ロックマンとは、カプコンから1987年12月に発売されたファミリーコンピュータ向けアクションゲームである。
またその続編群や主人公の名前も指す。海外名はMegaman。
1987年に登場した大人気ゲーム。その人気は日本だけでなく世界中で人気になり海外では何度かアニメ化までされるほど。
主人公のロックマンを操り、敵のロボットを倒していくことが目的。
ゲームを始めるとどのステージから遊ぶか選べたり、特殊武器を切り替える事によって敵の弱点を突くことができるなど当時のアクションゲームとしては超画期的であった。
ファミリーコンピュータで発売されたのが始めであるが、続編や派生シリーズが様々なゲーム機で発売されている。
派生作品に「ロックマンX」「ロックマンDASH」「ロックマンゼロ」「ロックマンエグゼ」「ロックマンZX」「流星のロックマン」などがあり、「エグゼ」と「流星」はアニメとしてTV東京系で放映されたりもした。
所謂横スクロールアクションであり、ジャンプ、ロックバスター、スライディング(3から)、チャージショット(4から)、ダブルギア(11のみ)等を使ってステージをクリアしていき、最後に待ち構えているボスを倒すとステージクリアとなる。
最大の特徴は「倒した相手の武器を手に入れて特殊武器としてプレイヤーが使うことができる」という点で、8体(初代は6体)いるボスを倒す度に、それぞれのボスの使用していた特殊武器を使用できるようになる。(作品やボスによっては追加で、ラッシュジェットやビートなど他のサポート武器も入手出来る)
それぞれの特殊武器にはそれを弱点とするボスがおり、弱点はボス達の中でじゃんけんのようにループしているため 入手した特殊武器を使うことでゲームを容易に攻略でき、アクションが苦手なプレイヤーでも気軽にプレイすることができる。(ただし3など、そのじゃんけんループが二つに分かれている作品もある)
他、E缶、ラッシュなどのサポートキャラクター、ワイリーマシンやジャンピング土下座等、シリーズ恒例となっている物も数多くある。
ロックマンX等を含まない所謂本家シリーズのタイトルと発売ハードを一覧にする。
なお、移植版・リメイク版も含める。
2018年に30周年を迎えた本シリーズだが、同年後半に久々のナンバリングである「ロックマン11 運命の歯車!!」を各機種で発売。この中にはPC版も含まれており、Steamの配信にも対応している。
これ以降無印ロックマンシリーズ単体での音沙汰はないが本作のロックマン、ブルース、ロールは2020年秋に配信されたロックマンX DiVEというソーシャルゲームにも登場している。
声優:椎名へきる(CDドラマ「ロックマン危機一髪」、アーケード版)、折笠愛(8、B&C、スーパーアドベンチャー他)、藤野かほる(カプコンVS.シリーズ)、小椋美輝(ガンスパイク)、小林由美子(ロックマンロックマン)、福原綾香(11)、田村睦心(パチスロ「ロックマン アビリティ 史上最大の試練」)
形式番号DRN.001、ロック。ロボット工学の権威であるライト博士が製作した、家庭用お手伝いロボットであった、
しかしDr.ワイリーが世界征服を宣言したことにより、戦闘用ロボットへの改造を自ら志願。スーパーロボット「ロックマン」となって戦いに赴く。
基本武器は太陽光を圧縮して放つ「ロックバスター」。『ロックマン4』からはチャージショットが可能に。
元々家庭用として設計されたため心優しい性格とされる。しかし、創造者の反対を押し切ってまで戦闘ロボットとなって事態の解決を望んだ彼は約100年後の世界での言葉でいうならば、心を持ったロボットのイレギュラー化とも言えなくもない。ちなみにライト作のロボットが創造者の意に反する意志をみせたのはライトナンバーズ創造の歴史上の時系列ではブルースに次いで二度目となる。
ロールちゃんとは実の兄妹のように仲が良い。製造順番で言えばブルースは兄に当たるのだが、ロックマン自身はそのことを知らない。
メインカラーが青であるのは、ファミコンで使える色で青系統の色が多かったからである。
同社製対戦格闘ゲーム「MARVEL VS. CAPCOM」及び「MARVEL VS. CAPCOM2」に使用キャラクターとして参戦。通常技の大パンチが飛び道具のロックバスターとなっており、チャージショットも可能。
また、2014年にWiiUと3DSの両機種で発売の「大乱闘スマッシュブラザーズ for NINTENDO 3DS / Wii U」にもゲスト枠として参戦。「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」にも引き続いて参戦している。
参戦PVではロボットである事が強調され、ロックバスターからの変形のプロセスや関節部分がメカニカルに描かれてたりと外観デザインが有賀ヒトシ版ロックマンに近いものになっていた。ちなみに同作のロックマンにはボイスが収録されていない。
チャージショットやスライディングがある事から、仕様はロックマン8以前のものに近い。特にモーションはファミコン時代のロックマンを元に作られている。場外になった際は例のティウンティウンティウンエフェクトも発生する。特にフィールドスマッシュでロックマンを使うと割と本家ロックマンに近い操作感覚が味わえる。
チャージショット・ロックアッパー・タップスピンを繰り出した際、同じ会社のどこぞやの波動をぶっぱなす格闘家を思い出すのは気のせいだろうか。・・・と思っていたらその格闘家本人がDLCとして参戦してしまった。
強攻撃や空中攻撃各方向スマッシュ攻撃、必殺技、投げの各アクションには他のボスから奪取した「特殊武器」が多く使われている。
最後の切りふだは、エックス、ロックマン.EXE、ロック・ヴォルナット、S.S.ロックマンとともに一斉チャージバスターを食らわせる「ロックマンスペシャル」。桜井氏曰く「夢の共演」。ロック・ヴォルナットは任天堂のゲーム機に出ていたっけ?と思われる方もいるだろうが、ロックマンDASHは第一作のみN64でも発売された事がある。開発中止となったDASH3も元は3DSで発売予定だった。
「スマブラSP」ではさらにブルースとフォルテも加勢してくれる。
実はロックマンのスマブラ参戦はかなり前から検討はしていたが、諸般の事情で今までは困難だった事を桜井は語っていた。
2014年7月にはニンテンドー3DSのすれちがいMii広場のミニゲーム「ピース集めの旅」にモンスターハンター4に続いてサードパーティータイトルであるロックマンのパネルが突如追加された。おそらく大乱闘スマッシュブラザーズfor 3DS/Wii Uへの参戦によるものと思われるが、あくまでもロックマンのタイトル表記である。
なお、スマブラで披露した両腕をロックバスターに変形させるアクションだが、十数年前に既に「スーパーアドベンチャーロックマン」で使用している。
作中でオーバーヒート覚悟で放っていることからも分かる通り、両腕をバスターにすることにリスクがあるのはこの作品の時点から設定されている。スマブラにおける下スマッシュ攻撃「フレイムブラスト」を使用した際にバスターが展開するのは、放熱してオーバーヒートを防ぐ為である。なお「フレイムブラスト」は本家と異なり、フレイムマンが繰り出すモーションに近い。同様に「スパークショック」も本家と異なり、スパークマンのように電極針を両腕のバスターから突き出して電撃を与えるものになっている。モーションはスパークマンのチャージ状態と瓜二つ。
実はナンバリング作品では唯一ロックマン5の特殊武器は登場しないが、サポートキャラに関しては5初出のビートを必殺ワザカスタマイズで使用する事ができる(仕様は7のもの(落とし穴からの脱出)に近い)。また、スライディングに攻撃判定がある事を考えると5の特殊武器の一つスライディング攻撃のチャージキックの要素も内包していると言っていい。
2017年12月には、久方ぶりのナンバリング「ロックマン11 運命の歯車!!」の発表に合わせてか、ソーシャルゲーム「スーパーロボット大戦X-Ω」へ参戦(人間サイズのロボットならば既に同作でも「ヘボット!」が参戦しているため、前例はある)。
名義は「ロックマン」だが、ロックマンだけでなくブルースとフォルテも参戦する。
BGMはゲーム作品としては相当評価が高い。ゲーム性よりもBGMを論じ合うファンや、どちらかと言うとBGMに思い出がある古参ユーザーは少なくない。
1~6までは限定品のサウンドトラックに収録されている。カプコンの通販サイトなどで購入可能。7と8は長い間発売されなかったが、2007年に待望の登場を果たす。しかし7に関してはOPステージの後半部分がごっそり抜け落ちていたり、フリーズマンステージにノイズが混じっていたり、音質が悪かったり、曲順がめちゃくちゃだったりと様々な問題点が発覚(8はSS版のBGMが収録されていない、音質が悪い以外は特に問題はない模様)。
後日スタッフ側はこれに弁解するもきっちりとした説明を果たした訳ではなく、弁解には矛盾点があった事が指摘されるなど、苦し紛れの言い訳と捉えるファンは少なくなかったようである。以降のサウンドトラックに関しては特に問題はなかったようだ。
本家ロックマンシリーズの第二作「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」に 登場するボスキャラクターについて歌った「エアーマンが倒せない」、使われているBGMに歌詞を当てはめた「思い出は億千万」などが特に有名。
ゲーム自体の動画はロックマンシリーズ本編、改造ロックマン、同人ロックマン、プレイ方法もTAS、RTA、実況プレイ動画などさまざまである。
また、本来ライフ制であるこのゲームを一撃で死ぬようにしてプレイしたオワタ式ロックマンや、システム以外殆ど別物となるほどに手を加えた改造ロックマン製作動画もある。
その他はカプコンのピコカキコ一覧を参照
ロックマンという名称から「岩男」とも呼ばれる。
*実際の名前の由来は「岩」ではなく、音楽の「ロックンロール」から来ている。
アメリカで発売された「Megaman」はキャラクターやゲーム性、大まかな設定などを踏襲して日本版とは別に製作されたゲームである。本編のゲーム内容はおおむね国内版と近いものであるが、パッケージイラストに描かれたMega manと思しき人物は誰も見た事が無い色黒のオッサンとなっており、公式非公式を問わず幾度となくネタにされている。さらに「ストリートファイター X 鉄拳」では何故かこの色黒のオッサンがゲストキャラクターとして参加している。
このシリーズでは100年後の世界であるロックマンXシリーズへの伏線を匂わせるものがロックマン7以降にいくつかみられる作品があるが、公式にはそれらがXシリーズの伏線かまでは明確にしていない。Xシリーズでも同様に過去に繋がるようなものでも明確な回答はしていない。
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最終更新:2024/05/06(月) 18:00
最終更新:2024/05/06(月) 18:00
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