スマッシュ(仮面ライダービルド)とは、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』に登場する怪人である。
その他の用法については「スマッシュ」の記事を参照のこと。
概要
火星で発見された謎の物体「パンドラボックス」が起動したことで生じたスカイウォールによって3つに分断された日本に出没する未確認生命体。
その正体はファウストという謎の組織が人間に何らかの成分を注入する人体実験を施して造り出した存在であり、インベスやミラーモンスター同様基本的に言語や理性といったものは感じられない。
体の成分を抜き取れば元の人間の姿に戻るが、スマッシュ化していた頃の記憶は失われる。また重傷を負った場合はそれ以前の記憶まで失う可能性もある。「ハザードレベル1」と認定された体の弱い者が素体となっていた場合は成分を抜き取られた後に肉体が消滅してしまうため、スマッシュ化した時点で助かる術はなくなる。
抜き取られた成分は石動美空の手により浄化されてフルボトルとなり、ビルドの戦力として還元される。
平成ライダーとしては珍しい改造人間に該当し、TVシリーズにおいて現代人ベースの改造人間と明確に設定された怪人は『仮面ライダースーパー1』のドグマ怪人以来37年ぶりとなる。
スマッシュ一覧
今作で登場するスマッシュは通常種の他に上位種として「スマッシュハザード」「ハードスマッシュ」「ハザードスマッシュ」「ロストスマッシュ」が、量産種として「クローンスマッシュ」が存在する。
通常スマッシュ
主に東都編で登場した、今作におけるスマッシュの基本種と思われる怪人。
いずれの個体も人間態を持っていて、かつ全ての個体の成分がビルド側に採取されたという共通点を持つ。
- ニードルスマッシュ(人間態/声:不明)
身長:205cm
体重:110.3kg
特色/力:鋭い爪、腕部の刃
素体:身元不明の男
成分:ハリネズミ
各部に鋭い針状の刃を備えたスマッシュ。鋭い嘴による刺突や腕部の刃による斬撃といった攻撃手段を持つ。指先の爪を相手に突き刺し、神経毒を注入することも可能。
今作における通常のスマッシュはカラーリングや設定が変更されつつも何度か再登場していた傾向があるのだが、ニードルのスーツは他のスマッシュに改造されてしまい再登場の機会を失ってしまった。
更に第41話で戦兎と万丈が出会ってから東都のフルボトルが完成されるまでに登場したスマッシュは葛城忍、葛城巧、万丈龍我の3名と面識のある人物に絞り込まれていた事が発覚したが、要するに、それ以前に登場したニードルスマッシュは「"彼ら3名とは面識の無い人物"がスマッシュに改造された姿」という点が確定した。 このことから、ニードルスマッシュは素体の身元が最後まで不明だった件も相まって作中屈指の不憫キャラと言わざるを得ないだろう。
- ストロングスマッシュ(人間態/声:山崎将平)
身長:204cm
体重:142kg
特色/力:格闘攻撃
素体:志水
成分:ゴリラ
格闘戦に特化したパワータイプのスマッシュ。
分厚い装甲で攻撃を受け止め、巨大なパワーアームから強烈な打撃を叩き込む。
人間態を演じる山崎は『仮面ライダーフォーゼ』でリンクス・ゾディアーツ/野々村公夫役としてゲスト出演していた。
- バーンスマッシュ(人間態/声:伊藤梨沙子)
身長:207cm
体重:121kg
特色/力:火炎放射
素体:小倉香澄
成分:ドラゴン
体内に発熱機関を有するスマッシュ。
右腕の「スマッシュバーナー」から火炎放射を繰り出すほか、炎を纏った格闘攻撃を行う。
作中初めてハザードレベル1に認定されたスマッシュ。恋人である龍我への攻撃を避けようと抵抗していたことから、改造前の自我が微かに残っていたことが窺える。
- フライングスマッシュ(人間態/声:東風万智子)
身長:202.5cm
体重:105.5kg
特色/力:飛行能力
素体:木根礼香
成分:タカ
両腕の翼で周囲の気流を操ることで飛行するスマッシュ。上空から急降下して両翼端のエアスラッシュクローによる高速格闘攻撃を得意とする。
- ミラージュスマッシュ(人間態/声:市オオミヤ)
身長:207.2cm
体重:112.2kg
特色/力:分身能力
素体:鍋島正弘
成分:ニンジャ
分身を作り出す能力を持つスマッシュ。両手に装備した剣「スライススマッシャー」で分身とともに集団攻撃を仕掛ける。
葛城殺害の濡れ衣を着せたほか、人体実験場に連行するために襲撃するなど龍我に対して複数にわたり危害を加えているが、その影にはファウストに妻子を人質として取られている事が関係しているらしい。
- スクエアスマッシュ(人間態/声:市オオミヤ)
身長:203.5cm
体重:134.7kg
特色/力:空間操作
素体:鍋島正弘
成分:不明
ブラッドスタークが拉致した鍋島を再改造して作り出した空間操作能力を持つスマッシュ。
右腕のエリアカットペンを使い空間移動用のゲートを作り出し資格から攻撃を行うほか、空間を切り取って投擲武器として扱うことも可能。
ブラッドスタークによりガスを注入されたことで巨大化しビルドを追い詰めるが、龍我の助けが入ったことで形勢逆転され敗北。成分を抜き取られ元に戻ったが、ブラッドスタークの言う「後遺症」により全ての記憶を失っていた。
- プレススマッシュ(人間態/声:ピンボケたろう)
身長:203.0cm
体重:126.6kg
特色/力:圧縮攻撃
素体:岸田立弥
成分:パンダ
記憶喪失前の桐生戦兎と思わしき佐藤太郎を「アニキ」と慕う男「岸田立弥」がファウストに拉致され、ビルドの戦闘力を図るための囮として利用するためにスマッシュに改造された姿。
全身に搭載されている強力なプレス機器を用いて両腕で挟み込んだ相手を徐々に圧縮し粉々に粉砕する攻撃を得意とする。非常にゴツい見た目のスマッシュなのだが、ニンニンコミックの攻撃に翻弄されて目を回すなど、変身者のキャラが強烈だった点が影響しているのかコミカルな仕草も見受けられている。
一度は倒され成分を吸収されたが、暴走した龍我によって成分を再び注入されてしまい再度スマッシュ化。 再スマッシュ化した彼はファウストのアジトの案内人となったのだが、研究所のスタークによって破裂寸前までネビュラガスを投与されてしまう。その後、証拠隠滅として放棄されたファウストの研究所から脱出する戦兎たちの前に再び現れたが、ニンニンコミックフォームの攻撃でネビュラガスが排出され再び成分を採取したことで元の姿に戻った。
- アイススマッシュ(人間態/声:笹岡サスケ)
身長:207.1cm
体重:109.1㎏
特色:凍結能力
素体:雄介
成分:クラゲ
ブラッドスタークがスチームブレードの能力の一つである「スチームブレード」でネビュラガスを散布した際に、付近に居合わせていた葛城京香の教え子の少年「雄介」がスマッシュ怪人に変化した姿。 変身者は子供なのだが、ネビュラガスの影響で大人の体に変化している。
氷を生み出す器官が体内に備わっていて、戦闘時にはつららの様な形状の「アイシクルチルアロー」を大量発射して周囲を凍結させる戦法を得意とする。
成分を採取した後の雄介は元の体に戻ったのだが、変身者が子供だった影響もあってか体にダメージが残ってしまった。
- ストレッチスマッシュ(人間態/声:滝裕可里)
身長:204.7cm
体重:104.1kg
特色/力:硬化ゴムのボディ
素体:滝川紗羽
成分:タコ
スパイ活動に失敗した滝川紗羽をファウストが拉致して誕生したスマッシュ。
ボディを構成している硬化ゴムを用いることで腕を伸ばしてムチのような攻撃をしたり、肩のゴムを膨らまして相手の攻撃を受け止める事が可能。
採取された成分は美空が浄化した事によって「オクトパスフルボトル」が完成したが、これをもって東都側に存在するフルボトルが全て完成という事になった。
スマッシュハザード
東都編のスマッシュには「スマッシュハザード」と呼ばれる亜種も確認されている。
こちらの個体は通常種と比較して各攻撃の威力や装甲強度が上昇している他、カラーリングも通常種から異なり黒色に変更されている。
- ストロングスマッシュハザード(人間態/声:古村比呂)
身長:204.0cm
体重:142.0kg
特色/力:格闘攻撃
素体:葛城京香、東都治安維持部隊隊員
成分:鍵
北都に住んでいた葛城巧の母親「葛城京香」がナイトローグに誘拐された際に記憶の消去も兼ねる形でストロングスマッシュの強化態に改造させられた姿。
通常のスマッシュよりも強力な個体という事もあってか、初遭遇の際にビルドさえも圧倒されてしまう程の実力を持っていた。 成分を抜き取られ人間の姿に戻ると「後遺症」としてファウストのアジトの記憶は失われてしまったが、巧からのメッセージは予め記憶していたらしく、本物の研究データを戦兎に託した。
後に15話ではナイトローグが東都の治安維持部隊の隊員をスマッシュ化させた際に再登場し、更に後の17話では突如街に現れる形で三たび登場した。
- プレススマッシュハザード(人間態/声:本庄司)
身長:203.0cm
体重:126.6kg
特色/力:圧縮攻撃
素体:河合栄多
成分:不明
ブラッドスタークが東都先端物質学研究所の研究員「河合栄多」にネビュラガスを投与した事によって変異したプレススマッシュの強化バージョン。
例によって装甲強度も強化されているのだが、ドラゴンフルボトルの力で強化された状態の龍我、つまり装甲が強化されたにも関わらず生身の状態の人間によって倒される。
だが、龍我のボトルでは成分を採取できずスマッシュに変身した状態で生存。 生存した彼は戦闘から逃走したブラッドスタークの前に現れ、成分を抜き取ったことで元の姿に戻った。
第16話では北都が送り込む形で他のスマッシュハザードと共に再登場した。
- ストレッチスマッシュハザード
身長:204.7cm
体重:104.1kg
特色/力:硬化ゴムのボディ
素体:東都治安維持部隊隊員
成分:不明
ナイトローグが放出したデビルスチームで東都の治安維持部隊の隊員がスマッシュ化した姿。
ストレッチスマッシュの強化バージョンにあたり、例によって各技の威力や装甲強度の向上が行われている。素体がモブという事もあってか、ビルドとクローズによる同時攻撃の前にあっさりとやらてしまい、成分を採取されずに自動的に元の姿に戻った。
- フライングスマッシュハザード(人間態/声:不明)
身長:202.5cm
体重:105.5kg
特色/力:飛行能力
素体:不明
成分:不明
北都が送り込んだフライングスマッシュの強化バージョン。 プレススマッシュハザードやガーディアンの大群と共に東都を襲撃した。
その際の戦兎は自身の正体を葛城巧という事を幻徳から教えられた影響で動きが鈍くビルドを苦戦させたが、 助太刀に現れたクローズによって激励を受けた事によって立ち直り、ビルド・クローズの一撃で倒された。
ハードスマッシュ
北都が新たに制作した、フルボトルを自身の左腕に差し込む事で変身できるタイプの強化型のスマッシュ。劇中では北都に存在していた「猿渡農場」の住民「北都三羽ガラス」がこの個体に変身していた。変身者の人物像については個別記事「猿渡一海」内の「北都三羽ガラス」にて。
通常スマッシュとは異なり自我を保ちながら変身ができる。単独の戦闘能力は通常スマッシュを凌駕するどころか単独でラビットタンクスパークリングやクローズを圧倒するほどの戦闘能力を持つ。また、三体でターゲットを包囲してエネルギーで体を包み、一斉に体当たりを仕掛ける連携技も存在している。
このように、彼らは非常に高い戦闘力を有していたことから、北都に宣戦布告された当時の仮面ライダービルドとクローズを圧倒していた。だが、通常のスマッシュよりは強力とはいえ、ビルドやクローズが更なる強化フォームを手に入れてからは、途端に彼らは登場当初の実力を発揮できなくなってしまった。連戦連敗の結果、彼ら三羽ガラスはファウストと共に北都サイドに寝返ったブラッドスタークによって新たな姿へと改造されてしまう…
- キャッスルハードスマッシュ(人間態/声:栄信)
身長:215.3cm
体重:150kg
特色/力:砲撃能力、堅牢な防壁
素体:赤羽/大山勝
成分:キャッスル
「北都三羽ガラス」のリーダーを自称する「赤羽」こと「大山勝」がキャッスルフルボトルで変身したハードスマッシュ。両肩の砲撃ユニット『カタプルタキャノン』から放たれるビル群を破壊する程の威力を持つビーム攻撃と、両肩の可動防壁『グランランパート』を使用した強固な防御を得意とする。肉弾戦も相当な力を持っており、近接戦に特化していた仮面ライダークローズの攻撃に押し勝つほどであった。
- スタッグハードスマッシュ(人間態/声:芹澤興人)
身長:205.2cm
体重:124.4kg
特色/力:高速剣技
素体:青羽/相河修也
成分:クワガタ
「北都三羽ガラス」の「青羽」ことメンバー一の年長者「相河修也」がクワガタフルボトルで変身したハードスマッシュ。昆虫をモチーフにした怪人らしく、並大抵の攻撃が通らないほどの分厚い装甲を持つが、重装甲にも関わらず2本の刀『ラプチャーシザーズ』を用いての素早い剣技を得意としている。
- オウルハードスマッシュ(人間態/声:吉村卓也)
身長:203.0cm
体重:115.0kg
特色/力:索敵能力、飛行能力
素体:黄羽/相河修也
成分:フクロウ
「北都三羽ガラス」の「黄羽」こと最年少メンバーの青年「相河修也」がフクロウフルボトルで変身したハードスマッシュ。両腕の球体ドローン『フォレストシーカー』を用いての広範囲索敵や、体内のフローターを利用した浮遊・飛行能力を得意としている。
ハザードスマッシュ
スマッシュに禁断のアイテム『ハザードトリガー』を用いた改造を施すことによって強化された姿。TV本編では「北都三羽ガラス」が変身する「ハードスマッシュ」が改造された個体のみ登場した。
同じく名前に「ハザード」と付くスマッシュハザードと同様に体色が黒く変色しているほか、戦闘能力も大幅に上昇。だが、その代償として「変身者のハザードレベルに関係無く、一度敗北してしまうと変身者の肉体が消滅してしまう」という甚大なデメリットが発生している。
- キャッスルハザードスマッシュ(人間態/声:栄信)
身長:215.3cm
体重:150.8kg
特色/力:砲撃能力、堅牢な防壁
素体:赤羽/大山勝
成分:キャッスル
ハザードトリガーによる強化改造を施されてハザードレベルが上昇した赤羽が変身可能になったハザードスマッシュ。ハザードレベルの上昇に伴い体色の変化と共にカタプルタキャノンによる砲撃とグランランパートによる防御も格段に上昇している。
- スタッグハザードスマッシュ(人間態/声:芹澤興人)
身長:205.2cm
体重:124.4kg
特色/力:高速剣技
素体:青羽/相河修也
成分:クワガタ
ハザードトリガーによる強化改造を施されてハザードレベルが上昇した青羽が変身可能になったハードスマッシュ。ハザードレベルの上昇に伴い体色の変化と共に装甲の強化と剣技の威力が大幅に上昇したことによって非常に高い近接攻撃能力を得た。
- オウルハザードスマッシュ(人間態/声:吉村卓也)
身長:203.0cm
体重:115.0kg
特色/力:索敵能力、飛行能力
素体:黄羽/相河修也
成分:フクロウ
ハザードトリガーによる強化改造を施されてハザードレベルが上昇した黄羽が変身可能になったハードスマッシュ。ハザードレベルの上昇に伴い体色の変化と共に飛行速度と装甲が強化されたことによって近接攻撃のパワーも強化されている。
クローンスマッシュ
過去に倒されたスマッシュが難波重工のクローン技術を用いて誕生したスマッシュ。
仮面ライダービルドにおける所謂「再生怪人」に当たる存在。いずれの個体も姿形は通常のスマッシュと同様だが、ボディフレームの強化によって戦闘能力が通常のスマッシュの4倍までに上昇しているほか、いかなる状態でも戦闘を継続できるようにするためか痛覚も持っておらず、結果的に死ぬまで戦えるほどの継続性を取得している。
デメリットとしては命令を聞く程度の最低限の自我しか持っていない。また、いずれも腹部や脚部装甲のデザインが異なるタイプも存在している。
今作で登場したクローンスマッシュは以下の4体。いずれも特徴は共通しているので、名称とスペック以外のデータは割愛する。
ロストスマッシュ
物語後半で登場したスマッシュの最終進化形態。今作における上級怪人に相当する存在である。
ただでさえ戦闘力が高いハザードスマッシュより更に戦闘力が上昇していることに加えて、ハードスマッシュ同様に自我を持っていて変身者の意志で変身することができる。
その実力は順当にハザードレベルを上げてきた仮面ライダー達と対等に渡り合える程度にはなっているのだが、ハザードスマッシュ同様に「変身者のハザードレベルに関係無く、一度敗北してしまうと変身者の肉体が消滅してしまう」という副作用も生じている。
変身する際にはハードスマッシュ同様に体のどこかにある差込口にロストボトルを挿入した上、付近のクローンスマッシュ2体をリリース融合させることによって変身できる。
存在が確認されている個体は計8体ではあるものの登場媒体は分散しており、テレビ本編では計4体、劇場版で計2体、ファイナルステージで計2体の個体が登場している。
- オウルロストスマッシュ(人間態/声:魏涼子、吉村卓也)
身長:203.0cm
体重:115.0kg
特色/力:索敵能力、飛行能力
素体:多治見喜子、擬態黄羽/相河修也
主成分:フクロウ
東都、北都代表戦以来、姿をくらましていた北都首相の多治見喜子がエボルトに高濃度のネビュラガスを注入され、フクロウロストフルボトルとプレス及びストレッチクローンスマッシュを用いることで変身できるようになったロストスマッシュ。ただでさえ強力だったハザードスマッシュより強力な個体であったらしく、改造の影響でボロボロになっていたカズミンを苦戦させるほどであったが、仮面ライダービルド ジーニアスフォームの必殺技のジーニアスフィニッシュを喰らったことにより、体内のネビュラガスを浄化され消滅することなく元の多治見喜子に戻った。また、後に最終決戦の際には黄羽に擬態したエボルトの遺伝子が変身した個体も登場した。この個体は変身の際にクローンスマッシュの吸収を用いていない。
- スタッグロストスマッシュ(人間態/声:山崎将平、芹澤興人)
身長:205.2cm
体重:124.4kg
特色/力:高速剣技
素体:志水恭一、擬態青羽/相河修也
主成分:クワガタ
第1話でストロングスマッシュに変身させられた後、友人のバーで住み込みで働いていたはずだった葛城忍の元教え子・志水恭一がエボルトによって高濃度のネビュラガスを投与されてしまい、クワガタロストフルボトルとストロング及びフライングクローンスマッシュを用いることで変身できるようになったロストスマッシュ。ロストスマッシュと化した影響で持ち前の装甲がビルドのハザードフォームに匹敵するほどの強度へと更に強化され、剣技の方も更にスピードアップしている。どうやらエボルトに「ビルドを始末できなければ殺す」と脅かされた上でビルドに襲い掛かってきたのだが、ジーニアスフォームの前では歯が立たず。ジーニアスアタックで動きを止められた上、ジーニアスフィニッシュを喰らったことにより元に戻った…のは良いのだが、変身解除後に口封じとしてエボルトに毒を注入されてしまい変身者が始末されてしまった。 また、後に最終決戦の際には青羽に擬態したエボルトの遺伝子が変身した個体も登場した。この個体は変身の際にクローンスマッシュの吸収を用いていない。
- CDロストスマッシュ(人間態:高田夏帆、声:雨宮天)
身長:199.6cm
体重:115.0kg
特色/力:円盤光刃の射出
素体:石動美空
主成分:CD
エボルトに拉致された後に高濃度のネビュラガスを投与されたみーたんこと石動美空がCDロストフルボトルと2体のストロングクローンスマッシュを用いることで変身ができるようになったロストスマッシュ。なお、ネビュラガスを投与された際にバングルのベルナージュの魂に適応しており、その影響で常にベルナージュの人格に乗っ取られているような状態になっている。詳細は石動美空の個別項目にて。
- キャッスルロストスマッシュ(人間態/声:栄信)
身長:215.3cm
体重:150.8kg
特色/力:砲撃能力、堅牢な防壁
素体:擬態赤羽/大山勝
主成分:キャッスル
最終決戦の際に擬態黄羽と青羽と共に登場した、赤羽に擬態したエボルトの遺伝子がキャッスルロストフルボトルを使用して変身したロストスマッシュ。このスマッシュは同時に登場したオウル及びスタッグロストスマッシュ同様に変身の際にはクローンスマッシュの吸収を用いていない。姿形こそはキャッスルハザードスマッシュとほぼ同様だが、ただでさえ非常に高い防御力が今作登場怪人の中でも最も高いレベルへとさらに強化され、もはやスカイウォールの壁に匹敵するほどの強固な防御力と比喩されている。一方の攻撃手段である砲撃も強力になっていて、フルボトルバスターの一撃と肩を並べるレベルに。
- ゼブラロストスマッシュ(人間態/声:藤井隆、趙珉和)
身長:214.8cm
体重:122.4kg
特色/力:腕部による格闘攻撃、頭突き
素体:郷原光臣、浦賀啓示
主成分:シマウマ
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』で登場したロストスマッシュの片割れ。西都の新知事である郷原光臣に擬態したブラッド族の男性がシマウマロストフルボトルを使用することで変身したロストスマッシュ。同作に登場したシザーズロストスマッシュ同様に変身の際にクローンスマッシュの吸収を用いらずに変身することができる。また、後にリリースされたスピンオフ作品『ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス』では郷原が地球へ来訪する前に浦賀啓示が変身していたことが判明している。
- シザーズロストスマッシュ(人間態/声:松井玲奈、永尾まりや)
身長:203.3cm
体重:102.7kg
特色/力:連続切断技
素体:才賀涼香、馬渕由衣
主成分:ハサミ
『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』で登場したロストスマッシュの片割れ。北都の新知事である才賀涼香に擬態したブラッド族の女性がハサミロストフルボトルを使用することで変身したロストスマッシュ。同作に登場したゼブラロストスマッシュ同様に変身の際にクローンスマッシュの吸収を用いらずに変身することができる。後にリリースされたスピンオフ作品『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』でも馬渕由衣が変身した個体も登場している。
- ストロングロストスマッシュ(人間態/声:無し)
身長:204.0cm
体重:???kg
特色/力:格闘攻撃
素体:不明
主成分:ハンマー
テレビ本編の放送終了後に公演されたファイナルステージにて登場した個体の片割れ。正式名称は判明しておらず、この記事では便宜上「ストロングロストスマッシュ」という名称として扱う。
- プレスロストスマッシュ(人間態/声:無し)
身長:203.0cm
体重:??kg
特色/力:圧縮攻撃
素体:不明
主成分:スパナ
テレビ本編の放送終了後に公演されたファイナルステージにて登場した個体の片割れ。正式名称は判明しておらず、この記事では便宜上「プレスロストスマッシュ」という名称として扱う。
関連項目
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- 0pt