継がれゆく、ロトの意志。
ドラゴンクエストI&II HD-2Dとは、スクウェア・エニックスより2025年10月30日に発売されたRPGである。対応機種はPlayStation 5、Nintendo Switch、Xbox Series X/S、Steam、Microsoft Windowsである。
リメイク元の詳細はドラゴンクエスト(第1作)、ドラゴンクエストII 悪霊の神々を参照。
概要
| ドラゴンクエストI&II HD-2D | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
| 対応機種 | PlayStation 5 Nintendo Switch Xbox Series X/S Steam Microsoft Windows |
| 開発元 | アートディンク スクウェア・エニックス浅野チーム |
| 発売元 | スクウェア・エニックス |
| 販売元 | スクウェア・エニックス |
| 発売日 | 2025年10月30日 |
| 対応年齢 | CERO:B(12才以上) |
| ゲームソフトテンプレート | |
ドラゴンクエストIは1986年5月27日にファミリーコンピュータ用ソフト、ドラゴンクエストII 悪霊の神々は1987年1月26日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたものである。
これら2作はスーパーファミコンでI・IIセットでリメイクされ、それ以降ゲームボーイカラー版、Wii版などに何度か移植されてきた。
それを今回、またもや2作品セットで、ドラゴンクエストIII そして伝説へ… HD-2Dと同様に、FC→SFCからさらにもう一段階進化させる形で、HD-2D化すると共にシナリオやシステムなどのゲーム内容それ自体を大幅に拡張・追加してのフルリメイクを行ったのが今作である。
RPGという概念自体を始めて日本のお茶の間に持ち込んだゲームであるが故に、RPGの一般的な要素すらまだ未実装であったIや、全ての国産RPGの基礎的なシステムで出来ているIIに、シンプルさや独自性は残しながらもDQIIIで追加された内容を輸入するなどの形でイベントを補完したり、昨今のゲームと同様の戦略性を組み込むなどの拡張を行ったものとなっている。
2025年3月27日のニンテンドーダイレクトで初めて画面が公開され、ドラゴンクエストの日である5月27日には発売日が10月30日になることが発表された。
変更点
ドラゴンクエストIII そして伝説へ… HD-2Dと同様で、かつてのFC→SFCのリメイクの時並みかそれ以上に全面的に何もかもが追加されたフルリメイクとなっている。
まず、ストーリー本筋が大幅に追加されており、そこ以外にも3作品の繋がりが解るような要素や、過去作の仕様をネタにしたものなどもちりばめられている。
システム面では戦闘のシステムがある程度現代のドラゴンクエスト化しており、MPを消費して使用できる特技などDQ3HD-2Dで追加されたのと同様のものが導入されている。
この他、使用すると呪文や特技を追加で習得できる「巻物」がアイテムとして登場する。
難易度はスーパーファミコンあたりと比較するとかなり歯ごたえがあるものになっており、回復しながら殴っていれば勝てるというようなものではないため、当時のように(今では珍しくなった)レベル上げをしたり、逆に多様な特技を駆使したり防御に徹しながら敵の行動パターンを見切るなどの現代的な知恵の双方が必要となってくる。
共通
- DQ1ではDQ2でもキーアイテムの1つとなる5つの紋章を作ることになる。2作共通だが、紋章を持った後にHP50%以下、あるいは特技の「せいしんとういつ」、呪文の「リホイミ」といった効果(キャラ毎に必要な効果が異なる)を付与すると一部の呪文と特技がパワーアップする超絶技が追加された。例:大ぼうぎょ→やいばのぼうぎょ、ドラゴン斬り→竜王斬り。
- 「ちいさなメダル」実装により、両作共通でメダル王関連の施設が追加された。
- 銀の鍵が盗賊の鍵、金の鍵が魔法の鍵、牢屋の鍵が最後の鍵に変更された。
DQ1
DQ2
- ローレシアの王子が呪文が使えないのは変わりないが、特技実装によりレベルアップでMPが上がるようになった。
- サマルトリアの王女が4人目の仲間となる。
- シナリオ拡張に伴い、所々因果関係が変わっている。
- 原作ではムーンブルクの王女がハーゴンの呪いで犬の姿にされていたが、王女を敵に見つからずに逃がすためにムーンブルク王が犬の姿にした、と変更された。
- 原作では傷ついたムーンブルク兵士が「ハーゴン教団から襲撃を受けた」と告げたことでハーゴンの存在がすぐに示唆されたが、今回は襲撃を受けたことを告げてすぐ事切れたため、ムーンブルクの王女が説明するまでは犯人不明となっている。
- これに伴い、王女が復讐を誓ったことを契機に3人は自らの意志でハーゴン討伐へ向かうことになる。
- アトラス、バズズ、ベリアルがシナリオ上で役割が与えられ、数回に渡って戦うことになる。魔物は彼らの統率下にあり、原作でハーゴンがやっていた悪事は彼ら並びにその配下が担当することになる。
- リメイク版で幻術下で登場していたミリエラが敵幹部として追加される。ビジュアルはメイデンドール系。
- 妖精族、人魚族が追加される。
- イベントごとにサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女に台詞が追加されている。
- 福引き所の福引きがスロットからガラポンに変更。10回福引きも可能だが、福引き1回に複数枚のふくびきけんを要求されることも。
- メダル王の島でパーティーメンバーの名前が変更できる。
- ベリアルが部下に説教していたが、ハーゴンによって部下が粛清されるシーンが加えられている。
- 物語の舞台に海底が追加されたため、船の財宝が廃止された。
声の出演
| DQ1 | DQ2 |
|---|---|
関連動画
関連項目
外部リンク
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