒い弓の真価を引き出すことに関しては単なる事実だったようです
この後、原作では服が破けたティッタが女神に体を乗っ取られていたことなどを思い出し、ティグルが自分を救ってくれたことに感謝しています。泣いているのはそのためですが、アニメ版ではそのことについては全く説明がないので、そこは分からなくてもある意味当然です
さて、三日月の陣の破り方ですが原作と違って明確な説明が若干不足気味です
この時期はブリューヌの川がよく増水し氾濫する季節です。そのため、戦闘前の雨が降りそうだという言葉の後で、オージェ子爵が土嚢であらかじめ川の氾濫箇所などを調整しています
ナヴァール騎士団もその構成が騎兵隊であるため、騎兵隊が能力を発揮出るように地形を斥候で事前に確認しています
が、戦闘の直前にぬかるみが出来るように川の氾濫箇所などを調整していたため、ナヴァール騎士団は第三陣の時点で騎兵隊がまともに動けなくなる、ぬかるみに誘い込まれてしまいます
そしてエレンとロランとの戦闘シーン。これは原作だと先にエレンと剣を交える形になり(後ろにはソフィーが最初からいます)、先日とは覚悟が違うエレンの気迫に押される形で本隊から引き離されています
ついでにいうと、原作では副隊長であるオリビエのことを信頼して、自分が本隊から離れても大丈夫だろうという判断もあります
なにより、ソフィーはロランに手を出してはいないものの、他の者が結局自分たちに近寄れないという判断もありました
戦闘力ではロランが完全に上なのですが、流石に戦場を自分の方が優先的に移せるほどの差では無かったようです
「風影<ヴェルニー>」は支援系か単なる機能なのか、こちらは比較的逡巡なく使ってます -
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第7話解説:後編 その3
2014/11/21(金) 20:40:16 ID: 0vRAxUdKZO
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原作だとこの段階でも攻撃系のレイ・アドモスの方は使用を若干躊躇ってますが
ソフィーの竜技である「我が先を疾走せよ輝く飛沫よ<ムーティラスフ>」は、実のところ攻撃能力は皆無な幻覚の類の技です。使用に逡巡しなかったのはやはりそのへんが理由でしょう。
ロランが防御の姿勢を取ったのは、ただ単に攻撃能力があるか分からなかったせいです
原作ではこのロランの隙に述懐で、本来技量に劣る自分が死ぬべきなのだろうが……と考えながらもレイ・アドモスを使用しました
まあ、原作ではデュランダルには竜技を打ち消す力があるという推測をソフィーから聞かされていたので、そこまで躊躇する必要があるのか? とも思えるシーンですが……結局躊躇する必要など無かったわけですし
アニメ版では、デュランダルに竜技を打ち消す効果があるという説明が一切ないので、なぜレイ・アドモスに耐えられたのか理由がよくわかりません
もしかすると、単純にデュランダルが竜具並に丈夫で、かつロランがとても強いというだけの設定に変わっているのかもしれませんが
原作では、ここでエレンとソフィーは今まで打ち合った疲労と竜技による疲労が重なって、一時的に戦闘が困難な状況に追い込まれています。アニメ版ではそこまで疲労は見えませんが、単純な戦闘力では二人でも敵わないことは分かっていますので、やはりピンチに変わりはないです
原作ではロランとティグルのやりとりで、「彼らは傭兵として戦っている」「それは承知している。だが、いつか彼らが……」という会話がありますので、ここでも一応彼らはいまのところ傭兵として処理されていることも事実であることが分かります
ついでに、エレンからのテナルディエ公を討とうという誘いに対して、原作ではそれが出来ればどれだけ心が弾むだろうか、とまで思っています。一応断ってはいますが、やはり彼にとってはティグルなどよりよほど両公爵の方が、本心から許しがたい相手のようです -
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第7話解説:後編 その4
2014/11/21(金) 20:41:52 ID: 0vRAxUdKZO
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今回はここまでです。解説長すぎだと自分でも思います
アニメ版は、ロランが両手で構えた時点で「いままで片手で!」とエレンが驚愕していますが、実は原作も同様です。というかこの戦いが始まってから、ロランは一度も両手で剣を握っていなかったのです
つまるところ、彼はいままでは本気でデュランダルを振るってはいなかったわけで、エレンが驚愕するのは当然です
原作ではこの一騎打ち、直前に黒い弓の力を単独で引き出すことにかろうじて成功し、レイ・アドモス級の威力を見せています。原作では脅しと口にしてますが、まあ本当のところは一騎打ちで突然使うのはいくらなんでも卑怯だろう、という判断だったのではないでしょうか
ただ、単独で力を引き出したせいで疲労困憊になったあとは、アニメ版と同様の展開になります。ただ、このとき原作ではロランは黒い弓の力と竜具の力、実は根本的な力の質そのものに違いがある、ということに直感で気付いています。原作では伏線になっている部分です(アニメはそこまでやらんでしょうが)
あと、アニメ版はなぜか描写自体省略されてますが、この部分おそらく原作と同様にアリファールとソフィーのザートから力が流れ込んでます(矢の輝きが黒単色ではないので)
ロランはティグルからの「民を守るため」という言葉に対して、思うところがありました。というか、実のところそれ以前から陰謀の匂しかしない情報ばかりが聞こえてきていたので、ティグルのこの叫びを聞いて完全に体に気力がついていかなくなってます
腕が上がらなかったのは、原作同様です。原作の方は、そこまで疲労したこと自体が初めての経験だったようで、その事実に困惑している描写がありますが
原作では、迷いなく戦えていればそれでも体を引きずってでも切りつけられなくもなかった、という描写もあります。アニメ版も同様だと思われますが、そこまで詳しくは描写されてません
後、ナヴァール騎士団が負けた描写はもう公式のリムズレポートと、川の氾濫期の雨を利用した戦闘開始直前に出来上がったぬかるみによる、騎兵隊の機動力を奪う罠にハマった、という説明で納得してください
あまりに説明なさすぎて、これ以上説明するなら長文になりすぎます
次回、「二千対二万」 真の侵略者の到来。そして英雄が産声をあげる戦いの始まり -
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