ファンタジー単語

ファンタジー
1.9千文字の記事
  • 8
  • 0pt
掲示板へ

ファンタジー(英:fantasy)とは、幻想妄想想、などを意味する英単である。

また以下の意味などでも使われる。

  1. 幻想
  2. 幻想想を題とした文学、等の作品

概要

英単のfantasyには「幻想想、妄想」などの意味があり、「すごい妄想をした」のような意味でも使われる単である。

しかし狭義でfantasyは魔法が出てきたり、昔の西洋の時代背景だったり、モンスターと称する西洋モンスターが登場したりする作品の事を漠然的にす場合が多い傾向にある。

これは、JRトールキン1954年発表の「ロード・オブ・ザ・リングス(指輪物語)」が非常に強いを与えたとされる。(トールキン作品には、ホビットゴブリンエルフドワーフ魔法使いなどが登場する)

日本で「世界三大ファンタジー」と言われることがある「指輪物語」「ナルニア国物語」「ゲド戦記」も全て魔法が登場する世界観である(ただしこの「世界三大ファンタジー」はがいつ定めたものか不明瞭なものだが)。

日本でもファンタジー作品と言えば魔法がでてきてモンスターと呼ばれる敵を倒す作品が多い。

また、日本ゲームの分野であるRPGでそういった作品が多いのも指輪物語、またはそれにを受けた作品の「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のが非常に強い。

また、ファンタジーの起をたどれば、世界神話や民話にまでさかのぼる。神話や民話などを発展させ、面おかしくしたのがファンタジー作品という考えもできる。

もしかしたらこのニコニコ動画カオスネ申がはびこり、混沌と秩序をさまようファンタジー世界なものかも知れない。

分類

  • ハイファンタジー⇔ローファンタジー

この世界と地続きでない世界物語である場合を「ハイファンタジー」、あくまで現実世界舞台の場合を「ローファンタジー」または「エブリデイマジック」などと呼ぶ。ハリーポッターシリーズのように、ハイファンタジーなのかローファンタジーなのか判断しにくい場合もある。

現実世界伝説や伝承に忠実なファンタジー設定が出てくるタイプのものを伝奇と呼ぶ。実際のファンタジーはそれらの設定を変してしみやすい形にした再話的なものであることが多い。一方で、神話文化などを実在するものから借りずに作るいわばアプリオリな世界観をす作品も少なからず存在する。

特定作者創作した設定を他の作者が共有したり、不特定多数の間で緩やかに設定が共有されていたりすることがある。こうした世界観をシェアワールドと呼ぶ。

ファンタジーというと普通SFは含まないが、広義にはSFはファンタジーの一部であると言える。SF定義は様々だが、大方の意見が一致するところによると、第一に論理的に統一的な理論が存在し、第二にその理論に実現の可性がありそうに見えるもの(その中でも特に新規性のあるもの)である。魔法には実現の可性はないものの、たとえば火を唱えるための呪文を唱えてが出てくることはないといったように、あらゆる物事には因果関係のルールが存在し、ルールが理由なく変わることはない。この点でそうしたファンタジーはSF的と言える。

他方、一見論理的に見えない(デフォルメされた, リアリティライン現実寄りでない)絵本のような作品もある。このような作品では描写と作品世界内の物事とをどのように結びつけたら良いのかが曖昧であり、それが論理的に正しいのかどうかについて読者は考えを放棄せざるを得ない。

主人公異世界に移動する作品なのか、現地の人物なのか、という違い。小説家になろうでは主人公が単に生きたまま異世界に行く場合を転移と言い、一度死んで異世界人として生まれ変わる場合を転生と呼ぶ。

主人公を続ける作品なのか、基本的にどこかを拠点とするのかの違い。漫画ゲームでは前者が多く、web小説では後者が多い。

恐怖幽霊妖怪実在感を与えている部分はあり、それはSF的な実在感とはまた別の要素と言えるかもしれない。

戦いや冒険の要素があるファンタジー作品のことをヒロイックファンタジーと呼ぶ。

残酷なシーンがあるファンタジーのことをダークファンタジーと呼ぶ。

主人公チートを使ったように強く、またそれによってそれまで自分を侮っていた格上を圧倒したり、多くの味方を獲得したりする作品がある。これはweb小説等に顕著である。

関連動画

関連商品

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 8
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

ファンタジー

265 ななしのよっしん
2022/08/11(木) 00:04:23 ID: 8kLmbAHeZ4
じゃあ他人や一般市場向なんて気にせず内で自分の理想の妄想してればいいのでは

世の作品は個人のためのもんじゃないんだから、リアルを生きてる人ならでも理解しやすい要素であるリアリティとかを混ぜ込んで、それらを取っ掛りに上手く作品に入り込めるようにはしとかなきゃいかんだろ

歴史ものとか神話民俗学的な解釈とかのファンもいるように、それらしい理屈付けこじつけをしていくのが好きって層もいるし
👍
高評価
0
👎
低評価
0
266 ななしのよっしん
2022/09/23(金) 19:27:14 ID: mSFhYMSnZw
>>264
同人の存在を軽視して商業のファンタジー作品にしがみつこうとしてるからそうなるのでは?

当たり前のことだけど商業作品はビジネスであって慈善事業じゃない
現実からはを逸らす、非現実でも惰眠をむさぼる、そんな無気力に生きてて積極的にお金を落とさない消費者が生産者から想をつかされるのは当然だよ

それが合わないってんなら商業はすっぱり諦め、ビジネスルールに縛られない同人界で同好の志を見つけて、
その人たちの創るファンタジーだけ延々消費してればいい
👍
高評価
0
👎
低評価
0
267 ななしのよっしん
2022/09/24(土) 06:21:47 ID: UVpKYBWbLZ
>>266
…いや何ニート扱いしてんの?
むしろ「娯楽くらいつまらない現実からをそらして理想のの中でまどろんでいたい」って発言は、日頃現実に疲弊してるからこそ出る、ニートじゃ絶対言わないセリフだと思うけど??
別荘や避暑地だって似たような「現実逃避」の需要で売ってるが、利用者はどんな層か考えてみ?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
268 ななしのよっしん
2022/09/24(土) 08:18:58 ID: Qt/Z8bVX4S
>>264
超常現象科学考察なんて必要ないし
水野良や清みゆき科学考察大好きだったし、昔からでしょ
実写映画なんて粗が出るだけだし
LotR指輪映像は凄いぞ。一般の映画よりカネがかかるジャンルにはなってきたが
ゲーム映像はどんどん生々しくなるし
グラボ限界に挑戦するのだ!ROみたいなデフォルメ世界も嫌いじゃないが
👍
高評価
0
👎
低評価
0
269 ななしのよっしん
2022/10/27(木) 15:03:12 ID: tZ27uP+Q+q
ファンタジー科学化してるのは、「世論がSF実在を認めてないから」も大きいと思う

海外じゃ月世界旅行以来、科学生と受け容れられてきたのがSciFi

日本でも20世紀末を最盛期としてそういう作品は多かったんだが、最近の世論はその「実在を」認めずファンタジーとする人が拡大している

となると作家SFを離れるし、ファンタジーも肥大化して科学を取り込んでいるから自ずと混ざる
👍
高評価
0
👎
低評価
0
270 ななしのよっしん
2022/10/27(木) 15:15:13 ID: 7PrS22xKgI
映画ロードオブザリング衝撃的だったな。同時期のスターウォーズがちゃちに見えたほど。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
271 ななしのよっしん
2022/10/27(木) 15:45:58 ID: GrNoiPpplF
現実ではありえない、ファンタジー世界特有の法則を考えるのって意外と難しいけど楽しいよな
こっちの世界じゃ○○したらこうなるけど、あっちではどうなるの?
それが△△になるのはどういう現なの?
そういうちょっとした疑問をさ、この世界常識には頼らずに組み立てていくんだ

ただ「〇〇して△△になるわけないだろwww」と頭ごなしに否定するよりもさ、それが成立する法則を考えてこそファンタジー世界ってくと思うんだよ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
272 ななしのよっしん
2022/11/26(土) 01:24:16 ID: XWWRaREt3o
現実は絶対の正解があって、現実世界も理路整然とした法則があるからオタクは減点方式ばかりして評価するが、ファンタジー作者創作サークル世界だから加点方式で評価されやすいのが楽しい お出しされたルールを学び世界に順応する楽しみがある

まぁ煮詰まりだすとでかいオタクが「SFとは〜ファンタジーとは〜」みたいな独自解釈ルールを押し付けだす警察なんかが蔓延りだし衰退するリスクもあるが
👍
高評価
0
👎
低評価
0
273 ななしのよっしん
2022/12/06(火) 13:32:40 ID: tZ27uP+Q+q
現実現実で不可知論の支持、法則の不支持が広まってるし、減点方式が多数ってのも疑わしいけどね。

とはいえSF論等への反発の結果、今ではSF=「ファンタジーの一種」ってのが多数になったのは実感する。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
274 ななしのよっしん
2023/03/21(火) 17:03:16 ID: iTcAWOrvvE
フィクション世界は作品と読者とが共同で作り上げる間だから、読者が「どうでもいい」と思った部分については答えが存在しない これが現実世界との大きな違い
読者られない部分については「一方で」と考えることができる

ライフストリームというエネルギー地球に流れてたらどうなる?」→「セフィロスが生える」における「→」は「だから」でも「しかし」でもなく、「一方で」だ
この「一方で」の領域はSFを含むあらゆるファンタジーに存在する

良質な作品において、「どうでもいい」「一方で」と思えなかった部分はすべて「だから」がなければならない
「しかし」があったら「なぜなら」がないといけない
そして読書経験に占める「だから」「なぜなら」と読者が考える割合が多ければ多いほど、そのファンタジーSF的になり、それに実現の可性があればあるほど、また新規性があればあるほど、SFに近づく
👍
高評価
0
👎
低評価
0