この記事はゲーム「地球防衛軍シリーズ」の記事です。 |
『地球防衛軍3』とはサンドロットが開発し、D3パブリッシャーより2006年12月14日に発売されたXbox 360用3Dアクション・シューティング・ゲームである。略称はEDF3。
続編となる『地球防衛軍4』がPlayStation3/Xbox 360用ソフトとして2013年7月4日に発売された。
また、PS Vitaにて、本作を基にした移植作品である『地球防衛軍3 PORTABLE』が2012年9月27日に発売、Nintendo Switch版は2021年10月14日に発売されている。
概要
比較的難易度が低いEASYは初心者やアクションゲームが苦手な人でも楽しめるものであり、また上級ゲーマーでも苦戦する最高難易度INFERNOが用意されているなど、色々な人が楽しめるゲームになっている。
このゲームは敵の集中攻撃や大爆発などによってXbox 360という第7世代のゲーム機器にもかかわらず処理落ちがよく発生することでも知られ、「真の敵は処理落ち」と言われる程である。
もっとも処理落ちはこの『地球防衛軍』シリーズでは定番になりつつあり、2003年に発売された『THE 地球防衛軍2』を最新のPS3でプレイしても処理落ちが発生する(内蔵したPS2のチップで動かしているので当然なのだが)。
これは開発陣が処理オチを無くすことよりも、もっと敵の数を増やし、もっと敵のデザインに磨きをかけ、もっと爆発エフェクトを派手にすることにハードの性能を注ぎ込んでいるからであり、もはや「愛ゆえの処理オチ」なので諦めるしかない。しかし酔いやすい人は画面振動をOFFにしておこう。
某家のおじいちゃんはボケ防止にこのゲームをやっていたこともある。
→「おじいちゃんの地球防衛軍3」
実況や縛りプレイ動画など現在でも新作が製作されており、ニコニコ動画で人気のあるゲームの一つである。
遊び方
オンライン対戦や配信の無いオフライン専用ゲームだが、画面分割による協力プレイと対戦が可能で、家族や友人とプレイすれば誤射や誤爆で盛り上がる。もちろん1人でプレイしても面白く、前述の通り難易度や縛りプレイによって「爽快無双プレー」から「ストイックなスポーツシューター」そして「地獄の無理ゲー」と幅広く楽しめる。
プレイ動画に見られるように、JAM Projectなど燃え系の音楽をかけてプレイすると一段と楽しい。
MAPは一見すると書き割風だが、看板や自動販売機などの小物が多く、階段を登れるビルも存在し、海岸と田舎町のステージを探検するのも一興である(風に揺れる電線など、細部にこだわりを感じさせる)。
ゲーム中、アーマーを1つ拾うことで体力が1.2ポイント増え、緑色の鞄(武器ケース)を拾うことで武器が増えていく(何が出るかはランダム)。武器はライフル・スナイパーライフル・ショットガン・ロケットランチャー・ミサイル・グレネード・特殊兵器のカテゴリーに分かれ、強武器と産廃を含めて様々な性質の武器が存在する。高い難易度ほど強い武器を拾えるが、容易にバランスが崩れるので注意が必要である。
操作
テクニカル操作の場合は一般的なTPSゲームと同じく、左右のスティックで移動と照準、Rトリガーで射撃、Lトリガーでジャンプ/回避、RBで武器の切り替え、LBでズームや起爆を行う。これらのボタン配置は自由に変更できる。初心者用にノーマル操作も用意されているが、敵の数が多いゲームなので、感覚的なテクニカル操作に慣れた方が楽である。
ストーリー
取扱説明書より引用ここから-----
2013年 宇宙からの電波を受信、地球外生命体の存在が確認される
しかし、彼らは信じていた
対話こそ、彼らを迎える唯一の手段であると
2017年のその日が来るまでは・・・・・・
-----引用ここまで
主な登場人物
-
ストーム1
プレーヤーの分身となるEDF(Earth Defence Force:地球防衛軍)隊員。ライフルで円盤を堕とす男。人間決戦兵器。遊撃部隊ストームチームに所属している陸戦兵であり、あらゆる銃器と兵器の扱いに精通している。彼の戦闘能力は突出しており、単独で戦局を変える程である。そのために必要とあれば公共及び私有の財産・文化財を躊躇なく破壊し、味方を囮にしてC70爆弾を起爆することも厭わないが、防衛対象は"地球"なので問題ない。
戦いを重ねるにつれて本部も彼を重要な尻拭い戦力として認め、ここぞと言う作戦においては増援のレンジャーチームを惜しみなく逐次投入してくれる。また彼にはバーナーからレーザーライフルに至るまで、実戦テストのモルモットとして最新装備が支給されている。
→「ストーム1」 - 本部
EDFは北米に総司令部を置き、欧州・中東・シベリア・極東・ジャブロー南米など世界数十各国と各地に支部となる方面軍司令部が存在する。アジアでは極東方面軍司令部が中国の北京にある。ゲーム中で陸戦隊を罠にかける戦術指揮している"本部"とは日本支部だと考えられる。
所在地が明かされることはないが、戦火が拡大しても指揮系統が損なわれないことから、秘密基地や移動車両、または某映画のように潜水艦など諸説がある。一説には某県某町の津川浦海岸近くの海山商店がカモフラージュされた入口らしいが、定かではない。中年男性の指揮官と女性オペレーターが勤務している。ゲーム中は場当たり的&無茶振りな指示が多く、作戦立案と状況判断の甘さから幾度となく陸戦隊に危機を招く。
→「本部の罠」
→「今更そんな情報が何だというんだ!」 -
EDF隊員
共に闘う、熱き魂を宿した戦友たち。ユーモアに富んだ人物が多く、数々の名台詞を残している。
主力のレンジャー、遊撃のストーム、偵察のスカウトと幾つかのチームがあり、地底戦用のモールチームや光学兵器装備のオメガチームも存在する。ゲーム中は部隊単位で行動している場合が多く、赤いヘルメットを被っている通称「赤ヘル」の隊長に接触することで行動を共にすることができる。
高い難易度では部隊の集結による弾幕の形成は侮れない貴重な火力となるため、各個撃破される前に素早く合流しなければならない。中には独自に行動していて合流できない部隊もあるが、その場合はライフルなどで隊長を"峰撃ち"して部隊の指揮権を譲ってもらおう。
・下は戦場から帰還する兵士達を写したもの。
左はレンジャーチームの隊長、右はストームチームの隊員だと思われる。
彼らにとって信頼できる仲間は何にも勝る存在だった。
・下は大戦末期の北米戦線で撮影されたと思われる写真の紹介記事
左がEDF陸戦隊員、右は米国軍S型特殊強化兵士の生き残りと思われる。
かなり高齢の陸戦隊員であり、日本列島戦線で活躍したある人物に似ているが、事実は定かではない。
終戦後の復興作業中に瓦礫の中から回収されたカメラに記録されていた写真である。
撮影の場所や日時などは不明だが、EFD北米総司令部壊滅後の撤退戦で、時間稼ぎのために出撃する2人の兵士を写したものだと推測される。北米の撤退戦では逃げ遅れた民間人を救出するために多くの兵士が勇敢に戦い、壮絶な最期を遂げた。
この写真は2019年の戦勝記念日に報道され、撮影者不明のままピューリッツァー賞の報道部門で特別入賞。賞金は全額が戦災遺児基金に寄付された。 - 登場する兵器や武器の詳細については→「地球防衛軍3の兵器(ネタ記事)」を参照とする。
敵について
- フォーリナー
外宇宙からやって来た謎の侵略者。数年前から電波の受信によって存在が確認されていたが、地球に近づく意図は不明だった。地球到着と同時に全世界の主要都市に空母型円盤を配置、特に日本上空にはマザーシップを降臨させ、その威容を見せつけた。直後、巨大生物が出現して無差別に人間を襲い始め、厳重警戒の任に就いていたEDF陸戦隊はこれに反撃、戦いが始まった。それでも人類は慎重に対応し、当初は巨大生物のみを駆逐、円盤から直接投下しているのを確認した後にフォーリナーを侵略者と断定した。
以後、フォーリナーは四足要塞の巨大プラズマ砲やマザーシップのジェノサイドキャノンを投入して徹底的な殲滅戦を行い、EDFも巨大生物への対応を駆逐から根絶へと転換、円盤の撃墜や巣穴の攻略を敢行する。人類の存亡をかけた壮絶な戦いが各地で繰り広げられ、全世界の都市は焦土へと変わっていった。
-
巨大生物
地獄の悪魔と呼ぶに相応しい人類の天敵である。外見は蟻や蜘蛛に酷似しているが、乗用車を越える大きさであり、強力な顎による噛みつきと強酸性の体液や粘着性の糸で攻撃し、そして人間を捕食する。さらに地中に巣穴を形成し、より巨大な個体である女王の産卵によって増殖する。巣穴からの出口が街中に出現することも珍しくなく、避難の遅れた大都市では市民に甚大な被害が出た。
これら生物兵器タイプの他に、ガンシップや二足歩行ロボットなど機械兵器タイプの敵も存在する。
陽動によって包囲するといった高度な戦術を用いる場合もあるが、猪突猛進の突撃が基本であり、その圧倒的な数をもって津波のように押し寄せる。移動速度は黒蟻で最高70~90km/hとEDF主力戦車に匹敵し、 Inferno級の蜘蛛に至っては百メートル以上を一気に跳躍する。瓦礫が散乱する悪路でも踏破能力は損なわれず、ビルや崖などの垂直の壁を登れることから浸透力も極めて高い。
低高度では酸や糸の投射で戦闘ヘリですら撃墜されるため、航空兵力が壊滅して空爆が望めない状況では陸戦隊がゲリラ戦で迎え撃つしか方法がなく、各地のEDFは苦戦をしいられた。
・巨大生物との戦いは苛烈かつ凄惨であり、終戦後に大戦をテーマとして作られた映画は年齢制限を設けられるものが多かった。下は2028年に戦勝10周年を記念して日米独共同で制作された傑作であるが、戦闘シーンがあまりにリアルだったために一部の国では放映が禁止された。
- 巨大生物の詳細については→「巨大生物(フォーリナー)(ネタ記事)」を参照とする。
関連動画
プレイ動画
縛りプレイ動画
- 初期体力で最高難易度クリアなど条件を限定したプレイ動画であり、ある種の競技動画と言っても過言ではない。
- 詳しくは専用記事→「縛りプレイ(地球防衛軍3)」「親衛隊タイムアタック」を参照とする。
実況動画
地球防衛軍3の素材を使ったMAD
EDF新人育成講座
検証動画・実践動画
近い時期に発売された360専用ゲームだからかアイマスとのコラボも多い
- 次回作では痛ギガンテスの配備が予定されているとかいないとか。
- ドリームクラブに入店しているピュアな隊員も少なくない。
→「EDFは搾取を恐れない!」
販促動画
→「海外版EDF3プレイ動画」
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- 親衛隊タイムアタック
- 大きいねぇ!
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- ゆっくり 2に続きNintendo Switch版PVでナレーションを担当。
外部リンク
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