メタファー:リファンタジオとは、2024年10月11日に発売されたゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | RPG |
開発元 | ATLUS |
販売元 | ATLUS |
機種 | PC PlayStation5 PlayStation4 Xbox Series X|S |
対象年齢 | CERO-C:15歳以上対象 |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
ATLUSのスタジオ・ゼロが2016年12月に制作を発表した『PROJECT: Re FANTASY』の正式タイトル。
ディレクターは橋野桂でキャラクターデザイナーは副島成記、コンポーザーに目黒将司など、『ペルソナ』シリーズを担当してきたクリエイターが贈る、『ペルソナ』でも『メガテン』でもない完全新作ファンタジーRPG。
対応プラットフォームはXbox Series X|S、Windows、PlayStation 5、PlayStation 4、Steam。当初はプレイステーションやSteamでの販売はないかのような告知がなされていた。
これまで培ってきたアトラスらしさを追求しつつも、現代劇ではないファンタジーの本質やほかのRPGとの差別化にこだわって制作が進められてきた、旅路と出会いを楽しむ“ファンタジー選挙戦”冒険譚。
「メタファー」というタイトルには現実を生きる人たちとテーマ的にリンクする工夫を存分に盛り込むという意味が、街の大通りをモチーフにしたタイトルロゴには、多種多様な種族が行きかう世界を巡る旅を楽しんでほしいという願いが込められている。
ディレクターの橋野曰く『メガテン』や『ペルソナ』に続くアトラス3本目の看板になるような大型コンテンツに仕上げたいとのこと。
デザイン性に優れたスタイリッシュなUIや爽快なアクションなどから構成されるアーティステックなゲームプレイのトレイラーから発売前より期待値が高く、発売日にして売り上げ100万本を突破した。
基本的なバトルはコマンドバトル式を採用しているが、攻撃やダッシュ、回避、サーチなどに今までのアトラス作品と比べアクション性が加えられたものとなっていて、格下の敵にはアクションゲームのようにボタン一つでサクサク対処できる。
緊張感と達成感を味わわせるために、バトルの難易度は意図的に高めに設定されている。難易度は幅広く選択可能。
コミュニティシステムのようなものも見られるなど、基本的なゲームデザインは『ペルソナ』シリーズを踏襲している箇所も多い。
一度立ち寄った場所には瞬時にワープできるなど、歯ごたえだけでなく、快適なプレイができるようなシステムも多数盛り込まれている。
幻想が持つ力と不安にどう立ち向かうかが大きなテーマで、王族が暗殺された混迷の王国を舞台に、「絆を紡ぎ、王に選ばれる」という物語を、独自の設定を使った「新たな王道」として描く。物語が「物語の為の物語」になってしまわないように、すべての要素を「一つのゲーム」として体験できることにこだわった。
舞台となるユークロニア連合王国には8つの種族が住んでいるが、本作では種族間の外見での差異よりもその考え方や信条がクローズアップされる。
2024年9月25日、体験版が配信された。セーブデータは製品版に引き継ぎ可能。
あらすじ
とある極秘任務を帯びたエルダ族の少年は旅の友である妖精のガリカを連れ新兵として軍隊に入り、入隊の際助けてくれたクレマール族の青年・ストロールとともに砦でニンゲンに襲われたのをきっかけに謎の力に目覚め、これを撃退。
ストロールを救出した少年は所属する組織の仲間・グライアスと合流し、呪われた王子を救うため、王子に呪いをかけた大罪人ルイを暗殺せよという指令を伝える。
決意を確かめ合ったその夜、少年は夢の中で幻想小説家のモアと出会い、謎の力「アーキタイプ」について教えてもらう。
夜が明け、通りがかった鉱山でストロールが少年と同じくアーキタイプに目覚めた後、一行は国葬の前日に王都まで戻ってきた。
そして国葬中、ルイは現れ新王を自称するが、それと呼応するかのように“王の魔法”が発動。
王宮が浮上し、その底に巨大な前王の顔が現れ「次なる王は、国民から最も信託を得た者とする」と宣言する。
グライアスはこの騒ぎに乗じて暗殺を実行に移すも、王の魔法が候補者であるルイを保護して鎖づけにされ、逆にルイに首を掻き切られて死亡してしまう。
国中に混乱が巻き起こる中、少年は仲間と支持者を増やしながら自分だけの旅を始める。
ファスト&スクワッド
- 本作ではフィールドにおけるアクションは「ファスト」、コマンドバトルを「スクワッド」と呼ぶ。
- 格下の敵はファストでのみ一掃することが可能だが、
格上の敵はファストで気絶させることで、先制攻撃の状態でスクワッドに入ることができる。
ただし、格上から攻撃を受けると、敵の先制攻撃を許してしまうことになる。 - スクワッドではアトラスブランドでおなじみの「プレスターンバトルシステム」が採用されている。
これまで通り、弱点やクリティカルで行動回数が増え、
回避されたり、無効化されると行動回数が減ってしまう。 - 本作ではプレスターンアイコンを複数消費することで発動する
特殊な連携技「ジンテーゼ」が搭載されている。 - 本作の魔法は、FC版女神転生における形式が採用されている。
(「ボット」「ブリズ」「カンデ」「サイク」)
用語
- 幻想小説……主人公が持ち歩いている本。想像上の理想の国が見聞録形式で描かれた小説。
- ユークロニア連合王国……ユークロニア王国、オセアナ公国、モンタリオ公国の3国からなる、同君連合王国。ユークロニア王国が事実上の宗主国で、ユークロニアの王は連合国の王も兼任する。
- 惺教……連合王国民の大多数が信仰する宗教。
- エルダ族……角も大きな耳もない、一般に認められている8つの種族のいずれとも違う第9の種族。惺教によって穢れた種族という烙印を押され、また絶対数が他の種族と比べてかなり少ないためひどい差別を受けている。
- マグラ……魔法の源。
- 前王による王の魔法……前王ユトロダイウス5世による、身分に関係なく、民衆の人気さえ集められれば次の王になれるという、歴史上類を見ない魔法。これによって前代未聞の王位争奪戦が勃発する。
- ニンゲン……他のどの生物とも似ていない恐ろしいバケモノ。性質は狂暴そのものだが高度な魔法を行使するなど、生態については謎が多い。元ネタは『快楽の園』で知られるヒエロニムス・ボス。
- 顔石……上位候補者の顔が浮き出る不思議な巨岩。民意に応じて顔の大きさが変わる。
- 鎧戦車……魔法を動力とする、荒野を安全に移動するための乗り物。中はとても広く、仲間と様々な時間を過ごせる談話室や料理ができる調理室、カプセルホテル式の寝台などの設備があり。移動式のアジトの側面を持つ。
- アーキタイプ……不安と向き合うことで得られる特別な力。ジョブのような立ち位置で、本作のバトルのカギを握る要素となっている。
- フォロワー……主人公の支援者。交流を重ねることで主人公はフォロワーの中にある英雄像を感じ取って、アーキタイプとして覚醒させていくことができる。
- 太刀乗り……魔法の力で武器を宙に浮くスケートボードのようにして移動する方法。
- 資質……勇気・見識・包容力・説得力・想像力という5つの資質があり、それらを高めることで支援者の問題を解決し関係を良い方向に発展させることが出来る。
- ジンテーゼ……パーティ内に特定の組み合わせのアーキタイプが存在すると発動できるようになる仲間との連携技。戦闘において絶大な効果を持つがコストも高い。
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関連項目
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